逆求人とは？仕組みやメリット・デメリットなどを解説

「逆求人」という言葉を知らない方も多いのではないでしょうか。「逆求人」とは、求職者が自己PRを行い、企業からのオファーを待つ就職・転職活動方法の一つです。自身の強みを活かした求職活動ができるため、大きなメリットを得られる反面、デメリットもあるようです。このコラムでは、逆求人の仕組みや企業とのマッチング手段、メリット・デメリットなどを解説。逆求人について理解し、就職・転職活動の参考にしてください。

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逆求人とは？

逆求人とは、求職者がイベントやインターネットなどで自己PRを行い、企業からのオファーを待つ仕組みのことを指します。一般的な就活のように企業が募集をかけて採用活動を行う流れとは逆になることから、「逆求人」と呼ばれているようです。逆求人そのものの知名度はまだ低めですが、採用意欲の高い中小企業と、幅広い選択肢から企業を選ぼうとする求職者のマッチングに効果があるとされています。

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逆求人の探し方

逆求人のマッチングの手段としては、逆求人サイトや逆求人イベントなどが一般的です。以下では、逆求人の探し方やマッチング方法を詳しく解説していきます。

逆求人イベント

イベントでは、求職者が自身のスキルや今までに培ってきた成果、入社後にどのように活躍していきたいかなど、さまざまな事柄についてプレゼンテーションします。求職者と企業が顔を合わせ、互いを紹介し合う機会となっています。

逆求人サイト

インターネットサービスでは、動画や画像を用いて自分をアピールし、自己PRを通して企業が求職者へオファーをしてくるのを待ちます。企業側が求めている人材へオファーがいくので、職種がマッチしやすい仕組みとなっているようです。

逆求人を活用するメリット

以下では、逆求人を活用する際のメリットについて解説します。

効率の良い就職・転職活動ができる

逆求人は、自分から申し込むのではなく企業からのアプローチを待つので、効率の良い就活を行うことができます。また、自己PRを一つ作成すれば企業ごとに志望動機を変える必要がないことも利点として挙げられるでしょう。

自身の強みを知れる

逆求人では、企業が自分を選んだ理由を知ることができるため、それを強みとして採用面接などの対策に繋げることができます。

選択の幅を広げられる

オファーが来ることでそれまでに知らなかった企業や業界を知ることができ、選択肢の幅を広げられることも、逆求人のメリットの一つ。入社前に企業のことを詳しく知ることができるので、ギャップやミスマッチを防ぐことが可能です。

上記のほかにも、短期間で内定を得られることを期待できたり、非公開求人と巡り会えたりする可能性がある点も逆求人のメリットとして考えられます。

逆求人のデメリット

逆求人ではさまざまなメリットが得られる反面、デメリットにもつながるようです。以下では、逆求人で考えられるデメリットを解説します。

就職・転職活動の軸がブレやすい

逆求人だと、多くの企業からアプローチをされるため、目標がなければ就活の軸がブレてしまう可能性があります。軸がブレてしまうことが心配な方は、「就活の軸の決め方とは？面接での回答例を紹介」で、就活の軸の決め方や例を紹介しているので、参考にしてみてください。

ミスマッチが起きやすい

逆求人の場合、どのような企業からオファーがくるのかわからないことも。企業の情報を詳しく確認していないと、入社後の仕事内容や職場環境が合わないことがあります。また、志望とは全く異なる業界や職種だったときには断らなければならないこともあるでしょう。「就職したらイメージと違った！ミスマッチを防ぐ方法とは」では、ミスマッチを防ぐ方法や企業選びのポイントなどを解説しているので、あわせてチェックしてみてください。

志望する企業が見つからない

逆求人はまだまだ知名度が低く、サイトやイベントでは大手企業の登録は少ない傾向にあります。そのため、多くの企業にアプローチされることはあっても志望する企業が見つからないケースもあるようです。

上記のように、逆求人にはメリットとデメリットの両方が考えられます。自分の状況を踏まえた上で逆求人を活用するかを決めると良いでしょう。後悔しない就職先を選択するには、業務内容や労働条件、社風などをしっかり確認することが大切です。

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監修者：後藤祐介キャリアコンサルタント

一人ひとりの経験、スキル、能力などの違いを理解した上でサポートすることを心がけています！

京都大学工学部建築学科を2010年の3月に卒業し、株式会社大林組に技術者として新卒で入社。
その後2012年よりレバレジーズ株式会社に入社。ハタラクティブのキャリアアドバイザー・リクルーティングアドバイザーを経て2019年より事業責任者を務める。

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