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履歴書の自己PR欄はどう書く?新卒向けに書き方を例文付きで解説します!
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この記事のまとめ
- 新卒者は履歴書の自己PR欄にアルバイトや大学などの大きな実績を書く必要はない
- 新卒者が履歴書の自己PR欄を書く際は自分の長所をアピールしよう
- 新卒者の自己PRは強みを絞り、企業が会ってみたいと思うような履歴書にしよう
- 新卒者が履歴書に自己PRを書く際は「結論、根拠、仕事への活かし方」を端的に書こう
新卒者が履歴書に自己PRを書く際、「アルバイトで重要なポジションを任せられたことがない」「大学で委員長やサークル活動はしていたがエースではなかった」など、大きな実績を残していなくて悩んでいませんか?自己PRで大切なのは、輝かしい実績を残したかではなく、いかに自分が持つ強みをアピールできるかです。本コラムでは、新卒の方が自己PRを書く際のコツを紹介しています。
新卒者が履歴書に自己PRを書くときに大切なポイント
企業はまず、履歴書を見て応募者がどのような人物なのか想像します。その中でもあなた自身が自分の強みを伝えることができる項目が自己PR欄です。就活では企業に魅力的だと思ってもらえるよう、書き方のポイントをしっかり抑えましょう。
また、書類が通過した後、面接では自己PRなどについて深掘りした質問をされることがあります。嘘は書かず、自分が話しやすい内容を意識して書くようにしましょう。
アピールポイントは1つに絞る
長所やエピソードが多いと、すべて書きたくなるかもしれませんが、履歴書の自己PR欄は狭く、書ける内容が限られます。エピソードとアピールポイントは1つずつに絞り、応募先の企業に合った自己PRを考えましょう。
端的にわかりやすく書く
自己PR欄は読み手が理解しやすい文章で書くことが大切です。採用担当者は選考中、就活生から寄せられた多くの履歴書に目を通します。そのため、自己PR欄は読みやすく内容を理解しやすいことが重要です。「自分の強み・エピソード・結果・どう活かすか」を簡潔に書きましょう。文字数は200〜300字程度が望ましく、多くても400文字を超えないようにするのがポイントです。また、行間・文字間隔のバランスをも意識すると好印象になります。
自己PRは、就活で企業へ自分の強みをアピールする大切な項目です。もし自己PRが書けなくて困っている方がいたら、「自己PRが書けないときの原因と対処法は?転職やニート向けの書き方も解説」こちらも参考にしてみてください。まずは、自己分析や企業研究を丁寧に行い、しっかりと内容を練っていきましょう。
企業に「会いたい」と思ってもらえる内容にする
企業の多くは、面接の前に書類選考があります。書類選考を通過するには、企業に「この人に実際に会ってみたい」と思ってもらうことが必要です。自己PRを書く際は、具体的な内容を意識しましょう。
重要なのは実績の大きさではなく就職後に活かせる強み
新卒の方は社会経験がないため、サークルやアルバイトなどの大きな実績を書こうとして悩みがちになってしまう傾向にあるようです。しかし、実際にそれほど大きな実績を持っている人は多くいません。就活の自己PRは残した実績の大きさではなく、何かを成し遂げるためにどのような努力をしたか・エピソードを通してどのように成長したか・強みをどのように仕事に活かすかをアピールするもの。まずは自己分析を徹底し、自分の長所を探しましょう。新卒者が履歴書の自己PR欄に書ける強み一覧
自分の強みと言われてもなかなか思いつかない方は多いでしょう。実際にどのようなことが就活でアピールできるのか、強みとどのような人が当てはまるのか例をご紹介します。あなたに合った強みを探してみてください。
1.計画性
計画性とは、物事を進める際に順序立てることができる能力です。スケジュール管理能力があり、効率良く行動できる人などは計画性があるといえるでしょう。就活では企業に対して、目標までの計画をしっかり立てられるという印象を与えることができます。言い換えの例としては「効率的に行動できる」や「目標達成能力がある」などがあげられます。
2.責任感
