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職場のジェネレーションギャップはどう埋める?世代間の認識の違いと対処法
更新日
この記事のまとめ
- 職場での世代間ギャップが埋まらないのは価値観や行動方針の違いがあるため
- よくある職場の世代間ギャップはコミュニケーションに関することや業務に対する認識
- 職場での世代間ギャップは埋まらないのが当然で、お互いに歩み寄る姿勢が大切
- 求人を探す際は、実際の職場とギャップがないか事前にしっかり確認しよう
職場の人と世代間のギャップを感じ、「業務をやりづらい」「居心地が悪い」と感じた経験がある方もいるでしょう。ジェネレーションギャップは無理に埋めようとしなくても、お互い歩み寄ろうと努力することで、良好な人間関係を構築できる可能性があります。このコラムでは、世代間のギャップを埋めづらい理由を考察。また、職場でギャップを感じやすい場面やコミュニケーションをとるコツなどについてもまとめています。
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職場での世代間ギャップが埋められない理由
職場で世代間のギャップを感じる理由は、過ごしてきた時代背景が人の価値観の形成や行動に少なからず影響を与えてきたからといえます。
たとえば、好景気だったバブル期に社会人として働いていた世代は、安心して就職・勤務ができたことで将来に対する期待度や会社への帰属意識が高く、安定志向での働き方を望む傾向にあるようです。年功序列が主だったこともあり、上司の言動に従うのが基本姿勢であるのも特徴といえるでしょう。
一方、バブルが弾け就職が困難な状況で社会人になった就職氷河期世代は苦労をした分、会社への帰属意識は低いものの、自分自身でのスキル・キャリアアップには意欲的で状況に応じて転職を検討する傾向があります。就職氷河期世代の詳細は「就職氷河期とはいつのこと?世代の特徴や受けられる支援を解説!」も参考にしてください。
就職難で苦しんでいた前世代を目の当たりにしてきた若手世代も帰属意識は低めなものの、転職や時代の変化といったリスクに対する意識が高めであるのが就職氷河期世代との違いといえるでしょう。就職氷河期や若手世代は、ダイバーシティが推進されたこともあり、年齢や役職、男女の差を問わず意見交換できる場を好む傾向にあるようです。このように、働くうえでの軸となる価値観や行動方針に世代間で大きな違いがあることが、ギャップを埋めづらい要因になっているといえます。
職場でよくある3つの世代間ギャップ
職場で世代間ギャップを感じやすい場面としては、主に以下の3つが挙げられます。
1.職場でのコミュニケーションに関するギャップがある
2.業務への認識にギャップがある
3.プライベートに対する考え方にギャップがある
以下で、それぞれの詳細について解説します。
1.職場でのコミュニケーションに関するギャップがある
若手世代は職場で自分の意見を積極的に伝えなかったり、休憩時も無理な付き合いはしなかったりする傾向があるようです。理由としては、「伝え方が分からない」「提案してどう思われるか不安」「プライベートと仕事は分けたいため業務に支障が出ない程度の関係を希望する」などが挙げられます。比較的、職場でのコミュニケーションが密だったバブル世代から見ると、ギャップを感じやすいでしょう。また、コミュニケーションにおけるツールの使用でもギャップを感じる場面があるようです。近年はチャットツールやビデオ会議ツールを使用することが多くなっていますが、「対面でのコミュニケーションが一番」と考える世代の方は、ギャップを感じざるを得ないでしょう。
2.業務への認識にギャップがある
前述のとおり、バブル世代は比較的、上司や先輩など年上や役職が上の人の指示に従ってきた方が多いようです。「コピーをする」「率先して先輩や上司の手伝いをする」といった業務も「任された仕事」として受け止め、「若手がやって当たり前」という意識が根付いているといえるでしょう。しかし、就職氷河期世代や若手世代は、「自分の担当範囲内の業務は自分で責任を持って全うする」という意識が強い傾向があるようです。緊急時やチームでの作業など協調性が必要な場面は別ですが、基本的に「目上の人のサポートは担当外の業務」と認識し、相手にもそれを望んでいる可能性があるといえるでしょう。また、スマートフォンやタブレット、パソコンなどを使って資料を共有するのが日常的となっている若手・就職氷河期世代と、紙媒体を好むバブル世代とでは、業務上のギャップを感じやすいといえます。
3.プライベートに対する考え方にギャップがある
バブル世代の場合、「休日はゴルフ接待」「退勤後は上司との飲み会」などプライベートの時間も仕事に関わることに費やすのが一般的と考える方も多いようです。一方、就職氷河期世代や若手世代の場合は、公私を分けて過ごすことを好む傾向にあるといえます。中には、「上司との飲み会に意味を見いだせない」と感じる人もいるようです。職場の人と飲み会をするメリットを知っておきたい場合は、「会社の飲み会は評価に繋がる?参加するメリットや乗り切る方法」でご確認ください。
職場での世代間ギャップは埋まらなくて当然
職場での世代間ギャップを埋めたいという気持ちは大切ですが、重要なのは、他者が自分とは違う考え方を持っていることを受け入れ、フラットな立場で対話することです。無理に世代間のギャップを埋めなくても、相手の考え方を受け止め、歩み寄る努力をするだけで良好な関係を築ける可能性があります。以下で若い世代と年上の世代それぞれで気を付けるべきポイントを紹介するので、コミュニケーションをとる際の参考にしてみてください。
若い世代からの歩み寄り
