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OB訪問を行うメリットとは?やり方や質問例をご紹介!
更新日
この記事のまとめ
- OB訪問のメリットには、「リアルな情報を得られる」「自己分析ができる」などがある
- OB訪問には、面接の練習になったり選考で熱意をアピールできたりするメリットもある
- OB訪問はメールや電話で依頼し、終わったあとは必ず当日中にお礼のメールを送ろう
- OB訪問を有意義な時間にするには、質問を事前にリストアップしておくのがポイント
- OB訪問のメリットをさらに活かすには、部署や役職の違う複数人に訪問する方法がある
「OB訪問にはどのようなメリットがある?」「OB訪問をやってみたいけど、何をしたら良いのか分からない」という人もいるでしょう。このコラムでは、OB訪問を行うメリットや、具体的なやり方を紹介しています。また、OB訪問での質問例や有意義な時間にするためのポイントや、メリットをさらに活かすためのコツなどもまとめているので、ぜひ参考にしてみてください。
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OB訪問のメリットとは?
OB訪問によって得られるメリットには、「リアルな業界や職種、職場の情報を知れる」「人脈を築ける」といったものが挙げられます。以下で、確認してみましょう。
リアルな業界や職種、職場の情報を知れる
OB訪問し、直接話を聞くことで、業界や職種のリアルな情報を知れます。また、社風や実際の働き方など、説明会では分かりにくい情報を得られる可能性もあるでしょう。
人脈を築ける
OBに会うことにより社会人との人脈を築けるのもメリットの一つです。会話のなかで紹介され、また別のOB訪問へつながるなど、さらに自分の人脈を広げられる可能性もあります。
就職活動に関するアドバイスをもらえる
OB訪問のメリットには、就職活動に関するアドバイスをもらえることもあります。すでに社会人として働いているOBに志望動機や自己PRを添削してもらえれば、より説得力のある内容に近づけられる可能性があるからです。また、実際に添削をしてもらえなくても、リアルな情報を得ることで、深い企業理解に基づいた志望動機や自己PRを作成できるでしょう。
選考面接の練習になる
面接にあまり慣れていない就活生にとって、OB訪問が練習にもなるというメリットがあります。OB訪問は、志望企業で働いている社会人と話す機会であり、かつ選考に影響する可能性もあるため、ある程度の緊張感をもって臨むことになるでしょう。そのため、「面接で緊張してうまく話せない」「少しでも雰囲気に慣れたい」など、面接に不安がある人にとっては、練習になる良い機会といえます。
なお、面接の練習には、模擬面接も有効です。「模擬面接とは?練習のやり方や質問でよく聞かれることを解説!」のコラムでは、模擬面接のやり方やコツについて詳しく解説しているので、ぜひ参考にしてみてください。
企業理解が深まりESや面接での説得力が増す
OB訪問を行うことで企業理解をより深められれば、ESや履歴書、面接での説得力が増すといえます。企業のWebサイトや説明会の内容だけでなく、実際に働く社員から話を聞くことで、具体的な業務や働き方、社風などをより具体的に把握できるでしょう。OB訪問で得た情報や感じたことをESや面接に盛り込むことで、具体性や説得力のある伝え方になり、採用担当者から企業への理解度の高さを評価してもらえる可能性があります。
「企業研究のやり方をマスターして理想の転職を勝ち取ろう」では、企業理解を深めるための方法をほかにも紹介していますので、こちらもぜひご一読ください。
熱意や志望度を選考でアピールでき好影響になる可能性がある
OB訪問をすることで、後々の選考で熱意や志望度をアピールすることが可能です。OB訪問は、基本的には就活生が自らアポイントを取って行い、選考を受けるために必ずしも必要なものではないからこそ、実施することで熱意や志望度のアピールになり得ます。
また、1社に対して複数回OB訪問を実施したりOBからの評価が高かったりすると、企業側が優秀な人材として把握し、選考に好影響となる場合もあるでしょう。
自己分析が深まる
OB訪問を通して自己分析を深められることもメリットの一つです。実際に働いている人との会話のなかで、「自分がどのような場所で働きたいのか」「どのような仕事をしたいのか」などが見えてくるでしょう。また、自分の適性や向いている職種などについて第三者視点からアドバイスをもらうことで、自己分析を深めることにもつながります。
OB訪問とは?
