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就職に有利な学部はどこ?文系・理系別や就活のポイントもご紹介
更新日
この記事のまとめ
- 一般的には、実学系の学部が就職で有利とされている
- 専門職以外の就職活動では、出身学部はさほど重視されない傾向がある
- 自分の専攻と異なる分野での就職活動では、学部の選択理由が問われることもある
- 専攻と異なる分野の就職活動を成功させるには、念入りな自己分析と企業研究が不可欠
就職に有利な学部はどこか気になる方もいるでしょう。一般的には実学系が就職に有利とされていますが、職種によっては出身学部を問わない場合も多いようです。学部を問わない場合、就活で重要なのはポテンシャルと志望動機。説得力のある志望動機が示せるなら、学部の専攻と関係ない分野であっても就職は十分可能です。このコラムでは学部が就職活動に与える影響にくわえて就活のポイントも解説しているので、お役立てください。
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就職に有利な学部はどこ?
就職に有利な学部については、総合職か専門職かによって事情が変わるようです。以下、詳しく見ていきましょう。
総合職であれば学部は就職に直接関係しない
結論からいうと、総合職として就職するのであれば出身学部はほとんど影響がないといわれています。総合職とは、「総合職とは?一般職との違いやキャリア選択のコツを解説!」にもあるとおり将来の管理職・幹部候補。これらの仕事は仕事の内容に直結するような専門性が求められないため、出身学部で判断されることはないようです。また、企業は新卒の学生に対してスキルを求めないのも、就職活動で大学の専攻が問われない理由でしょう。
実学系の学部は専門職の就職に有利な傾向
一方、専門職の場合は出身学部が問われる場合が多いでしょう。専門職として働くためには、該当分野についての基本知識を備えている必要があるためです。よって、医学や薬学、工学といった実学系の学部は専門職への就職に有利といえます。
学部と異なる分野への就活で企業がチェックすること
学部と異なる分野への就活で企業が重視するものは、応募者のポテンシャルと志望動機です。以下、詳しく見ていきましょう。
ポテンシャル
総合職のように学部が就職に影響しない場合、企業は学生のポテンシャルを見て選考します。専門職と違って、仕事の知識がなくても入社後に研修などで学べるからです。
応募書類の内容や面接の受け答えから応募者の考え方や論理的思考力、社風との相性などが主なチェックポイント。それらを確認したうえで応募者に企業で活躍してくれるだけのポテンシャルがあるかを総合的に判断します。
志望動機
学部で学んだことが直結しない仕事の選考では、志望動機がとても重視されます。採用担当者は、応募者が専攻と違う分野で就職する理由や自社を選んだきっかけを志望動機から汲み取ろうとするからです。また、内容に一貫性があるかどうかも志望度を計るポイントとなります。
志望動機が書けないとお悩みの方には「志望動機が書けない理由を解説!書き方のポイントと例文を紹介」のコラムが参考になるでしょう。
学部と異なる分野で就職活動をする際の3つのポイント
学部で学んだ内容と異なる分野で就職活動をする際は、次の3つのポイントを押さえておきましょう。以下、それぞれ詳しく説明します。
1.志望先と学部で学んだことを絡める
志望先企業での業務内容が学部の専攻と異なる場合でも、志望理由には学部で学んだことを絡めましょう。ゼミでの研究や調査、サークル活動といった経験を通じて得たものや考えたことをもとに、なぜ志望するに至ったのかを説明します。その際には、説得力を持たせるために具体的なエピソードを添えると良いでしょう。
2.学部やゼミの選択理由を答えられるようにする
採用面接の前に、自分が出身学部やゼミを選んだ理由を明確に答えられるようにしておきましょう。採用担当者は応募者の人柄を知る目的で、学部やゼミの選択理由を聞くことが多いからです。自分が学部やゼミの内容に興味を持った理由を述べる際には、のちのち自己アピールをすることを考えて一貫性のある内容を心がけるのがおすすめといえます。
3.入社後の展望を明確に示す
専攻と異なる分野の就職活動では、入社後のキャリアビジョンを答えられるようにしておくのも重要。採用担当者は志望理由と同様、専攻と違う分野で就職しようとする目的を知りたいからです。志望先企業での仕事を通じて、自分はどうなっていきたいのかを考えておきましょう。
就職活動がうまくいかずに悩んでいる方は「就活がうまくいかない!内定が決まらないときに見直したいポイント」のコラムもご参照ください。
学部は関係なくても学歴は就活に影響する?
