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第二新卒向け志望動機作成のコツは?注意点や例文も合わせて解説
更新日
この記事のまとめ
- 第二新卒の志望動機では、企業ニーズを理解したうえで自分の採用メリットを伝えよう
- 第二新卒が志望動機でアピールできる強みは、基本的なビジネススキルや仕事での経験
- 第二新卒の志望動機では、自分と応募先企業との接点を示すことが大切
- 第二新卒の志望動機は、退職理由と関連性づけることがポイント
- 第二新卒の志望動機では、前職への不満などネガティブな言葉は使わないことが大切
第二新卒者の中には、志望動機を書くときのポイントが分からない方もいるでしょう。第二新卒の志望動機は、退職理由と関連づけたり、応募先企業のニーズに沿った自身の採用メリットを示したりすることが大切です。このコラムでは、第二新卒の志望動機に関して押さえておくべきポイント、事務職志望動機の例文を紹介します。志望動機を作成するコツをつかみ、選考突破を目指しましょう。
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第二新卒は企業ニーズを理解して志望動機を考えよう
第二新卒は新卒と違い社会人経験があるため、基本的なビジネススキルが身についていると判断されます。また、同業界への転職であれば、業界の基礎知識は習得しているものと応募先企業にとらえられるでしょう。
そのため、新卒より教育コストがかからない人材として即戦力になることを求められる傾向にあります。志望動機を考える際は、そういった企業ニーズを踏まえたうえで、自身の採用メリットが示せる内容に仕上げましょう。
第二新卒の強みやアピールポイントを詳しく知りたい方は、「第二新卒の強みとは?見つけ方や転職活動での自己PR方法を例文付きで解説」を参考にしてください。
「第二新卒」には明確な定義がない
「第二新卒」という言葉には、明確な定義がありません。新卒で入社後3年以内の求職者を指す場合が多いのですが、企業によって「第二新卒」の範囲は異なります。応募先企業の研究をする際には、第二新卒の条件も確認することが必要です。
第二新卒向け!志望動機作成の事前準備4点
志望動機作成の事前準備4点
- 志望動機を書く意味を理解する
- これまでの仕事を振り返りスキルを明確にする
- 企業研究をする
- 応募企業と自分の接点を探す
ここでは、第二新卒が志望動機を作成する前に必要な準備について紹介します。新卒時と同じように志望動機を作成しても、企業には響きません。前述したように第二新卒の強みや経験を活かした志望動機が作れるよう、準備を行いましょう。
1.志望動機を書く意味を理解する
まずは、第二新卒の転職活動に際して、志望動機がどのような意味を持っているのかを確認しましょう。企業が志望動機を通して評価するのは、応募者のスキルや価値観、入社意欲、自社への理解度などです。
多くの企業が、入社後のミスマッチを防ぐために志望動機を問います。志望動機は履歴書や面接で欠かせない質問のため、事前の準備や内容の熟考が必須です。
2.これまでの仕事を振り返りスキルを明確にする
第二新卒の志望動機には自分の強みを盛り込むと、好印象を得られやすくなります。そのためには、これまでの仕事を振り返って、応募先企業で活かせるスキルを洗い出しましょう。社会人経験がある第二新卒は、基本的なビジネススキルやパソコンスキルをアピールすることも可能です。
また、特別なスキルや経験がなくても、コミュニケーション能力や問題解決能力といったポータブルスキルは評価対象になります。第二新卒で大きな実績がある方は少ないため、採用担当者が「これから成長しそうな人材だ」とポテンシャルを感じられる要素を探すのがポイントです。
3.企業研究をする
