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求められるのは英語力だけじゃない!英語面接の対策方法
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この記事のまとめ
- 英語面接の準備をする際は、各企業の求めるスキルや経験を確認する
- 自己紹介は強みを効果的にアピールできるよう、1、2分で話せる簡潔な内容にする
- スピーチでは流暢に話すことだけにとらわれず、内容に一貫性を持たせて説得力のある中身にする
- 自信を持って面接に臨めるよう、予想できる質問にはあらかじめ回答を用意し、何度も声に出して練習する
「英語を使う仕事に興味はあるけれど、英語面接の対策方法がわからない…」という方はいませんか?英語面接の際、効果的にアピールするためには大切なポイントがいくつかあります。
このコラムでは、英語面接でよく聞かれる質問や回答の際に使えるフレーズ、面接を受ける際の注意点などをご紹介。英語面接に関心のある方は参考にしてみてください。
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◆英語面接はどう対策する?
海外で働きたい、外資系の企業に勤務したいという人にとって、英語面接は避けて通れないもの。
英語面接では、普段の英会話とは異なり、かしこまった表現や言い回しを使う必要があります。
企業によって英語面接の内容は異なりますが、共通する質問に関しては、例文を参考にして何度も練習することが大切です。英語面接に向けて準備をする際のポイントは、以下の4つになります。
【英語面接を準備する際のポイント】
・自分のアピールポイントを明確にする
・共通して聞かれる質問に関しては、回答を入念に準備する
・面接する会社側の意図を把握するために、企業研究をしっかり行う
・応募先の求める人材像と自分の強みを結びつけ、効果的に伝えられるようにする
上記からわかるように、面接対策を進める際は、応募先の企業に合ったアピール内容を考える必要があります。そのため、一般的な面接対策と同じように、企業理念や事業内容を把握して会社の求める人材と自分の能力を結びつけることが大切です。
次の項目では、英語面接を行う企業側の意図をご紹介します。
◆企業側の意図
英語面接の際、採用担当者はどのような点に注目して応募者と面接をしているのでしょうか。注目している点として以下の3つが挙げられます。
【注目している点】
・英語力
・会社に貢献できる人材であるか
・募集職種と関連している経験やスキルがあるか など
上記からわかるように、面接の際、企業側は求める人物像に応募者が適しているかを判断しています。
そのため、英語面接のときは流暢に話すことだけにとらわれず、スピーチ内容に一貫性を持たせ、説得力のある中身にすることが大切です。
特に転職活動の面接の場合、採用担当者は「なぜ前の仕事を辞めるのか」「前職でどのような問題があったのか」ということのほかにも、「すぐに仕事を辞めてしまう人なのか」という点を気にしている可能性も。
面接官に不安要素を与えることのないよう、退職理由は志望動機と結びつけて話すとともに、企業の求める人材に適したスキルや経験をエピソードとともに話すことが大切です。
◆英語面接の自己紹介
英語面接では、「あなたについて教えてください」を意味する “Tell me about yourself.”や “Can you tell me a little about yourself? ”という面接官の発言の後に自己紹介をすることが多いといわれています。
自己紹介は、自分の強みを面接官にアピールできる絶好の機会。採用担当者に肯定的な印象を与えられるよう、1、2分で話せる簡潔な内容のスピーチを準備しておくことが大切です。
自己紹介で話す中身として以下のようなものが挙げられます。
【自己紹介で話す内容】
・名前
・学歴や職歴
・学校や前職で達成したこと
・その企業で実現したいこと
・キャリアビジョン
上記からわかるように、自己紹介では学校や仕事で身につけたスキル・経験を話すのが基本。自分の強みを基に、どのような目標を持って働くつもりでいるかを具体的に話すようにしましょう。
英語面接の自己紹介で使えるフレーズを、項目ごとにご紹介します。
・名前
→ “My name is ○○.”「私の名前は○○です。」
名前はフルネームで言うことを忘れずに。“I'm ○○.”よりも “My name is ○○.”の方が丁寧な表現であるといわれているため、名前を言う際は後者を使うようにしましょう。
