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面接の流れやマナーを紹介!形式ごとのポイントやよくある質問も解説
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この記事のまとめ
- 面接では本番だけでなく、受付や待ち時間の態度にも気をつけよう
- 面接では、時間・身だしなみ・髪型・言葉遣いのマナーを意識しておこう
- 面接は一次・二次などの段階によって質問の深さや見ているポイントが変わってくる
- 面接の形式には個別以外にも、集団やオンラインといったものがある
- 集団面接では、周囲への気遣いが重視される
- 自己PRや志望動機など、面接の定番の質問は事前に回答を考えておこう
- 面接では少しの失敗を気にしすぎず、本来の人柄と真摯な姿勢を伝えよう
「面接に臨む前に、流れやマナーを知っておきたい」と思う方も多いでしょう。就職・転職活動で採用を勝ち取るためには、面接で良い印象を与える必要があります。事前準備を入念に行い、適切な回答をできるようにしておきましょう。このコラムでは、これから面接に臨む方に向けて、基本の流れや失敗例、ミスを避ける方法などを紹介しています。面接の知識を身につけて、採用担当者に好印象を与えましょう。
面接の基本的な流れ
面接の進め方は企業によって異なりますが、基本的な流れは決まっています。以下を参考に面接をイメージしてみてください。
受付
面接の際は、まず受付で氏名と用件を述べます。新卒の場合は所属している大学名もあわせて伝えましょう。その際は、はきはきと明るく対応することが大切です。受付での態度が悪いと採用担当者に情報が伝わり、ネガティブな印象を与えてしまう可能性があります。また、受付には面接の10〜15分前に到着するようにしましょう。遅刻は言語道断ですが、到着が早過ぎても企業側の準備ができていない可能性があり、かえって迷惑をかけてしまいます。
待機
待機室では、姿勢を正して静かに自分の番を待ちましょう。携帯端末は音が出ないように電源を切っておきます。面接前の待機中の態度もチェックされている可能性が高いため、ほかの求職者と談笑したり、携帯端末をいじったりするのは避けるのが無難です。
入室
面接会場に入室する際、扉のノックは3回が一般的です。入室したらドアのほうに体を向け、後ろ手にならないよう静かに扉を閉めます。この際に面接官に背中を向けても失礼にあたらないので、気にする必要はありません。扉を閉めたら面接官に向き直り、「失礼します」と挨拶しましょう。それから椅子の後ろに立って氏名を名乗ります。新卒の方は、このときに大学名も述べましょう。名乗ったら「本日はよろしくお願いいたします」と挨拶をするのが基本の流れです。椅子には面接官の指示を受けてから座りましょう。鞄は自分が着席した椅子の横に置き、コートは鞄の上にかけます。面接の入室に関しては、「面接で入室する際のマナーは?ドアが開いているときの対処も解説」でも基本的な流れや注意点などを解説しているので、あわせてチェックしてみてください。
質疑応答
面接の質疑応答では、はきはきとした受け答えを心がけ、目線が泳いだり声が小さくなったりしないように注意しましょう。回答内容だけでなく、話し方や姿勢も採用担当者に与える印象を左右します。回答内容の準備や話す練習など、事前準備を入念に行い、なるべく自分のペースで話せるように心がけましょう。
退室
質疑応答が終わったら、椅子から立ち上がって「本日はありがとうございました」とお礼を言い、深くお辞儀をします。その後ドアの前で面接官の方を向き、「失礼いたします」と挨拶して、丁寧にお辞儀をしてから退室しましょう。退室後も会社を出るまで携帯端末を触ったり、ネクタイを緩めたりしないよう注意が必要です。オフィスを出るまでが面接と考え、気を抜かないよう意識しましょう。
面接の種類と面接官の視点
正社員の採用では、一次面接、二次面接と選考フローが複数あるのが一般的です。それぞれの面接で何が評価されているのか、以下で面接官の視点を知っておきましょう。
一次面接
一次面接は、現場の若手社員や中堅社員が面接官を務めることが多いようです。そのため、一次面接では「一緒に働きたいと思える人物か」という視点が重視される傾向があります。
二次面接
