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「経歴」を英語で表現すると?書類の書き方や面接での注意点を解説
更新日
この記事のまとめ
- 経歴を英語で表す際、アピールしたいポイントで単語を使い分けると良い
- 英語で経歴を書くときは、箇条書きで仕事に関係する情報のみ簡潔にまとめる
- 英語の場合日本語と違い、経歴は新しい日付のものから記載する
- 日本語の履歴書は決まったテンプレートがあるが、英語は定型のものがなく自由度がある
- 英語面接では挨拶とともに面接官の目を見て握手するのが大切
「経歴を英語でどう表現すれば良いか」と疑問を感じる方はいるでしょう。経歴を表す英語は「Career」「Background」「Experience」などがあり、アピールしたいポイントによって使い分けられるでしょう。
このコラムでは、英語を用いた応募書類で経歴を効果的にアピールするための書き方や英語面接での対応のポイントをご紹介します。英語を用いた就活で自身の強みを伝えて選考突破につなげましょう。
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「経歴」の英語表現
経歴の英語表現としては、「Career」「Background」「Experience」が挙げられるでしょう。
ここでは、経歴の英語表現を例文とともにご紹介します。「英語で経歴を書きたいものの、どのように表現すれば良いか」と疑問に感じる方は、ぜひ参考にしてみてください。
Career
経歴の英語表現である「Career」は、仕事で経験した職種や役職を表す単語です。
・I’m a sales. I’ve been in this career for 6 years now.
(私は営業職です。この仕事に就いて6年になります)
・Administrative job has been my career for 4 years.
(事務職として4年間働いてきました)
・My career in the Service industry includes many Leadership position.
(サービス業界での私のキャリアには、多くのリーダーシップのポジションが含まれています)
「Career」は一つの長い職歴全体のことを指し、どのような役割を仕事で担ってきたかを伝えられる言葉といえるでしょう。
Background
「Background」は、これまでの経験を広く表せる言葉の一つです。
・My background includes experience in the construction industry.
(私の経歴には建設業界での経験が含まれます)
・I have a background in supporting sales staff as a sales Administration.
(私は営業管理として営業スタッフをサポートした経験があります)
・I comes from a manufacturing background.
(私は製造業出身です)
経歴だけに限らず、学歴や自身の生い立ちに関しても表現できるでしょう。
Experience
「Experience」は、自身が過去に経験した内容が何かを指します。
・I have five years of experience working in the service industry.
(サービス業界で5年間の勤務経験があります)
・I have experience working in a factory and involved in the manufacture of home appliances.
(私は工場勤務で家電製品の製造に関わっていた経験があります)
・I have experience working part-time at a company related to yours.
(私は御社の関連会社でアルバイトをした経験があります)
応募者の経験した内容が強みである場合は、「Experience」を使った文章で伝えることで企業にアピールしやすくなるでしょう。
経歴は「bio」という英語でも表される