責任感とは簡単に言えば、自分のやるべきことを果たすことができる能力です。やるべきことを途中で投げ出さず、最後まで力を尽くせる人は責任感があるといえるでしょう。企業へ自分の仕事を最後までやり遂げてくれるという印象を与えることができるため、就活でも強みとして主張することができます。言い換えの例としては、「決められたことをやり抜く」や「有言実行する」などがあげられます。
3.行動力
行動力とは物事を考えるだけで終わらせずに、実行に移せる能力です。人から指示されることを待っているだけではなく、自分から積極的に行動できる人は行動力があるといえるでしょう。企業にとって、行動力がある人は成長が早く、即戦力になる人材だと思われ好印象です。言い換えの例としては「実行力がある」や「主体性がある」などがあげられます。
4.コミュニケーション能力
コミュニケーション能力とは相手に何かを伝えたり、伝えられたことを理解したりする能力です。説得力がある人や、傾聴力が優れている人などはコミュニケーション能力が高いといえるでしょう。企業からは「職場の人間関係だけではなく、職種によってはお客さまとの人間関係を良好に保てるのではないか」と思ってもらえるでしょう。言い換えの例としては「理論立てて説明できる」や「相手の気持ちになって考えることができる」などがあげられます。
5.リーダーシップ
リーダーシップとはチームをまとめ、引っ張っていく能力です。リーダーシップがある人は企業から、「入社後も周りを巻き込んで行動してくれるのではないか」と思われます。リーダーを務めた経験や、チームを引っ張った経験がある人はぜひアピールしてみてください。リーダーシップの言い換え例としては「人を動かす力がある」や「人の意見をまとめるのがうまい」などがあげられます。
6.発想力
発想力とは新しいアイディアを生み出せる能力です。柔軟な思考力で、ほかの人が思いつかないアイディアが出てくる人などは発想力があるといえるでしょう。新規事業の立ち上げや、さまざまなアイディアが必要となる仕事では非常に大切なスキルです。言い換えの例としては「企画力がある」や「新しいアイディアを思いつく」などがあげられます。
7.向上心
向上心とは目標に向かって努力を続ける力です。向上心がある人は成長意欲があり、自分の能力などをより優れたものにしようと積極的に努力することができます。自ら成長する意欲がある人は仕事においても即戦力になれるでしょう。言い換えの例としては「ハングリー精神がある」や「努力家」があげられます。
協調性
協調性とは自分と異なる考えや立場の人と協力して物事を進めていくことができる力です。職場にはさまざまな考えを持つ人がおり、チームワークが不可欠です。そのため、協調性があり助け合いや譲り合いができる人は必要とされます。言い換えの例としては「周囲をまとめる力がある」や「チームワークを大切にする」などがあげられます。
企業と自分に合った強みをアピールする
就活で自己PRを考える際には、自分の強みが企業の求める人物像に当てはまっているか確認しましょう。たとえば企業側が「開発チームに発想力豊かな人材がほしい」と言っていても、「自分の強みは行動力です」とアピールしてしまっては、企業が求める人物像に当てはまっているとは言えませんよね。自己PRは自分の強みや魅力をアピールすることはもちろん大切ですが、企業が求める人物像に近づけることも重要です。ぜひ意識してみてください。新卒の履歴書で目を引く自己PRの書き方
就活で企業に寄せられる多くの自己PRの中で印象に残るためには、内容が入ってきやすいものである必要があります。構成や書いてあることが複雑で、何が書いてあるのかわからない状態だと、せっかく考えた素敵な自己PRも理解してもらえません。まずは読み手が理解しやすい構成を作ることから意識しましょう。
1.結論
自己PRの際は、「私の強みは△△です」というように、まずは結論を述べましょう。最初にアピールポイントを記載することで、採用担当者もその後の話を理解しやすくなります。
2.根拠
自己PRは、ただ自分の長所や実績の内容のみをアピールするだけでなく、その裏付けとなるエピソードを交える必要があります。たとえば自分の強みが何かに役に立ったり、改善させたりという成功の経験や、ほかにも挫折経験や失敗談があげられます。挫折経験や失敗談などを話すのはマイナスと感じる方も多いようですが、乗り越えたエピソードを伝えると好印象。失敗をして・経験から何を学んで・状況を改善するためにどのような努力をしたか・結果どのように自分が成長したかを具体的に説明すると、説得力が増すでしょう。
