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フリーターのままだとどうなる?悲惨な末路を回避するには就職がおすすめ!
更新日
この記事のまとめ
- フリーターの末路が悲惨といわれるのは、給料が上がらず解雇のリスクもあるため
- フリーターと正社員は生涯賃金に約1億円の差が生じるのも「悲惨」とされる要因の一つ
- フリーターから正社員を目指すには、自己分析やキャリアプランの策定が大事
- 悲惨な末路を回避するために、未経験者が採用されやすい職種を選ぶのもおすすめ
- 就職エージェントを活用して、少しでも早く正社員になろう
「フリーターの末路は悲惨」と聞いて就職を考える人もいるでしょう。このコラムでは、フリーターのリスクや正社員になるメリット、就職活動の方法について解説。また、正社員を目指すうえで知るべき社会動向や、フリーターにおすすめの職種も紹介します。フリーターを続けて30代・40代になると就職が難しくなるため、早めに行動するのが重要。20代フリーターは就職成功の確率が高いので、すぐに就活を始めましょう。
フリーターの末路が悲惨といわれるのはなぜ?
フリーターのまま年齢を重ねると、給料の少なさや雇用の不安定、老後の収入といったさまざまなリスクがあります。
そもそもフリーターとは、総務省統計局の労働力調査によると、「若年のパート・アルバイト及びその希望者」「年齢が15〜34歳」というのが便宜上の定義です。ただし、「フリーターという用語には厳密な定義が存在していない」とも明記されているため、このコラムでは40代もフリーターに含めて解説します。
参照元
総務省統計局
16A-Q09 フリーターの人数
フリーターの末路が悲惨といわれる理由
- 30代・40代になっても給料が上がらないから
- 収入が安定せず社会的信頼を得にくいから
- 中年フリーターになると就職が難しいから
- いつ解雇になるかわからないから
- 将来受け取れる年金が少ないから
- 交友関係が狭くなる恐れがあるから
30代・40代になっても給料が上がらないから
フリーターは昇給のチャンスが少なく、長く続けても給料が上がらないことがほとんどといえます。また、正社員なら年1、2回ほどあるボーナスも支給されません。昇給があっても額は少ないため、40歳を過ぎてフリーターのままだと、同年代の正社員に比べて収入は低いでしょう。
20代のうちは正社員も給料が低めなので差を感じにくく、フリーター生活の楽しい部分ばかりに目がいきがちですが、年齢が高くなるにつれて大きな差を感じるようになります。
収入が少なく安定しないから
フリーターは収入が少なく不安定なことも、悲惨といわれる理由の一つ。正社員は固定給のため、欠勤がなければ1ヶ月の収入は予め想定された金額が入ります。しかし、フリーターはシフト制の場合、月によって自分の希望より少ない勤務日数になることもあるため、毎月の収入が不安定になるのです。
また、フリーターは時給勤務のため、働いている時間以外は給料が発生しません。たとえば、正社員なら祝日や季節休暇などを含んだ月と通常の月とでは、出勤日数が異なっても月収は同一です。しかし、フリーターは休日によって出勤日数が少ない場合、働いた日数分しか給料が出ません。
そのため、同じ勤務日数でも、フリーターは正社員よりも大幅に収入が低くなります。
就業規則によっては欠勤に有給休暇が充てられることも
正社員の場合、体調不良や家庭の事情などの理由が認められれば、欠勤したぶんを有給休暇として使用できるところもあります。特に、インフルエンザや新型コロナウイルスなどの感染症にかかった際は、感染拡大防止のため会社側から有給休暇を推奨することもあるようです。
欠勤時の有給休暇については会社の就業規則によって異なるので、事前の確認が必要になります。
