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挨拶メールの基礎知識!分かりやすい文章を書くためのポイントは?
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この記事のまとめ
- ビジネスメールの基本は、まず件名を分かりやすくまとめること
- 本文内容の基本は、宛名・挨拶・社名や部署名・名前・伝えたい内容・結びの挨拶・署名
- TO・CC・BCCを利用すると、シーン別にメールを使いやすくなる
- 挨拶メールは、OB・OG訪問後や内定後に感謝の気持ちを伝える手段にもなる
- 社会人になったあと、前任者や後任者の引き継ぎ時に挨拶メールを送ると良い
- 挨拶メールは退職の際にも、社外・社内の人に対して送るのが一般的
挨拶メールとは、お世話になった方に送るもの。特に就活や業務における挨拶メールは、これからお世話になる方と今後の関係を良好にするために必要なものです。このコラムでは、ビジネスメールの基本や注意点を解説。また、就活編と社会人編のケース別の挨拶メールの書き方も紹介しています。挨拶メールの書き方で悩んでいる方は、ぜひ参考にしてください。
挨拶メールの基本であるビジネスメールの書き方
コミュニケーションツールとして利用されるメール。ビジネスでは業務を円滑に進めるため、分かりやすい内容であることが重要視されます。どんな点に注意すれば分かりやすいメールを作成できるのか、以下を参考にしてください。
件名は分かりやすく簡潔に
件名は、どのような要件で連絡しているのかを相手に伝えるためのもの。人によっては1日に何十通もメールが届くことがあるので、開封しなくてもある程度内容が予測できる件名にしましょう。さらに自分の名前も記載しておくと誰からの連絡か分かりやすく、相手も安心して開封できます。たとえば、「○○について(名前)」「○○のお知らせ(名前)」などがおすすめです。早急に返信や対応が必要となる場合は「【緊急】○○の件について(名前)」と記載すると分かりやすいでしょう。
本文に盛り込む内容
本文に記載する内容は、宛名・挨拶・自分の所属している会社や部署名・自分の名前・伝えたい内容・結びの挨拶・署名が基本です。それぞれの内容についても注意した方がいい点があるので、覚えておきましょう。
宛名
企業の中には、同じ苗字の人が複数在籍していることがあります。そのため「○○様」だけでは、本当に自分宛てのメールなのかと不安に感じてしまう人も。相手の社名・部署名とともに、フルネームで○○様と書きましょう。
挨拶文
いきなり本題に入ると唐突な印象になるので、挨拶でワンクッションおきましょう。社外の人に送る場合は「いつもお世話になっております。」「ご無沙汰しております。先日はありがとうございました。」など。社内の人へは「お疲れ様です。」と文頭に添えるのが一般的です。こちらの「「いつもお世話になっております」の意味と使い方は?状況別おすすめ表現」を読むと、さらに理解が深まるので併せてご覧ください。
自分の名前
宛名と同様、名字だけではどの人物か判別できないことも。社名・部署名も記載し、フルネームで名乗るのがベストです。誰からのメールか分からないまま内容を読んでも要件がピンとこないことがあるので、文頭で名乗ってから本題に進みましょう。
内容
要件を最初に伝えたあと、詳細を分かりやすく記載します。箇条書きにした方が分かりやすいこともあるので、内容次第で適切な形に整えましょう。
結びの挨拶
要件を伝えてそのまま終わりにすると素っ気ない印象になってしまいます。「ご検討のほど、よろしくお願いいたします。」「今後ともよろしくお願いいたします。」などの挨拶文を用いて締めましょう。
署名
最後に記載する署名は、名刺のようなもの。メールの内容に関する問い合わせをしやすいように、以下の内容を記載しましょう。
・会社名
・部署名
・名前
・メールアドレス
・会社の郵便番号
・住所
・電話番号
・FAX番号
・HPアドレス
ビジネスメールの注意点
挨拶メールには、いくつかの注意点があります。これらの注意点を見落としたまま挨拶メールを送ってしまうと、相手に不快な気持ちを与えてしまうかもしれません。知らず知らずのうちにマナー違反にならないように、きちんとチェックしておきましょう。
メールの返信はなるべく早く
メールの返信が早いことでデメリットは発生しません。返答を必要とするメールが届いたら、期日の有無に関わらず素早い返信を心掛けましょう。返信が早ければ、相手は「早く業務に取り掛かれる」「ゆとりができる」などのメリットがあり、今後の関係性も良好に保てます。
TO・CC・BCCの使い分けについて
メールを作成する際、宛先を入力する欄にTO・CC・BCCという表記を見たことがある方もいることでしょう。これらの役割を知っておくと用途によって使い分けることができます。
TO
宛先。メインとなる送信先のメールアドレスを記載します。カンマで区切った後に続けて別のアドレスを入力すると、複数の人に対して同じメールを送ることができます。