ここでは、OB訪問の概要や流れなどを説明します。以下で、確認してみましょう。
OB訪問の概要
OB訪問とは、志望企業で働いている先輩社員を訪問し、企業や業務内容、社内の雰囲気などについて教えてもらうこと。業界研究や企業研究の一つであり、企業への理解を深めることでミスマッチの防止や、選考での志望度のアピールとしても有効です。
大学の就職支援センター(キャリアセンター)で卒業生のデータベースや名簿から探したり、ゼミやサークル、家族、アルバイト先など自分の人脈からOBを探すなどの方法があります。
「キャリアセンターを就職活動で活用する方法!サポート内容やメリットを紹介」のコラムでは、就活でキャリアセンターを活用する方法を紹介しているので、こちらもぜひチェックしてみてください。
OB訪問の流れ
OB訪問は、「OBを見つける→訪問の依頼をする→訪問準備をする→OBに会う→お礼の連絡をする」という流れが一般的です。
OB訪問の依頼は、基本的に電話かメールで行います。電話の場合は、始業前や就業直前の時間帯に連絡するのは避けましょう。メールの場合は、相手が一目で分かりやすい件名で送ることがポイントです。
時間の目安は、基本的に1時間程度のため、時間内に聞きたいことをしっかりと聞けるように質問を整理しておきましょう。
企業に電話をかける時間帯やマナーは「企業へ電話をかけても良い時間帯はいつ?知っておきたいマナーと注意点」のコラムで詳しく解説しています。
メールで訪問を依頼するときは「企業訪問のメールマナーを確認しよう!お礼や返信はどうする?」のコラムを参考にしてみてください。
OB訪問をはじめる時期
OB訪問を開始する時期は明確に決まっているわけではありませんが、基本的には大学4年生の3~5月ごろから活動する人が多いようです。早ければ、大学3年生の春ごろからOB訪問を開始する人もいるでしょう。
就活が本格的にスタートすると、ESや履歴書を作成したり説明会に参加したりとスケジュールが埋まってくるため、時間が取れるうちにOB訪問を行うのがおすすめです。
就活のスケジュールを事前に知っておくことで効率的に進められるため「就活はいつから始まる?スケジュールと事前にしておくべきことを紹介」のコラムで確認しておきましょう。
OB訪問で意識したいマナー
OB訪問では、約束した時間を厳守し、挨拶やお礼の言葉を忘れずに伝えることが大切です。OB訪問当日は、約束の時間の10分前には到着するようにしましょう。当たり前のことではありますが、時間を厳守し、遅刻は避けてください。「相手の貴重な時間を割いてもらう」という意識をもち、電車やバスの遅延、道に迷うなど不測の事態も考慮したうえで、時間に余裕をもって待ち合わせ場所に到着できるようにしましょう。
ただし、会社に直接訪問する場合は、約束の時間よりあまりにも早いと、不在だったり準備が整っていなかったりする可能性もあります。その場合は、5分前を目安に受付に行くのが無難です。また、交通機関の遅延などでどうしても時間に間に合わない場合は、それが分かった時点ですぐ連絡する必要があります。
OB訪問のはじめと終わりには、「こんにちは」「本日はよろしくお願いいたします」「ありがとうございました」など、挨拶やお礼の言葉をハキハキと伝えるようにしましょう。
OBとOGの違いとは?