中年フリーターになると就職が難しいから
30代後半を過ぎると中年フリーターと呼ばれ、正社員に就職するのが難しくなります。独立行政法人 労働政策研究・研修機構の「若年者の就業状況・キャリア・職業能力開発の現状③」によると、年齢別の非正規雇用から正社員への移行率は以下の通りです。
年齢階層 | 正社員移行率 |
---|---|
15~19歳 | 29.9% |
20~24歳 | 32.7% |
25~29歳 | 25.5% |
30~34歳 | 18.1% |
35~39歳 | 15.5% |
40~44歳 | 15.6% |
引用:独立行政法人 労働政策研究・研修機構「若年者の就業状況・キャリア・職業能力開発の現状③ 平成29年版「就業構造基本調査」より(図表2-44、72p)」
30歳になると正社員移行率が低くなり、30代後半に向けて下がっていくのが分かります。30代フリーターの就職活動ではスキルや実績が問われるようになり、転職者と比べられてしまうことも。就職できずに悲惨といわれる末路を辿らぬよう、正社員の経験がないフリーターは、人柄やポテンシャルで採用される20代のうちに就職するのがおすすめです。
「正社員になれるのは何歳まで?フリーターの最終期限やメリット・デメリット」のコラムでも、年齢と就職率の関係について解説していますので、こちらも参考にしてみてください。
参照元
独立行政法人 労働政策研究・研修機構
資料シリーズ No.217(2019年6月)
中年フリーターは年下の上司との相性を懸念される
30代・40代のフリーターが就職すると、上司や先輩が年下という場合もあります。年下の上司から指示されるのに抵抗を感じたり、分からないことを質問しにくかったりして、働きづらさを感じる人もいるようです。また、企業側も人間関係のトラブルを恐れて、年齢の高いフリーターを敬遠する可能性もあるでしょう。このような理由から「40代フリーターから正社員を目指すのは悲惨」と考える人もいるので、年齢の若いうちに就職するのが得策といえます。
いつ解雇になるかわからないから
正社員は雇用期間に定めがありませんが、アルバイトには期限があります。契約満了の際に更新してもらえない可能性もあり、いつまで働けるか分かりません。
また、会社の経営状況が悪化すれば、非正規雇用のフリーターから解雇される可能性が高いようです。どれだけ長く働いても急に仕事を失う恐れがあるのが、「フリーターは悲惨」といわれる理由の一つといえます。
親の援助はいつまで受けられるか分からない
「親が面倒を見てくれるから生活費の心配はない」というフリーターも、援助はいつまで続くか分かりません。親が定年退職したり、治療や介護が必要になったりすると、子どもの生活費を賄うのは難しくなる可能性もあります。そうなる前に、経済的に自立できるよう就職するのが賢明です。
将来受け取れる年金が少ないから
厚生年金に加入できないフリーターの場合、将来受け取れる年金が少ない可能性があります。年金には厚生年金と国民年金があり、正社員はどちらにも加入するのが一般的。そのため、将来は2種類の年金の合計額を受給できることになります。
フリーターも条件を満たせば厚生年金に加入できますが、国民年金のみという人も少なくありません。その場合、年金の受給額が少なく、老後の生活が困窮する恐れがあります。
老後もアルバイトを続ける必要がある
国民年金のみのフリーターは、65歳を過ぎてもアルバイトを続けなければならない恐れがあるでしょう。日本年金機構の「令和5年4月分からの年金額等について」によると、国民年金の受給額(67歳以下の場合)は6万6,250円です。また、フリーターはボーナスや退職金もないため貯蓄も少ない恐れがあります。