専門職以外の就職活動では学部はほぼ関係ないものの、学歴の影響は少なからずあるようです。以下、就職活動に対する学歴の影響について解説します。
学部と違って学歴は就活に影響する場合が多い
企業の採用活動では応募基準に学歴が関係する場合が多いでしょう。また、企業の新卒採用における「学歴」は高卒・大卒といった最終学歴だけでなく学校の入学難易度も含まれるのが一般的なようです。
企業が学歴を気にする理由
企業が学歴を評価対象の一つとして考える理由は、大きく分けて2つあります。以下、それぞれ見ていきましょう。
選考対象の人数を絞るため
企業の人材募集には多くの応募があるため、すべての人を選考するのは難しいのが実情です。そのため、学歴を選考に進む一つの基準として設けることにより対応する人数を絞り込むのが目的。
くわえて、求人掲載には莫大な費用がかかることも関係しているようです。できるだけ入社後に高い能力を発揮してくれそうな高学歴の人材を選考対象にしたほうが、費用対効果が高いと見込まれるという事情によるものでしょう。
人材の多様化を図るため
企業が応募者の最終学歴だけでなく学校の入学難易度も考慮する理由は、人材の多様化を図るためでもあります。採用対象の学歴にある程度ばらつきを持たせることにより画一化を防ぐ目的があるのでしょう。よって、最終選考では必ずしも入学難易度の高い学校出身者が採用されるとは限らず、同じような人材なら少し難易度の低い学校出身者を採用することもあるようです。
学部と異なる分野での就職活動を成功させる3つのコツ
学部と異なる分野での就職活動を成功させるコツは、次の3つです。以下、それぞれ見ていきましょう。
1.自己分析と企業研究に念入りに取り組む
学部と異なる分野での就職活動を成功させるには、自己分析と企業研究に念入りに取り組む必要があります。なぜなら、学部で学んだ内容と業務内容が直結しないぶん企業側もより志望理由に着目するからです。自己分析と企業研究を丁寧にすることで、専攻と異なる業務内容に興味を持った経緯を分かりやすく説明できるでしょう。自己分析は「自己分析とは?就活や転職活動での必要性を解説!方法やメリットもご紹介」、企業研究は「企業研究ってどうやるの?基本的なやり方と目的を解説」のコラムでそれぞれ詳しく解説しています。取り組み方で悩んだら参考にしてみてください。
2.志望動機に一貫性を持たせる
志望動機に一貫性を持たせるよう心がけるのも大事な点。志望動機に一貫性を持たせるには自己分析で把握した好きなことや強みを、企業研究で知った応募先企業の業務や求める人材像に当てはめるのがコツです。志望動機に一貫性があれば説得力が増すので、採用担当者に対して強いアピールができます。「志望動機の作り方を解説!好印象な回答をするポイントとは」のコラムでは志望動機の考え方や企業が質問する理由を解説しています。
3.自分に合った仕事をよく検討する
応募先企業は知名度や待遇だけで決めず、本当に自分に合ったところかどうかよく考えてから決めてください。よく検討せずに応募先を決めると、志望動機をうまく作れず失敗してしまうことが多いからです。また、就職に成功しても入社後にミスマッチを感じて早期退職に繋がりやすくなるので注意しましょう。
学部と異なる分野での就職活動にお悩みの方は、就職エージェントのハタラクティブにご相談ください。ハタラクティブはスキルや経験に自信のない20代の方に向け、未経験歓迎の求人を多く取り扱っております。自分の専攻と異なる業務内容に対する志望動機がうまく作れないという方にも、専任の就活アドバイザーが丁寧にアドバイスをしますので安心です。ハタラクティブのご登録・ご利用はすべて無料ですので、どうぞお気軽にお問い合わせください。
就職に有利な学部が気になる方向けのQ&A
就職に有利な学部が気になる方に向け、出身学部と就活の関係についてよくある質問と回答をご紹介します。
就職に有利な学部はどこ?
専門職としての就職に直結しやすいので、一般的には主に実学系の学部が挙げられるでしょう。しかし、専門職以外は出身学部による差はほぼないといわれています。企業としても人材の画一化を防ぐため、多種多様な学部の出身者を採用するようです。よって、総合職や一般職を受ける場合には学部についてさほど気にする必要はありません。
学部の専攻と異なる分野への就職は可能?
結論からいうと、学部の専攻と異なる分野への就職は可能といえます。先の質問で回答したように、専門職以外は学部による差がほぼないからです。ただし、専攻と異なる分野の就活をする場合は志望動機がより重視されるので、説得力のある内容を心がけましょう。企業の意図をくんで志望動機を作成するには「志望動機はなぜ聞くの?会社側の意図と書き方を知ろう」のコラムが参考になります。
学部の専攻と異なる分野での就職活動のコツは?
学部の専攻と異なる分野での就職活動では「学部で学んだことを志望先企業と絡める」「学部やゼミの選択理由を答えられるようにする」「入社後の展望を明確に示す」といったことが大事。採用担当者は学部の選択理由や入社後の展望を通じて応募者の考え方や人となり、自社を志望した経緯を知りたいと思っているからです。入社後の展望がうまく思いつかない方は「面接でキャリアプランを質問されたときの答え方は?例文もご紹介!」も参考にしてください。
学部を卒業していますが就職活動がうまく行きません
既卒での就職活動が思うようにいかない場合は、就職支援サービスの活用をおすすめします。既卒の就職活動では学部生のときと違い自分で積極的に情報を探す必要がありますが、どうしたら自分に合った企業に出会えるのか分からない方もいるでしょう。20代向け就職エージェントのハタラクティブでは、既卒の方に向けてポテンシャルや人柄を重視する企業の求人をご紹介していますので、一度ご相談ください。
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一人ひとりの経験、スキル、能力などの違いを理解した上でサポートすることを心がけています!
京都大学工学部建築学科を2010年の3月に卒業し、株式会社大林組に技術者として新卒で入社。
その後2012年よりレバレジーズ株式会社に入社。ハタラクティブのキャリアアドバイザー・リクルーティングアドバイザーを経て2019年より事業責任者を務める。
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