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大学院生の就活スケジュールを解説!いつから始めたら良い?
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この記事のまとめ
- 大学院生の就活は修士課程は1年の6月から、博士課程は2年の夏ごろから本格化する
- 大学院生は研究と就活の両立が難しくなるので、早めに準備を始めるのがおすすめ
- 大学院生が就活するときは、自己分析や企業研究をして適性を明確にしておくと良い
- 大学院生で就活がうまくいくか不安な場合、就職サイトやエージェントを利用しよう
大学院生のなかには、いつから就活を始めれば良いのか悩む方もいるでしょう。大学院生の就活スケジュールは修士1年の6月から始まり、翌年の3月から本格的になるのが一般的です。早い時期から準備をすることで、就活がスムーズに進みやすくなるでしょう。このコラムでは、大学院生の就活スケジュールや就活のコツを解説しています。また、大学院生の就活事情もご紹介しているので、ぜひ参考にしてみてください。
大学院生・修士課程の就活スケジュール
大学院生の修士課程における就活スケジュールは修士1年の6月から始まり、翌年の3月から本格的になるのが一般的です。修士2年の4~10月に内定をもらうことを目安にすると、スケジュールが立てやすくなるでしょう。以下で、大学院生・修士課程の主な就活スケジュールを解説するので、就活の参考にしてみてください。
【修士1年6月~9月】夏季インターン
大学院に入学したら、夏季インターンに参加しましょう。多くの企業がインターンの応募を出す可能性があるので、あらかじめ自分のやりたいことや希望する業種や仕事を絞っておくのがおすすめです。とりあえず参加するインターンを選ぶのも良いですが、やりたい仕事が見つかりにくくなる可能性があるので注意しましょう。
インターンに参加すると実際に行う業務を経験できるので、仕事と自分の適性とのマッチ度を見極められます。インターン経験があることで選考が有利になることもあるので、できるだけ参加しておくと良いでしょう。
【修士1年10月~2月】冬季インターン
修士1年の10月ごろには、冬季インターンが始まります。冬季インターンは夏季インターンに比べて、選考を意識して開催する企業があるので、参加すると就活を有利に進められるかもしれません。
ただし、同時期から大学院生としての学業面も活発になります。就活と両立するのが難しくなる場合があるので、自分の状況に合ったインターンを探すのも良いでしょう。たとえば、インターンのなかには、短期間なものや長期間のものなどさまざまな種類があります。参加する目的を明確にしたうえで、集中的に取り組めるものを選びましょう。
「インターンシップとは?参加のメリットや目的を解説!社会人は参加できる?」のコラムでは、インターンの種類や内容を解説しているのでチェックしてみてください。
【修士1年3月~修士2年】説明会・本選考
修士1年3月~修士2年になると説明会・本選考が始まり、就活が本格化していきます。志望企業へ応募する際には、履歴書やエントリーシートなどの提出が求められるでしょう。応募書類には志望動機や自己PRなどを記載する欄があるので、ある程度自己分析や企業研究を完了させておくのがおすすめです。
また、大学院では、修士論文の調査や執筆など発表に向けた活動も増えてくるでしょう。就活と修士論文に加えて通常の授業もあるため、できることは前倒しで取り組むと就活が進みやすくなります。
理系も文系も大学院に入学してすぐに就活を始めるのがおすすめ
理系も文系も、大学院に入学したらすぐに就活を始めたほうが良いでしょう。大学院生になると研究で忙しくなるため、就活の時間を確保するのが難しくなるためです。ギリギリになってから焦って就活すると、応募先企業とのミスマッチにつながる可能性があるので注意しましょう。
ただし、大学院生で博士号を取得したい場合は、入学後すぐに就活を進める必要はありません。自分の進路を明確にしたうえで、しっかり計画を立てて取り組むことが大切です。
大学院生・博士課程の就活スケジュール
大学院生の博士課程における就活スケジュールは、修士課程と異なります。以下で解説するので、博士課程に進みたいと考えている方は、参考にしてみてください。
博士課程の場合は政府の就活ルールが適用されない
博士課程の場合、政府の就活ルールは適用されないようです。そのため、一般的な就活スケジュールより早くインターンや選考が始まることがあります。特に、博士号を取得した学生を積極的に採用したいと考えている企業では、10月ごろから始まる場合もあるでしょう。しっかり準備ができた状態で就活に臨めるよう、早めに行動するのがおすすめです。
