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転勤ありの仕事に就くのは不安…?実はキャリア形成に有利な点を解説!
更新日
地方に転勤して一人きりで頑張っていける自信がありません。
大手企業から内定をいただきました。仕事内容は理想的なのですが、条件に全国転勤有とあり、実際に数年単位で地方への転勤があるようです。
生まれも育ちも関東で、友人も関東に多く、地方に転勤して一人で頑張っていける自信がありません。
大手企業には全国転勤がつきものですが、今住んでいる場所から離れることは、やはり不安に感じるでしょう。しかし、全国転勤はデメリットだけではありません。企業側の意図や、転勤とキャリアの関係性について解説します。
就活アドバイザーに詳しく聞いてみました!
「転勤ありの仕事に就くことが不安…」という気持ちを抱く方もいるでしょう。たしかに、新しいコミュニティーで人間関係を築いたり、新たに業務を覚えたりするのは緊張や負担を伴うものです。しかし、将来的なキャリア形成の観点から考えると、良い面もあります。このコラムでは、企業側の意図も踏まえ、転勤のポジティブな面を解説していきます。
転勤ありの仕事は本当に不安要素だけ?
面接時や入社前の段階で「いずれ全国転勤できますか?」と聞かれたとき、自信をもってYESと答えられる人は少ないでしょう。多くの方が友人や家族との距離が離れるという点を不安に感じているようです。たしかに、引っ越すことで物理的に身近な方との距離はできてしまいますが、転勤は入社後すぐに言い渡されるわけではありません。大抵は最初に配属された場所で数年の勤務を経たあとというケースがほとんど。そのころには社内に知人も増え、信頼できる上司や仲間もできていることと思います。
地方に転勤になっても、元の職場で頑張っていた経歴を認識したうえで受け入れてもらえますし、きっと新しい職場にも一緒に働く仲間がいるはずです。たしかに、新しいコミュニティーで人間関係を一から築いていくのは、それなりの緊張や不安、エネルギーを要します。しかし、将来的なキャリア形成の観点から言うと、社内の人脈を広げられるチャンスとも捉えられるのではないでしょうか。
転勤は基本的には拒否できない
就業規則に「転勤あり」と記載されている場合、転勤の辞令は原則拒否することはできません。しかし、やむを得ない事情や正当な理由がある場合のみ、企業によっては拒否することも可能です。「転勤を拒否できるのはどんなとき?正当な理由があれば断れる?」に拒否が可能なケースについて紹介されているので、参考にしてください。転勤ありの企業が意図すること
転勤はネガティブなイメージが先行しがちですが、企業側の意図を知るとその印象が変わるかもしれません。まず、転勤の背景には「将来的な幹部候補を育成したい」「経営側の視点を身に付けて成長して欲しい」という、社員に対する企業側の期待があります。新規事業の立ち上げや事業拡大に伴う組織再編で行うことも多く、特に20~30代の中堅社員であれば、能力を評価されての転勤という見方が一般的でしょう。役職に就くといった栄転も珍しくないようです。
また、企業側は会社の本拠地で良い実績を残した事例がある場合、その成功事例をベースに地方への進出を図ることがよくあります。そこで売上をのばした社員が、次に新しく開設する拠点の責任者を任されるケースも多いため、転勤自体がキャリアアップの材料になることもあるでしょう。
このような企業側の意図に目を向けると、全国各地の事業所と関わり、人間関係を築き上げ、実績を残すことは、将来的なキャリア形成において必要といえます。一箇所での経験しかない社員よりも、さまざまな地域、部署、職務の経験をしている社員のほうが幅広い仕事を任せられるというのは、企業側の気持ちとして当然ともいえるでしょう。
また、多様な経験をすることにより、得意なこと・苦手なことが見えるようになるのも、転勤のメリットといえます。転勤をネガティブに捉えるのではなく、自身の仕事の幅を広げるきっかけという認識を持ってみることが大切です。
自ら転勤や異動を希望する場合の理由はポジティブに!
自ら転勤や異動を希望したいときは、「異動願い」を申請するのが一般的です。記載する内容は、現在の部署の所属期間、希望する異動先部署名、異動を希望する理由など。スムーズに受理してもらうためには、前向きな希望理由を明記することが大切です。「異動願いを提出したい!タイミングや正しい書き方を例文付きで解説」に具体的な例文が紹介されているので、ご参照ください。転勤ありの求人はマイナスポイント?
転勤したくない方のなかには、「地方拠点のない中小企業は転勤がないうえ、一つの事業所で落ち着いて働けるため、安定したキャリア形成ができる」と考える人もいます。これは一理あるかもしれませんが、限られた業務経験しか積めないという懸念も少なからずあるでしょう。実際、勤務先の中小企業が経営不振に陥り、転職を試みたとしても、他社からは「限られた業務経験しかないと採用しづらい」と評価されることがあるようです。
自身のキャリアプランを転職前提で考えるなら、転勤自体はキャリアの質を高める要素でもあるため、ネガティブな面だけを捉えるのはあまりおすすめできません。もちろん、企業規模の大小で転勤の有無が確実に決まるわけではありませんが、必ずしも"全国転勤あり"というフレーズは、マイナスポイントではないということを覚えておくと良いでしょう。
なお、地方拠点がある企業でも、総合職か一般職か採用形態により、転勤の有無や頻度が異なります。詳しくは「総合職とは?一般職との違いやキャリア選択のコツを解説!」にまとめられているので、そちらをご参照ください。
専門的な知識やスキルを身につけてスペシャリストになるのか、幅広い経験をしてゼネラリストになるのかによっても、選択肢は変わってきます。転勤の有無によって生じるメリットやデメリットと、ご自身が理想とするキャリアについてよく考えてから、内定を承諾するのか判断してみてはいかがでしょうか。
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一人ひとりの経験、スキル、能力などの違いを理解した上でサポートすることを心がけています!
京都大学工学部建築学科を2010年の3月に卒業し、株式会社大林組に技術者として新卒で入社。
その後2012年よりレバレジーズ株式会社に入社。ハタラクティブのキャリアアドバイザー・リクルーティングアドバイザーを経て2019年より事業責任者を務める。