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退職を引き止められたら?円満退職のためのポイント
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この記事のまとめ
- 退職を引き止められた際は、引き継ぎをしっかりと行えることや感謝の気持ちを伝える
- 悪質な退職の引き止めは違法になるため、労働基準監督署や労働組合などに相談する
- 会社が退職を引き止める理由には、タイミングや人手不足の問題などがある
- 退職の引き止めにあわないためには強い意志で伝え余裕を持って相談することを心掛ける
「退職を引き止められたので困っている」という方は多いようです。このコラムでは、退職の引き止めにあった際の対処法をご紹介。引き止めに関する悪質なケースについても触れています。また、会社が引き止めを行う理由についても詳しく解説。引き止めにあわないためのポイントも紹介していますので、転職を考えている方や円満退職をしたい方は参考にしてください。
退職を引き止められたらどうする?
もし、退職を伝えた際に、引き止めにあった場合はどう対応したら良いのでしょうか。2つの対処法を紹介します。
引き継ぎがしっかりと行えることを伝える
引き止められる理由として多いのは、後任への業務の引き継ぎ問題です。退職者が出ると、代わりに新しい人を雇ったり教育したりしなければなりません。会社側の労力やコストを少しでも減らすために、業務の引き継ぎはしっかりと行えるということを伝えましょう。業務フローなどをまとめたファイルを作成し、上司に共有しておくことをおすすめします。また、「後任が見つかるまで退職時期を延ばしてほしい」と言われる可能性もありますが、その場合は応じられる範囲に留めておきましょう。すでに転職先が決まっている場合は、転職先にも相談し、迷惑がかからない範囲で検討してください。
感謝を伝えた上で辞めたいと言う
引き止められた際は、今までお世話になった会社や上司への感謝の気持ちをきちんと伝えることが、円満退職を目指す上ではとても重要になります。「退職する」という自分の都合だけを伝えるのではなく、最初に「これまで大変お世話になりました」とお礼を述べましょう。そのうえで、退職する決意が固いことを伝えれば、上司も納得しやすい可能性があります。「円満退職するための伝え方は?上司に切り出すときの注意点もご紹介」では、円満退職する伝え方のコツを紹介していますので、参考にしてみてください。
もし悪質な引き止めにあったら
「退職の話をうやむやにされる」「具体的に動いてくれない」といった場合や、退職を伝えると頭ごなしに拒否されたり人格を否定するようなことを言ってきたり、脅しをかけてきたりする会社や上司もいるようです。「辞めると周りや取引先に迷惑がかかる。その分の損害賠償を請求する」などと言ってくるケースもあるようですが、これは違法になります。もし、このような悪質な引き止めにあった場合は、労働基準監督署や労働組合、弁護士などに相談しましょう。ほかにも、違法になる事例について「仕事を辞めさせてくれないのは法律違反?対処法や相談先をご紹介」のコラムでまとめているので、目を通してみてください。
会社側が退職を引き止める理由
そもそもなぜ会社側は、退職者を引き止めるのでしょうか。会社側の引き止めたい理由には、以下のようなものが挙げられます。
タイミングが悪い
「メンバーが抜けるとプロジェクトチームが成立しなくなる」「繁忙期のため周りの負担が極端に大きくなる」などの理由があり、タイミングによって辞めてほしくないと強く引き止めにあう可能性があります。繁忙期やプロジェクトが終了してからなど、タイミングを考えて退職の意を伝えましょう。
人手不足
「そもそも人手不足で辞められると困る」という場合。本来なら社員が1人辞めただけで立ち行かなくなるというのは会社として問題ですが、社員数の少ない中小企業やベンチャー企業など、一人ひとりの裁量が大きいケースもあります。社員1人に異常な負担がかかっている場合を除いて、辞めたあとの負担を軽減するため余裕を持って退職を伝えましょう。
後任がいない
「業務や職種が特殊で後任になるメンバーがいない」といった理由で人材が集まらない場合です。この場合も、できるだけ退職後に迷惑がかからないように、「できる範囲で退職時期を調整する」「業務フローをまとめる」など、引き継ぎができるようにしておきましょう。
転職が本人のためにならないと考えている
会社や上司、周りの都合よりも退職者本人のことを考えてくれているケースも。「退職は本人のためにならない」と上司が親身になってアドバイスをくれるときは、一度話を聞いてみるのも選択肢の一つです。
退職の引き止めにあわないためのポイント
それでもやはり退職を決意した場合は、引き止めにあわないようにするためのポイントを知っておくと良いでしょう。
退職するという強い意思を固めた上で上司に退職したい旨を伝える
曖昧な態度でいると、「引き止めれば残ってくれるのでは」と思われてしまうことも。きちんと強い意思で、退職したい旨を上司に伝えましょう。関連コラムの「転職の引き止めに応じると後悔する?迷ったときの決断のコツと断る方法」でも、スムーズに退職する方法を紹介しているので、興味のある方はご覧になってください。
余裕を持って伝える
突然「今月末に退職したい」と言われても上司は困ってしまいます。引き止めにあわないだけでなく、会社に負担をかけないためにも、余裕を持って退職の意志を伝えましょう。民法では、「退職日の14日前」となっていますが、会社の就業規則で定められている場合もあります。就業規則を確認したうえで規則に則って申し出るようにしましょう。少なくとも1ヶ月以上前には申し出ると良いでしょう。
繁忙期を避ける
会社の繁盛期やプロジェクトの大詰めなど、辞められると困るタイミングはできるだけ避けましょう。
待遇を退職の理由にしない
「給料が不満」「業務内容が合わない」など、待遇を理由にすることもやめましょう。「給料やボーナスを上げる」「部署を異動させる」など、改善を条件に引き止めにあう可能性があります。
次の職場を決めておく
あらかじめ転職先を決めておけば、会社側も引き止めにくく、退職の意向も切り出しやすいでしょう。退職理由にも十分で、退職してから次の職場を探すストレスもなくなります。
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一人ひとりの経験、スキル、能力などの違いを理解した上でサポートすることを心がけています!
京都大学工学部建築学科を2010年の3月に卒業し、株式会社大林組に技術者として新卒で入社。
その後2012年よりレバレジーズ株式会社に入社。ハタラクティブのキャリアアドバイザー・リクルーティングアドバイザーを経て2019年より事業責任者を務める。