博士2年の夏から本格化する傾向にある
博士課程の場合、就活が本格化するのは2年の夏ごろからです。4年制の場合は、3年目からとなるのが一般的でしょう。なかには、博士2年の6月から始めたり、エントリー開始から締め切りまで1ヶ月しかなかったりする企業もあります。
博士課程の就活は書類選考から面接、内定までの選考スケジュールが短く、短期集中型になっているのが特徴の一つ。開始するタイミングが遅れると、準備不足でなかなか内定を得られないことがあるので注意しましょう。「博士課程に進むと就職は難しい?メリット・デメリットや卒業後の進路を解説」のコラムで博士課程修了後の就職方法を解説しているので、参考にしてみてください。
大学院生の就活事情
ここでは、大学院生の就活事情について解説します。大学院に入学して就活を始めるときに役立ててみてください。
就職・採用活動時期に関する認識
内閣府の「学生の就職・採用活動開始時期等 に関する調査結果について(p.2)」によると、約6割の学生が「昨年の就職活動の情報を参考にすることができた」と解答しています。就活の進め方が分からない方は、先輩が行った就活の情報を元に計画を立ててみるのも良いでしょう。
また、約5割が「夏の暑い時期に就職活動を行わなくて済んだ」「予定をたてやすく準備・行動ができた」「企業研究や就職先の選択のための時間が十分確保できた」と回答しています。特に、修士課程の場合、就活ルールが進め方の目安となるでしょう。
インターンシップなどへの参加時期
大学院生のインターンシップなどへの参加時期は、以下のようになっています。
引用:内閣府「学生の就職・採用活動開始時期等に関する調査 「インターンシップと呼称されるもの」への参加時期」
大学院生がインターンに参加した時期は1年の7~9月が多く、夏ごろから本格化していることが分かるでしょう。早めに参加すればさまざまなインターンを経験できるので、自分に適した仕事を探しやすくなります。
理系は就活で推薦を利用できる
理系の大学院生は、一般的に就活で推薦を利用できます。理系は自由応募のほかに、学校が用意した推薦枠のなかから企業を選んで応募する「推薦応募」が利用できるので、就活が有利になりやすいでしょう。
なお、推薦応募を利用すれば自分で求人を探す手間は省けますが、成績や結果を残して学校から推薦される必要があります。また、内定辞退や早期退職ができないなどの制約があったり、自分が希望する企業が推薦応募の対象になっていなかったりするので慎重に判断しましょう。
文系は学部生の就活と大きく変わらない
文系の大学院生は、学部生の就活と大きく変わりません。学部生と同様に、自分で求人を探して応募する「自由応募」で就活するのが基本です。インターンに参加後、説明会やセミナーで情報を集めて選考を受けましょう。
ただし、大学院生は学部生より人数が少ないので、情報交換できる人が限られることがあります。積極的に情報を集めて、就活が不利にならないよう注意しましょう。また、企業のなかには、中途採用枠で応募できる場合があります。新卒枠の求人のほかにも、広い視野を持って仕事を探すことを心掛けましょう。
参照元
内閣府
学生の就職・採用活動開始時期等に関する調査
大学院生の就活のコツ
大学院生の就活では早めに準備を始めること以外にも、自己分析や企業研究をしたり、見つけた知識をアピールしたりすることが大切です。以下で、大学院生が押さえるべき就活のコツを5つ解説するので、参考にしてみてください。
1.早い時期から準備を始める
大学院生が就活をするときは、早い時期から準備を始めましょう。コラム内の「大学院生・修士課程の就活スケジュール」で解説したとおり、研究や修士論文が忙しくなると、就活に集中できる時間が限られるためです。
準備を怠ると入社後に適性を活かせずミスマッチを感じたり、早期退職につながったりすることも。早期退職した経歴があると、企業側に「忍耐力がないのでは」と懸念されやすくなるので注意しましょう。
2.自己分析をする
大学院生に限らず、就活をするときは自己分析をしておくことが大切です。自己分析をするときは、過去を振り返って、起きた出来事やそのとき感じたことを掘り下げて分析してみましょう。
その結果、自分の得意なことや苦手なこと、価値観といった適性が見えてきます。適性が分かれば、仕事で活かしたいスキルややりたいことも見つけやすくなるはずです。自己分析のやり方は、「自己分析とは?実施のメリットと就活・転職活動での必要性を解説」のコラムでも解説しているので参考にしてみてください。
3.業界研究・企業研究をする
就活では、業界研究・企業研究を行いましょう。業界研究や企業研究では、業界の将来性や企業理念、取り組んでいる事業内容など幅広く調べるのがおすすめです。志望する企業のWebサイトの採用ページや口コミを確認したり、企業説明会に参加したりするとミスマッチを防げるでしょう。
