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第二新卒向け!志望動機と退職理由を聞かれたときの答え方
更新日
この記事のまとめ
- 第二新卒の志望動機で企業が見ているポイントは「やる気」「ポテンシャル」など
- 第二新卒の志望動機と退職理由は、ポジティブな内容にすることが大事
- 第二新卒が志望動機を考える前に、自己分析や企業研究を行おう
- 第二新卒の志望動機は「結論→根拠→必然性」の順で作成しよう
第二新卒のなかには、志望動機や退職理由の伝え方で悩んでいる方もいるでしょう。第二新卒の志望動機と退職理由で重要なのは、統一性を持たせて説得力のある内容にすることです。
このコラムでは、第二新卒の志望動機・退職理由の伝え方や作成方法について解説。また、第二新卒の面接でよくある退職理由に関する質問と回答も紹介します。志望動機や退職理由もアピールとして効果的な内容に仕上げ、印象アップを目指しましょう。
企業が第二新卒の志望動機で見ているポイント
企業は第二新卒を採用する際、志望動機からやる気とポテンシャルを見ています。第二新卒を採用するメリットは新卒よりビジネスマナーが身についていること。教育コストを抑えられたり、中途人材よりも長期的な雇用を見込めたりするため、やる気やポテンシャルの高い人材を求めています。
しかし、「やる気は他の人よりもあります」とただ伝えるだけでは、評価につながりにくいことも。大切なのは、その志望動機に説得力を持たせることです。過去のエピソードや自分の経験を織り交ぜながら志望動機を作ると説得力が出やすいので、ぜひ参考にしてください。
身だしなみもチェックされている!
第二新卒は正社員としての社会人経験があるため、身だしなみもしっかりチェックされています。年齢が若いからと、ビジネスシーンに合わない髪型や服装をしたり、学生のような立ち居振る舞いをしたりしていると面接官にマイナスイメージを与える場合も。転職が成功しにくくなるので、気をつけましょう。第二新卒の志望動機で伝えるべき内容
前述したように、第二新卒に対してはやる気やポテンシャルを重視し、職種未経験者やスキルなしの方を採用する企業もあります。代わりに、「自社を志望する理由」「入社してやりたいこと」などを重点的にチェックされる傾向にあるため、志望動機では相手が納得できる理由を伝えることが大切です。
第二新卒の志望動機・退職理由の伝え方
第二新卒が面接で印象をアップさせるコツは、退職理由や転職理由をできるだけポジティブに伝えることです。また、志望動機と退職理由に統一性を持たせると、説得力のあるアピールになります。
ここでは、第二新卒の志望動機と退職理由の伝え方をご紹介。以下の内容を参考にして、面接官に好印象を与えられるように意識しましょう。
退職理由はポジティブな内容にする
第二新卒の志望動機や退職理由は、ポジティブな内容が好まれる傾向にあります。人間関係や労働環境など、退職理由は人によってさまざまです。しかし、退職理由をそのまま伝えると、ネガティブな印象を与えてしまうことも。前職の課題や転職理由、今後達成したい目標を明確にして、志望先企業ではそれらを実現できることを説明しましょう。「前職で学んだ○○を活かし、御社では△△を実現したい」のように具体的に伝えることが大事です。
志望動機と退職理由に統一性を持たせる
第二新卒の就職・転職活動では、志望動機と退職理由に統一性を持たせましょう。志望動機と退職理由に矛盾が生じていると、面接官に違和感を与えかねません。「前職では○○にやりがいを感じ、御社ではより○○に挑戦できそう」といったように、退職理由をポジティブな志望動機につなげることが大事です。
志望先企業でどう活躍できるかを示す
第二新卒の志望動機では、志望先の企業でどう活躍できるかを明確に示しましょう。面接官は志望動機を通して応募者が「自社で活躍できる人材であるか」を判断します。そのため、企業が求めている人物像をあらかじめ把握しておき、自分のスキルや実績が活かせるかを確認しておきましょう。
第二新卒の転職理由ランキングで多いのは?
