- フリーター就職支援「ハタラクティブ」TOP
- お役立ち記事TOP
- フリーターは賃貸物件を借りられる?カードローンの利用についても解説!
フリーターは賃貸物件を借りられる?カードローンの利用についても解説!
更新日
この記事のまとめ
- フリーターも入居審査に通れば賃貸物件を借りられる
- フリーターが賃貸物件を借りるには、家賃を月収の3分の1に収めるのがポイント
- 預貯金審査をしてもらうのも、フリーターが賃貸物件を借りるコツの1つ
- フリーターで安定した収入がある場合は、カードローンを利用できる可能性がある
- フリーターがカードローンを利用するには、借入金額を低く設定すると良い
- 賃貸やカードローンの審査に通るか不安なフリーターの方は、正社員への転職がおすすめ
フリーターの中には、賃貸物件を借りられるか疑問に思う方も多いでしょう。フリーターに限らず、入居審査に通ることで賃貸物件を借りられます。なお、フリーターが入居審査に通るためのポイントには、「収入に合わせた物件を選ぶ」「預貯金審査をしてもらう」などがあります。このコラムでは、入居審査を通過するためのポイントや節約術を紹介。カードローンの利用方法についてもまとめました。
自分に向いている仕事を
簡単に診断してみましょう
性格でわかる
私の適職診断
フリーターは賃貸物件を借りられる?
結論から言えば、フリーターがアパートやマンションなどの賃貸物件を借りることは可能です。フリーターに限らず「入居審査」に通れば、希望する賃貸物件に住めます。
入居審査では、運転免許証やパスポートなどの身分証明書のほか、給与明細のコピーや在籍証明書、内定通知書、保証人の収入証明書などの提出が求められるのが一般的です。不動産会社によっては、住民票や印鑑証明書などが必要になるケースもあります。入居審査では、毎月の家賃を払う能力があることを確認するために、職業や収入が重視される傾向があります。提出した書類を基に、物件のオーナーが借主を信用できる人物だと判断すれば、審査クリアです。
また、賃貸物件を借りる際は、不動産会社が仲介するのが一般的なため、借主とオーナーが直接会うことはほとんどありません。しかし、オーナーと会うことはなくても不動産会社とのやり取りの際は、言動や身なりなどに注意しておくと良いでしょう。
フリーターが入居審査に通るための5つのポイント
フリーターが入居審査に通るためのポイントには、「収入に合わせた物件を選ぶ」「親族に契約者になってもらう」などがあります。以下で5つ紹介します。
1.収入に合わせた物件を選ぶ
入居審査で重要視される項目の1つに「家賃の支払い能力」があるため、収入に合わせた物件を選ぶことがポイントです。賃貸物件の契約では、家賃が月収の3分の1程度に収まっているかが入居審査に通る基準とされています。
収入に見合わない物件を選ぶと、審査に通ったとしてもその後の生活が苦しくなる可能性があるので注意が必要です。家賃を月収の3分の1に収めることは、家賃以外の生活費のやりくりがしやすくなるメリットもあります。
2.親族に契約者になってもらう
住みたい賃貸物件の家賃が収入の3分の1に収まらない場合は、親族に契約者になってもらうことで審査に通る可能性もあります。無収入の学生などがアパートを借りるときに用いられることが多い方法です。物件のオーナーの心配事は、家賃を滞納されることなので、契約者が住人と近い親族で、支払い能力に不安がなければ審査を通す確率は高いでしょう。
ただし、契約者ではなく別の人が部屋に住むことは契約違反となる場合もあるため、注意が必要です。親族に契約者になってもらうときは、事前に不動産会社やオーナーから許可をとる必要があります。
3.連帯保証人を用意する
収入が安定した親族を連帯保証人とすることで、審査に通る可能性が高まります。一方で、友人に連帯保証人になってもらう場合は注意が必要です。基本的に、連帯保証人を頼めるのは三親等内の親族とされています。友人を連帯保証人として認めるかどうかは不動産会社やオーナーによって異なるため、事前に確認しておくようにしましょう。
4.保証会社を利用する
保証会社とは、連帯保証人と同じく、入居者が家賃などを滞納したときに、代わって支払いをする役目を果たす存在です。オーナーのリスク軽減を目的に、保証会社を利用することを入居の条件とする賃貸物件も増加傾向にあります。保証会社を利用する場合、入居者は保証料を負担することになりますが、家賃が未払いになるリスクが減る分、入居審査に通る確率はアップするでしょう。
5.預貯金審査をしてもらう
毎月の収入が少ないとしても、預金審査をしてもらうことにより入居審査に通る可能性が高まるといえます。預貯金審査を利用する場合は、貯金が家賃の2年分以上あることが目安です。十分な貯金がある方は、預貯金審査をしてもらえるか確認すると良いでしょう。
賃貸物件を借りたいフリーターの方は、「フリーターは賃貸契約の審査に通る?申込時のコツやかかる費用などを解説」のコラムも参考にしてみてください。
フリーターが借りられる賃貸物件の家賃はどのくらい?