一方、正社員は年齢とともに昇給するので、定年を迎えるまでに十分な貯蓄が可能です。フリーターに比べて年金の受給額も高く、老後の生活にも大きな差が生じることになります。
参照元
日本年金機構
大切なお知らせ 2023年
交友関係が狭くなる恐れがあるから
フリーターを続けていると、正社員として働く同年代の友人と話題が合わず、交友関係が狭くなっていく場合があるようです。正社員は昇給・昇進によって徐々に収入が上がっていくものの、フリーターは昇給する機会が少ないため、収入の差は大きくなります。食事や趣味などの娯楽にかかる金額についていけず、次第に疎遠になってしまうこともあるでしょう。
また、結婚やマイホームの購入など年齢に伴ったライフステージを歩む友人と自分を比較し、フリーターであることの肩身の狭さから、連絡を取らなくなってしまったという方もいるようです。
フリーターの将来は悲惨?正社員になるメリット
「フリーターの将来は悲惨かも…」と将来に不安を感じて就職活動を始めることを検討しているなら、早めに行動に移すのがおすすめです。
下記では、フリーターから正社員になるメリットを紹介します。
フリーターから正社員になるメリット
- 生涯賃金が約1億円も上回る
- 社会的信用度が高い
- スキルアップを図りやすい
- 将来の夢を叶えやすい
1.生涯賃金が約1億円も上回る
独立行政法人 労働政策研究・研修機構の「ユースフル労働統計2023 ー労働統計加工指標集―」によると、正社員とフリーターが学校を卒業後60歳までフルタイムで働いた場合の生涯賃金は以下の通りです。
雇用形態 | 男性(大学・大学院卒) | 女性(大学・大学院卒) |
---|---|---|
正社員 | 2億5,000万円 | 2億円 |
非正社員 | 1億4,000万円 | 1億2,000万円 |
引用:独立行政法人 労働政策研究・研修機構「ユースフル労働統計2023 ー労働統計加工指標集―(21 生涯賃金など生涯に関する指標(297p))」
正社員とフリーターでは、男性は1億円以上、女性は8,000万円もの差があります。収入を重視する人にとっては、フリーターよりも正社員のほうがメリットは大きいといえるでしょう。
参照元
独立行政法人 労働政策研究・研修機構
ユースフル労働統計2023 ―労働統計加工指標集―
2.社会的信用度が高い
正社員は雇用や収入が安定しているため、社会的信用度が高くなります。そのため、クレジットカードや各種ローンの審査にも通りやすくなるでしょう。
一方、フリーターは雇用や収入が安定しないことから社会的信用度が低く、高額なローンを組むのは難しいようです。そのうえ、年齢が高くなると賃貸住宅の審査にも通りにくくなり、生活に支障が出る恐れも。会社が身分を保証してくれるのは、正社員のメリットの一つです。
3.スキルアップを図りやすい
正社員はフリーターと比べてスキルアップが図りやすいといえるでしょう。正社員の場合、会社側は従業員が長期的なキャリアを築けるよう、研修や勉強会などを提供します。教育内容は企業によって異なるものの、資格取得支援やマネジメント研修など種類はさまざま。スキルが身につくと仕事の幅も広がり、昇給・昇進にもつながります。
4.将来の夢を叶えやすい
社会的信用度が高い正社員は、結婚やマイホーム購入といった将来の夢を叶えやすいのもメリットです。フリーターも結婚は可能ですが、パートナーの家族から将来を不安視され、認めてもらえない恐れも。
また、先述したように正社員はフリーターよりも仕事のスキルが身につきやすいため、将来の転職や独立も叶えやすくなります。経済的に余裕があることで趣味を楽しんだり、交友関係が広がったりするなど、人生の選択肢が広がり楽しみが増えるでしょう。
フリーターで悲惨な末路を迎えないために必要なことは?