また、名前を言った後は “Pleased to meet you.”「お会いできて嬉しいです。」のような挨拶や面接の場を設けてくれたことに対するお礼を言うことが大切です。
・学歴や職歴
→“I graduated from ○○ University where I majored in △△.” 「私は○○大学を△△専攻で卒業しました。」
→“I’ve been working at ○○ in the △△ for □ years. ”「私は○○の△△部署で□年間働いていました。」
→“I have been working as △△ at ○○ for □ years.”「私は○○で△△として□年間働いていました。」
・学校や前職で達成したこと
→“From my experience of △△, I have learned 〇〇.”「△△という経験から、〇〇を学びました。」
→“I achieved △△ in 〇〇.”「〇〇で△△を達成しました。」
・その企業で実現したいこと
→“I would like to ○○ by △△ for the company.”「私は△△することによって○○したい(○○を実現したい)です。」
→“I am very interested in △△ so I would like to 〇〇.”「私は△△に興味があるため〇〇を実現したいです。」
・キャリアビジョン
→“I would like to be working here as ○○.”「私は○○としてここで働きたいです。」
→“I would like to be developing my ○○ skills at this company.”「私はこの会社で○○のスキルを伸ばしたいです。」
→“I hope to be ○○.”「私は○○になりたいです。」
上記が英語面接の自己紹介で使える例文です。
英語面接でスピーチをする際の注意点として、発音や文法などを間違えたとしても、通じていれば逐一訂正せずに話し続けることが大切です。
細かいミスの修正は面接官にストレスを与え、悪い評価につながる恐れも。また、小さな間違いを気にしすぎると焦ってしまい、練習した内容を話せなくなることもあるでしょう。
準備の段階では正確な発音・文法で話す練習を繰り返し行い、平常心を保って根拠のある具体的な内容をスピーチできるよう対策することが重要です。
◆英語面接でよく聞かれる質問は?
この項目では、英語面接でよく聞かれる質問と回答の際に使えるフレーズをご紹介します。
・ “Why did you choose this company?”「なぜここで働きたいのですか?」
→“I want to work for 〇〇 because △△.”「△△という理由から私は〇〇で働きたいです。」
なぜ数ある企業からその会社を選んだのか、魅力に感じる点を述べるとともに将来取り組みたいことについても話すようにしましょう。
・ “What's your strength?”「あなたの強みは何ですか?」
→“One of my greatest strength is 〇〇.” 「私の長所のひとつは、○○です。」
→“I am able to ○○.”「私は△△することができます。」
→“I’m ○○ person.”「私は〇〇な人です。」
ちなみに、英語面接で「私は〇〇な人です」と言う際に使える形容詞には、以下のようなものが挙げられます。
【「私は〇〇な人です」で使える形容詞】
・optimistic「楽観的な、前向きな」
・outgoing「社交的な、外交的な」
・patient「我慢強い、忍耐強い」
・self-motivated 「自発的な」
・organized「几帳面な、計画的な」など
自分の強みを話す際は、抽象的な内容にならないよう仕事で活かせる場面を述べて自己アピールにつなげましょう。
・ “What's your weakness?”「あなたの弱みは何ですか?」
→“My defect is to be 〇〇. ”「私の短所は○○であることです。」
→“I tend to △△.”「 私は△△してしまいがちです。」
→“I think I'm 〇〇.”「私は○○だと思います。」
→“I'm trying to △△.”「私は△△することを心がけています。」
短所を聞かれたときは、改善に向けてどう取り組んでいるか話すとともに、肯定的な内容に変換して伝えることが大切です。
例えば「細かい点を気にし過ぎてしまう」ことを短所として伝えるのであれば、エピソードを話す中で「責任感の強さ」として表現すると好印象を与えられるでしょう。
・ “What was your biggest failure?”「あなたの一番大きな失敗は何ですか?」