家賃の目安は月収の3分の1ほどです。毎月の収入が20万円なら6~7万円以下、15万円なら5万円以下と考えられます。生活に余裕をもたせたい方は、家賃を手取り月収の3割以下に抑えると良いでしょう。
物件選びに関しては、家賃の相場が低い地域に住むフリーターの方は、比較的選択肢が多いといえます。その一方で、東京をはじめとする首都圏では、5万円前後で理想の物件を見つけることは難しいでしょう。シフトを増やしたり給料の良い職場に転職したりして収入を増やし、予算を上げるのも1つの手です。また、家賃相場が低いエリアで物件を探したり、条件に優先順位をつけたりするなど、工夫して予算内の物件を探す方法もあります。
賃貸物件に入居するために必要な初期費用
賃貸物件を契約する際は、基本的に、家賃のほかにも初期費用が必要です。初期費用には、「敷金」「礼金」「前家賃」「仲介手数料」「火災保険料」「保証料」「鍵交換費用」などがあります。初期費用の目安は家賃の5~6ヶ月分とされており、そこから引越し代をはじめ、家具や家電、生活必需品の購入費がかかります。
初期費用をできるだけ抑えたい場合は、敷金や礼金、仲介手数料などを無料にしている物件を探すのも1つの手です。そのほか、引越し業者を利用せず自分で荷物を運んだり、リサイクルショップで必要最低限の家具や家電を買いそろえたりする方法もあります。
なお、引越し代を抑えるために、友人などに荷物を運ぶのを手伝ってもらう方もいるでしょう。その場合はお礼に食事を御馳走することで、あまり意味がなかったということになるケースもあるので注意が必要です。
毎月の生活費はどれくらい?
一人暮らしをはじめたフリーターが毎月必要になる生活費は、10~15万円程度が一般的です。その内訳は、家賃以外だと「水道光熱費」「通信費」「食費」「必要品」「交際費」などです。ほかにも、洋服や靴などの服飾費や、突発的な冠婚葬祭費などに余裕があると安心でしょう。生活費について詳しくは、「フリーターの家賃相場はどのくらい?一人暮らしの生活費もご紹介」のコラムを参考にしてみてください。
賃貸物件を借りたあとの5つの節約術
賃貸物件を借りたあとの節約術には、「積極的に自炊をする」「通信キャリアやプランを見直す」「水道光熱費の無駄をなくす」などがあります。以下で詳しく紹介します。
1.積極的に自炊をする
外食を控えて自炊をすることは、食費を抑える効果的な手段です。料理が苦手な方は、お米を用意しておかずはスーパーで購入するという方法があります。その際は、スーパーやドラックストアを利用するのが良いでしょう。夕方や夜などの総菜が安くなる時間帯を狙うのもおすすめです。
「毎日仕事が忙しくて自炊できない」という方は、休みの日にスーパーの特売などを活用して1週間分の食材を買い込むのも1つの手です。まとめて料理を作り冷凍することで、食費を抑えられるでしょう。週末に作り置きをしておけば、時間の節約にもつながります。
2.通信キャリアやプランを見直す
スマホやパソコンの利用にかかる通信費を見直すことで、毎月の生活費を数千円単位で下げられる可能性があります。現在使用しているキャリアを変えなくても、プランを変更するだけで毎月の料金が大幅に安くなることもあるため、一度確認してみると良いでしょう。
3.水道光熱費の無駄をなくす
意識して電気や水道を利用することで、水道光熱費を下げられます。毎月数千円単位の節約にはならなくても、1年単位でみれば1万円以上の削減は十分に可能です。コンセントは外出時に毎回抜く、入浴中はシャワーを流したままにしないなどの小さな工夫が、水道光熱費の無駄をなくすことにつながります。
4.毎日家計簿をつける
毎日家計簿をつけることも節約につながります。支出を明確にすることで、無駄遣いの抑制につながります。ノートのほかにも、無料で利用できる家計簿アプリなど、使いやすいものを選んで上手に活用してみてください。
5.買い物の予算を決める
買い物の予算を短期間ごとに設定することも、無駄遣いの抑制につながります。平日の5日間や1週間単位で使えるお金を決めて、それをオーバーしそうになったときは無駄なものを買っていないか確認しましょう。
一人暮らしでなかなか貯金ができないと困っているフリーターの方は、「フリーターの一人暮らしは貯金できない?必要な生活費用や節約方法を紹介」のコラムをチェックしてみてください。
支払いにはカードローンを利用する方法もある