第二新卒に限りませんが、ハタラクティブが18~29歳の正社員・フリーターを対象に行った調査「若者しごと白書2024 4-7. 転職したい理由」によると、正社員の転職理由で多いのは「より多くの収入を得たいため」「今よりもやりがいのある仕事がしたいため」「新しい経験やスキルを得たいため」です。収入面だけでなく、仕事内容やスキルアップに関連する項目も上位に挙げられています。参照元
ハタラクティブ
若者しごと白書2024
第二新卒向け!基本的な志望動機の考え方
ここでは、第二新卒に向けて基本的な志望動機の考え方をご紹介します。以下を参考に、志望動機を考えてみましょう。
1.自己分析・企業研究をする
第二新卒が志望動機を考える前に、自己分析と企業研究を行いましょう。「会社で活かせる自分のスキルはないか?」「なぜこの会社を選んだのか?」という質問に回答するには、自己分析や企業研究が必須といえます。
自己分析を通して、自分の強みや弱みを理解したうえで、企業にどう活かせるかを明確にしましょう。自己分析のやり方は「自己分析とは?実施のメリットと就活・転職活動での必要性を解説」をご覧ください。
2.入社後にやりたいことを明確にする
次に、入社後に実現したいことを具体的にしましょう。
ただ「入社してやりたいこと」を考えるのではなく、「なぜそれをやりたいのか」といった理由も明確にすることが大切です。「なんとなく」といった志望動機では説得力に欠けてしまいます。「やりたい」と思ったきっかけとなる出来事や、モチベーションの源泉を掘り下げ、自己分析・企業研究の結果と齟齬がないか見直しておきましょう。
3.分かりやすい志望動機の構成にする
「企業の特徴」と「自分のやりたいこと」と、書くべき要素がそろったら志望動機の構成を考えましょう。第二新卒の志望動機は、「結論→根拠→必然性」の順で作成するのがおすすめです。
- ・結論:志望動機は○○です
・根拠:その理由は、○○だからです
・必然性:志望企業でなくてはならない理由
冒頭で結論を述べるとそのあとに続く内容がブレにくく、相手にも話が伝わりやすくなります。
第二新卒が志望動機を作成する前に準備すべきことは、「第二新卒向け志望動機作成のコツは?注意点や例文も合わせて解説」のコラムでもご紹介しています。志望動機を作成する際の注意点や例文もまとめているので、これから応募書類を作成する第二新卒の方は、ぜひチェックしてみてください。
第二新卒が同業他社に転職する際の志望動機
同業他社への転職を目指す場合は、「これまでのスキルを活かして新しいことに挑戦したい」といったポジティブな志望動機を考えましょう。業界内ではどこで誰がつながっているのか分からないものなので、職場環境や人間関係を否定しないように注意が必要です。「同業他社へ転職する前に知りたい注意点」のコラムでは、同業他社へ転職する際の注意点や志望動機について紹介しているので、参考にしてみてください。
第二新卒が志望動機で気をつけるべきポイント
ここでは、第二新卒が応募書類の志望動機を書くときに気をつけるべき点をご紹介します。転職を検討している第二新卒の方は、以下の点を意識しながら志望動機を考えてみましょう。
自己PRとの違いを知っておく
第二新卒者が志望動機を考える際は、自己PRとの違いを把握しておきましょう。自己PRと志望動機は「アピールするポイント」が異なります。自己PRでは「今までやってきたこと」や「自分がやれること」に焦点を当てますが、志望動機の内容は「その企業でなくてはならない理由」と「入社後にやりたいこと」がメインです。
第二新卒の場合、自己PRでは「過去の経験から実績を洗い出すこと」、志望動機では「企業への思いを明確にすること」を意識しましょう。
簡潔な文章を心掛ける
第二新卒の志望動機は、アピール内容だけでなく読みやすさも大切です。簡潔で分かりやすい文章を心掛けましょう。「志望動機は○○です。そう思ったきっかけは○○にあり、この経験から△△を得て〜」といったように、読点で繋げ過ぎるのはNG。一文が長いと、主語と述語を見失って文章がねじれてしまう危険性もあります。
「志望動機は○○です。そう思ったのは○○がきっかけです。この経験により、△△を得ました」のように、句点で区切った短めな文で構築してみましょう。
レイアウトを考えて書く
志望動機を書く際は履歴書をコピーして下書きし、全体のレイアウトをイメージしておきましょう。文字量や文字の大きさ、文字間隔などを把握しておき、改行するポイントを定めておくと相手も読みやすくなります。
下書きなしで書き進めると、最後にスペースが足りずに文字が小さくなったり、書ききれなかったりする恐れも。書き間違えを防ぐためにも、事前に見本を作っておき、志望動機を記載しましょう。
退職理由も交えた第二新卒の志望動機作成の例文は「第二新卒向け志望動機の書き方!効果的なアピール方法を例文つきで解説」のコラムで詳しくまとめています。志望動機の作成に悩んでいる第二新卒の方は、ぜひ参考にしてみてください。
第二新卒の面接でよくある退職理由に関する質問と回答
最後に、第二新卒の面接でよくある退職理由に関する質問と、適切な回答方法を例文つきでご紹介します。以下の内容を参考にして、本番の面接に備えましょう。
質問例:「新卒で入社した会社はもともと退職する予定だった?」
このような質問をされた際には、「新卒の就活で希望する会社に入社できなかったこと」「入社後にミスマッチが生じたこと」といった点を認めて、正直に述べることが大事です。この質問は、応募者の「素直さ」や「仕事に対する向き合い方」を確認する目的があるといえます。回答する際の例文は、以下を参考にしてみてください。