CC
カーボン・コピーの略。複数の人に送信する時に入力します。TOに入力した内容と同じメールを、CCに入力されているアドレスの人すべてが読め、誰に送信されているのかの判断ができます。たとえば、「TOに送信する内容を確認してほしいものの、返信は必要としない」といった上司や同僚などに共有する場合に用いられます。
BCC
ブラインド・カーボン・コピーの略。BCCの受信者の名前は、他の受信者が受け取ったメールには表示されません。宛先の人たち同士が知り合いでないときに用いられるのが一般的。BCCを使う際は「BCCで送信しています」と一言添えておくとよいでしょう。
添付ファイルの大きさに注意
資料や画像を送信するときは、ファイルの大きさに気をつけましょう。容量が大きいと、相手が受信できない・画像を開けない・開くのに時間がかかるというトラブルが発生することがあります。
挨拶メールの書き方 ~就活編~
就活においても、挨拶のメールを書く場面はあります。挨拶メールの有無だけで合否が決まるわけではありませんが、採用担当者が他の求職者と選考で迷ったとき、挨拶メールをしていたことで一歩リードできることが可能性があります。では、どのような場面でメールを送った方がいいのでしょうか。
応募先の企業の人と関わったあと
OB・OG訪問やセミナー、面接の後、選考結果がきた際など、企業とのやりとりが発生したときにはお礼の挨拶メールを送るのが基本。なぜなら、企業は求職者のために貴重な時間を割いて選考を行っているからです。お礼の気持ちを込めた挨拶メールを書きましょう。
内定を貰ったときのお礼の挨拶
「内定を貰ったからもう入社までやることはない」というわけではありません。挨拶メールは相手への感謝を伝えるもの。内定を貰うまでの選考のために費やした時間や、採用してくれたことへのお礼を伝えるのがマナーといえます。内定のお礼メールは、挨拶・お礼・入社してからの抱負・お礼の順で書き、締めの挨拶を文末に入れましょう。メールの代わりに手紙でお礼状を送っても構いませんが、カラーや柄の入っている便箋は、ビジネスシーンでの使用はNGです。白無地の便箋を使用しましょう。履歴書や職務経歴書を記入するときと同じく、誤字脱字などで間違ってしまったら修正液などは使用せず、新しい紙に最初から書き直してください。具体的なお礼状の書き方は「ビジネスシーンにおけるお礼状の書き方は?どんなシーンで利用するのか解説」に掲載してありますので、参考にしてください。
挨拶メールの書き方 ~社会人編~
挨拶メールは、社会人になってからも社内・社外の人と上手く関わっていくための大切なツールです。ここでは、社会人になってから挨拶メールをする際のそれぞれのシーンでの注意点をご紹介します。
お客さまへの最初の挨拶
本来、担当者が変わる時は前任者とともに直接相手の元へ挨拶に赴くのがマナーです。しかし、時間的な問題もあり、取り急ぎメールで挨拶をしておくことも。その場合は、その旨を記載するとともに、トラブルを避けるためにメールの内容を上司にチェックしてもらってから送信しましょう。
異動の挨拶
異動をする際にも、関わりのあった人に対して挨拶をしなければなりません。お世話になったお礼と一緒に後任者の情報を書き、今後の業務に支障がないよう取り計らいましょう。簡単にまとめられるようであれば、相手との思い出を添えると印象深くなります。
退職の挨拶
退職時も、異動時と同じく社内・社外の人に対して、お世話になったお礼の挨拶メールを送ると良いでしょう。その際、後任者の紹介や退職日、特に関わりの深い人には相手との思い出などを簡潔にまとめて書きます。送るタイミングは、社外であれば引き継ぎなどを考慮して退職日の2〜3週間前にするのが一般的。社内に送る際は、退職日の1週間前や、最後の挨拶となる退職日(最終出勤日)など会社によって違うので、上司と相談してから送信するのがおすすめです。「例文付き!好印象な退職の挨拶メールの内容と書き方」のコラムに、退職の際の挨拶メールについて分かりやすくまとめあるので、一度目を通してみてはいかかでしょうか。また、円満退社であるなら退職後の連絡先を書いておくと、今後の関係も良好に保てることでしょう。
ハタラクティブでは面接の日程調整など企業とのやり取りを代行しています。就活中の挨拶メールを送るタイミングや具体的な内容のアドバイス、文例のご紹介なども可能です。就活アドバイザーが求職者1人ひとりと丁寧に対応していますので、どんな小さな悩みでもお気軽にご相談ください。
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一人ひとりの経験、スキル、能力などの違いを理解した上でサポートすることを心がけています!
京都大学工学部建築学科を2010年の3月に卒業し、株式会社大林組に技術者として新卒で入社。
その後2012年よりレバレジーズ株式会社に入社。ハタラクティブのキャリアアドバイザー・リクルーティングアドバイザーを経て2019年より事業責任者を務める。