理想の賃貸物件が見つかって入居審査に通ったとしても、引越しには多額の費用がかかるため、これまでの貯金を使い果たす方もいるでしょう。そんなときは、カードローンを利用するのも1つの手です。ただし、賃貸物件と同様に、フリーターがカードローンでお金を借りるためには審査に通る必要があります。また、その際も安定した収入があることが重要なポイントです。
カードローンを利用する前に確認しておきたいポイント
フリーターがカードローンを利用するには、「他社からの借入件数が少ない」「過去に金融事故を起こしていない」ことがポイントです。以下で詳しく解説します。
1.借入件数が少ない
複数社から借り入れを行う多重債務者が多数自己破産を選択したことを金融庁が問題視したため、積極的な融資が難しくなりました。そのため、多重債務者は、返済能力が懸念され審査に落ちる可能性が高いといえます。
また、「貸金業法第13条の2」の「過剰貸付け等の禁止」によると、借入が年収の3分の1以上になる場合の貸付が禁止されています。これを総量規制といいます。すでに賃金業者からお金を借りているときは、借入件数や借入残高を減らしたうえで申し込み手続きを行いましょう。
参照元
e-GOV法令検索
貸金業法
2.金融事故を起こしていない
金融事故を起こしたことがある方は、カードローンなどの審査に通る可能性は低いでしょう。過去にカードローンやクレジットカードを延滞した、または、債務整理をした方は、一定の間、信用情報としてその記録が残ります。「シー・アイ・シー(CIC)」「日本信用情報機構(JICC)」「全国銀行個人信用情報センター(KSC)」などの個人信用情報機関があり、貸金業者は審査を行うときに必ず個人情報を確認します。延滞の履歴は最長5年、債務整理は5~10年残るため、この期間内はカードローンを利用することも、クレジットカードを作ることもできません。
「自分は債務整理もしていないし、カードの支払いで延滞をしたことがない」という場合でも、携帯電話料金の支払いが遅れたことがある場合は注意が必要です。携帯電話端末の分割支払いも、延滞すれば個人信用情報に記録され、最大で5年間情報が保存されます。「返済期日から61日以上、または、3ヶ月以上の支払い遅延」があった場合、長期延滞と判断されるのが一般的です。
フリーターがカードローンの審査に通るためのコツ
フリーターがカードローンを利用する際は、「申し込みは1社に絞る」「借入金額を最低限に設定する」などに注意して申し込み手続きを行ってみてください。以下で詳しく解説します。
1.申し込みは1社に絞る
個人信用情報機関には、カードローンの申し込み履歴も記録されます。短期間で複数のカードローンに申し込むと、多重債務者になる可能性があると判断され、審査に通りにくいです。この状態は、「申し込みブラック」と呼ばれます。審査に落ちるのが心配な方もいるでしょう。しかし、審査に通る可能性を高くするためにも、複数社に申し込みをするのは控えるのが無難です。
2.借入金額を最低限に設定する
フリーターがカードローンを申し込む場合は、できるだけ借入希望額を低く設定することも審査に通るためのコツです。年収の3分の1ギリギリの金額に設定するよりも、必要最低限に留めると良いでしょう。
3.勤務先は収入が多い方を伝える
カードローンを申し込む際は、1つの勤務先を記入するのが一般的です。フリーターで勤務先が複数ある場合は、収入が多い方を申告することで、審査に通る確率が上がるといえます。
一方で、年収欄の記載は1つの勤務先のみの金額か、複数の勤務先の合計金額かは金融機関によって異なります。電話などで事前に確かめておくと良いでしょう。
4.虚偽の情報を伝えない
カードローンの申し込みを行う際に虚偽の申告をして審査に通ったとします。そのあとに虚偽の情報を伝えていたことが分かると、強制的に解約されたり今後の審査に通りにくくなったりする場合もあるので注意しましょう。
借入金額によっては、収入を証明する書類の提出を求められないケースもあります。収入や勤務状況を誤魔化せたとしても、審査では在籍確認が行われるため、嘘が判明する可能性が高いです。リスクを避けるためにも、虚偽の情報は申告しないのが賢明です。
フリーターがお金を借りるときの注意点
フリーターがお金を借りるときの注意点には、「自分に合った金融機関を選ぶ」「違法な疑いがある業者は利用しない」「在籍確認に対応する」があります。以下で詳しく解説します。