先輩社員が勤めている企業を訪問することを「OB訪問」または「OB・OG訪問」といいます。「OB」は「old boys」、「OG」は「old girls」の省略語で、どちらも卒業生を指す言葉です。OBとOGの違いについては、「OBとOGの違いとは?就活時に訪問するメリットや注意点」でも解説しているので、あわせてご覧ください。OB訪問のやり方
ここでは、OB訪問をするための具体的な行動を解説します。以下で確認し、OB訪問の準備をする際の参考にしてみてください。
OB訪問の目的を明確化する
OB訪問のメリットを有効に活用するためには、事前に目的を明確化しておくことが大切です。目的を明確にすることで、的確に質問できたり、どのような人に話を聞きたいのかを絞り込めたりするでしょう。
業界研究や企業研究に活かすため
企業の説明会やWebサイト、求人要項などで情報を得ていても、実際の働き方や社内の雰囲気を知るのは難しいことです。OB訪問では志望企業で働いている先輩社員に話を聞けるため、企業や業務内容、社風などをリアルに把握しやすくなるでしょう。
また、同じ業界でも企業によって強みや社風はそれぞれ異なるため、業界地図やWebサイトを見るだけでは分からない「その企業ならではの特徴や強み」を知るという目的で臨むのも良いでしょう。
業界研究については「業界研究のやり方から情報収集の仕方・ノートのまとめ方まで徹底解説!」のコラムで詳しく解説しているので、こちらもぜひご覧ください。
キャリアパスのイメージを得るため
キャリアパスのイメージを得るためにOB訪問を行うのもおすすめです。OBの働き方や考え方などの話を聞くことで、自分の将来やキャリアパスを考えるための参考になるといえます。
また、自分が達成したいことやキャリアパスへの考えを整理し、企業で実現可能か、どのように実現できるかを聞いてみるのも良いでしょう。
面接に慣れるため
面接に慣れることを目的にOB訪問を行うのも有効といえます。前述したように、OB訪問は志望企業に勤務する社会人と話す機会であり一定の緊張感も伴うことから、面接の練習にもなるためです。
また、「面接で見られているポイントはありますか」や「同業他社と比較した際の選考の特徴はありますか」など、志望企業のOBだからこそ聞ける質問もあります。
選考を有利に進めるため
選考を有利にするためにOB訪問をしたいという場合もあるでしょう。選考では、1社に対してのOB訪問の回数が多いほど、熱意や志望度のアピールにつながりやすくなります。
なお、質問をする際は、調べればすぐに分かるような内容は避け、企業研究をしたうえで分からない点や気になる点を質問しましょう。回答してもらった内容を志望動機や自己PRに活かせれば、説得力のあるアピールにつながります。
社会人としての働き方を知るため
社会人としての働き方を知りたい場合にも、OB訪問は良い方法です。社会人経験が浅いと、自分が働くイメージがつきにくいことも。OB訪問で実際に社会人と話し、業務や働き方、職場の雰囲気などを聞くことで、自分のイメージと実際の社会人のイメージのギャップを埋められるでしょう。
訪問先を探す
OB訪問する人を見つけるには、「自分と交流のある大学の先輩から探す」「大学の就職支援センターで紹介してもらう」などの方法があります。以下で、訪問先を探す方法を確認しましょう。
自分と交流のある大学の先輩
大学のゼミやサークル、部活の先輩など、まずは自分と共通点や関連のある相手に話を聞いてみるのがおすすめです。大学の先輩であれば、比較的身近な存在のため、OB訪問を依頼しやすかったり共通の話題で盛り上がり質問しやすくなったりする場合もあるでしょう。
大学の就職支援センター
大学の就職支援センターでOBを紹介してもらうのも方法の一つです。直接関わりがなくても、自分の大学の卒業生で志望企業に勤務しているOBがいれば訪問できる可能性があります。
とはいえ、必ずしも志望企業に就職したOBが見つかるとは限らないことや、OB訪問のアポイント自体は自分で取る必要がある点には注意が必要です。