第二新卒が志望動機を考える際には、応募先企業の研究が必須といえます。企業の事業内容や求められる人物像を知らないと、自分の強みを効果的にアピールできないためです。
企業をよく知るために、公式WebサイトやSNS、採用情報などをしっかりと確認しておきましょう。また、業界での企業の立ち位置を知るには、新聞や書籍、インターネットを使って業界の動向を知るのも有効です。同業他社を調べることも、応募先企業の特徴理解につながります。
4.応募企業と自分の接点を探す
第二新卒の志望動機には、自分の価値観や経験、仕事から得たスキルなどの情報を盛り込み、自分と応募先企業との接点を示してください。「企業理念に共感しました」といった曖昧な内容は、採用担当者の納得感を得づらいため避けましょう。
第二新卒の志望動機で「企業理念に共感した」と伝えたい場合は、そう感じた理由を具体的に説明する必要があります。過去の経験や自分の強みを振り返り、理念に共感した背景を説明しましょう。
第二新卒の志望動機を採用担当者に響かせるコツ
第二新卒の志望動機を採用担当者に響かせるコツ
- 相手に伝わりやすい構成を意識する
- 応募先企業でなければならない理由を説明する
- オリジナルの内容にする
- 第二新卒ならではの強みを感じさせるものにする
- 第二新卒者の志望動機は退職理由と関連づける
第二新卒の転職活動における志望動機の書き方のポイントは、相手に伝わりやすい構成や応募先企業の特色を踏まえた内容を意識することです。下記を参考に、採用担当者の心に響く志望動機を考えましょう。
1.相手に伝わりやすい構成を意識する
第二新卒の志望動機を作成する際は、「志望理由→自分の強み→入社後のビジョン」の構成を意識するのがおすすめです。具体的には、冒頭で「応募先企業を選んだ理由」を明確に述べ、続けて「応募先企業で活かせるスキル」をアピールします。最後に「入社後の目標」を盛り込むと、スマートで伝わりやすい志望動機に仕上がるでしょう。
2.応募先企業でなければならない理由を説明する
第二新卒の志望動機では、応募先企業ならではの特徴を取り上げたうえで、入社したい理由を述べます。同業他社にも当てはまる志望動機を述べるだけでは、採用担当者に入社意欲が伝わりません。
応募先企業が力を入れていることを事前に把握しておき、自分がそれにどう関わっていけるかを具体的に示せば、熱意の伝わる志望動機が作成できるでしょう。
3.オリジナルの内容にする
第二新卒の志望動機は、自分の言葉でまとめ、オリジナリティが出る書き方を意識してください。インターネットや書籍の例文を丸写ししたような志望動機では、評価を得にくい場合があります。
このコラムでも志望動機の例文を紹介しますが、例文はあくまで話の流れやまとめ方を参考にする程度に留めましょう。
4.第二新卒ならではの強みを感じさせるものにする
志望動機では、第二新卒ならではの強みをアピールします。先述したように、企業が第二新卒に求めているのは、成長意欲や社会人としての経験、仕事に対する適性などです。
現時点でスキルに自信がなくても、入社後の具体的なキャリアビジョンや目標に向けてどう行動するかを説明し、自身のポテンシャルを伝えられる書き方を意識しましょう。
5.第二新卒者の志望動機は退職理由と関連づける
第二新卒者が転職するにあたって志望動機をまとめるときは、前職を退職した理由を入れる必要があります。そのうえで、退職理由と転職理由に一貫性を持たせることが大事。これにより、説得力のある志望動機に仕上がります。
退職理由と転職理由が矛盾していると、「本当の退職理由は別にあるのでは」、「条件だけで選んでいるのでは」と企業側に判断される可能性があるので注意しましょう。第二新卒が退職理由を前向きに伝えるポイントについては、「第二新卒向け!志望動機と退職理由を聞かれたときの答え方」でもまとめています。退職理由ごとに例文も紹介しているので、ぜひ参考にしてみてください。
第二新卒者が志望動機を作成する際の5つの注意点