人生経験も職場での業務経験も自分より多いのは事実であるため、質問をしたり頼ったりするなど自分から積極的に働きかけてみましょう。そうすることで自分の成長につながり、相手にも喜んでもらえる可能性があります。「バブル世代とのジェネレーションギャップはコミュニケーション力が鍵」のコラムでも上司への歩み寄り方を紹介していますので、あわせて参考にしてください。
年上の世代からの歩み寄り
若手世代とのコミュニケーションでは、「価値観の押し付けになっていないか」「命令口調になっていないか」「新しい物事を拒否していないか」などの点に気をつけてみると良いでしょう。職場で柔軟性が高いイメージを持ってもらえれば、若手世代との関係作りがしやすくなる可能性があります。
職場でのギャップに悩んだら転職も視野に入れてみよう
どうしても良好な関係を築けず、仕事や心身に悪影響が出ているのであれば、転職を検討してみるのも1つの方法です。ただし、職場でのジェネレーションギャップのように、実際に入社してみないと分からないこともあるでしょう。「入社してみたら、求人に書かれている内容と違った」というケースは少なくないようです。入社後にミスマッチを感じないためにも、事前に求人内容が正確か確認しておきましょう。以下では、入社後に感じやすい求人内容とのギャップを紹介します。
入社後に感じやすい求人内容とのギャップ
求人票で見たときと実際に入社したときに感じやすいギャップとしては、以下のようなものが挙げられます。
残業時間
「求人内容には残業は月10時間程度と書かれていたのに、実際は40時間以上だった」というギャップは少なくないようです。残業時間はライフスタイルに直結するため、職場を選ぶ際に重要視する人も多いでしょう。家事や育児、習い事などのために残業時間が少ない職場を選んだつもりが、実際には残業時間が多いと、入社後のミスマッチに繋がりやすくなるといえます。
休日出勤
「求人内容には完全週休二日制(土・日)と記載されていたのに、実際に職場で働きはじめると土曜日に出勤を求められた」というギャップもあるようです。休日に関するミスマッチは「しっかりリフレッシュしながら働きたい」「プライベートも充実させたい」と考えている人にとって、体調やスケジュールの管理が難しく感じられることもあるでしょう。
「完全週休二日制」が土日休みとは限らない
休日に関する表記は誤解しやすいため注意が必要です。たとえば、「週休二日制」と「完全週休二日制」は異なります。また、同じ完全週休二日制であっても、休日となる曜日は企業によって異なります。休日の表記に関しては、「完全週休二日制とは?土日祝日が休みになる?週休二日制との違いも解説」のコラムで詳しくまとめていますので、ご確認ください。仕事内容
技術職の求人に応募したのに営業の仕事を任されるなど、求人に書かれていた内容と実際に担当する業務が異なるギャップもあるようです。求人情報に書かれていた内容に加えて、ある程度はほかの仕事を任されるケースもあるでしょう。しかし、明らかに職責を越えたり希望の業務と異なる仕事を割り当てられたりする場合は、入社前のイメージとのギャップが生じやすいといえます。また、求人内容には「未経験者可」と書かれていたのに、実際には未経験では困難な仕事を任されることも。職場における事業の拡大や人員の増減などで、配属や業務内容は変化しやすいため、想定外の仕事が発生する可能性はあると心に留めておくと良いでしょう。
勤務地
「求人内容には本社勤務と書かれていたのに、実際の配属先は本社以外だった」というギャップもあるでしょう。また、「最初は求人内容通りの勤務地だったのに、数週間〜数ヶ月後には異なる場所での勤務を命じられた」というケースもあるようです。勤務地が変わると、職場への通勤に時間がかかり、場合によっては引っ越しも検討しなければならないなど、働き続けることが困難になる恐れもあるといえるでしょう。
昇給制度
「求人内容には昇給があると書かれていたのに、実際には適用されない」というケースもあるようです。また、適用されるとしても「業績で何年も連続でトップを取る」など困難な条件が設定されている場合も。「初任給が少なくても昇給制度があるから構わない」と考えている場合は、入社後に確実に給料アップを目指せるかをしっかり確認したうえで、応募するかを検討することが大切です。
入社前とのギャップがない転職を叶えるには
採用されて働きはじめてから入社前のイメージとのギャップに気付いても、対処してもらえない可能性も考えられます。自分が気になるポイントを絞って、応募する段階で採用担当者へ確認しておくと良いでしょう。面接で聞くことも可能ですが、職場の労働条件のことばかり質問してしまうと仕事への意欲の低さを疑われてしまう恐れもでてきます。また、インターネット上の求人情報の中には、実際と異なる情報や古い情報が掲載されている可能性もあるので注意が必要です。もし、1人での求人探しに不安がある場合は、就職エージェントを利用すると良いでしょう。
ハタラクティブは20代・30代の若年層に特化した就職・転職エージェントです。ハタラクティブでは、専任のアドバイザーが企業側と直接労働条件や求める人物像などについて確認を行ってから、求人内容を掲載するように徹底しています。また、掲載内容のほかに気になることがあれば、アドバイザーを通じて面接前に確認することも可能です。「実際の職場とのギャップが少ない求人に応募したい」という場合は、ぜひハタラクティブをご利用ください。
- 経歴に不安はあるものの、希望条件も妥協したくない方
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一人ひとりの経験、スキル、能力などの違いを理解した上でサポートすることを心がけています!
京都大学工学部建築学科を2010年の3月に卒業し、株式会社大林組に技術者として新卒で入社。
その後2012年よりレバレジーズ株式会社に入社。ハタラクティブのキャリアアドバイザー・リクルーティングアドバイザーを経て2019年より事業責任者を務める。