高卒から正社員へ!既卒・フリーターの面接対策についても解説

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「高卒から正社員を目指したい」「高校卒業後はフリーターになっていたけど面接対策ってどうやるの?」とお考えの方に向けて就職を成功させるコツを詳しく解説します。就活では、面接マナーの習得やよくある質問への回答準備などが大切です。このコラムでは、面接で頻出される質問、必須マナー、自己PRや志望動機の作成ポイント、例文などを紹介しています。高卒からの就職活動にぜひお役立てください。

この記事のまとめ

  • 高卒就職を成功させるためには、面接対策をすることが大切
  • 高卒就職の面接では挨拶や身だしなみ、入退室マナーなどがチェックされる
  • 高卒就職の面接対策では、あらかじめよくある質問に対する回答を考えておこう
  • 高卒就職の面接対策として効果的な、模擬練習をするのがおすすめ
  • フリーターから就活をする場合は、就職しなかった理由や卒業後の取り組みを伝えよう
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高卒就職の面接は重要!

高卒就職の場合、面接で与える印象が大切です。転職とは違い職務経験やスキルが問われることはほぼないため、高卒就職の合否は面接での評価に大きく左右される傾向があります。面接官はあなたの人柄や協調性、入社に対する意志の強さなどを面接で確かめて、自社で活躍できるかを見極めているのです。

面接対策なしで挑むと内定が遠ざかる可能性大

高卒の就職活動は面接対策が重要です。十分な面接対策ができていないと、回答に説得力をもたせられず、内定につながらない可能性が高まるでしょう。高卒の面接では「長所は?」「将来の夢は?」など、さまざまなことを聞かれます。面接で好印象を与えるためには、質問に対する結論だけでなく、根拠やエピソードも述べることが必要です。

また、どのような質問をされても答えられるように、質問に対する回答をあらかじめ考えておきましょう。面接マナーも内定の判断材料になります。面接に挑む前に、マナーをしっかり身に付けておくことも大切です。

高卒の就職先候補は、公務員や製造職、プログラマーなど、さまざまです。「高卒の就職先におすすめの業界・職種一覧!探し方の手段ランキングも紹介」のコラムでは高卒が正社員就職しやすい業界・職種や、採用スケジュールなどについて解説しています。ぜひ参考にしてください。

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高卒就職の3つの面接形式

高卒就職の面接形式は、主に「個人面接」「集団面接」「集団ディベート(討論型)」の3つです。以下でそれぞれ説明します。

1.個人面接

高卒就職の「個人面接」とは、候補者に対して、面接官1名あるいは複数名が担当する面接形式です。候補者側が1名なので、集団面接よりも比較的じっくりと面接が行われ、深掘りするような質問をされる傾向があります。面接でしっかり答えられるよう、質問に対する回答を事前に用意しておきましょう。

2.集団面接

高卒就職の「集団面接」とは、複数の候補者が同時に面接を受ける形式です。面接官は1名の場合もあれば、複数いる場合もあります。個人面接と比べると一人ひとりにかけられる時間が減るため、回答が長くなり過ぎないように気を付けましょう。時間をとり過ぎると、「協調性がない」という悪い印象を与えてしまう恐れがあります。

3.集団ディベート(討論型)

高卒の就職活動ではあまり見かけませんが、「集団ディベート(討論型)」とは、複数人の候補者が与えられたテーマに関して、賛成側と反対側に分かれて討論する形式です。司会は面接官が担当する場合もあれば、候補者のうちの1人が任されることもあります。

高卒就職の面接でチェックされている8つのこと

高卒就職で行われる面接では、主に以下の8つの点が見られています。面接官にチェックされていることを意識し、就活の場としてふさわしい振る舞いや回答を心がけましょう。

1.挨拶

挨拶はコミュニケーションの基本であるため、できないと対人スキルを疑われてしまう恐れがあります。恥ずかしがらず、相手の目を見て明るく挨拶をしましょう。面接中だけでなく、受付でもハキハキと挨拶をしてください。

2.態度・表情

高卒就職の面接において、態度や表情もチェックされているポイントです。明るく堂々とした振る舞いを心がけましょう。面接は緊張してしまうこともあると思いますが、うつむいたりそわそわしたりするのは避けてください。また、自分の人柄や熱意が伝わりづらくなってしまうので、面接官から目を逸らさないように気を付けましょう。

3.時間管理能力

人と関わり合って仕事をする社会人にとって、時間管理能力は大切です。高卒就職の面接のときには遅刻をしないように、時間に余裕をもって面接会場に向かいましょう。一般的に、面接時刻の5分~10分前に到着すると良いとされています。別途企業から集合時間の指示を受けている場合は、その指示に従ってください。