自分に合った金融機関を選ぶ
カードローンを申し込む際は、消費者金融か銀行どちらにするか迷う場合が多いでしょう。それぞれの特徴を踏まえたうえで、自分に合った金融機関を選ぶのが大切です。
消費者金融には、審査時間が短く、最短で即日融資が可能というメリットがあります。ただし、比較的金利が高く設定されているので注意が必要です。一方で、銀行はインターネットから申し込みができるほか、金利も低めに設定されています。デメリットは、審査通過までに時間がかかる傾向がある点です。
違法な疑いがある業者は利用しない
なかなか審査に通らずお金を借りられないとしても、闇金と呼ばれる違法性のある貸付業者は利用しないようにしましょう。闇金は、消費金融とは異なる存在で、国や都道府県に賃金業として登録を行わずに営業しています。違法な高額金利を請求してきたり、取り立て行為を行ったりするのが特徴の1つです。違法業者はさまざまな手段を使い返済を終わらせないようにして、高額な金利を課して取り立てを継続することもあります。終わらない支払いに精神的なダメージを受ける恐れもあるので、注意が必要です。
在籍確認に対応する
カードローンの審査では、消費者金融でも銀行でも「在籍確認」が行われます。在籍確認とは、申込者が申告した勤務先で本当に働いていることを、審査担当者が確認する作業です。
在籍確認は主に電話で行われます。もし、勤務先が個人情報保護の観点から社員への取次を行っていない場合は、事前に知らせておくと良いでしょう。なお、電話を受けた人が自分の休みや席を外していることを伝えてくれる場合は、それも在籍確認になります。
「お金を借りたいけど勤務先にお金を借りることを知られたくない」という方は、電話以外の方法で確認作業をしてもらえることもあります。金融機関に事前に相談してみましょう。
理想の賃貸物件を借りたい人は正社員を目指そう
フリーターも安定した収入があって入居審査に通れば、賃貸物件を借りることは可能です。その一方で、不動産会社や物件のオーナーによっては、フリーターは賃貸物件を借りられないとするケースもあり、十分な収入や貯金があっても入居できないこともあります。
より良い条件の物件に住みたい場合は、正社員になるのも1つの手です。正社員になることで、安定した収入の証明につながり、賃貸物件やカードローンの審査がスムーズに通るでしょう。正社員とフリーターの違いについては「正社員とフリーターの違いは?待遇や将来性を比較!就職成功のコツも解説」のコラムで紹介しています。ぜひ参考にしてみてください。
「フリーターから正社員になって賃貸物件に住みたい」とお考えの方は、ハタラクティブの利用を検討してみませんか。第二新卒・高卒・既卒・フリーターなど若年層の就活に特化した転職エージェントのハタラクティブでは、正社員求人を多数取りそろえています。専任の就活アドバイザーが、希望する企業や職種、業務内容について丁寧にヒアリングしたうえで、利用者に合った求人を提案。やりたいことが見つかっていない方も、強みやスキルを引き出したうえで求人を紹介するのでご安心ください。また、転職活動で必要になる履歴書や職務経歴書の作成などもサポートします。サービスはすべて無料で利用できるので、ぜひ一度お問い合わせください。
- 経歴に不安はあるものの、希望条件も妥協したくない方
- 自分に合った仕事がわからず、どんな会社を選べばいいか迷っている方
- 自分で応募しても、書類選考や面接がうまくいかない方
ハタラクティブは、主にフリーター、大学中退、既卒、そして第二新卒の方を対象にした就職・転職サービスです。
2012年の設立以来、18万人以上(※)の就職・転職をご支援してまいりました。経歴や学歴が重視されがちな仕事探しのなかで、ハタラクティブは未経験者向けの仕事探しを専門にサポートしています。
経歴不問・未経験歓迎の求人を豊富に取り揃え、企業ごとに面接対策を実施しているため、選考過程も安心です。
※2023年12月~2024年1月時点のカウンセリング実施数
一人ひとりの経験、スキル、能力などの違いを理解した上でサポートすることを心がけています!
京都大学工学部建築学科を2010年の3月に卒業し、株式会社大林組に技術者として新卒で入社。
その後2012年よりレバレジーズ株式会社に入社。ハタラクティブのキャリアアドバイザー・リクルーティングアドバイザーを経て2019年より事業責任者を務める。