英語による経歴の表し方として、「bio」を使用する方法も挙げられます。「biography」の略語であり、自身の経歴を簡単にまとめたもののニュアンスで使用されているようです。SNSでのプロフィールを表す場合もあります。
経歴とは
経歴とは、応募者がこれまでどのような学業や社会経験を重ねてきたのかを企業へ伝えるものです。
企業は経歴を確認することにより、「自社の求めている人材の条件に合うのか」を見極めているといえるでしょう。
経歴は履歴書や職務経歴書に記載するものです。履歴書では客観的な事実を経歴にまとめる一方で、職務経歴書では具体的にどのような経験や実績を重ねてきたのかを詳細に書きます。
応募書類の役割を理解したうえで経歴を書き分けられれば、企業で活躍できる人材であるアピールにつながる可能性があるでしょう。履歴書と職務経歴書の違いは、「企業が経歴を問う意味は?今の職歴をもっと輝かせる方法」のコラムでもご紹介しているので、あわせてチェックしてみてください。
経歴に近い言葉の英語表現
「『経歴』の英語表現」で先述したもののほかにも、応募企業へ自身のこれまでの経歴を伝える手段に関する言葉があります。
以下に、経歴に近い言葉の英語表現をいくつかまとめました。複数ある英語での表現方法の違いを理解して言葉を使い分けるためにも、ぜひご一読ください。
自己紹介
「Self-introduction(自己紹介)」は、経歴に近い英語表現の一つです。
英語面接だと、「Could you please briefly introduce yourself?(簡単に自己紹介をお願いできますか)」と最初に問われる場合があるでしょう。
自己紹介では自身の学歴や職歴を面接官に分かりやすく伝えられるよう、内容を簡潔にまとめるのがポイントです。コラム内の「経歴以外も注意!英語面接のポイント」でも英語面接で好印象につなげるためのコツを解説するので、ぜひチェックしてみてください。
自己紹介とプロフィールの違い
自己紹介は口頭で問われる傾向にある一方、プロフィールは文字で表すことを求められる傾向があるでしょう。英文履歴書の場合は応募者の経歴やスキルをアピールする欄としてプロフィールが用いられる場合があります。企業で活躍できる人材としてアピールするためにも、応募職種に合う内容にするのが大切です。
CV
「CV」とは「curriculum bitae」の略語であり、仕事に関する経歴だけでなくこれまでの実績や習得した資格、スキルなどを詳細にまとめたものをいいます。国によっては「英文履歴書」と同じニュアンスで使用される言葉のようです。
記載する内容は、主にこれまでに履修したカリキュラム・表彰歴・受賞歴など、学歴過程に関する情報に焦点を当てる傾向があります。内容を通して、応募者の経験や知識が伝わるよう詳細に書くのが大切です。
履歴書
履歴書を表す単語に「Resume」があります。
詳細に内容を記載する「CV」とは反対に、簡潔に短くまとめるのが特徴です。箇条書きを用いたり具体的な数字を用いたりして、採用担当者にスムーズに伝わる書き方を求められる書類といえるでしょう。
職歴
「Work Experience」は、職歴を英語で表現した言葉です。英文履歴書のなかに設けられ、これまでの仕事に関する経歴を記載します。
これまで所属していた企業がどこかを伝えるよりも、どのような経験をしてきたのかを伝えるのがポイントといえるでしょう。
経歴の書き方【日本語編】
日本語を用いた経歴の書き方では、職務要約から記載して、採用担当者への伝わりやすさや企業にマッチした内容になっているかを配慮するのが大切です。
ここでは、日本語の職務経歴書の書き方をご紹介します。
「日本語で経歴を書く場合、書き方のポイントは英語のものとどのように違うのだろう」と疑問を感じる方は、ぜひご一読ください。
経歴の書き方【日本語編】
- はじめに職務要約を書く
- 文章構成もチェックされる
- 企業に合わせたアピールが重視される
はじめに職務要約を書く
日本語の職務経歴書では、冒頭に職務要約を記載するのが一般的です。職務経歴書で最初にチェックされる部分だからこそ、簡潔にまとめて内容がスムーズに伝わるよう意識してみると良いでしょう。
特に、採用担当者は複数の職務経歴書を確認するため、職務要約で自身の強みを伝えられれば、印象に残りやすくなる可能性があります。
また、職務要約の文章量は200文字前後にまとめるのがポイントです。詳しくは、「職務要約・職務概要とは?書き方や例文を紹介!転職回数が多い場合の対策も」のコラムで書き方のポイントをご紹介しているので、チェックしてみましょう。
