ニートになりたい原因4つとは?気持ちの改善法や前準備も詳しく解説!

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この記事のまとめ

  • ストレスや疲労が原因で「ニートになりたい」と思うことがある
  • 仕事でのミスが多い人やコミュニケーションが苦手な人はニートになりやすい
  • 実家からの支援がある人は働かなくても済むため、ニートになりたいと思う傾向がある
  • ニートになりたい気持ちを改善するには「休息をとる」「転職する」などの方法が有効
  • ニートになりたい人は生活にかかる費用を把握し、資金を準備することなどが必要

働いているなかで「ニートになりたい」と考えることもあるのではないでしょうか?
ニートになりたいと思う理由には、ストレスや疲労などが挙げられます。ニートになりたい気持ちを解消するには、原因にアプローチすることが大切です。
このコラムでは、ニートになりたいと思う原因や気持ちの改善法を解説。また、ニートになりたい人がやるべき前準備についても紹介します。
後悔のない選択ができるよう、コラムを読んで備えましょう。

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ニートの定義

ニートとは、学業・家事・仕事・職業訓練をしていない、今後も働く意思のない15歳から34歳の人を指す言葉です。求職活動をしている、就職の意志のある失業者はニートに含まれません。
イギリスで生まれたニート(Not in Education, Employment or Training)を語源としており、2004年頃から日本に普及したといわれてます。ニートと呼ばれる人たちの多くは親と同居し、親からの経済支援を受けながら生活していることがほとんどです。

現在のニートの人口数

厚生労働省の「労働力調査(基本集計)2020年(令和2年)平均結果の概要」によると、15歳~34歳までの若年無業者数は69万人。そのうち、15~24歳は37万人、25~34歳は32万人という結果です。
若年層の人口数の2503万において、約2.8%がニートということになります。前年に比べて人数は13万人、割合は0.6%ほど増加。若年層のニート化が進んでいるといえます。

ニートとフリーターの違いは何?定義や世間からの見え方を知ろう」のコラムでは、両者の違いについて解説。また、ニートやフリーターが正社員を目指す方法も紹介しているので、ぜひ参考にしてみてください。

参照元
厚生労働省
労働力調査(基本集計)2020年(令和2年)平均結果の概要

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ニートになりたい代表的な4つの原因

ここでは、ニートになりたいと考える主な原因を4つ紹介します。

1.人間関係のストレス

ニートになりたいと考える代表的な原因の一つが、人間関係のストレス。ニートになる人は過去に「学校に馴染めなかった」「人に裏切られた」「人間関係で大きなトラブルがあった」といった経験を持つ人が多いようです。このような傷を抱える人は、「人と接すること」に負荷を感じやすく、無理をして限界を迎えることも少なくありません。

2.仕事へのストレス

業務そのものへのストレスがニート願望の原因となることもあります。「仕事量が多い」「やりがいを見いだせない」「身の丈に合わない仕事を任されている」といった不安や悩み、プレッシャーに耐えきれず、「もう仕事をしたくない…ニートになりたい!」という結論にたどり着いてしまうようです。

3.精神的・肉体的な疲労

精神的・肉体的疲労が溜まっていると、「働く意欲」が薄れる原因になります。疲れが回復しないまま仕事を続けた結果、「休みたい」という欲求が「ニートを羨む気持ち」へと変化することもあるようです

4.働きたくない

単純に「労働が嫌で働きたくない」という理由を持つ人もいます。業務内容なのか、労働時間なのか、嫌な要素は人によって異なるでしょう。

この場合は「労働の何が嫌なのか」を明確にしておくと、対処法が見つかりやすいです。
すでにニートになっており、現状を変えたいと思っている方は「ニートから就職は可能?どんな仕事がおすすめ?正社員になるコツを解説」のコラムをご覧ください。ニート脱却へのヒントが見つかるでしょう。

ニートになりたいと考える人の4つの特徴

ニートになる可能性は誰にでもあります。しかし、ニートになりたいと考える人にはいくつかの共通する特徴があるようです。
ニートになりたいと考える人はどのような特徴を持っているのか知っておきましょう。