例文
「前職の販売の仕事は、私が希望していた「全社員が一丸となって仕事がしたい」という働き方と大きく異なっていたため、最終的に退職に至りました。しかし、自分にとって大きく成長できる場であることには違いなかったので、2年間仕事に取り組みました。業務に携わるなかで、顧客の声を聞くことや顧客一人ひとりのニーズに合った商品を販売することの大切さを学びました。
その結果、より顧客に寄り添える営業の仕事をしたいと考えるようになり、現在、御社への入社を志望しています。入社後は、前職での経験を活かし、売上目標の達成に貢献していきます」
回答する際には、自分が求めていた環境ではなかったものの、仕事に真面目に取り組んでいたことを伝えましょう。
質問例:「前職で辛かったことは何ですか?」
この質問では、応募者の業務遂行能力や課題解決能力を確認しています。仕事を通して辛かったことだけでなく、経験から学んだことも伝えましょう。以下は回答する際の例文です。
例文
「入社1年目に誤った商品を発注してしまい、契約を切られそうになったことが一番辛かった経験です。顧客の温度感も高かったことから、上司に相談し、協力してもらうことになりました。
他店舗から該当の商品を取り寄せ、顧客へ謝罪したことで問題は解決しました。それ以降、発注の際には、必ずダブルチェックを行うようにしたため、同じ失敗はしておりません」
辛かったエピソードに加えて、「問題を解決するためにどう行動したか」「その業務をやりきったか」を伝えましょう。第二新卒が面接で聞かれやすい質問は、「第二新卒の面接でよくある質問15選!好印象を与えるコツも解説」にも掲載しているので、あわせてご確認ください。
「志望動機を上手くまとめられない」「前向きな退職理由を伝えられる自信がない…」とお悩みの第二新卒の方は、第三者にチェックしてもらいましょう。他者からアドバイスを得れば、自分では気付かなかった改善点が見つかる可能性があります。「身近に相談できる人がいない」という場合は、エージェントの利用がおすすめです。
就職・転職エージェントのハタラクティブは、第二新卒や高卒、既卒、フリーターなどの若年層を対象に就職・転職支援を実施。経験豊富なキャリアアドバイザーが、あなたに合った仕事をご紹介し、志望動機のアドバイスのほか応募書類の添削や面接対策などを行います。企業選びのポイントや応募先の会社で働くメリット・デメリットも事前にお伝えすることが可能です。
また、求人の紹介だけでなく、入社日時の調整や入社後のフォローも行っています。サービスの利用はすべて無料です。「転職活動は初めて」「就活が上手くいくか不安」という第二新卒の方はぜひご相談ください。
第二新卒の志望動機や退職理由に関するよくある質問
ここでは、第二新卒の方向けに、志望動機や退職理由に関するよくある質問をQ&A方式で解説します。応募書類や面接対策の参考にしてみてください。
第二新卒者が転職理由や退職理由を書けないときの対処法は?
自己分析したり、企業研究をしたりしましょう。自分の価値観や目指す働き方を明確にすれば、志望動機や退職理由も書きやすくなります。
第二新卒者向けの自己分析や企業研究については、「第二新卒の転職準備でやるべきこととは?面接対策や企業研究のコツも解説!」のコラムで紹介しているので、参考にしてみてください。
第二新卒者の退職理由がパワハラの場合の伝え方は?
応募書類や面接では、パワハラに関する直接的な表現は伏せるのが無難です。採用担当者は実際の事情を知り得ないため、伝え方によってはマイナスイメージにつながるリスクが考えられます。伝えるとしても、「チームワークが上手くいかなかった」「拘束力が強かった」などの言い方にとどめるのが良いでしょう。
「退職理由が人間関係の場合は面接でどう伝える?例文と答え方のコツを解説」のコラムでは、パワハラが退職理由の例文を紹介しています。
第二新卒者が事務職を目指す際の志望動機は?
好印象が与えられる志望動機を作成するためには、応募先企業の事務職で求められる人物像や仕事内容を把握しましょう。一口に事務職といっても、一般事務や営業事務、経理事務など種類は細分化されます。転職サイトの求人ページや企業のWebサイトの情報などから、求めている人材を理解しましょう。
就職・転職エージェントのハタラクティブでは、第二新卒者向けに求人紹介をはじめ、応募書類の添削や模擬面接などのサポートを行っています。志望動機の書き方や退職理由の答え方で迷った際にもアドバイス可能なので、ぜひお気軽にご相談ください。
- 経歴に不安はあるものの、希望条件も妥協したくない方
- 自分に合った仕事がわからず、どんな会社を選べばいいか迷っている方
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ハタラクティブは、主にフリーター、大学中退、既卒、そして第二新卒の方を対象にした就職・転職サービスです。
2012年の設立以来、18万人以上(※)の就職・転職をご支援してまいりました。経歴や学歴が重視されがちな仕事探しのなかで、ハタラクティブは未経験者向けの仕事探しを専門にサポートしています。
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一人ひとりの経験、スキル、能力などの違いを理解した上でサポートすることを心がけています!
京都大学工学部建築学科を2010年の3月に卒業し、株式会社大林組に技術者として新卒で入社。
その後2012年よりレバレジーズ株式会社に入社。ハタラクティブのキャリアアドバイザー・リクルーティングアドバイザーを経て2019年より事業責任者を務める。