20代フリーターが安心する月収は21~30万円。性別、1人暮らしで意識格差20代フリーター給与に関する意識調査

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レバレジーズが運営するフリーター・既卒向け就職支援サービス「ハタラクティブ」( https://hataractive.jp/ )では勤労感謝の日を受け、20代フリーターを対象にした給与に関する意識調査を実施。「いくら給与があると安心できるか?」「10年後に稼ぎたい給与」についてアンケート調査を行いました。

■調査結果の概要

  • 1.現在の月収は7割超が20万円以下。世代平均に届くのは3割未満。
  • 2.「今、安心できる月収」は男性に高い傾向。31万円以上、男3割 女1割
  • 3.1人暮らしは「今、安心できる月収」が高め。31万円以上3割
  • 4.「10年後の希望月収」も男性のほうが高い。31万円以上6割、60万円以上3割
  • 5.「10年後の希望月収」も1人暮らしのほうが高い。2割が60万円以上を希望
  • 6.「正社員になりたい」20代フリーターは8割超。7割以上が1年以内を希望

若年層の求職者は、給与より人間関係、仕事内容を重視する傾向にあります。若年層向け正社員就職支援サービス「ハタラクティブ」が2017年4月に実施した18~22歳の求職者445名を対象にした調査(※1)では、求人票で重視する項目として「人間関係が良好そうである」の割合が約15%と最も大きく、「やりたい仕事ができる」「土日休みである」が続きました。

※1 ハタラクティブ「求人票に関するアンケート」(2017年4月3日~4月11日調査実施)より
URL:https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000122.000010591.html

では若年層は実際にいくら稼げば安心(衣食住に不自由がない)だと感じるのでしょうか。「ハタラクティブ」では2017年10月、20代のサービス登録者438名を対象にアンケート調査を実施。併せて現在の給与と10年後に稼ぎたい給与も調べました。

調査概要

  調査名:20代フリーター 給与に関する意識調査
  調査方法:インターネット調査
  調査期間:2017年10月30日~11月5日
  調査対象:ハタラクティブ登録者 男女438名

調査結果の詳細

1.現在の月収は7割超が20万円以下。世代平均に届くのは3割未満

20代フリーターの現在の月収を調査したところ、7割以上が月収20万円以下で暮らしていることが明らかに。中でも16~20万円の割合が33.9%と最も大きく、10万円以下も25.5%を占めました。また21~30万円は25.8%、31万円以上はわずか1.3%となり、20代の平均月収22.91万円(※2)に届く20代フリーターは、3割に満たないことが分かりました。

※2 国税庁 「平成28年分 民間給与実態統計調査」より

2. 「今、安心できる月収」は男性に高い傾向。31万円以上、男3割女1割

続いて20代フリーターが今、安心できる月収はいくらか性別で見ていくと、男性のほうに高い傾向が。男女とも21~30万円の割合が最も大きくそれぞれ約6割を占めましたが、31万円以上の割合では男性(26.8%)が女性(10%)を15pt以上リードしました。女性は16~20万円が22.5%で、2番目に大きな割合に。安倍内閣が「女性が輝く社会づくり」に取り組み、女性の社会進出が促されるなか、20代フリーター男女の意識格差が明らかになりました。

3. 1人暮らしは「今、安心できる月収」が高め。31万円以上3割

次に世帯形態別で今、安心できる月収を見ていくと、実家暮らしより1人暮らしのほうが高い傾向に。両者で最も大きな割合を占めた21~30万円では、実家暮らし(63.1%)が1人暮らし(53.8%)を約10pt上回ったほか、20万円以下でも実家暮らし(25.3%)が1人暮らし(19.6%)をリードしました。

一方、31万円以上については、1人暮らし(26.6%)が実家暮らし(11.5%)の約2倍に。自活者が多い1人暮らしのフリーターのほうが、実家で暮らすフリーターより生活のために多くの給与を求めていると考えられます。

4.「10年後の希望月収」も男性のほうが高い。31万円以上6割、60万以上3割

20代フリーターが10年後に稼ぎたい月収を性別で見ると、今、安心できる月収と同じく男性のほうが高い傾向に。男性では月収31~40万円の割合(53.7%)が最も大きく、60万円以上も31.6%に上りました。一方の女性は30万円以下が5割超を占め、60万円以上の割合は5%を切る結果に。結婚、出産等ライフイベント後の働き方が見えにくい、女性ならではの将来の見通しの悪さが一因だと考えられます。

5.「10年後の希望月収」も1人暮らしのほうが高い。2割が60万円以上を希望

さらに、世帯形態別でも実家暮らしより一人暮らしのほうが今、安心できる月収と同じく高めの傾向にあると判明。21~30万円、31~40万円の割合は実家暮らしと一人暮らしでそれぞれ3割、5割とほぼ同じだったものの、60万円以上の割合は1人暮らし(18.2%)が実家暮らし(11.1%)を上回りました。

20万円以下は1人暮らしで2%なのに対し、実家暮らしでは約10%存在。現在、実家暮らしか一人暮らしかで、思い描く将来の暮らし向きにも差があると明らかになりました。

6.「正社員になりたい」20代フリーターは8割超。7割以上が1年以内を希望

そして「正社員になりたいか」の質問には、84.8%が「はい」と回答。20代フリーターの大半が正社員採用を望んでいる結果に。時期については約半分が「なるべく早く」、2割超が「1年以内」と答え、7割以上の20代フリーターが1年以内に正社員になることを希望していると分かりました。

ハタラクティブではこれからも、正社員として働きたい20代フリーターの就職を支援。一人でも多くのフリーター、既卒、第二新卒の若者が安心の給与を手にできるよう全力でサポートしていきます。

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