→“The biggest mistake I have made in ○○ is △△.”「〇〇での一番の失敗は△△したことです。」
失敗体験を話す際は、対処法を話したり、“ I have learned that ○○.”「私は〇〇ということを学びました。」を使って成長した点を伝えることが大切です。
・ “How can you contribute to our company?”「我が社へどのように貢献できると考えていますか?」
→“I'm confident that ○○ because △△.”「私は△△のため、○○ということに自信(確信)があります。」
→“I think I will be able to △△.”「私は△△できると考えます。」
この質問に回答する際は、自分のキャリアを振り返り、経験を活かしてどのような分野に貢献できるのかを具体的に述べるようにしましょう。
◆英語面接のポイント
この項目では、英語面接を受ける際のポイントを4つご紹介します。
【面接のポイント】
・自信を持って話す
発音に不安があったとしても表情には出さず、相手に伝わりやすい声の大きさで話すことを心がけましょう。
小さな声や早口で発言してしまうと、内容が魅力的であったとしても印象は良くならない可能性があります。面接の際はアイコンタクトを心がけ、自信を持って話すことが大切です。
・時制に気を付けて話す
面接の際には、過去の実績や現在の仕事について話す機会があります。
間違った時制で話して面接官を混乱させないよう、練習の段階で適切な表現を身につけ対策をとりましょう。
・質問が理解できなかったときは聞き返す
面接官の質問が聞きとれなかったときや意味を理解できなかったときは、わからないままにせず尋ねることが大切です。評価が下がることを恐れてわかったふりをした場合、「仕事でもわからないことを聞かずに進めてしまうかもしれない」というような不安要素を面接官に与える恐れも。
聞き返す際は、以下のような例文を使いましょう。
【例文】
“Could you say that again?”「もう一度言っていただけますか?」
“I beg your pardon?”「何とおっしゃいましたか?」
スムーズに面接を進められるよう、質問を理解できなかったときは上記の表現を使って尋ねることが大切です。また、聞き返す際の表現として“Pardon?”を思いかべる人が多いかもしれませんが、面接ではより丁寧な表現である上記の例文を使うようにしましょう。
・面接をしてくれたことに対して感謝を述べる
面接開始・終了時は、以下のような例文を使い、面接の場を設定してくれたことに対してお礼を言いましょう。
【例文】
“Thank you for giving me an opportunity to talk.”「お話しする機会を設けていただき感謝します。」
“Thank you for having me today.”「本日はお呼びいただきありがとうございました。」
“It was a pleasure meeting with you.”「お会いできて光栄でした。」
面接官に好印象を与えられるよう、明るい表情でお礼を述べることが大切です。
上記が英語面接を受ける際のポイントになります。
面接で効果的に自分をアピールするために、予想できる質問に関してはあらかじめ回答を用意し、何度も声に出して練習することが必要です。
ただし、文章を丸暗記すると、忘れたときに焦ったり、棒読みになったりする恐れも。伝えたい内容は箇条書きにしてまとめ、質問に応じて答えられるように準備するとよいでしょう。
また、練習する際は声に出し、第三者に話す内容を聞いてもらうと改善点を見つけられるかもしれません。
このコラムでは、英語面接の自己紹介で話す内容やよく聞かれる質問と回答例、面接を受ける際のポイントをご紹介しました。
上記からわかるように、英語面接では、英語の能力だけが選考基準になるわけではありません。
企業によって求める経験やスキルなどは異なるため、納得のいく就職・転職活動ができるよう、会社の特徴をしっかり理解した上で面接対策を進めるようにしましょう。
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京都大学工学部建築学科を2010年の3月に卒業し、株式会社大林組に技術者として新卒で入社。
その後2012年よりレバレジーズ株式会社に入社。ハタラクティブのキャリアアドバイザー・リクルーティングアドバイザーを経て2019年より事業責任者を務める。
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