悲惨な末路を迎えないよう、フリーターから正社員への就職を目指してみようと意識した方もいるでしょう。そのためには、自分から積極的に行動することが大切です。常に変化を伴う日々をポジティブに生きるためには、能動的に考える力や情報を取捨選択する力などを身につけましょう。
能動的な考え方ができること
能動的に考えられる力を身につけましょう。昨今では、AIに任せる仕事も増えていますが、「データや実績のない課題を解決する」ということは、人間にしかできません。フリーターの場合、社員の指示や意見に従うことが基本となりますが、今後の社会に適応する正社員を目指すなら「自ら積極的に考え、自分の意見をもつこと」が重要になるでしょう。
考える力を身につけるには、「本や新聞を読んで語彙力を養う」「常に疑問を持ち、分からないことはすぐ調べる」などがおすすめです。「問題解決能力を高めたい!ロジカルな考え方で課題を解く方法とは」では、思考力を高めて問題解決能力を身につける方法について解説しています。こちらもあわせてご覧ください。
情報を取捨選択できること
自分にとって必要な情報を素早く収集できるようにしましょう。フリーターは仕事に関われる範囲が狭いぶん、自分から質の良い情報をキャッチアップすることができない場合があります。日々膨大な情報が流れている昨今において、情報の取捨選択は非常に重要です。うまく情報が集められないと社会のニーズが分からず、自身のキャリア構築もままならなくなります。
世界の動向が常に変化する現代では、インターネットやSNSからの情報収集が欠かせません。その際は、まず自分の目的を明確にしたうえで複数のサイトを見て比較したり、出典元や情報発信者のほかの記事を見たりして、正しい情報の精査を行うようにすると良いでしょう。
行動力があること
積極的な行動力を身につけましょう。思考力や情報収集ができるようになっても、それを行動に移せなければ意味がありません。また、時代の変化に追いつくためには、スピーディーに行動に移す必要があります。
フリーターでは、決められた業務をこなすことが求められますが、正社員として就職を目指すためには失敗を恐れず、自分の意志に沿った行動を起こせるようになることが大切です。たとえば、スピード感を重視しながら自発的に動いたり、今できることはすぐにやると習慣づけたりすると、行動力を養えます。
フリーターの悲惨な末路を避けるには?社会動向を知ろう
フリーターを続けるか、正社員として就職するか迷っている人は、社会動向から考えるのもおすすめです。近年は技術の進化が激しく、働き方も変わりつつあります。
悲惨な末路を避けるためには、社会動向を鑑みたうえで選択肢を検討するのが大切です。
AIの進化で仕事の選択肢が減る可能性もある
ホテルのチェックインをロボットが行ったり、ECサイトでチャットが応答してくれたりと、人に代わってAIができる仕事が増えつつあります。技術の進化は今後も続くと予想されるため、アルバイトに多いルーティンワークは減る可能性が高いでしょう。
フリーターで単純作業しか経験がない場合は、将来的にアルバイトの仕事を探すのも難しくなる恐れがあります。
働き方の多様化が進んでいる
働き方の多様化が進み、正社員を続けながら副業を始めたり、フリーランスに転身したりする人も増えています。フリーターを抜け出す方法も、正社員になるだけが選択肢ではありません。
ただし、自分の希望に合った働き方を選ぶためには、それを実現できるだけのスキルや知識が必要です。将来の選択肢を広げるためにも、まずは就職してスキルアップを目指すのが良いでしょう。
終身雇用が難しい時代になっている
働き方の多様化にともない、終身雇用という考え方がなくなりつつあります。転職によってスキルを高めようという人や、優秀な転職者がいれば採用したいと考える企業も増えているようです。
そのため、年功序列ではなく専門スキルが評価基準となり、実力がなければ昇進・昇給は見込めない可能性も。順調に昇給し安定した生活を送るためには、仕事で経験を積み、スキルを磨く必要があるでしょう。
「自分に向いている仕事が分からない」「スキルを高められるような職場に就職したい!」という方は、ハタラクティブにおまかせください!キャリアアドバイザーとのマンツーマンによるカウンセリングによって、あなたにぴったりの求人をご提案いたします。
ハタラクティブキャリアアドバイザー後藤祐介からのアドバイス
ビジネスにおける変化が激しい
