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燃え尽き症候群とは?趣味や生活習慣の改善で予防・克服しよう!
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この記事のまとめ
- 燃え尽き症候群とは、仕事などに精力的だった人が突然やる気を失ってしまうこと
- 過重労働の人、仕事や趣味で一つのことに没頭しやすい人は燃え尽き症候群になりやすい
- 燃え尽き症候群の予防法として自分に厳しくし過ぎない、趣味を楽しむなどがある
- 燃え尽き症候群になったら休暇を取る、趣味やボランティアに取り組むなどがおすすめ
仕事に取り組む気力が湧かない…燃え尽き症候群かもしれない…と悩んでいる方もいるでしょう。仕事に対して一生懸命な人や没頭しやすい人ほど、燃え尽き症候群になりやすい傾向にあります。
このコラムでは、燃え尽き症候群とは何かやその症状、なりやすい人の特徴をご紹介。また、燃え尽き症候群に陥った場合の克服法も解説するので、気持ちが落ち込んでいるという方はぜひ参考にご覧ください。
燃え尽き症候群とは?
燃え尽き症候群とは、別名「バーンアウト」とも呼ばれる精神的な症状のこと。仕事に精力的だった人が、まるで燃え尽きたかのように働く意欲や情熱を失った状態を指します。うつ病の一種ともいわれ、燃え尽き症候群になるとそれまで好きだった仕事が面倒に感じたり、会社に行きたくなくなったりするようです。
また、「5月病」も燃え尽き症候群に似た症状が現れます。5月病は正式な病名ではなく、ゴールデンウィーク明けの時期に現れる不調のこと。「5月病って何?なりやすい人の特徴とその予防策について」では、5月病の症状や予防方法をご紹介しています。やる気が出なくて悩んでいる方は、5月病に当てはまる症状がないかチェックしてみると良いでしょう。
こんな症状は燃え尽き症候群かもしれない
燃え尽き症候群の身体的な症状としては、吐き気や食欲不振、息切れ、高血圧などが挙げられます。また、精神的な症状として挙げられるのは、イライラする、無気力になる、会社を休みたくなる、職場の人や顧客と話すのが面倒に感じる、思いやりのある行動がとれなくなるなどです。これらの症状に当てはまる方は、燃え尽き症候群の可能性が考えられます。
また、燃え尽き症候群ではなくても、無気力な状態になってしまうことはあるでしょう。やる気がでない原因はいくつか考えられます。「働きたくない…何もしたくないと思うのは甘え?」では、無気力に陥る原因や改善方法をご紹介しているので、ぜひ参考にご覧ください。
燃え尽き症候群にかかりやすい人の3つの特徴
この項では、燃え尽き症候群にかかりやすい人の傾向を3つご紹介します。以下の特徴に該当する方は、燃え尽き症候群になりやすい可能性があるので注意しましょう。
1.自分の能力以上の働きをしている
自分のキャパシティを超えた仕事量や責任を抱えて働いている人は、燃え尽き症候群になりやすいようです。たとえば、大きなプロジェクトを任せられ、常に100%の力を出し切って仕事をしていると、プロジェクトが成功したと同時に燃え尽きてしまう可能性があります。
2.過重労働が続いている
休日出勤が多い方や残業続きで過重労働をしている方は、燃え尽き症候群になりやすいようです。常に疲れが溜まった状態で働いていると、体が持たずやる気を失いかねません。
3.趣味や仕事など1つのことに没頭してしまう
燃え尽き症候群になりやすい人の行動パターンとして、ある1つのことに没頭しやすいことが挙げられます。仕事だけでなく趣味でも、1つのものごとに情熱を注ぎ過ぎてしまうタイプの人は、目標を達成したときに空っぽになって、燃え尽きやすいようです。
もし、今の仕事で燃え尽きてしまい「会社を辞めたい」と感じる人は、一度立ち止まって自分の状況を客観的に見てみると良いでしょう。
「仕事したくないときはどうする?対処法やモチベーションの上げ方を紹介」では、仕事に対する意欲がなくなったときの対処方法をご紹介しています。すぐに仕事を辞めるのではなく、今の状況を改善できないかチェックしてみてください。
燃え尽き症候群にならないためにできること
燃え尽き症候群にならないためには、「自分に厳しくし過ぎないこと」が大切です。