第二新卒者が志望動機を作成する際の5つの注意点
- ネガティブな言葉を使わない
- 顧客視点での内容に終始しない
- 「スキルアップのため」を強調させない
- 志望動機を曖昧なものにしない
- 文章量に気をつける
第二新卒が採用担当者から評価される志望動機を作成するには、「ネガティブな言葉を使わない」「顧客視点の内容に終始しない」などに注意が必要です。志望動機を作るうえでの注意点を、以下で確認しておきましょう。
1.ネガティブな言葉を使わない
前職への愚痴や不満といったネガティブな言葉を避けるのは、第二新卒に限らず転職活動における基本です。ネガティブな言葉を使うと、採用担当者に「この会社に入社しても、不満があればすぐやめてしまうのでは」と思われる恐れがあります。
また、「一緒に仕事をしたい人材」といった前向きなイメージにもつながりにくいでしょう。志望動機は、「これからどうしていきたいか」に焦点を当てて作成してください。「転職が決まった際には、貴社で長く仕事をしていきたい」という意欲の高さを見せることが必要です。
2.顧客視点での内容に終始しない
志望動機で「貴社の商品・サービスが好きであるため」といった内容ばかり伝えるのは、働く側の視点に欠けるため、控えたほうが無難でしょう。もちろん、ファンとして応募先企業を好きな気持ちはあって良いもの。
ただし、第二新卒の志望動機では、「社員として自分がどのように仕事で貢献できるか」を伝えることが重要といえます。「商品やサービスを提供する側の視点」を盛り込んだ志望動機を作るよう意識することが必要です。
3.「スキルアップのため」を強調させない
第二新卒の場合、スキルアップのために転職を考える方もいるでしょう。しかし、それをそのまま志望動機としてしまうと、「企業に成長させてもらえる」という受け身の姿勢と判断される場合もあります。
自分が持っているスキルや経験を企業でどのように活かせるかを述べ、転職後も、主体的に学んでスキルアップする姿勢があることをアピールしてください。
4.志望動機を曖昧なものにしない
「前職の経験を活かして転職を考えた」、「貴社の理念に共感した」、「将来性があり、今後活躍できると考えた」など、曖昧な志望動機は避けましょう。このような志望動機は、「ほかの会社でも良いのでは」などのマイナスイメージを持たれる可能性があります。ほかの会社にも通用する志望動機を作成すると、「企業研究が不十分」「志望意欲は低い」と判断されることも考えられるので、注意が必要です。
5.文章量に気をつける
第二新卒が応募書類に志望動機を記載するときは、文章量への配慮も必要になります。履歴書に書く志望動機は、200文字程度を目安にすると良いでしょう。志望動機はスキルや熱意を伝える重要な項目ですが、熱が入り過ぎて長文になると、採用担当者に「話をまとめる能力がない」と思われる恐れがあるので、注意が必要です。
第二新卒で事務職を希望する場合の志望動機例文
ここでは、事務職に転職をする第二新卒に向けて志望動機の例文を紹介します。以下の例文を参考に、自分なりの志望動機を作成しましょう。
「貴社は、医療機器の提供により海外の医療に貢献しており、優秀な社員の方が活躍されています。そうした方とチームになって仕事ができる環境に魅力を感じ、貴社を志望いたしました。
現在の会社では、ExcelやWordを使った資料作成や売上管理をしているため、パソコンスキルには自信があります。また、誰に対しても笑顔で対応することを心掛けており、職場の雰囲気を明るくするのも特技の1つです。1日も早く貴社での業務を覚え、事務職としてチームに貢献していきたいと考えております」
転職を目指す第二新卒に向けた志望動機の例文は、「第二新卒向け志望動機の書き方!効果的なアピール方法を例文つきで解説」でも紹介していますので、ぜひご覧ください。
第二新卒は職務経歴書にも志望動機を書く?
職務経歴書にも志望動機を書いたほうがいい?