4.服装・身だしなみ

服装や身だしなみによって、高卒就職の面接における第一印象が決まります。与えた第一印象が悪かった場合、うまく質問に回答できても、面接官に敬遠されてしまうことも。内面を正当に評価してもらうためにも、服装・身だしなみを整えて面接に挑みましょう。

5.控え室での過ごし方

面接がスタートする前の振る舞いも、評価の対象になっていることがあります。控え室では、「面接官がいないから」と油断しないようにしましょう。控え室での過ごし方に関する注意点については、後述する「高卒就職の面接の流れとマナー」で詳しく説明します。

6.入退室マナー

高卒就職の面接では、入退室マナーを守れているかどうかもチェックされています。正しい入室動作・退室動作を身に付けて面接に臨みましょう。入退室マナーの詳細は、後述する「高卒就職の面接の流れとマナー」で詳しく解説しますのでぜひ参考にしてください。

7.入社への意志

高卒就職の面接において、面接官はあなたの「会社に入りたい!」という気持ちを確かめています。面接を受ける前に会社や業務内容などへの理解を深めておき、入社意志の高さを伝えられるようなアピールをしましょう。

8.質問への答え方

高卒就職の面接では、質問に対してどう答えるかが重要です。答えるときの言葉遣いや声の大きさ、視線などにも気を配りましょう。面接官のほうに視線を向けて、ハキハキと話してください。面接までに正しい敬語を身に付けることも必要です。

先述したように、質問に対する回答内容を事前に練っておくことが大切。聞かれそうなことをあらかじめ考えておき、回答を用意しておきましょう。なお、考えても回答が思いつかないときは「分かりません」と素直に答え、「今後勉強して考えたいと思います」など、前向きな姿勢を示すのがおすすめです。よくある質問の例については、後述する「高卒就職の面接で聞かれることは?よくある質問の例」をご覧ください。

高卒就職の面接における好印象な服装・身だしなみ

高校を卒業して「既卒」として就職活動を行う場合の服装は、制服ではなくスーツです。スーツは、高価なものである必要はありませんが、自分のサイズに合ったものを選びましょう。ここでは、高卒就職の面接において企業に好印象を与えられる服装・身だしなみを紹介します。高卒男性と高卒女性の場合に分けてチェックポイントを載せたので、参考にしてください。

高卒男性の身だしなみチェックポイント

・髪型に乱れがないか
・前髪は目にかかっていないか
・服装にシワはついていないか
・襟や袖は汚れていないか
・ネクタイが曲がっていたり緩んでいたりしないか
・シャツのボタンをすべて留めているか
・ポケットから物がはみ出ていないか
・靴は汚れていないか
・ひげは剃ったか

高卒女性の身だしなみチェックポイント

・髪型に乱れがないか
・前髪は目にかかっていないか
・長い髪は束ねているか
・服装にシワはついていないか
・襟や袖は汚れていないか
・ポケットから物がはみ出ていないか
・ストッキングは伝線していないか
・靴は汚れていないか
・ナチュラルメイクを心がけたか

高卒女性の就職については、「高卒女子の就職事情!高収入を得るには?おすすめ職種や就活のコツを解説」のコラムでも詳しく解説しています。既卒向けの服装マナーは「正社員の面接の服装はどうすれば良い?男女ごとに詳しく解説!」で解説しているので、該当する方はぜひご一読ください。

高卒就職の面接の流れとマナー

ここでは、高卒就職の面接の流れとマナーを解説。受付から退室までの流れに沿って説明していきます。

1.受付

服装・身だしなみが整っていることを確認したら、受付に向かってください。受付の人に「御社の入社面接を受けに参りました、◯◯◯◯(氏名)です。本日はよろしくお願いします。」と挨拶をしましょう。

2.控え室

控え室に案内されたら、用意されている椅子に座って待機します。椅子には姿勢良く座り、静かにして待ちましょう。高卒の就職活動に関わらず、不真面目・横柄な印象を与える恐れがあるため、携帯電話やスマートフォンを触ったり、音楽を聴いたりするのは避けてください。

3.入室

係の人に名前を呼ばれたら、大きな声ではっきりと返事をしましょう。面接室の前まで来たら、ドアを2回ノックをします。中から「どうぞ」と合図があったらドアを開けましょう。面接室に入ったら、一礼して両手でドアを閉めてください。このとき、大きな音を立てないよう静かに閉めるのがポイントです。ドアを閉めたら面接官がいる方を向き、「失礼します」と言ってからお辞儀をします。お辞儀を終えたら「◯◯◯◯(氏名)です。本日はよろしくお願いします。」と自己紹介をして、再びお辞儀をしましょう。