二次面接では、現場の責任者や部長クラスの社員が面接官を担当することが多く、一次面接での回答をさらに掘り下げる質問があります。二次面接の前には一次面接で答えた内容をさらに深め、回答に矛盾が生じないように気をつけましょう。
最終面接
最終面接の面接官は、社長や役員クラスの社員です。それまでの面接で基本的な能力があることは確認済みのため、スキル関連よりも人間性や考え方を知るための質問が多くなります。志望動機について深く突っ込む質問も想定されるので、自分の中で浅いと感じられる箇所がないか、事前によく見直しましょう。また、「当社は第一志望ですか?」という内定を見込んだ質問をされる場合もあります。
面接で心得ておくべき4つのマナー
面接では、見た目の印象や言葉遣いが評価を分けます。たとえ入社意欲が高くても、身だしなみが乱れていたり、ぶっきらぼうな話し方をしたりすると、良い印象は与えられないでしょう。これから面接を受ける方は以下の点を心がけ、印象アップを目指してみてください。
1.時間を守る
面接での遅刻は大きなマイナス要因になってしまうので、時間厳守を心がけましょう。電車遅延のようなやむを得ない事情の場合は、すぐに担当者に連絡を取り、どれくらい遅れそうかを伝えます。交通機関のトラブルは事情を説明すればわかってもらえることが多いですが、面接当日は早めに出かけ、多少の遅延があっても間に合うようにしましょう。
2.身だしなみ
面接の際は、身だしなみにも気を配りましょう。清潔感がなければ、どんなに良い回答をしても「一緒に働きたい」とは思ってもらえないことも。スーツやシャツのシワはもちろん、靴の汚れにも要注意です。どこから見られても良いように、できれば全身鏡の前で面接に行く自分の姿をチェックしましょう。また、きつい香水は相手に不快感を与える恐れがあるので、注意が必要です。女性は派手なメイクやネイルアートなどは避け、ナチュラルなメイクを心がけましょう。就職・転職活動の服装はスーツが基本ですが、アパレル業界やクリエイティブ系の職種では個性やセンスが問われる場合があります。近年では、私服指定のベンチャー企業もあるので、それぞれの企業の指示や雰囲気を考慮し、ふさわしいと思う服装を選択しましょう。
3.髪型
男女ともに、目に前髪がかかると暗い印象になってしまいます。髪が長い女性はお辞儀をしたときに顔にかからないよう、後ろで結びましょう。男性の髪型は、清潔で明るい印象を与える短めのカットがおすすめです。
4.言葉遣い
面接では、言葉遣いにも注意が必要です。友達同士で使うような若者言葉や、「僕」「俺」などの一人称、伝わりづらい略語は使わないように気をつけましょう。面接の一人称は男女ともに「私(わたし・わたくし)」が基本です。ただし、「私的には~」という言い方も面接では控えましょう。言葉遣いに迷ったときは「です」「ます」の表現だけでも徹底し、丁寧に話そうとする姿勢を見せましょう。
面接での注意点についてさらに詳しく知りたい方は、「面接で気をつけることは何?模擬面接もやるべき?就職成功の秘訣を解説」のコラムでも解説しているので、参考にしてみてください。
形式別で見る面接のマナー
面接は、個別面接以外にも集団面接やオンライン面接といった形式があります。どのような形式にも対応できるよう、それぞれのマナーを身につけておきましょう。以下で集団面接とオンライン面接のマナーについて紹介するので、参考にしてみてください。
集団面接のマナー
集団面接とは、複数人の応募者が同時に受ける面接形式を指します。入退室時や面接中のマナーに個人面接とは勝手が違う部分があるので、注意しましょう。
入室時のマナー
集団面接で入室する際は、最初に名前を呼ばれた人か、ドアに一番近い位置にいる人が先頭になります。先頭にいる人はドアを3回ノックし、面接官から「どうぞ」と返事があったらドアを開け、「失礼いたします」と挨拶をしてください。その場で一礼し、ドアは開けたままにしておきましょう。2番目以降の人は、挨拶をして一礼をしてから入室をします。最後尾の人は面接官に背中を向けず、両手で静かにドアを閉めましょう。一番最初に入室した人から順番に奥の椅子に移動し、名前を名乗ります。面接官から「どうぞ」と促されたら順番に着席しましょう。
面接中のマナー