前述の通り、AIによってなくなる仕事がある一方、今までにないビジネスが誕生するという見方もあります。今後どのようなビジネスが台頭するのか先を読むのは難しく、現在需要の高い仕事が急になくなる可能性もあるでしょう。非正規雇用であるフリーターはビジネスの流行に影響されやすく、今まで以上に不安定な立場となる恐れがあります。
悲惨な末路を回避!フリーターから正社員を目指すには
フリーターから正社員を目指すには、自分の強みを見つけて、それを活かしたキャリアプランを考える必要があります。さらに、キャリアプランに合いそうな業界・職種を探し、早めに就職活動を始めるのがポイントです。
フリーターから正社員を目指す方法
- 自己分析を行う
- キャリアプランを考える
- 業界研究で必要なスキルを明確にする
- すぐに行動を起こす
自己分析を行う
就職活動を始める前に自己分析を行い、自分の長所・短所や価値観を把握するのが重要です。自分のことを分かっていないと、どのような企業がマッチするのか分からず、就職活動がうまく進みません。また、面接でアピールすべきポイントも不明確で、的外れな自己PRをしてしまう恐れもあるでしょう。
特にフリーターの場合、経験やスキルが少ないため人柄や意欲、志望度の高さなどが評価基準となります。「自己分析とは?実施のメリットと就活・転職活動での必要性を解説」のコラムを参考にして、まずは自己分析を行ってみてください。
キャリアプランを考える
将来の目標を考えて、そのために必要なキャリアプランを立ててみましょう。目標を考える際は、できそうなことから見つけるのではなく、理想の自分を思い描いてみてください。
10年後・20年後にどのような人になっていたいかを考え、逆算して5年後・3年後・1年後の目標を決めるのがおすすめです。キャリアプランを立てることで今やるべきことが明確になり、就職活動の方向性が決まります。
業界研究で必要なスキルを明確にする
就職活動の方向性が決まったら、キャリアプランが実現できそうな業界・職種を探し、業界研究を行います。志望業界ではどのような人が必要とされているのか、実務に必要なスキルは何かを調べて、今の自分に足りないものを確認しましょう。
今すぐに正社員になるのが難しい場合、まずは派遣社員を目指してみるのも方法の一つです。または、資格の勉強をするなど、スキルを身につけてから就職活動に臨む道もあります。
そのほか、業界の現状や将来性を把握することは、面接で意欲をアピールするのに役立ちます。「どのような仕事がしたいか」「△△の事業にどう貢献できそうか」といった質問に対して、説得力のある回答をするためにも業界研究を行いましょう。
すぐに行動を起こす
就職活動は少しでも若いうちに始めるのが重要です。前述の通り、フリーターから正社員への移行率は、年齢が高くなると下がります。30代になると社会人としての経験やスキルを求められるため、正社員の実績がないフリーターは採用されにくくなるでしょう。
若ければ未経験からも伸びしろがあると期待され、採用される可能性があります。フリーターの就職活動には3カ月程度かかるといわれていますが、さらに時間がかかる恐れもあるため早めに行動を起こしましょう。「就活の時間配分は?自己分析・企業研究にかかる期間や面接の長さを解説!」のコラムで、就活にかかる時間を詳しく解説していますので、こちらも併せてご覧ください。
求人情報をチェックしてみよう
「何から始めたら良いのか分からない」というフリーターは、転職サイトに登録してみましょう。転職サイトには多種多様な求人が登録されており、希望条件を入力すると該当の求人が抽出されるようになっています。大手の転職サイトは情報が豊富なので、世の中にどのような仕事があるのかを知るためにもおすすめです。
フリーターが就職しやすい職種6選
社会人経験が足りないフリーターは、就職しやすい職種を選ぶのも良い方法です。
この項では、「未経験歓迎」「経歴不問」の求人が多いとされる職種を紹介します。
フリーターが就職しやすい職種
- IT系技術職
- 介護職
- 営業職
- 販売職
- 工場のライン作業員
- 公務員
1.IT系技術職
プログラマーやシステムエンジニアといったIT系の技術職は、人手不足のため未経験でも適性があれば採用される可能性があります。研修制度が整っている企業も多く、入社後のスキルアップも望めるでしょう。経験を積めば将来の転職もしやすく、独立を目指す人にもおすすめです。