4.着席

面接官に「どうぞ椅子にお掛けください」と声をかけられたら、「失礼します」と言ってから着席してください。控え室のときと同様に、マナーを見られるので姿勢良く座りましょう。普段、足を開いて座ったり腕や足を組んだりしている方は気を付けてください。また、面接中に落ち着きなく動くのは印象が良くないので避けましょう。

5.質疑応答

就職面接では、面接官の目を見てハキハキとした口調で応答しましょう。面接が初めての方は、声の大きさや早さ、言葉遣いにも気を配ってください。想定外の質問をされても慌てず、しっかり考えたうえで答えましょう。質問には「結論」「根拠(エピソード)」「仕事への活かし方」の順に答えると、面接官に話の内容が伝わりやすくなります。

6.退室

面接が終了したら、起立して椅子の横に移動します。姿勢を正し、「本日はありがとうございました」と面接官にお礼を述べ、お辞儀をしてください。面接室のドアの前まで行ったら、振り返って面接官のいる方を向きます。そして「失礼します」と挨拶をしたあと、お辞儀をしましょう。面接室の外に出たら面接官と目を合わせ、一礼をしてからドアを両手で静かに閉めてください。

高卒就職の面接で聞かれることは?よくある質問の例

ここでは、高卒就職の面接でよく聞かれる質問の例をまとめました。以下に「あなた自身のことを知る質問」「企業・仕事に関する質問」の2つのジャンルに分けて載せていますので、参考にしてそれぞれの回答を用意しておきましょう。

あなた自身のことを知る質問

高卒就職の面接官があなた自身の人柄や考え方などを知ろうとして投げかける質問例です。あなたと会社の相性を確認する判断材料となるので、正直に答えましょう。

質問例

・自己紹介をお願いします
・自己PRをしてください
・あなたの長所は何ですか
・あなたの短所は何ですか
・趣味や特技はありますか
・これだけは誰にも負けないというものはありますか
・休みの日はどのように過ごしていますか
・将来の夢はありますか
・座右の銘を教えてください
・最近気になるニュースは何ですか
 

企業・仕事に関する質問

高卒就職の面接では、志望動機や仕事観などについて質問をされます。あなたの入社志望度の高さを伝えられる大切な場なので、しっかり答えられるよう入念に準備しておきましょう。また、質問のなかには、あなたがやる気を持って働けるよう、人材配置の参考にするために聞いている場合もあるので、正直に答えるのがおすすめです。

質問例

・当社を志望する理由は何ですか
・当社に抱いているイメージを教えてください
・入社後の抱負は何ですか
・希望の職種はありますか
・入社したらどんな仕事に携わりたいですか
・働くうえで大切なことは何だと思いますか
・アルバイト経験は仕事で活かせそうですか
・転勤や異動の可能性がありますが、問題ないですか
・繁忙期は残業の可能性がありますが、問題ないですか
・当社への通勤時間はどれくらいですか

高卒で就職するメリットは「早く自立できる」「会社で手厚い教育が受けられる」など、数多くあります。質問に対する回答を事前に準備して面接官に良い印象を与え、内定をもらえるようにしましょう。高卒就職のメリットについては「高卒で就職するメリット・デメリットは?大卒との違いやおすすめの職業を紹介」のコラムで詳しく解説していますので、ぜひ参考にしてください。

高卒就職の面接における「自己PR」の答え方と例文

ここでは、高卒就職の面接で「自己PRをしてください」と言われたときの回答方法と例文を紹介します。

自己PRを答えるときのポイント

高卒の就職面接で自己PRを述べる際は、結論となる「強み」を最初に伝え、それから根拠となるエピソードを話してください。会社に貢献できるような強みだと、さらに効果的なアピールにつながるでしょう。エピソードに周囲から得ている評価を織り交ぜるのも、説得力が増すのでおすすめです。

自己PRの例文

「私の強みは、傾聴力です。私は高校時代に吹奏楽部の副部長を務めていました。吹奏楽部には総勢60名の部員がおりましたが、それぞれ向上心が高いため、部員同士のトラブルが起こることもありました。そのような際、私は仲介に入って双方の話を聞き、部員の心に寄り添いながら根本の問題を解決するよう心がけました。御社のカスタマーサポート職への就職が叶った際には、お客さまの声に耳を傾けるとともにお困りごとを正確にヒアリングし、問題解決と口コミの向上に貢献したいと考えています。」

高卒からの就職を目指す場合、面接での自己PRはあなた自身の魅力を伝える大切なものです。「自己PRの基本の書き方は?新卒と転職での違いや例文を紹介」のコラムでも例文を紹介していますので、併せてご覧ください。