集団面接では、ほかの応募者への気遣いが大切なポイントとなります。自分が話す順番でなくても、ほかの応募者の話をきちんと聞く姿勢を示しましょう。ほかの応募者の話を聞くときの態度もチェックされている可能性があります。また、集団面接は一人ひとりの回答時間が限られているため、簡潔で伝わりやすい回答を心がけましょう。他人を必要以上に気にする必要はありませんが、「自分だけの時間ではない」という認識を持ち、協調性を示すことが重要です。
退室時のマナー
退室時も「ドアに一番近い人」が先頭となります。面接が終了したら席を立って一礼し、先頭の人はドアの前で面接官に向き直ってください。「失礼いたします」と挨拶をして一礼し、ドアを開けて退室します。2番目以降の人は先頭に続いていき、最後尾の人はドアの前で面接官に向き直って「失礼いたします」と挨拶をして一礼しましょう。面接会場の外に出たら、静かにドアを閉めて終了となります。
オンライン面接のマナー
近年は、オンラインで面接を実施する企業が増加傾向にあります。対面と異なり、直接会場に出向く手間が省ける、感染症があった場合も安心といったメリットはありますが、オンラインならではのマナーもあるので、注意が必要です。
事前準備をする
オンライン面接はインターネットを使用するため、トラブル防止のためにまずは回線に問題がないか確認しましょう。あわせてインターネット環境が安定していて、静かな場所を見つけておくようにします。音声や映像が安定しやすいため、使用するデバイスはパソコンがおすすめです。また、企業がオンライン面接に使用するアプリがある場合は、忘れずにインストールしておきましょう。自宅で行う場合は、「面接中に自室に入らないよう家族に話しておく」「騒音が入らないように窓を閉める」などの対策をしておくと安心です。部屋はきれいに掃除しておき、余計なものが写り込まないようにしておきましょう。バーチャル背景は不自然に見えてしまうため、使用は避けるのが無難です。
面接当日のマナー
面接当日は、余裕を持って開始およそ30分前にパソコンの電源を入れておきましょう。回線の調子や画面の写りを改めて確認してください。画面との距離は、証明写真のように胸元まで映るくらいだときれいに見えます。服装は対面と同様、スーツやオフィスカジュアルがベターです。受け答えの際は表情をはっきり出し、はきはきと発言しましょう。また、目線の位置はパソコンについているカメラに合わせるようにすると、面接官と目線が合います。面接が終了したら勝手に退出せず、面接官の指示に従ってください。退室の際は、面接に時間を割いてもらったことへの感謝を一言述べましょう。オンライン面接については、「Web面接ってどうやるの?守るべきマナーを確認!背景はどうする?」でも詳しく解説しているので、参考にしてみてください。
シチュエーション別!面接で定番の質問集
面接で聞かれる質問は、企業によって異なりますが、定番の質問は決まっています。すべてに共通する回答のポイントは、質問の意図を考えることです。質問から相手が何を知りたいのか予測し、自分のアピールになる回答内容を用意しましょう。以下で、面接でよくある質問の例を紹介しているので、参考にしてください。
新卒の面接
「学生時代に頑張ったことは何ですか?」
新卒の面接では、学生時代の頑張りを問う質問が定番です。企業は回答の内容を通して応募者の人柄や成長性をチェックしているので、派手な実績がなくても心配する必要はありません。活動への取り組み方や主体性、努力する姿勢などを具体的に伝えると良いでしょう。
既卒の面接
「なぜ既卒になったのですか?」
既卒の面接では、高確率で既卒になった理由を聞かれます。学生時代の反省を正直に話したうえで、卒業後にどのような努力をしているかを説明しましょう。企業によって、既卒は新卒に比べて不利になりやすいこともあるため、就職への真剣な気持ちと意欲を伝えることが大切です。
転職の面接
「なぜ転職しようと考えたのですか?」
転職の面接では、転職を考えた理由が聞かれる傾向にあります。転職を考えた理由は、ポジティブに言い換えて説明しましょう。ネガティブな退職理由をそのまま伝えると、「またすぐに辞めてしまうのでは?」と採用担当者に不安を与えてしまう恐れがあります。たとえば、人間関係の問題で退職した場合は「チームワークを重視する職場で働きたい」、残業が原因の場合は「効率良く働きたい」など、表現を工夫して前向きな姿勢を示しましょう。
共通の質問
「自己PRをしてください」「志望動機は何ですか?」