文章構成もチェックされる
職務経歴書では、記載されている内容の文章構成も採用担当者がチェックしている部分といえます。
これまでの経歴を均等に記載するのではなく、自身が応募企業へアピールしたい内容が伝わるように記載するのが大切です。特にアピールしたい部分を箇条書きにしたり具体的な数字を用いて記載したりするのも良いでしょう。
採用担当者が読みやすい文章構成にするには、書き始める前に経歴やアピールしたい内容をリストアップするのも方法の一つです。「職務経歴書の書き方を解説!気をつけるポイントや提出時のマナーも紹介」のコラムでは、職務経歴書を書き始める前の事前準備も解説しているので、あわせて参考にしてみてください。
企業に合わせたアピールが重視される
職務経歴書では、企業に合わせたアピール内容になっているかも重視されるでしょう。応募企業や職種にマッチしていない内容だと、「自社に対する理解が不足しているのでは」と企業研究不足と捉えられる恐れがあります。一方で、企業の求める人材の条件や応募職種で行う業務内容に合わせて経歴を記載できれば、「自社への熱意がある」「入社後の活躍が期待できる」と好印象につながりやすくなるでしょう。
企業に合わせたアピールをするためにも、事前の企業研究を通して「どのような人材を求めているのか」を調べてみるのをおすすめします。
企業研究の進め方は、会社のWebサイトや求人サイトから情報を得るのも方法の一つです。「企業研究のやり方とは?情報収集の方法や得られるメリットなどを解説!」のコラムでも進め方を詳しく解説しているので、ぜひご一読ください。
経歴の書き方【英語編】
英語で経歴を伝える場合は、箇条書きを用いて必要な情報のみ簡潔にまとめるのがポイントです。
ここでは、英語での経歴の書き方をご紹介します。
「英語で書く場合の内容がイメージできず、進められない」とお悩みの方はチェックしてご活用ください。
経歴の書き方【英語編】
- 職務経歴の内容は箇条書きで書く
- できるだけ1枚にまとめ
- 記載しなくて良いことを把握する
職務経歴の内容は箇条書きで書く
英語で職務経歴を記載する際は、箇条書きで書きましょう。日本の職務経歴書のように詳細に文章で書くのではなく、なるべく簡潔に記載するのが大切です。
内容に説得力をもたせられるよう、実績に関する客観的な事実も盛り込めると良いでしょう。実績を数字で表す際は、見やすいアラビア数字を使うのをおすすめします。
箇条書きで英語の職務経歴書を記載する際、人名代名詞(IやYouなど)は使用せずに動詞や名詞から書き始めるのも読みやすさに配慮した書き方です。
できるだけ1枚にまとめる
英語の職務経歴書は、できるだけ1枚の紙に内容をまとめられると良いでしょう。
英文の場合だと、職務経歴書と履歴書の内容をひとまとめにして記載する必要があります。自分のアピールポイントを押さえて書くのも大切ではあるものの、適度に余白を作り読みやすいレイアウトにするのも大切です。
また、英語で経歴を記載する際は、適宜アピールポイントに共通した動詞を使用するのもポイント。たとえば、「Attain(達成する)」「Contribute(貢献する)」「Resolve(解決する)」のような単語を盛り込むことにより、入社後の活躍のイメージにつながる場合があるでしょう。
ほかにも、「reliable(責任感がある)」「cooperative(協調性がある)」などの形容詞も働き方をイメージできる言葉です。
1枚の文章量のなかで、アピールポイントが分かる言葉を使用しながら、簡潔にまとめられるよう意識してみてください。
記載しなくて良いことを把握する
英文で経歴を伝える際は、記載しなくて良い内容が何かを把握したうえで書き進めるのが大切です。
たとえば、以下の内容は日本の履歴書では記載されているのが一般的であるものの、直接業務に関係しないため英文で記載する内容には含まれません。
- ・顔写真
・生年月日
・年齢、性別
・家族構成
・健康状態
・趣味、特技
・退職した理由
・通勤時間
英語で書く際は、応募先の業務に関係する「これまでの経歴やスキル」「希望する職種」などの内容のみ記載しましょう。
英文を読みやすくするコツ