参照元
job tag(厚生労働省職業情報提供サイト(日本版O-NET))
システムエンジニア(Webサイト開発)
2.介護職
介護業界も人手不足といわれており、社会人未経験のフリーターが挑戦しやすい仕事です。少子高齢化の影響で今後も需要が伸びると予想されるため、雇用の安定を重視したいフリーターに向いているでしょう。また、資格を取得して着実にキャリアアップができるのも魅力です。
参照元
job tag(厚生労働省職業情報提供サイト(日本版O-NET))
施設介護員
3.営業職
営業職はどのような業界でも必要とされるため、求人数が多い傾向にあります。経験・スキルよりも人柄重視で採用される可能性が高いのも良い点です。営業職はノルマが厳しいというイメージを持つ人もいるようですが、実力主義で昇進できるのをメリットと捉える見方もあります。
歩合制やインセンティブ制の企業であれば、成績次第で収入アップも可能です。
参照元
job tag(厚生労働省職業情報提供サイト(日本版O-NET))
営業(IT)
4.販売職
販売職はアルバイト経験も評価される場合があり、飲食店や接客業の経験があるフリーターにとって就職しやすい職種の一つ。アルバイトで身につけたコミュニケーション能力や接客マナーは、選考で評価される可能性が高いようです。販売職でスキルを磨けば、将来はホテル業界やブライダル業界の接客業へ転職も目指せます。
「接客業とは?どんな職種がある?必要なスキルや志望動機の書き方も解説」のコラムでは接客業について詳しく紹介していますので、ご覧ください。
参照元
job tag(厚生労働省職業情報提供サイト(日本版O-NET))
衣料品販売
5.工場のライン作業員
「人と接するのが苦手」というフリーターには、工場のライン作業員がおすすめ。工場のライン作業は1人で作業する時間が長く、人間関係も限定的です。マニュアルが整備されている場合が多いので、仕事を覚えやすいのも魅力といえます。
また、寮が完備されていたり、福利厚生が充実していたりする工場もあるので、条件重視の人に向いているでしょう。
参照元
job tag(厚生労働省職業情報提供サイト(日本版O-NET))
自動車組立
6.公務員
公務員は経歴に関係なく、公務員試験に合格すれば就職できるためフリーターにもチャンスがあります。国家公務員・地方公務員のどちらも挑戦可能ですが、少しでも早く就職を目指すなら倍率が低い地方公務員が良いでしょう。
ただし、公務員は行政や自治体によって年齢制限があるため、確認が必要です。また、公務員試験には対策が必要なので、計画的に勉強して合格を目指しましょう。「フリーターから公務員になれる?注意点や公務員試験について解説」のコラムで、勉強方法を紹介していますので、参考にしてみてください。
参照元
job tag(厚生労働省職業情報提供サイト(日本版O-NET))
地方公務員(行政事務)
厚生労働省
job tag(厚生労働省職業情報提供サイト(日本版O-NET))
フリーターにおすすめの就職方法
フリーターから正社員を目指すには、いくつかの方法があります。アルバイト先で正社員登用に挑戦したり、まずは派遣社員から始めるのも良いでしょう。
そのほか、就職支援サービスを活用して、効率的に正社員を目指す方法もおすすめです。
フリーターにおすすめの就職方法
- なるべく早いうちから就職活動を行う
- アルバイトから正社員登用を目指す
- まずは派遣社員・契約社員になる
- 就職支援サービスを利用する
なるべく早いうちから就職活動を行う
フリーターから正社員を目指すなら、なるべく早めに就職活動を始めましょう。年齢が若いうちに就職活動をすると、未経験の場合もポテンシャル採用を狙える可能性があります。
また、転職市場では即戦力として経験やスキルを重視されるため、フリーターのままで年齢を重ねてしまうとアピールできるポイントがなく、正社員としての採用は難しくなるでしょう。就活を有利に進めるためにも、若いうちからの就職活動をおすすめします。
アルバイトから正社員登用を目指す
アルバイト先に正社員登用制度があるなら、応募してみるのも方法の一つです。正社員になる条件は会社によって異なるため、まずは上司に相談してみましょう。
また、雇用条件や給料などが希望に合うかも大事なポイント。アルバイト先なら社風や人間関係も把握できているため、安心して正社員になれるのがメリットといえます。