企業のWebページ
志望企業のWebサイトや採用ページの問い合わせフォームなどから、直接OB訪問を依頼するのも一つの手です。実際に訪問できるかは企業の採用状況や方針などによって異なりますが、OB訪問を実施している企業であれば受け入れてくれる可能性があります。
ただし、企業のWebサイトや採用ページでOB訪問を実施していないと案内がある場合、連絡をしてしまうと失礼にあたる場合もあるので必ず確認するようにしましょう。
OB訪問サービス・アプリ
OB訪問向けのアプリを活用する方法もあります。アプリによっては、在学している大学でなくても気になる企業の社員に訪問できるものもあるため、志望企業に自分の大学のOBがいない場合や、アポイントがなかなか取れない場合にも役立つでしょう。
メールor電話で依頼
OB訪問を依頼するときは、メールや電話で連絡するのが一般的です。できれば相手の時間を取らないメールが望ましいでしょう。冒頭では簡単な自己紹介を書き、企業に興味がありOB訪問を希望している旨を伝えます。
メールで依頼する際の例文
依頼メールでは、「なぜOB訪問をしたいのか」を記載し、OB訪問を受け入れてもらえた場合は、「お礼の言葉」と「OB訪問の候補日」を送りましょう。
【OB訪問を依頼する場合】
件名:OB訪問のお願い 氏名
本文:
株式会社△△
△△事業部 △△課
△△△△様
初めてメールを送らせていただきます、
■■大学■■学部■■学科■年の△△△△(氏名)と申します。
本日、大学の就職センターで△△様のことを知り、
OB訪問をお願いをしたくご連絡を差し上げました。
私は現在就活中で△△業界に興味をもっており、
なかでも貴社が開発に携わっている△△の事業に強く惹かれています。
ご多用のなか大変恐れ入りますが、お時間いただけるようでしたら、
再来週までの月曜日か木曜日で、
△△様のご都合の良い日時を教えていただけますでしょうか。
突然のお願いで誠に恐縮ですが、何卒よろしくお願いいたします。
———————————————–
氏名
■■大学■■学部■■学科■年
電話番号
メールアドレス
———————————————–
【OB訪問快諾のお礼】
件名:OB訪問のお願い 氏名
本文:
株式会社△△
△△事業部 △△課
△△△△様
お世話になっております。
■■大学■■学部■■学科■年の△△△△(氏名)と申します。
この度は、OB訪問の依頼を快く受け入れてくださり、
誠にありがとうございます。
当日は、貴社のサービスや具体的な業務内容についてのお話を
詳しくお聞きできればと考えています。
日程を決めたいのですが、
下記の日程でご都合の良い日程をご検討いただけますでしょうか。
△△月△△日(月)△時〜△△時
△△月△△日(月)△△時〜△△時
△△月△△日(木)終日
ご多用の中大変恐縮ですが、どうぞよろしくお願いいたします。
———————————————–
氏名
■■大学■■学部■■学科■年
電話番号
メールアドレス
———————————————–
OB訪問を依頼する際のメールの例文は、「企業訪問のメールマナーを確認しよう!お礼や返信はどうする?」のコラムでも紹介しているので参考にしてください。
質問したい内容を盛り込んでおく
OB訪問の依頼メールには、質問したい内容を盛り込んでおくのが有効です。これにより、OBが質問内容に合った情報や資料を準備してくれたり、より具体的な話を聞けたりする可能性があります。
話を聞く
OB訪問当日は、約束の時間に遅れることのないように準備しましょう。また、実際に会って話すときは、服装や言葉遣いに気をつけ、相手に失礼のないようにすることが大切です。
服装はスーツを着用するのが基本
OB訪問の際、企業やOBからの指定がない限りはスーツを着用すると良いでしょう。企業やOBによっては、服装を私服で指定される場合もあります。その場合は、シャツにジャケットを羽織るなど、ビジネスカジュアルな服装を着用しても問題ないでしょう。