- 職務経歴書には志望動機を書くのがおすすめ
- 履歴書と職務経歴書の内容に一貫性を持たせる
- 職務経歴書の志望動機はより具体的に書く
第二新卒の転職活動では、履歴書と職務経歴書の提出が求められる場合が多いもの。履歴書と職務経歴書の両方に志望動機を記載する際は、内容に一貫性を持たせながら書き分ける必要があります。以下で、それぞれにおける志望動機の書き方を把握しておきましょう。
職務経歴書には志望動機を書くのがおすすめ
第二新卒の転職活動では、職務経歴書にも志望動機を記載するのがおすすめです。職務経歴書は、職歴を伝えることが目的の書類なので、志望動機の記載は必須ではありません。
ただ、詳細な職歴のあとに志望動機を加えることで、「現在までの経験を応募先でどう活かせるか」をよりアピールできるでしょう。フォーマットが決まっていない職務経歴書では、履歴書より具体的な志望動機を記述できるメリットもあります。
履歴書と職務経歴書の内容に一貫性を持たせる
第二新卒が履歴書と職務経歴書の両方に志望動機を書くときは、内容に一貫性を持たせるのがポイントです。それぞれ全く違う視点で志望動機を述べると、「本当の志望動機が分からない」、「話が矛盾している」と思われる可能性があります。履歴書と職務経歴書の志望動機は書き方を変える必要はあるものの、内容的には一貫性を持たせるのが原則です。
職務経歴書の志望動機はより具体的に書く
履歴書と職務経歴書では文章量に違いがあるため、履歴書には要点を絞った簡潔な志望動機を書き、職務経歴書にはより具体的な志望動機を書く、という風に書き分けると良いでしょう。書き分けが難しい場合は、まず職務経歴書の志望動機を作成し、それを要約したものを履歴書の志望動機にする方法がおすすめです。
職務経歴書の書き方を知りたい第二新卒の方には、「職務経歴書を簡単に作成するための方法を解説!転職を有利に進めよう」のコラムも参考になります。
志望動機の書き方に悩んでいる第二新卒の方は、若年層の就職支援に特化した就職・転職エージェントのハタラクティブにご相談ください。
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第二新卒の志望動機に関するFAQ
ここでは、第二新卒の志望動機に関するお悩みにQ&A形式でお答えしていきます。
第二新卒の志望動機を作成するときのポイントは?
第二新卒の転職活動で志望動機を作成する際は、「応募先企業だからこその志望理由」を述べることが大切です。
どの企業でも通用するような志望動機だと、採用担当者に自身の入社意欲を伝えられません。あらかじめ企業研究を徹底的に行い、応募先企業でどのように自分の強みを活かせるかを考えましょう。それらを踏まえたうえで志望動機を作成すれば、内容の説得力が増します。第二新卒者の志望動機例文は、「志望動機書の書き方は?第二新卒や未経験から転職する場合の例文も紹介!」のコラムにも記載しているので、参考になさってください。
本命ではない企業に第1志望と伝えるべき?
本命ではない企業の面接で第1志望か質問された場合は、「第1志望群のうちの1社」「強く志望している」のように回答しましょう。入社を迷っているのにも関わらず、第1志望であると伝えてしまうとその場で内定を出されてしまい、困ることも考えられます。もし入社を迷っている場合には、正直に伝えるのがベターです。そのうえで、どのような点で別企業と悩んでいるのかを示しましょう。
ほかの職種と迷っていることを伝えても良い?
ほかの職種と迷っている場合には、自分のやりたいことを明確にしたうえで、その旨を伝えてください。特定の職種にこだわり過ぎると「臨機応変に対応できないのでは?」「職種にこだわり過ぎていて異動させにくい」といった印象を与えることもあります。迷うこと自体がマイナスな印象を与えることは基本的にはないので、正直に回答しましょう。自分のやりたいことがよく分からない第二新卒は、ぜひ就職・転職エージェントのハタラクティブにご相談ください。プロのアドバイザーがカウンセリングを行い、あなたの適性に合った求人をご紹介します。
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京都大学工学部建築学科を2010年の3月に卒業し、株式会社大林組に技術者として新卒で入社。
その後2012年よりレバレジーズ株式会社に入社。ハタラクティブのキャリアアドバイザー・リクルーティングアドバイザーを経て2019年より事業責任者を務める。