3.仕事にどう活かすか
最後に上記のエピソードを通して得たものや、強みをどのように仕事に活かしていくかを具体的に述べると、企業が入社後の活躍をイメージしやすくなります。企業が求める人物像や、応募する職種に合った内容を意識しましょう。
新卒の履歴書に記載する自己PRの例文
では具体的に自己PRをどのように書いたら良いのか、例文をご紹介します。例文を参考にあなたなりの自己PRを考えてみてください。
例文1
私の強みは人の気持ちになって考えることができることです。学生時代はスーパーのアルバイトでレジを担当していました。そこで意識していたことは、臨機応変に対応することです。
スーパーには年代や性別などさまざまなお客さまがいらっしゃるため、時にはレジを離れて行動することが求められました。たとえば、高齢の方や妊婦さんには重たい物をできるだけ持たせないように、袋詰め台まで自分で持って行くなど、お客さまの気持ちを考えて行動していました。その結果、お客さまからの評判も上がり、新人研修で接客の指導を任されるようになりました。貴社でもこの経験を活かし、お客さまや職場の方とより良い関係を築いていきたいです。
例文2
私の強みは行動力があるところです。学生時代は部活動の部長を務めていたのですが、コロナ禍の影響で、新入生の勧誘ができず人数不足で廃部の危機にありました。そこで自分にできる精一杯のことをしようと思い、インターネットを活用した勧誘を行いました。
具体的にはSNSで部活のアカウントを作り、そこで活動内容の紹介や質問回答などを行いました。その結果、例年よりも多くの新入生を迎え入れることができ、廃部の危機を免れました。入社後は行動力を強みにどのようなことにもチャレンジしていきます。
例文3
私は発想力に自信があります。学生時代にアルバイトをしていた居酒屋では、お店を盛り上げるために様々なアイディアを出していました。具体的には、本日のおすすめメニューを手書きで作成したり、誕生日月の方にはデザートをプレゼントしたりとお客さまがお店に足を運びたくなるようなお店作りをしました。
その結果、お客さまのリピート率が上がりお店の評判も良くなりました。入社後もこの発想力を活かし、人には思いつかないアイディアを出していきます。
ほかにも、「自己PRの例文を自分流にアレンジ!面接で好印象のアピールとは」ではさまざまな角度で例文が紹介されているため、合わせてご覧ください。
自己PRはただ書けば良いというものではなく、記載する際にはいくつかのポイントがあります。ポイントを押さえて、あなたなりの自己PRを完成させましょう。
もし自己分析のやり方がわからない、自分の長所が見つけられないという方は、エージェントを活用するのも有効です。ハタラクティブでは、経験豊富なアドバイザーが書類作成についてマンツーマンで指導します。ほかにも、面接対策や就職活動に関するお悩みの対応など、さまざまなサービスを無料で提供。就職活動でお困りの方は、ハタラクティブまでご相談ください!
新卒の自己PRに関するよくある質問
ここでは新卒の自己PRに関する疑問をQ&A形式で解消します。就職を目指す新卒者は参考にしてみてください。
新卒の履歴書で効果的な自己PRを書くには?
入社後の働く姿が想像できるような自己PRにしましょう。
企業は「入社後どのように活躍してくれるのだろう」と期待を抱いて自己PRを読みます。入社後にも自分の強みを活かせるとアピールすることで、入社意欲があると印象付けることができます。
エントリーシートに自己PRを記載するときのポイントは?
エントリーシートの内容は具体性を意識しましょう。
エントリーシートは履歴書と比べて応募者の考えや志望理由などを問う項目が目立ちます。企業研究や自己分析をしっかり行い、具体的な内容になるよう心がけましょう。エントリーシートと履歴書の違いについては「エントリーシートと履歴書の違いとは?両方提出する場合の内容はどうする?」で詳しく説明しているので、ぜひこちらも参考にしてみてください。
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京都大学工学部建築学科を2010年の3月に卒業し、株式会社大林組に技術者として新卒で入社。
その後2012年よりレバレジーズ株式会社に入社。ハタラクティブのキャリアアドバイザー・リクルーティングアドバイザーを経て2019年より事業責任者を務める。