1.仕事でミスを起こしやすい

仕事でミスをすれば、ミスをしたことや上司に怒られたことなどによって、自信を失ってしまう場合があります。また、仕事で何度もミスを繰り返してしまうと、それだけ自信を失っていくことになります。
そのため、仕事でミスを起こしやすい人は、ミスによって自信をなくし、自信をなくすことでさらにミスを起こしやすくなるという悪循環に陥ってしまうでしょう。
その悪循環によって、ますますストレスやネガティブな感情を高めていき、「ニートになりたい」と考えるようになってしまいます。

2.コミュニケーションが苦手

コミュニケーションが苦手な人は、人と接するだけで強いストレスを感じてしまうことがあります。しかし、仕事をするには人とのコミュニケーションはほぼ必要不可欠です。
そのため、苦手なコミュニケーションをとり続けなければならないことにストレスを感じて、仕事を辞めてニートになりたいと考えるようになってしまいます

3.数字が苦手

仕事に就けば、納期や売り上げ、ノルマなど、目標が明確な数字で与えられます。そのため、目標を達成しなければいけないという強いプレッシャーを感じてしまう人もいます。
ニートになりたいと考える人はそのプレッシャーに負けてしまい、仕事から逃げたくなってしまうようです。

4.実家からの支援が厚い

実家からの支援が厚いと、自分の力だけでやり遂げなければいけないという気持ちが弱くなってしまう場合があります。そのため、仕事を辞めても何とかなると他力本願になってしまったり、仕事を辞めるのは自分のせいではないと責任転嫁をしてしまったりします。
また、このような考えをしていることで、仕事が長続きせず、気がつくとニートになっている場合があります。

貯金があったり、親が面倒を見てくれるうちは、ついニートを続けてしまうかもしれません。しかし、ニートのままでいるとさまざまな問題が生じてくるでしょう。
ニートやひきこもりのままだとどうなってしまう?末路や脱出方法をご紹介」のコラムではニートを続けた場合のリスクや仕事を見つける方法などを紹介しています。ぜひ参考にしてください。

ニートになりたい気持ちを改善する8つの対処法

ニートになりたいと考え、その気持ちに従ってしまうと本当にニートになってしまいます。

ニートになることにはリスクが伴うため、ニートになりたいと考えている場合にはその気持ちを改善することが必要です。
ここでは、ニートになりたい気持ちを改善する方法を8つ紹介します。原因によって適した対処法は異なるので、自分に合った方法を試してみましょう。

1.休みを取る

身体的・精神的に疲れている場合は、休息を取ることが大切です。心身が疲弊したままでは冷静な判断を下せません。
可能であれば、有給などを使って長期休暇を取ることをおすすめします。一度仕事から離れることで、気持ちがリセットされるでしょう

2.仕事に目標を持つ

仕事に目標を持つことはモチベーションの向上・維持に効果的です。「〇ヶ月後までに△△できるようになる」「前月よりも売上〇%アップを狙う」などのように、短いスパンでの目標を立ててみてください
長期的なビジョンだと手応えを感じるまで時間がかかります。気持ちの改善を目的としている場合は、達成しやすい目標の方が向いているでしょう。

3.目標達成のため具体的な計画を立てる

目標設定を終えたら、達成に向けて具体的な計画を立てましょう。たとえば、「前月よりも売上5%アップ」を目指しているなら、実際どれぐらい件数を伸ばせば目標に到達できるかを計算します。そうして算出された数字を営業日で割れば、1日あたりにこなす件数が見えてくるでしょう。
やるべきことが明確になると、迷いや不安が減少し、積極的になれるもの。「やらされている」といった気持ちではなく、自ら進んで取り組めるようになるでしょう。

4.ご褒美を用意する

1日の終わりや週末といった仕事の区切りに合わせて、「自分へのご褒美」を用意しておくのもおすすめです。少しリッチな外食をする、欲しかったものを買う、マッサージやエステに行く…など、「この仕事が終わったら楽しみが待っている」と思える予定を入れてみましょう

5.転職を考える

仕事内容や職場にストレス・プレッシャーなどを感じる原因があり、ニートになりたいと考えているのであれば、転職を検討しても良いでしょう。
転職し、環境を変えることで気持ちが改善される場合があります。また、転職期間中に仕事から離れることで、心身を休めることもできます。