高卒就職の面接における「自己紹介」の答え方と例文

ここでは、高卒就職の面接で「簡単に自己紹介をお願いします」と言われたときの回答のポイントと例文を紹介します。

自己紹介を答えるときのポイント

自己紹介も高卒からの就職面接で頻出される質問です。答えるときは、「プロフィール」「学生時代やアルバイトで打ち込んだこと」「面接に対する感謝・挨拶」を述べましょう。自己紹介は、簡潔な内容にするのがポイントです。「学生時代やアルバイトで打ち込んだこと」については、面接中に深堀りされることが多いので、自己紹介においては一言・二言で伝えましょう。

自己紹介の例文

「◯◯◯◯(氏名)と申します。学生時代はサッカー部に所属し、3年生のときにはキャプテンを務めました。本日は貴重なお時間をいただきまして誠にありがとうございます。どうぞよろしくお願いします。」

高卒就職の面接における「志望動機」の答え方と例文

ここでは、高卒就職の面接で「志望動機を教えてください」と聞かれたときの答え方と例文を紹介します。

志望動機を答えるときのポイント

高卒の就職活動において、志望動機は仕事への熱意や意欲をアピールするチャンスです。面接で志望動機を伝える際は、応募先の企業ならではの内容を考えましょう。良い志望動機を作るには、業界や企業についてよく調べて、その企業が持つ独自の強みや社風などを知ることが第一歩です。企業の特徴を文章中に織り交ぜ、思いの強さが伝わるような志望動機を作成しましょう。最初に志望動機を一言で伝えて、そのあとに裏付けとなる内容を話してください。

志望動機の例文

「御社のチャレンジ精神あふれる企業方針に魅力を感じ、志望しました。私は御社が毎月出している新商品を買うのが趣味です。甘いものからエスニック風のものまでさまざまな味があり、毎月楽しみにしています。御社の会社見学に伺った際、商品の味を決める会議にはたくさんのアイデアが出され、そのアイデアの実現を社長が積極的に後押ししてくださると聞きました。私は日頃から話題のお菓子をチェックしたり、工場見学に行ったりして、常にアイデアを巡らせています。御社の開発部に就職後は着実に業務経験を積み、いずれはヒット商品を生み出したいです。」

就職を目指す高卒者がやっておくべき8つの面接準備

高卒就職に挑戦する方は、面接を受ける前に以下の8つの準備をしておくのがおすすめです。早めに準備することによって、心に余裕を持った状態で面接に臨めるでしょう。

1.就職活動のマナーを身に付ける

言葉遣いや面接の基本的なマナーを身に付けておきましょう。敬語表現に不慣れな高卒者は、普段の生活の中で目上の人と関わる機会をつくると、自然と言葉遣いが身に付きやすいのでおすすめです。実践をして慣れておくと良いでしょう。面接の基本的なマナーについては、前述した「高卒就職の面接の流れとマナー」を参考にしてください。

2.人前で話すことに慣れておく

人前で話す練習をして、本番の就職面接で緊張しないように慣れておくことも大切です。特に、人前で話すことが苦手な高卒者は、面接本番で話すつもりだったことを忘れてしまったり、声が小さくなったりしてしまうことがあります。練習を重ねることによって、人前でも本来の力を発揮できるようになるでしょう。

3.自己分析をする

自己分析をして、自分自身に対する理解を深めましょう。自己分析を行うことで、やりたい仕事の方向性が見えてきたり、向いている職種が分かったりします。また、高卒就職の面接でよく聞かれる自己PRや志望動機のヒントも見つかるでしょう。自己分析の方法は「自己分析のやり方が知りたい!ノートを使った簡単でおすすめの方法をご紹介」のコラムで紹介していますので、併せてご確認ください。

4.関心のある仕事について調べる

すでに関心を持っている業界・職種があれば、詳しく調べてみましょう。特に、高卒でも応募できるかどうかは必ず確認してください。もし高卒で就職するのが難しい仕事であれば、再検討する必要があります。高卒で就職可能な会社であれば、理解を深めていきましょう。業界における立ち位置、キャリアパス、求める人物像などを調べてみるのもおすすめです。会社について深く知ることは、説得力のある志望動機を作成しやすくなるのはもちろん、入社後のギャップを防ぐという効果もあります。
既に高校を卒業してフリーターとして働いているときは、「フリーター歓迎」「未経験OK」といったフレーズに注目して調べてみましょう。就職未経験の人におすすめの職種や求人探しのポイントについては「フリーターは未経験から正社員に就職できる?おすすめの仕事や求人を紹介!」に詳しく記載されています。そちらもご参照ください。