服装に悩んだときは、基本的にスーツを着用すれば失礼にあたりません。
なお、ビジネスカジュアルのマナーやポイントは「ビジネスカジュアルとは?押さえるべきマナーやポイントなどを紹介」のコラムで紹介しているので、こちらもあわせてチェックしてみてください。
OB訪問での持ち物
OB訪問では、事前に持ち物をチェックし、忘れ物がないように準備することが大切です。特に、以下の持ち物を確認するようにしましょう。
- ・ESや履歴書
- ・ノート、筆記用具
- ・企業に関する資料やパンフレットなど
- ・質問内容を記載したノートやメモなど
OB訪問で聞いた話をメモするために、ノートや筆記用具の持参は必須です。当日忘れてしまった場合はコンビニなどで購入しましょう。
また、ESや履歴書を持参することで、OB側が就活生の人となりや実績を把握でき、それに寄り添った回答をもらえる可能性があります。場合によっては、内容の添削をしてもらえることもあるでしょう。
当日はマナーに気をつける
OB訪問当日はマナーに気をつけることも大切です。前述したように、当日は身だしなみを整え、約束の時間より少し前に到着しましょう。OBに顔を合わせたら、「△△と申します。忙しいなかお時間をつくっていただき、ありがとうございます。本日はどうぞよろしくお願いいたします」といったように、挨拶と自己紹介をします。
OBから名刺を渡された場合、両手で受け取り、自分の席側の左上に置いておきましょう。名刺を置いておくことで、相手の名前や部署なども確認しやすくなります。
「仕事での立ち振る舞いのマナーとは?就活に活かせるコツをご紹介」のコラムでは、就活にも活かせる立ち振る舞いを紹介しているので、こちらも参考にしてみてください。
OB訪問の注意点
OB訪問は、就活生が社会人の働き方や考え方などを知れる機会であり、企業との接点にもなり得ます。しかし、就活に関係のないことで連絡が来たり、呼び出されたりする場合は、いわゆる「就活ハラスメント」の可能性もあるため注意が必要です。そのため、OB訪問をする際は、できるだけ周りに人がいる場所で会うようにしたり、不安なことがあれば学校に相談したりすると良いでしょう。お礼メールを当日中に送る
OB訪問が終わったら、必ず当日中にお礼のメールを送ります。お礼メールでは、時間をつくってもらったことへの感謝とあわせて、直接話を聞いて印象に残ったことや感じたことを伝えましょう。OB訪問のお礼メールについては、「OB訪問後のお礼メールは鉄則マナー。その作法をご紹介」でもまとめているので、チェックしてみてください。
お礼メールの例文
OB訪問のお礼を伝えるメールには、当日の対応へのお礼のほかに、話を聞いて印象に残ったことや勉強になったことを具体的に書くのがおすすめです。
【例文】
件名:【OB訪問のお礼】氏名
本文:
株式会社△△
△△事業部 △△課
△△△△様
お世話になっております。
■■大学■■学部■■学科■年の△△△△(氏名)と申します。
本日はお忙しいなか、
貴重なお時間をいただきありがとうございました。
△△様から業務への向き合い方や
チームで動くことのやりがいや難しさなど聞くことができて、
大変勉強になったとともに、新鮮な驚きでいっぱいでした。
特に△△業界についても詳しく教えていただき、
お話を聞くなかで一層、貴社への志望度が高まりました。
また△△様に相談させていただくこともあるかもしれませんが、
その際はご指導ご鞭撻いただけますと幸いです。
重ねてにはなりますが、
本日は貴重な機会をいただき、誠にありがとうございました。
今後ともよろしくお願いいたします。
———————————————–
氏名
■■大学■■学部■■学科■年
電話番号
メールアドレス
———————————————–
OB訪問後のお礼メールの書き方は「OB訪問後のお礼メールは鉄則マナー。その作法をご紹介」のコラムでも詳しく解説しているので、こちらもぜひご一読ください。
