20代でも転職できる?採用のポイントと若さのメリット

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この記事のまとめ

  • まだ若いから、経験が浅いからと悩む人がいるが、若さやポテンシャル、柔軟性などが期待される若年層の求人は比較的多い
  • 20代の転職理由には企業とのミスマッチや待遇への不満、スキルアップなどがある
  • 20代前半は若さやポテンシャル、後半はスキルや経験が重視される傾向にある
  • 在職中と退職後の転職活動にはそれぞれメリット、デメリットがあるのできちんと判断する必要がある
  • 初めての転職を成功させるには譲れない条件を大切にして、企業とのミスマッチを防ぐことが重要
近年、20代での転職を考える人が増加傾向にあるようです。その一方で、転職をしたくても「まだ新卒で入ったばかりだし…」「あまり経験がないから転職は無理かも…」と悩み、躊躇してしまう人も少なくないでしょう。

こちらのコラムでは、20代で転職を考える理由や転職活動のポイントなど、若年層の転職についてご紹介。すでに転職活動を始めている人も、転職を視野に入れているだけの人も、今一度自身の計画や考えを見直してみましょう。


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◆20代の転職は成功しやすい?

20代で転職をしたいと思っても、「まだ新卒で入社してから間もないから無理かも」「経験がないから難しそう」と考える人も少なくないでしょう。
しかし、実際の求人条件などはどうなっているのでしょう?

「まだ若いから」「経験が浅いから」と躊躇する人がいる一方で、実は若年層向けの求人数は比較的多い傾向にあります。
20代は大学卒業から間もなく若い人材なので、最近では新卒採用では充足しなかった若手の補充採用として、第二新卒などの中途採用を積極的に行う企業も。

特に20代は、若く社会人経験が浅いことも企業側は理解しているので、経験や能力よりも仕事に対する意欲やポテンシャルが評価されます。30代以降になると社会人経験が長くなるので、未経験者向けの求人は比較的少なくなり、即戦力となるような経験やスキルを求められる傾向が強いです。
もし今の職場でスキルや実績を残せるのなら、経験を積んでからキャリアアップを目的とした転職を目指しても良いでしょう。ただ、同業種、同職種以外への転職が比較的難しくなるとも言えます。未経験での転職なら、20代のうちの方が求人数は多い傾向に。

以上のことから、20代は求人の選択肢が広く、転職しやすい年代であると言えます。


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◆20代で転職を考えるのはなぜ?

ではそもそも、なぜ20代で転職を考える人がいるのでしょう?
その理由をいくつかご紹介します。

・業務内容が自分の能力や性格と合わない
仕事を始めてみると、自分の能力よりもはるかに高い水準の業務を求められたり、性格と合わないことに気付いたりして、転職を考えることもあるようです。毎日の仕事が自分と合っていないというのは、大きな負担にもなります。
また、社会人になってから、自分のやりたいことが見つかるというケースも。

・就活中と就職後のイメージが違った
就職してみたら、就活中のイメージや、説明会、面接などでの印象と大きく違ったというケース。
企業とのミスマッチも転職の大きな原因と言えるでしょう。

・今のままではスキルアップが望めない
このまま今の会社で仕事を続けても、自分の将来に不安がある場合や、企業に将来性が望めないなどの理由もあるようです。
人生設計を考え、スキルアップやキャリアアップのために転職をする場合も。

・年収や休日など、待遇面の不満
サービス残業や休日出勤が多い、働いても給与が上がらない、忙しすぎて自分の時間がないなど、ワークライフバランスをとれないという点も大きな理由に。
近年問題視されている「ブラック企業」からの転職も、このケースに当てはまるでしょう。

・人間関係がうまくいっていない
人間関係などの職場環境も、仕事を続ける上では大切な要素です。環境を変えるために転職をする人も。

このように、20代の転職には待遇や業務、環境面での不満といったネガティブな理由から、やりたいこと、スキルアップのためといったポジティブな理由まで様々です。


◆20代前半・後半で採用ポイントは変わる

20代での転職は確かにほかの年代よりも比較的求人が多く選択肢が広いなど有利な印象がありますが、採用に際して気をつけるべきポイントがあります。特に、20代の前半と後半では、企業側から求められるものが変わってくるので、転職活動の際には注意しましょう。

・20代前半

20代前半の場合は、大学卒業から3年程度として第二新卒扱いになります。
この年代は若さやポテンシャル、柔軟性などが評価されやすい傾向にあり、若い人材を積極的に採用している企業からの求人も比較的多いと言えるでしょう。
また、社会人としての経験や基本的なビジネスマナーなどの教育の必要性がない点が企業側にとってのメリットであり、前職の経験をどのように活かせるかもポイントになってきます。

・20代後半

20代後半になると、若さや意欲、ポテンシャルだけでなく即戦力としての経験やスキル、前職での実績などを重視される傾向にあります。経験を活かせる業種、職種へのスキルアップ、キャリアアップを見据えた転職はしやすいと言えるでしょう。
また、未経験業界への転職は20代前半に比べると難易度が上がるものの、20代を採用したいと考える企業は多いので、まだ求人は比較的多い傾向にあります。

20代の転職とひとくちに言っても、前半と後半では企業側が注目するポイントは変わります。
それを意識し、自分がどうして転職をしたいのか、転職先に何を求めるのかをしっかり把握した上で、転職のタイミングを考える必要があると言えるでしょう。


◆転職活動のタイミングに注意

転職活動には、年齢的なポイントのほかにも注意すべきタイミングがあります。
次は、転職活動を仕事を続けながらするか、退職してからするかについて考えていきます。

【在職中に転職活動をする場合】

<メリット>

・仕事をしながらなので、収入に不安がない
・期間に制約がなく、納得いくまで転職先を探すことができる
・ブランクがなく、保険や年金の手続きの必要がない

<デメリット>

・なかなか転職活動の時間がとれない
・退職、入社手続きを短期間で行わなければならない

【退職後に転職活動をする場合】

<メリット>

・時間に余裕があり、転職活動に集中できる
・スケジュール調整が容易で、スピーディーに転職活動ができる
・資格やスキルを習得する時間がある

<デメリット>

・収入がないので、生活に困る可能性がある
・転職活動が長引くとブランク期間ができる
・焦って転職活動を行い、条件を妥協してしまう

転職活動を行う際は、在職したまま行うのか、退職後に行うのかのタイミングも重要になってきます。
メリット、デメリットをきちんと理解し、現在の環境や収入などを考慮して、どちらのタイミングで転職をするのか判断する必要があるでしょう。


◆転職を成功させるには?

20代で転職する場合、多くの方が初めての転職でしょう。そのような状況で転職を成功させるには、前職と同じパターンで辞めることにならないよう、就業後の業務に自分の能力が見合っているか見極めるなど、企業とのミスマッチを減らすことが重要です。
そのためには、自己分析や企業研究をしっかり行い、「転職前の方が良かった」「こんなはずじゃなかった」となるリスクをできるだけなくす必要があります。また、待遇面や給与面、職場環境、業務内容などの希望条件には妥協せず、「これだけは譲れない」という条件を大切にしましょう。

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