まずは派遣社員・契約社員になる
いきなり正社員になるのが不安というフリーターは、派遣社員や契約社員からステップアップするのも良いでしょう。フリーター生活が長い人にとっては、固定された勤務時間やフルタイム出勤が辛い可能性もあります。
派遣社員や契約社員なら、週3日勤務や時短勤務も認めてもらいやすいので、社会人生活に慣れるのにおすすめです。ただし、雇用期間に定めがあるため、不安定な立場に変わりないことを心得ておきましょう。
就職支援サービスを利用する
フリーターが正社員を目指すうえで、就職支援サービスの活用は効果的です。就職支援サービスにはハローワークや就職・転職エージェントなどがあります。
ハローワークは公的な就職支援機関で、求人数が多いのが特徴です。求人紹介のほか、職員による個別相談や面接対策も受けられます。ただし、無料で求人を掲載できることから、雇用条件の良くない企業も紛れている可能性があるため注意が必要です。
就職・転職エージェントは民間の就職支援サービスで、アドバイザーによる手厚いサポートが特徴とされています。担当アドバイザーが内定まで一貫して相談に乗ってくれるため、就職活動に慣れていないフリーターにもおすすめ。また、エージェントが職場の実態を把握したうえで求人を紹介してくれるため、いわゆるブラック企業を避けるのにも安心です。
「フリーターの末路はどうなる?」「将来が悲惨って本当…?」と不安を抱えている方は、ハタラクティブに相談してみませんか。
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フリーターの将来に関するFAQ
ここでは、フリーターの末路や将来についての疑問や悩みをQ&A方式で解消します。
大卒フリーターは就職しやすい?
大学を卒業後、3年以内であれば新卒枠で応募できる可能性があるため、就職しやすい側面もあります。
ただし、面接では新卒で就活しなかった理由を問われるため、前向きな回答を用意しておくのが重要です。また、大卒フリーターも30代・40代と年齢が高くなれば悲惨な末路を迎えるリスクはあるので、早めの就職を目指しましょう。「大卒フリーターの割合は?就職活動の進め方やおすすめの職種もご紹介」のコラムで、大卒フリーターの面接対策についても解説していますので、ご一読ください。
フリーターを続けるのは悪いのでしょうか?
一概に悪いとはいえません。フリーターにも「自由な働き方ができる」「時間の融通がききやすい」といったメリットはあります。夢を実現するために、あえてフリーターを選ぶ人もいるでしょう。
ただし、「フリーターの何が悪いの」と開き直るのは良くありません。目的なくフリーターを続けるなら、雇用と収入が安定した正社員を目指すのがおすすめです。このコラムの「フリーターの将来は悲惨?正社員になるメリット」を参考にして、就職を検討してみてください。
フリーターの一人暮らしは厳しい?
経済的に厳しいでしょう。フリーターも一人暮らしは可能ですが、家賃や光熱費、食費や交際費などを考えると貯金は難しいと考えられます。
また、病気やケガでアルバイトを休めば収入が減り、生活費が足りない恐れも。「フリーターとは?一人暮らしは実現できる?正社員就職のポイントも解説」のコラムで、一人暮らしに必要な月収を解説していますので、参考にしてみてください。
エージェントを利用したほうが就職しやすい?
プロのアドバイスを受けたほうが、早めに就職できる可能性が高いでしょう。
就職・転職エージェントは、1人ひとりに合わせて的確なアドバイスをしてくれます。フリーターを対象としたエージェントなら未経験歓迎の求人も多く、ミスマッチも回避しやすいでしょう。「転職エージェントの効果的な使い方とは?登録から内定までを徹底解説」のコラムで、エージェントの選び方を紹介していますので、ご覧ください。ハタラクティブもフリーターを対象としていますので、就活に不安がある方はぜひご相談ください。
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一人ひとりの経験、スキル、能力などの違いを理解した上でサポートすることを心がけています!
京都大学工学部建築学科を2010年の3月に卒業し、株式会社大林組に技術者として新卒で入社。
その後2012年よりレバレジーズ株式会社に入社。ハタラクティブのキャリアアドバイザー・リクルーティングアドバイザーを経て2019年より事業責任者を務める。