また、企業研究を進めるなかで、企業が求めている人物像も見えてきます。自己分析の結果と照らし合わせることで、より自分に合った仕事を見つけやすくなるでしょう。
4.研究を通じて身につけた知識をアピールする
研究を通じて身につけた知識をアピールするのも、大学院生がスムーズに就活を進める方法の一つです。研究で学んだことや身につけたスキルを伝えるときは、入社後どのように知識やスキルを活かして活躍したいか具体的に伝えましょう。さらに、企業ニーズを意識すると、好印象を得やすくなります。
5.専門分野以外の業界や企業への就職も考える
大学院生の就活では、専門分野以外の業界や企業への就職も考えると良いでしょう。「大学院での研究を活かした仕事が良い」「自分にはこの業界が合っている」と分野を絞って仕事探しをすると、選択肢が減ってしまいます。
就職先を探すときは、専門分野にとらわれず視野を広く持つことを心掛けましょう。専門的な研究のほかにも、学生時代に身につけたプレゼン力や論理的思考力も就活での武器になります。さまざまな企業や業界を調べることで、新たに活躍できる分野を見つけられる可能性が高まります。
6.就職サイトやエージェントを利用する
一人で就活を進めるのが不安な大学院生は、就職サイトやエージェントを利用するのも手です。大学院生のなかには、研究が忙しく、なかなか就活に集中できない方もいるでしょう。準備不足のまま就活に臨むと成功しにくくなるため、モチベーションの低下にもつながりかねません。
就職サイトやエージェントを利用すれば、就活のプロから仕事探しのアドバイスを得られたり、自分に合った求人を紹介してもらえたりします。企業研究や仕事探しの負担を軽減できるうえに、効率良く就活を進められるでしょう。
大学院生と就活に関するFAQ
ここでは、大学院生と就活に関する疑問をQ&A形式で解決します。
就活に失敗して大学院に行くのは逃げですか?
就活に失敗したからといって、大学院に行くのは逃げにはなりません。就活しないで大学院に進めば専門的な知識を学べたり、就活に再チャレンジしたりできるためです。ただし、就活したくないからといって、目的なく大学院に進学するのは避けましょう。
「就活に失敗したら大学院に行けばいい…本当に大丈夫?」のコラムでも、就活に失敗後に大学院に進学するメリット・デメリットをまとめているので、参考にしてみてください。
大学院生ですが就活で全落ちしてしまいました…
就活ですべての選考に落ちた場合、応募書類や面接で改善できる点がないか振り返ってみましょう。仕事の選び方や応募書類の完成度、面接での受け答え方など、就活がうまく行かない原因は人によってさまざまです。原因が分からない場合は、エージェントに相談しても良いでしょう。プロからアドバイスを受ければ効率的な就活につながり、成功の可能性をより高められます。
大学院を休学しています。どのように就活をしたら良いでしょうか
大学院を休学している場合、「復学して新卒として就活する」「休学中に就職先を見つけて中退する」といった方法があります。それぞれメリット・デメリットがあるので、自分は学業と仕事どちらを優先したいかを考えて後悔がない選択をしましょう。
就活するか大学院に進学するか迷う…
就活と進学に迷ったら、それぞれのメリットとデメリットを明確にしてみましょう。就活をして仕事に就けば早くに社会人経験を積めますが、大学院卒業レベルの知識が求められる専門的な職種への就職は困難になる可能性があります。一方、進学の場合は専門的な知識を得られますが、受験に向けた勉強をしたり、大学院進学に掛かる費用を用意したりする必要があるでしょう。将来、自分がどのような仕事に就きたいか考えることが大切です。
大学院卒は就活で不利になりますか?
大学院卒は専門的な職種に就けたり、研究者の道があったりするため、就活で不利になるとは限りません。ただし、専攻を活かせる求人のみに限定して仕事を探すと、大卒より就活が難しくなる可能性があります。
大学院卒での就活が不安なら、就職・転職エージェントのハタラクティブでは、あなたの適性を活かせる求人や企業をご紹介するので、ぴったりの仕事が見つかるでしょう。サービスはすべて無料なので、お気軽にご相談ください。
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一人ひとりの経験、スキル、能力などの違いを理解した上でサポートすることを心がけています!
京都大学工学部建築学科を2010年の3月に卒業し、株式会社大林組に技術者として新卒で入社。
その後2012年よりレバレジーズ株式会社に入社。ハタラクティブのキャリアアドバイザー・リクルーティングアドバイザーを経て2019年より事業責任者を務める。