「a」「an」「the」の不定冠詞や冠詞や、「I」「me」「you」などの人称代名詞を省略するのも英文を読みやすくするコツです。文章量を短くまとめる必要があるからこそ、省略できる部分はないかを確認してみるのをおすすめします。
また、単語のスペルミスや文法ミスには充分な注意が必要です。書類の間違いは繰り返しチェックすることで避けられる可能性が高まります。日本語を使うとき以上に確認するよう、ぜひ意識してみてくださいね。ハタラクティブキャリアアドバイザー後藤祐介からのアドバイス
経歴の書き方における日本語と英語の違い
日本語と英語では、職務経歴書に記載する内容や使用する用紙にも違いがあるでしょう。
ここでは、経歴の書き方における日本語と英語の違いを解説します。「経歴の書き方で日本語と英語ではどのような違いがあるか分からず、書き分けができない」とお悩みの方は、ぜひ参考にしてみてください。
内容
日本語は職務経歴書で詳細に内容を書くのに対して、英語ではできるだけシンプルに見やすく書くのが特徴です。「経歴の書き方【英語編】」で先述したように、英語で記載する際は日本語とは違い箇条書きで仕事に関係する内容のみにする必要があるでしょう。
また、日本語だと経歴は古い日付のものから順に書くのに対して、英語だと新しい日付のものから書くのが一般的です。経歴で記載する内容も日本語だと「企業名や特徴」「雇用形態」「働いていた期間」などを詳しく書くものの、英語では「会社名」「働いていた期間」「昇進や異動の有無」を端的にまとめます。
言語に合わせたアピールをするためにも、日本語と英語での書き分け方を把握しておくのがおすすめです。
用紙
経歴を書く際、日本語だと履歴書の定型テンプレートが存在しますが、英語には一つの決まった形式のものがありません。パソコンで作成してA4サイズで印刷するのが一般的といえます。
応募者によってレイアウトに違いが生じるからこそ、読みやすさに配慮して作成できると好印象につながる場合があるでしょう。
フォーマットは共通している
英語で書く場合テンプレートはないものの、書き方のフォーマットは日本語と共通しています。特に、「逆編年体式(新しい日付のものから書く)」「編年体式(時系列順に書く)」「キャリア式(決まったスキルや経験をアピールする)」の3つは、日本語や英語両方の職務経歴書に使用できるフォーマットといえるでしょう。
さらに英語だと、アピールしたいスキルを書いてから職歴の詳細を書く「混合式」で記載する場合もあります。自身がアピールしたいポイントに合わせてフォーマットを使い分けられると良いでしょう。
経歴以外も注意!英語面接のポイント
英語での経歴の伝え方の対策だけでなく、英語面接で自信をもって受け応えられるよう対策をしておくのも大切です。
ここでは、英語面接のポイントをご紹介します。「英語面接で落ち着いて対応できるか自信がない」と不安に感じる方は、ぜひチェックしてみてください。
最初の挨拶は握手
英語面接の場合、入室したら挨拶とともに握手するのがマナーです。
日本だと入室してからお辞儀をするのが一般的でしょう。一方で英語面接では、面接官の目をしっかり見て両手で握手するのが好印象につながりやすくなるポイントといえます。
自信をもつ
自分の受け答えに自信をもって対応するのも英語面接で大切なポイントの一つです。
「この答え方だと文法が誤っているのでは」と不安に感じる場合はあるでしょう。しかし、面接官に思いを堂々と伝える姿勢を見せることで、「自社に対する熱意がある」と前向きな印象を与えられる可能性が考えられます。
どうしても、「上手く受け答えできるか自信がない」と不安に感じる場合は、事前に頻出の質問の英語表現を確認しておくと良いでしょう。
なかでも、自身の強みや弱みはよく聞かれる質問の一例です。聞かれ方や答え方など、「英語面接の対策とは?よくある質問や役立つフレーズを紹介」のコラムで解説しているので、ぜひチェックしてみてください。
「英語を使用した就活で効果的なアピールにつなげられるか不安」と感じる場合は、ハタラクティブへ相談するのもおすすめです。
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京都大学工学部建築学科を2010年の3月に卒業し、株式会社大林組に技術者として新卒で入社。
その後2012年よりレバレジーズ株式会社に入社。ハタラクティブのキャリアアドバイザー・リクルーティングアドバイザーを経て2019年より事業責任者を務める。