自分に厳しいのは悪いことではありません。しかし、あまりにストイック過ぎると、気持ちが途切れたときに再びやる気を取り戻すのが難しくなってしまいます。燃え尽き症候群にならないよう、ときには自分を褒めてあげることが大切です。また、気分転換できる趣味を楽しんだり、体を休めてリラックスしたりすることも必要でしょう。
燃え尽き症候群の克服のためにできる趣味や生活改善法
ここでは燃え尽き症候群の改善法をご紹介します。仕事で燃え尽きてしまった場合は、趣味やボランティアに時間をあてたり、生活習慣を見直したりすることで克服できることがあるので、以下で詳しく見ていきましょう。
仕事と関係ない趣味を見つける
前述した「燃え尽き症候群にならないためにできること」でもご紹介しましたが、仕事と関係ない趣味に取り組むのは、燃え尽き症候群を克服するために有効です。
四六時中仕事のことが頭から離れない場合は、いつか燃え尽きてしまうしまう可能性があります。しかし、仕事と関係ない趣味を楽しめれば、その時間は仕事のことを考えずに済むでしょう。
また、趣味を通して人と交流したり、新しいスキルを身につけたりすれば、自分自身の視野も広がってやる気が湧いてくることがあります。
休暇を取得する
休暇を取るのも燃え尽き症候群を克服するためにできる改善法の一つです。
特に、休みを取らず働き続けてきた方や休日も仕事のことを考えていた方は、体力的にも精神的にも疲労が溜まっている可能性があります。休暇中は、仕事のメールや電話などを確認するのはやめて、自分のやりたいことだけに時間を費やしましょう。旅行に出かけるのもおすすめです。
燃え尽き症候群の方は、感情がネガティブになっている場合があります。仕事を離れて好きなことに取り組めば、ポジティブな感情を取り戻せることがあるでしょう。
生活習慣を見直す(睡眠・食事・運動)
睡眠時間が短い、食生活が乱れている、運動をしていないなど、健康管理をおろそかにしていた方は、生活習慣を見直してみましょう。燃え尽き症候群になる方は、仕事を優先してしまいがちで、生活習慣が乱れていることがあります。毎日十分な睡眠時間を確保し、栄養バランスの取れた食事を摂り、体を動かすといった健康的な生活を送ることで、身体だけでなく精神的な不調も改善されるでしょう。
人に相談する
燃え尽き症候群になり1人で悩んでいる場合は、抱え込まず誰かに相談しましょう。気分が落ち込んでいるときに1人で考えても、ネガティブな思考になりがちです。しかし、信頼できる友人や家族、職場の同僚や先輩に悩みを打ち明ければ、気持ちが楽になるでしょう。燃え尽き症候群から脱するための的確なアドバイスをもらえることもあります。
また、身近な人に打ち明けるのが難しい場合は、精神科や心療内科の医師に相談してみるのも一つの手です。症状に合わせて適切な治療が受けられれば、燃え尽き症候群を克服できる場合があります。
ボランティアをする
ボランティアをして社会との繋がりをもつのも、燃え尽き症候群から脱するために有効です。
前述した趣味とも共通しますが、仕事と関係ないところで社会に貢献したり、人と関わったりすることは、活力を取り戻すために大切なこと。プライベートで自分の力を発揮する場所があれば、次第に「仕事も頑張ろう」というモチベーションが湧いてくるでしょう。
「疲れて何もする気力がない」と感じるときにできることは、このほかにもあります。「精神的に疲れたときの特徴は?仕事は休んでもいい?」では、疲れたときにできる対策をご紹介しているのでぜひ参考にしてみてください。
燃え尽き症候群から抜け出せなくなったら
上記のような改善法を試しても、燃え尽き症候群から抜け出せない方もいるでしょう。
もし燃え尽き症候群が改善せず「今の職場で働くことが辛い」と感じる方は、転職を考えるのも一つの手です。環境を変えることで気持ちが切り替わり、前向きに仕事に取り組めるようになる場合があります。
また、今まで無理をして仕事に取り組んできて燃え尽き症候群になった方は、働き方を見直すチャンスともいえます。どういった労働環境で何の仕事をするのが自分に合っているのか考えてみると良いでしょう。
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一人ひとりの経験、スキル、能力などの違いを理解した上でサポートすることを心がけています!
京都大学工学部建築学科を2010年の3月に卒業し、株式会社大林組に技術者として新卒で入社。
その後2012年よりレバレジーズ株式会社に入社。ハタラクティブのキャリアアドバイザー・リクルーティングアドバイザーを経て2019年より事業責任者を務める。