選考結果も連絡すると良い
OB訪問した後に選考が進み、結果が出たタイミングにもお礼の連絡をしましょう。相談の時間を割いてもらったお礼や、今後の就活の進め方などを伝えるのがおすすめです。
なお、選考を通過しなかった場合や内定辞退をした場合も、就職後に何らかのかたちで一緒に仕事をする可能性もあるため連絡するようにしましょう。
【内定を承諾した場合】
件名:選考結果のご報告 ■■大学 氏名
本文:
株式会社△△
△△事業部 △△課
△△△△様
お世話になっております。
■■大学■■学部の△△△△(氏名)です。
先日は、お忙しいところOB訪問の時間をいただきありがとうございました。
本日、貴社の△△様より内定のご連絡をいただき、
承諾させていただきました。
△△から伺った業務へ取り組みや考え方などを
志望動機やキャリアパスなどに活かせたことが内定に繋がったと考えております。
日々の業務でご多用のなか、私の就職活動に対してご支援いただき
誠にありがとうございました。
来年度からは△△社の一員として、
△△とご一緒に働けることを心から楽しみにしております。
今後ともよろしくお願いいたします。
———————————————–
氏名
■■大学■■学部■■学科■年
電話番号
メールアドレス
———————————————–
【採用見送りの場合】
件名:選考結果のご報告 ■■大学 氏名
本文:
株式会社△△
△△事業部 △△課
△△△△様
お世話になっております。
■■大学■■学部の△△△△(氏名)です。
先日は、お忙しいところOB訪問の時間をいただきありがとうございました。
本日は選考結果についてご連絡させていただきました。
先日、二次面接を実施しましたが、
不採用という結果になりましたことを報告させていただきます。
親身になり相談にのっていただいたにも関わらず、
自分の力が及ばずに申し訳ございません。
△△様にご教示いただいたことは
今後の就職活動に活かしていきたいと思います。
改めて、貴重な機会をいただきありがとうございました。
△△様のますますのご活躍を祈念しております。
———————————————–
氏名
■■大学■■学部■■学科■年
電話番号
メールアドレス
———————————————–
メールでのビジネスマナーや状況別の例文は「企業メールへの返信マナーを解説!時間や日程調整を伝える際の例文も紹介」のコラムで詳しく解説しているので、こちらもぜひチェックしてみてください。
OB訪問で聞いておくべきことは?
ここでは、就活に活かすためにOB訪問で聞いておくと良い質問内容を紹介します。質問は事前に準備しておくのが基本です。自分で調べられる企業情報や募集要項にはあらかじめ目を通し、OB訪問だからこそ聞ける質問を準備しておきましょう。
学生時代について
OBの学生時代の過ごし方から、自分との共通点やこれからできる取り組みを知ることで、志望動機の作成や自分自身のガクチカなどに活かせる可能性があります。
【質問例】
- ・今の仕事に活かされている学生時代の経験
- ・学生時代の専攻や学んでいたこと
- ・学生時代の目標や価値観
- ・学生時代にやって良かったこと
- ・学生時代で後悔していること
学生時代に力を入れていたことは、面接で聞かれやすい質問の一つです。「面接時で聞かれるガクチカの話し方を紹介!どこまで話す?長さの目安は?」のコラムでは、面接でのガクチカの答え方や見られているポイントなどを紹介しているので、こちらもぜひチェックしてみてください。
就職活動について
志望企業で働くOBに就職活動について質問し、自分自身の就活に活かすのも有効です。また、選考を受けるにあたり、苦手な分野についてどのように対策したかを質問してみるのも良いでしょう。
【質問例】
- ・入社した動機
- ・就職活動の軸
- ・業界研究や企業研究の方法
- ・就活でやっておいたほうが良いこと
- ・面接で自己PRやガクチカについて話した内容
- ・就活で苦労したこと