5.筆記試験やWebテストの対策をする

筆記試験やWebテスト対策をしておきましょう。高卒就職では、応募先企業によって面接以外に筆記試験やWebテストが行われることもあるようです。筆記試験では、一般常識や国語・数学の基礎力を測るような問題が出題される傾向があります。Webテストでは、一般常識のほか性格診断が行われることも。性格診断で嘘をつくと、入社後にミスマッチを生じる恐れがあるため、正直に答えるのがポイントです。

6.履歴書を書く

まだ応募書類の提出が済んでいない場合は、履歴書を書いてください。高卒の場合、就職活動も履歴書を書くのも初めてという人もいるでしょう。履歴書を作成するときは、まず下書きをして、家族や社会人の先輩にチェックしてもらうのがおすすめです。文章や内容に問題がなければ、ボールペンで清書をしてください。字は丁寧に書くと好印象を与えられるでしょう。

7.面接での質問に対する回答を用意する

高卒就職の面接で聞かれそうな質問を想定し、問いに対する回答を用意しておきましょう。どのような質問をされても答えられるように、できるかぎり多くの質問・回答を考えておくのがおすすめです。前述した「高卒就職の面接で聞かれることは?よくある質問の例」には合計20個の質問例を載せていますので、参考にしながら回答を考えてみましょう。

8.面接練習をする

高卒就職の面接に向けて、面接練習をしてください。練習を行うことによって、適切な声の大きさで回答できるようになります。また、質問と回答の内容を覚えることができ、円滑に答えられるようになるでしょう。本番に近い状態にするため、面接練習を行うときは誰かに面接官役をしてもらうのがおすすめです。第三者にチェックしてもらうことで、自分では確認しにくい入退室マナーの完成度も把握できます。

高卒から一般企業ではなく公務員を目指す場合は、公務員試験の対策をしておく必要があります。「高卒で公務員に就職できる?大卒との給与の違いや試験の種類を紹介」のコラムでは高卒が公務員になるために必要な情報を載せていますので、気になる方はぜひチェックしてください。

高卒者が既卒で面接を受ける際に準備すべき質問の回答

高校在学中に就職活動をせず、高校卒業後に「既卒」となってから面接を受ける場合は、以下3つの質問に対する回答を用意しておく必要があります。よく聞かれる質問なので、内定を勝ち取るためにしっかり考えておきましょう。

1.既卒になった理由

高卒者が既卒で就職する場合、面接で「既卒になった理由を教えてください」とよく聞かれます。質問された場合は、進学も就職も選ばずに卒業して既卒になった理由を正直に伝えてください。「就職活動に失敗したから」というネガティブな理由であれば、失敗した事実を伝えたうえで、「なぜ失敗したのか」と「反省を活かして現在どのように就職活動をしているのか」の2点を話しましょう。一度目の就職活動に失敗したとしても、原因究明と改善の努力をしていることを示せれば、採用の確率が上がるでしょう。
就職活動をしなかったために既卒になった人は、「なぜ就職活動をしなかったのか」を話してください。このとき「就職しようと思った理由」や「今後どのようなキャリアを描いていきたいと思っているか」などを、前向きに伝えると効果的です。

2.高校卒業後に取り組んでいたこと

高卒者が既卒として就職面接を受ける際は、「空白期間は何をしていましたか?」という質問もよくされます。高校卒業後に取り組んでいたことを答える際は、応募先企業の仕事内容に関係がある活動を答えるのがおすすめです。業務に役立てられそうなアルバイトや勉強をしていた場合は、ぜひアピールしてください。
もし、空白期間に特に何もせずに過ごしてしまった場合は、その事実を正直に話したうえで、反省の意と「今後努力していきたい」と思っていることを伝えましょう。

フリーターとしてアルバイトをしている人のなかには、「正社員になると自由がなくなりそう」「就活自体がなんだか不安」という方がいるかもしれません。しかし、フリーターでいつづけることのリスクにも目を向けることが大切です。「フリーターから就職する方法は?正社員になるメリットとおすすめの職種!」では、フリーターでいることのデメリット、フリーターから正社員になることのメリットなどを解説しています。気になる方は、目を通してみてはいかがでしょう。

3.既卒で正社員になろうとした理由

「正社員に就職しようと決意した理由は何ですか?」という質問も、高卒フリーターやニートをしていた人が就職面接でよく聞かれる問いの一つです。その際は、志望動機の内容と交えて就職をしたい理由を述べると、正社員として頑張りたいという熱意が伝わりやすいでしょう。

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