自己PRと志望動機は、新卒の就活、中途の転職問わず定番の質問です。自己PRでは自分の強みと根拠となるエピソードを述べ、入社後に自分の強みをどのように活かすかアピールしましょう。志望動機では、「応募企業だからこそいえる内容」を伝えるのがポイントです。どの企業でも通じる志望動機は面接官に響かず、意欲を疑われてしまうことも。応募先企業の特徴を踏まえ、入社したい理由と活かせるスキルや経験を説明しましょう。
面接でありがちな3つの失敗例
面接では緊張のあまり、失敗してしまうこともあるでしょう。以下で、面接でよくある失敗例と対策を紹介します。参考にして、万全の状態で面接に臨みましょう。
1.会場と時間を間違えた
「本社と思っていたら支店での面接だった」「時間を1時間まちがえて遅刻してしまった」というように、会場と時間のまちがいはよくある失敗の1つです。面接前日には必ず場所と時間の最終確認をしましょう。
2.言葉に詰まって回答できなかった
面接で言葉に詰まってしまい、上手く回答できなかったという失敗もあります。面接で実力を発揮できない原因の多くは、事前の準備不足です。定番の質問に対する回答準備や企業研究は必ず行いましょう。あらかじめ回答を用意しておくことで、本番の焦りや緊張を減らせる可能性があります。
3.少しの失敗を引きずる
少しの失敗で気持ちが動揺し、その後の回答が上手くできないのも、面接でよくある失敗です。面接中の失敗は少ないほうが良いですが、ノックの回数や敬語の使い方など、少しのミスなら真摯な姿勢や自分の人柄をきちんと伝えることで挽回できる可能性があります。ミスを気にし過ぎず、最後まで全力を出し切りましょう。
面接は事前の準備が大切です。面接で採用担当者の心をつかむ回答をするには、自己分析や企業研究を徹底的に行い、質問の意図を的確に汲み取る力が必要になります。もし、1人での面接準備が不安なら、就職・転職エージェントを利用してプロの力を借りるのがおすすめです。
「面接のマナーや流れを確認しておきたい」「面接での受け答えに自信がない」などとお悩みの方は、ハタラクティブの利用を検討してみませんか。
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面接に関するFAQ
ここでは、面接に関するよくある質問にQ&A方式で回答していきます。
面接での答え方のポイントは?
面接での受け答えは、「質問の意図を理解する」「結論から伝える」「根拠のある実績を伝える」「明るくはきはきと受け答えをする」の4つのポイントを大切にしましょう。結論が後回しになってしまうと話の内容が伝わりにくくなってしまいます。また、受け答えの際は面接官の目を見て明るい話し方を心がけましょう。面接で効果的な所作を「面接中のジェスチャーは効果的?好印象を与える所作とは」で紹介しているので、あわせて参考にしてみてください。
面接の逆質問はどうすれば良いですか?
面接の最後にされる「何か質問はありますか?」という逆質問には、入社意欲を示せる回答をしましょう。そのため、「特にありません」は避けるのが無難です。逆質問は、活躍している人材や入社前に必要な準備について聞くのが良いでしょう。企業に聞きたいことを、いくつか事前に準備しておくと安心です。逆質問については、「面接で役立つ逆質問例!質問の意図は?目的や状況に応じた回答で選考を突破」でも紹介しているので、あわせてご覧ください。
面接後にお礼メールは必要?
面接後のお礼メールは必須ではありませんが、企業にお礼を伝えたい場合は送っても問題ありません。その際は、面接で話を聞いて、ますます入社意欲が高まったということを具体的に伝えると良いでしょう。お礼メールを送るなら面接の直後か、遅くても次の日のうちがベターです。お礼メールの書き方は、「面接後のお礼状は必要?正しい書き方や送る際のマナーを解説!」を参考にしてください。面接のマナーについて知りたい方は、プロのアドバイザーがサポートする「ハタラクティブ」にぜひご相談ください。
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一人ひとりの経験、スキル、能力などの違いを理解した上でサポートすることを心がけています!
京都大学工学部建築学科を2010年の3月に卒業し、株式会社大林組に技術者として新卒で入社。
その後2012年よりレバレジーズ株式会社に入社。ハタラクティブのキャリアアドバイザー・リクルーティングアドバイザーを経て2019年より事業責任者を務める。