なお、企業研究の重要性ややり方は「企業研究とは?その必要性とスムーズに行うコツを知っておこう!」のコラムで詳しく紹介しているので、ぜひこちらもご覧ください。
選考について
OB訪問では、選考を突破するために努力したことや通過できた要因などを質問するのもおすすめです。
【質問例】
- ・会社で活躍している人に共通する特徴
- ・若手社員に期待していること
- ・面接で印象に残っている質問
- ・面接で評価されたと感じた点
- ・志望動機や自己PRに盛り込んだほうが良い要素
- ・担当した面接官の役職や立場など
志望企業の選考を受けたときの質問内容や面接の形式などを聞いておくのも、今後の選考対策に役立つでしょう。
面接で聞かれやすい質問は「面接でよくある質問と回答例を紹介!中途採用と新卒では内容が違う?」のコラムでも紹介しているので、こちらもあわせてチェックしておきましょう。
業界や企業について
業界や企業について質問すれば、もらった回答から業界研究や企業研究に活かせます。同じ業界であっても、企業ごとに価値観や業界内での強みや弱みは異なるため、特徴や思いなどを聞いてみるのも良いでしょう。
【質問例】
- ・業界全体の強みや弱み
- ・業界の展望
- ・業界内での企業の立ち位置
- ・企業の課題と感じる点
- ・競合と比較したときの強みや弱み
- ・企業が力を入れていること
就活では、業界の特徴や将来性を知るためにも業界研究は重要です。「業界研究のやり方は?就活に役立つノートの作り方とポイントを紹介」のコラムを参考に、しっかりと業界研究を行いましょう。
業務について
OB訪問で実際の業務の流れや大変さ、やりがいなどを聞くことで、自分が働く姿をより具体的にイメージしやすくなるメリットがあります。入社前と実際に働き始めてから感じたギャップなども参考になるでしょう。
【質問例】
- ・具体的な業務内容
- ・仕事をしていて楽しいこと、辛いこと、職種ならではの苦労
- ・今までの仕事でやりがいを感じたこと
- ・入社前と入社後のギャップ
- ・学生時代の専攻や学びが活かされる場面
- ・目標数字やノルマはあるか、チームや個人で取り組むか
- ・求められるスキルはあるか
ハタラクティブの「若者しごと白書2024 1-7.現在の仕事に就いた理由」によると、現在の仕事に就いた理由は、正社員、フリーターともに「希望する仕事内容だったため」が31.0%で最多です。
そのため、業務内容に関する質問は、納得のいく就活を行うためにも有効といえるでしょう。
具体的な業務内容を聞くことで、業務で活かせる自分の強みや得意なことを見つけられる可能性もあります。「自分の強みの伝え方とは?効果的なアピール方法を解説」のコラムでも自分の強みの見つけ方を解説しているので、こちらもぜひ参考にしてみてください。
参照元
ハタラクティブ
若者しごと白書2024
働き方について
自分が希望している働き方がある場合、実際の働き方を聞くことで入社後のミスマッチ防止に役立つでしょう。働き方への考え方を聞いてみるのもおすすめです。
【質問例】
- ・入社後にギャップはあったか
- ・具体的な1日のスケジュール
- ・繁忙期の働き方
- ・福利厚生で活用しているものはあるか
- ・有給の取得について
- ・残業時間の目安
- ・産休や育休が活用されているか
なお、有給の取得や残業時間などは人それぞれ異なり、プライベートな質問のため聞き方には注意が必要です。「仕事への意欲が低いのでは」と思われる可能性もあるため、「就職後は仕事に全力で取り組みたいと考えており、そのうえでプライベートも大事にできればと思っています」と伝えてから質問すると良いでしょう。
キャリアパスについて
将来のキャリアの進め方や入社後に実現したいことのイメージがつかないときは、キャリアパスについて質問してみるのがおすすめです。すでにキャリアプランを考えていても、悩んでいる部分や入社後に実現可能かなどを聞くことで、より明確になるでしょう。
【質問例】
