就職留年と就職浪人はどちらが有利?それぞれのメリット・デメリット

就職留年か就職浪人か、どちらが有利でしょうか。

就職留年をするか、就職浪人として就職活動をするかで迷っています。就職をするにはどちらが有利でしょうか。

就職留年と就職浪人、どちらが就職に有利とは一概に言えません。どちらを選ぶかは、自分の年齡や生活の状況、かかるお金などを合わせて検討してみましょう。就職活動をする際、それぞれどのようなメリットやデメリット、特徴があるのかご紹介します。

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就職留年と就職浪人はどちらが有利?それぞれのメリット・デメリット

「就職留年と就職浪人では、どちらを選ぶべき?」と悩む人もいるでしょう。就職・転職活動において、どちらが有利とは言い切れないのが現状です。このコラムでは、就職留年と就職浪人のメリット・デメリットを解説しています。それぞれの特徴を理解し、自分に合う方を選択しましょう。

就職留年とは

就職留年とは、大学在学中の学生が内定先が決まらないために、わざと単位を残して留年することです。就職留年には、以下のようなメリット・デメリットが考えられます。

メリットは新卒として就職活動をもう一度できること

就職留年のメリットは、新卒としてもう一度就職活動ができる点です。学校からのサポートを得られるので、「個人で就職活動を行うよりも求人を探しやすい」「各種イベントや講座に参加しやすい」「卒業生の就職先情報をチェックできる」などの利点があります。先生や友達との情報交換、相談なども気軽にできる環境で就職活動を進められるでしょう。

また、日本では現在も「新卒ブランド」の文化が根強いといえます。新卒で採用した人材を会社の色に染めたいと希望する企業も多いようです。中には、未経験者は新卒しか原則採用しないという企業もあり、就職留年は就職浪人に比べて受けられる企業の数が多いのが特徴といえるでしょう。

就職留年して同じ企業に再挑戦する方法もある

内定を取れなかったけどどうしても就職したい企業がある場合、就職留年して再挑戦することも可能です。その際は、前回なぜ内定がもらえなかったのか、しっかり考えることが重要です。就活留年後に同じ企業に応募する場合のポイントについては、「就活留年して同じ企業に再挑戦できる?メリットや成功のコツを解説」でまとめているので、チェックしてみてください。

デメリットは面接官からの審査が厳しくなる可能性があること

大学を留年するには多大な学費が必要になります。基本的には、自分の希望だけではなく、ご家族の意見も踏まえての決断になるでしょう。また、採用活動の場において、就職留年は新卒生と全く同じ目線で見てもらえるとは限りません。通常の新卒と比べると、どうしても面接官からの審査が厳しめになる点もデメリットといえるでしょう。

たとえば、1年留年した理由に加えて、新卒生よりも強みを求められる可能性があります。面接官に「留年中は何をしていましたか?」と質問されるケースも多いので、過ごし方には注意が必要です。さらに、企業によっては「前年度の就職活動が上手く行かなかったことのカモフラージュ」と見抜いているケースも。「1年間どこの企業にも採用されていない」とネガティブな印象を抱かれないためにも、インターンに参加したり、学業に励んだりして、後悔のないように留年期間を過ごしましょう。留年する場合の過ごし方や面接で気をつけるべきことについては、「留年すると就職が厳しい?後悔しない過ごし方や面接のコツを解説」でも解説しているので、チェックしてみてください。

就職浪人とは

就職浪人とは、内定がないまま大学を卒業し、既卒として就職活動をすることです。就職浪人のメリット・デメリットは、以下のようなことが挙げられるでしょう。

メリットは内定後にすぐ社会人生活をスタートできること

就職浪人のメリットは、正社員の中途採用枠での応募となるため就職活動のスピードが早く、内定後はすぐに入社できることにあります。「もう1年、学生として就職活動するよりも早く社会に出たい」「少しでも早くお金を稼ぎたい」という人はこちらを選択する場合が多いようです。

デメリットは求職活動全般において手間と時間がかかること

就職浪人のデメリットは、就職留年のように学校を利用して求人の検索や講座の受講、イベントの参加などができない点です。求職活動に慣れていないと、手間と時間がかかったり、状況によっては1年以内に就職できずブランクができてしまったりする可能性も考えられます。また、「大学を卒業して1人で就職活動する」という選択は、気軽に相談できる大学の先輩や仲間がいなくなってしまうということでもあるといえるでしょう。今までは学校で気軽に不安や悩みを相談できていたのに、卒業後はお互い忙しくて連絡が取りづらい、なかなか会えないなどの理由から1人で就職活動と向き合わなければならないケースもあるようです。

就職浪人の採用枠は企業によって異なる

就職浪人の採用枠については、新卒枠にするか中途採用枠にするか企業によって判断が異なるようです。厚生労働省の「3年以内既卒者は新卒枠で応募受付を!!(5p)」によると、「青少年雇用機会確保指針」が2010年に改正されたことにより、大学卒業後3年間は新卒枠として扱うように国が呼び掛けています。

しかし、すべての企業で実施されているわけではないため、既卒として正社員の中途採用枠に応募することもあるでしょう。中途採用枠の場合は、キャリアや経験、スキルを持っている人と争わなくてはならない可能性もあります。一定以上のスキルや資格を求められる求人も多く、未経験者採用に消極的な職種も存在するのが現実。そのため、就職浪人をしている人の中には、就職活動中に資格取得を目指す人も少なくないようです。就職浪人での求職活動を成功させるコツについては、「就職に失敗したら人生終わり?その後の進路や就活を成功させる方法もご紹介」で詳しく解説しているので、参考にしてください。

「未経験で中途採用に応募するのは不安がある」と感じる人もいるかもしれませんが、若手を多く採用したい成長業界や、未経験者を育てる体制のある企業に積極的に挑戦してみると良いでしょう。また、就職浪人での就職活動は、業界や職種を絞ることでスムーズに進むことも。求人を探すときには、「どうしてもやりたい仕事は何か」「業種や職種にこだわりはあるか」など、自分が働く上で大切にしたいことについて検討してみることをおすすめします。

「やりたい仕事にこだわりがあるけど、1人での求職活動は不安…」という場合は、ハローワークや若手向け転職エージェントなどに相談してみると良いでしょう。
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参照元
厚生労働省
3年以内既卒者は新卒枠で応募受付を!!~「青少年雇用機会確保指針」が改正されました~

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