第二新卒の就職後の扱い

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この記事のまとめ

  • 第二新卒とは、一般的に卒業後3年以内の若者を指す
  • 研修体制の整った会社に採用されると、第二新卒も新卒同様の教育が受けられる
  • 同じ第二新卒の採用でも、中途や即戦力扱いされることもある

学校卒業後3年以内の第二新卒者が初めて正社員として就職するときは、採用する企業は新卒と同等の扱いで1から教育してくれる企業と中途として即戦力が期待される企業の2通りに分かれます。ただ正社員未経験でも歓迎されるという条件だけでなく、仕事内容も吟味してどの求人に応募するか考える必要があります。アナタの就活を成功させるための『就職後のポジション』に重点を置いた情報をチェックしましょう。

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第二新卒の就職後の扱い

景気の低迷による若者の雇用問題に応じて近年できた枠で『第二新卒』というものがあります。学校卒業後3年以内の若者のことです。
募集条件に『第二新卒OK』と記載されている求人は増えていますが、実際の既卒者の就職率は上がっているのでしょうか。2015年に既卒者も含めて募集をかけた企業は60%を超えましたが、内定者の中に既卒者がいる企業はたったの10%台という結果でした。

就活に関して第二新卒と新卒では具体的にどのような点が違うのでしょうか。
主な違いは経歴と就活時期でしょう。

正社員経験がない第二新卒の場合は就職浪人中はフリーターをしていたり無職だったりして学校卒業後の経歴が空白になってしまいます。新卒者以外で職歴がない求職者はその空白期間が長いほど就労意欲を疑われてしまうことがあるのです。また就活する時期は新卒とは違って冬から春だとは限りません。むしろ新卒優先で採用を行っていた企業が既卒者の採用を考え始める夏頃は第二新卒にとって就職しやすい時期と言えるでしょう。

さて、第二新卒は就活・就職した後、企業から見てどのようなポジションにいるのでしょうか。
新卒扱いされるか中途扱いされるか、採用する企業ごとに対応が分かれます。

新卒扱いされる企業は主に大手企業でしょう。大手企業の場合、中小企業より多くの顧客に対応するため研修体制が整っています。新卒に限らず社員1人1人を教育する余裕があるので第二新卒で採用を目指す方は多いのではないでしょうか。また中途扱いされる企業は中小企業が多いでしょう。『第二新卒OK』の求人でも就活の段階から新卒と同等に見られることは少ないのが現状です。

「第二新卒だって話してOKだったのに即戦力扱いされた」という苦悩を後で抱えないために、自分がどのように就活するかプランを練っておくことをオススメします。比較的採用されやすい、就職した後もしっかり教育してくれる企業は『第二新卒OK』『正社員未経験OK』の求人が比較的採用されやすいですが、自分が新卒同然だということは面接の段階で採用担当者に念押しするべきでしょう。

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