- ・これから成し遂げたいこと
- ・今後の人生設計やキャリアプラン
- ・携わってみたい分野
- ・興味のある職種
- ・転職や異動を考えたことはあるか
入社後に達成したいことや将来のキャリアプランは、面接でもよく聞かれる質問といえます。OB訪問で聞いたことを参考に、自分自身のキャリアプランを明確にしておくと良いでしょう。
キャリアプランを考える際には、「キャリアパスって何?キャリアプランとはどう違う?」や「「3年後の自分」の例文を紹介!具体的な考え方や回答時のポイントも解説」のコラムなども参考にしてみてください。
上記以外にも、「どのような理由で会社を辞める人がいるか」「転勤はあるか」など、面接では聞きにくいことを確認できるのもOB訪問のメリットです。OB訪問では、言葉遣いなどのマナーを守ることは大切ですが、「緊張し過ぎて気になっていたことが聞けなかった」となってしまっては意味がありません。話を聞く際は用意した質問にこだわり過ぎず、回答で分からなかった点や気になった点を掘り下げましょう。疑問に思ったことや不安を感じていることを正直に聞くことで、実際に就職した際のギャップを回避できる可能性があります。
OB訪問で避けたい質問
ここまでOB訪問で聞いておくべきことを紹介しましたが、反対に、OB訪問で避けたほうが良い質問もあります。
企業説明会や企業のWebサイトで公開されていることや、調べればすぐに分かるような質問は避けましょう。「企業について調べていない」「仕事への意欲が低いのでは」と思われ、印象が下がってしまう恐れがあります。
また、「仕事はどうですか」など抽象的な質問だと、OBが質問の意図を読み取れない場合があるため、できるだけ具体的に質問するのが大切です。
加えて、OB個人の給与額や恋人の話などは、プライベートに関わる質問になるので控えるようにしましょう。
OB訪問のメリットをさらに活かすコツ
OB訪問のメリットをさらに活かすコツとしては、「ほかの社員にもOB訪問する」「同業他社でOB訪問する」といったものが挙げられます。以下で、確認してみましょう。
ほかの社員にもOB訪問する
OB訪問メリットをさらに活かすには、最初の一人目と異なる部署や年齢、役職などのOBにも訪問してみるのがおすすめです。前述したように、OB訪問の実施は選考時に熱意や志望度のアピールになるため、訪問人数が多ければ、企業側にもそれだけ志望度が高いのだと判断されやすくなります。また、複数人に訪問することで企業理解が進み、部署ごとの違いや自分の適性に合うかどうかなどを考えるための要素が得られるでしょう。
面接では、複数人に訪問したうえで分かったことや感じたことを伝えるのもおすすめです。たとえば、「総務部の△△さんと営業部の△△さんにOB訪問し、志望する総務部は、多くの発注を受ける営業部をはじめ、ほかの部署のサポートに貢献できると実感しました」といった伝え方ができるでしょう。
面接で熱意や志望度を伝えるポイントは「自己PRは熱意が大切!伝えるための具体的なポイントを解説」のコラムで詳しく解説しているので、ぜひこちらもご覧ください。
同業他社でOB訪問する
同業他社でOB訪問することで志望企業の特徴や強みを把握し、志望動機で「その企業ならでは」の理由を伝えられるなど、選考に役立つ可能性もあります。事業内容が似ていても、社風や価値観、職場環境などは異なるため、他社ではなくその企業を志望した理由を具体的に伝えることで説得力が増すでしょう。
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一人ひとりの経験、スキル、能力などの違いを理解した上でサポートすることを心がけています!
京都大学工学部建築学科を2010年の3月に卒業し、株式会社大林組に技術者として新卒で入社。
その後2012年よりレバレジーズ株式会社に入社。ハタラクティブのキャリアアドバイザー・リクルーティングアドバイザーを経て2019年より事業責任者を務める。