ただし、転職する場合はしっかりとストレスやプレッシャーの原因を把握して、その原因がない企業を転職先として選ぶ必要があります。

6.助言してくれる人を探す

1人で悩んでも解決できないことは多くあります。そのため、職場の上司や友人、家族など、誰かに相談をするようにしましょう。
誰かに相談をすることで、ニートになりたいと考える原因の解決法が見つかることも。解決法が見つからなくても、悩みを聞いてもらうことで少し気持ちが楽になることもあります。
もし、周囲に相談できる相手がいない場合は、専門のアドバイザーなどを頼っても良いでしょう。

7.自分の考え方を見直してみる

ニートになりたいと考える人の特徴に、他力本願や責任転嫁をしやすいというものがあります。これらの特徴を持ってしまっていると、自分の力で物事をやり遂げようとしなくなるので、仕事が続きません。
そのため、もし他力本願や責任転嫁をしやすいという場合は、その考え方や癖を改められるよう努めてみましょう。

8.自分の生活を見直してみる

運動不足や睡眠不足、食生活の乱れなどは、心身が疲弊したり、ネガティブな感情が強くなったりするなどの悪い影響を与えてしまいます。その影響によって、仕事が続けられなくなりニートとなってしまう場合があります。
そのため、ニートになりたいと考えている場合は、一度生活習慣の見直しをしてみましょう。

仕事に目標が持てないことが理由でニートになりたい気持ちが募っている人には、「仕事にやりがいを感じない時はどうする?原因や対処法を知ろう!」のコラムがおすすめです。
仕事にやりがいを感じることができれば、ニートになりたい気持ちが解消される可能性があります。

ニートになりたい人が行う5つの準備

それでもニートになりたい!と考えている人のために、やるべき準備をご紹介します。

1.生活に必要な費用を把握する

最初に、今の暮らしにかかっている生活費を洗い出しましょう。ニートになれば収入は途絶えます。支えてくれる家族がいない場合、無収入で生活を続けなくてはなりません。
一人暮らしでニートとなった場合を想定して、以下の項目を参考に1ヶ月あたりに必要な費用を把握してみてください。

[生活費]
・家賃
・食費
・日用品購入費
・水道/光熱費
・通信料
・交際費

このほか、生活費以外に見落としがちな出費として以下に挙げた税金・保険料があります。

[税金/保険]
・住民税
・国民健康保険料
・国民年金保険料

納税、健康保険・年金への加入は国民の義務。会社員は企業が給与から天引きしてくれますが、ニートの場合は自分で手続きを進める必要があると覚えておきましょう。また、税金は前年の収入を参考に決まりますので、算出の際は気をつけてください。

2.いつまでニートでいるかを決める

生活に必要な金額が分かったら、自分の経済力を考慮し、いつまでニートでいられるかを考えましょう。短期間に定めてリフレッシュに徹したり、生活の質を少し落として長引かせたりするなど、ニート期間を定める基準はさまざま。いずれにしても、生活が立ち行かなくならない範囲で検討してください

3.ニート期間中の費用を貯める

貯金なしでニートになるのは無謀です。いつまでニートでいるかを決めたら、その期間に必要なお金を貯めましょう。長期間ニートでいたいなら、家賃や物価が安い地域に移住する選択肢もあります。その場合は引っ越し費用なども含めた貯金計画を練りましょう。

4.仕事を辞める準備をする

仕事を辞める際には、正式な手続きをする必要があります。
仕事を辞めるだけでも、有給休暇の消化や退職日・退職金の相談、退職時に必要な書類の発行申請など、いろいろな準備があります。また、仕事を辞めてからも年金の切り替えや、税金の確認などやるべきことが多くあります。
そのため、スムーズに仕事が辞められるように、事前に必要なことを調べておきましょう

5.失業保険について調べる

仕事を辞めた後にもいろいろとやるべきことがあります。
失業保険の受給条件を満たしている場合はいち早く申請をしましょう。もし、申請が遅れると受給日が延びてしまう可能性もあります。
そのため、スムーズに失業保険の申請と受給ができるように、必要な書類や手続き方法などを退職前に調べておくようにしましょう。

失業保険についてさらに詳しく知りたい方は、「失業保険の受け取り方とは?給付の流れや申請方法を解説!」のコラムをご覧ください。

ニートになりたいと思ったら自分の気持ちを振り返ろう

ニートになりたいと思った場合には、まずは自分の気持ちを整理しましょう。

気持ちを振り返った結果、転職することが効果的な方法だと思ったときにはできるかぎり早めに動きだしてください。

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