早期退職の理由を聞かれたら?面接での伝え方や回答例を9つ紹介!

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この記事のまとめ

  • 早期退職とは本来定年を待たず退職することだが、近年は早期離職を指す場合もある
  • 面接官が早期退職の理由を聞くのは、応募者の人間性や対応力を見極めるため
  • 早期退職の理由を伝える際は、前向きな内容に変換して自信をもって明るく丁寧に話す
  • 早期退職の理由を伝える際は、ただ答えるのではなく志望動機に結びつける

早期退職理由を面接で聞かれた際、答え方に悩む方は多いでしょう。採用担当者にマイナスな印象を与えないためには、退職理由を聞く意図を理解し、前向きな内容に変換して伝えることが大切です。このコラムでは、伝える際の注意点や回答例を解説します。また、早期退職の理由別の回答例もご紹介。早期退職し、転職を考えている方はぜひ参考にしてください。

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早期退職の理由

早期退職の理由を面接で伝えるには、「自分がなぜ早期退職したのか」を客観視しておく必要があります。ハタラクティブの「若者しごと白書2023」によると、一度正社員経験のあるフリーターの方が仕事を退職した理由は以下のとおりです。

仕事を退職した理由(フリーター)の画像

引用:ハタラクティブ「若者しごと白書2023 1-3.仕事を退職した理由(フリーター)(p.7)

仕事を退職した理由として最も多かったのは、男女ともに「労働環境・時間が不満」でした。次いで、「人間関係がうまくいかなかった」「健康上の理由」も男女ともに割合が比較的高く、職場環境が早期退職の大きな理由のひとつとなっていることが推察できます。
また、男女別で見ると、女性は「結婚・出産などのライフステージの変化」、男性は「思っていた仕事内容と違った」といった回答が目立つ結果に。

早期退職の理由を説明する際は、自分が退職した理由を踏まえたうえで、なぜ応募先を希望したのかが相手に伝わる説明を意識しましょう。具体的な説明のポイントはこのコラムの後半で解説しているので、ぜひ参考にしてみてください。

参照元
ハタラクティブ
若者しごと白書2023

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早期退職とは?

早期退職とは?の画像

早期退職とは、勤続年数を重ねた40~50代の方が、定年前に退職をすることを指す言葉です。
しかし、昨今では早期離職のことを「早期退職」と呼ぶ場合もあります。近年使われる早期離職とは、就職してから3年以内に離職することを指す言葉です

新入社員が早期離職すると「第二新卒」と呼ばれる

第二新卒とは、一般的に新卒入社してから約3年以内に退職し、再度就職を目指す人を指します。退職理由は「仕事が合わなかった」「人間関係が上手くいかなかった」など、人によってさまざまです。

早期退職の定義は「早期退職とは?定義とメリット・デメリットや再就職を成功させる方法を解説」のコラムでも解説しているので、ぜひ参考にしてみてください。

早期退職理由を面接で聞かれるのはなぜ?

面接で退職理由を聞かれるのは、面接官が仕事に対する考えや適応力について知るためです。面接で退職理由を聞かれる意味を理解し、効果的に伝えられるよう対策をしましょう。

仕事に対する考えを知りたいため

退職理由には、働くことに関する価値観が表れるでしょう。企業は面接で退職した理由を聞くことによって、その人が仕事に対してどのように向き合っているかを確認し、「自社で活躍出来るか」「社風に合った人材であるか」を判断しています

ストレス耐性があるのかを知りたいため

退職理由はネガティブになりやすく、答えにくい質問です。しかし、面接官はあえて直接的に聞くことで、応募者のストレス耐性を確認しています。答え方によっては「すぐ辞めてしまうのでは?」という印象を与えてしまう可能性があるため、慎重に回答しましょう

問題への対応力の有無を知りたいため

企業は転職理由を聞くことによって、問題が起こったときの対応力を確認しています。退職したことから何を学び、次にどう活かそうとしているかを聞くことによって、問題を自ら解決出来る対応力をもっているかどうかを見極めています。

面接の退職理由はどう伝える?思いつかないときの対処法と例文」のコラムでは、退職理由をポジティブに答えるポイントを解説しています。どのように答えれば良いかが分からない場合は、ぜひ参考にしてみてください。

早期退職の理由を伝えるときの3つのポイント

早期退職理由の伝え方は、選考結果を左右します。面接で早期退職理由を答えるときは、下記のポイントを押さえましょう。

自信をもって明るく丁寧に話す

早期退職理由を伝えるときは、明るい声でハキハキと話しましょう。小さな声で自信がなさそうに話すと、「後ろめたいことがあるのでは?」と思われる可能性があります。背筋を伸ばし、採用担当者の顔をしっかり見ながら伝えれば、良い印象を与えられるでしょう。

前向きな内容に変換する

退職理由は、ネガティブなことだけでなく「前職では叶わなかったことを叶えたい」「成長したい」など、前向きな意志を交えた内容にしましょう。前職への不平不満や自分ができなかったことだけを述べると、採用担当者に「入社しても同じ不満をもつのでは?」「マイナス思考な人材」という印象を与える恐れもあります。「この人と働きたい」という評価を得るためにも、退職理由は前向きなアピールを心がけましょう。

志望動機と結びつける

退職理由をただ述べるだけで回答を終わらせてはいけません。なぜ退職したのかを話したうえで、志望動機をあわせて回答しましょう

たとえば、「マーケティングに携わりたかったのに事務仕事しか任されなかった」という理由で辞めた場合は、なぜマーケティングをやりたいのか、将来どう活躍したいのかなどの内容を交えましょう。そうすれば、ネガティブに捉えられがちな退職理由が、志望動機の説得力を増加させる武器になります。

入社半年だけど仕事を辞めたい…よくある退職理由とは」でも退職理由の回答の仕方を詳しくまとめていますので、ぜひご一読ください。

早期退職理由を伝える際の注意点

前職を早期退職した理由を伝える際は、経歴をごまかそうとしたり、言葉の使い方を間違えたりしないよう注意が必要です。早期退職理由の伝え方が分からない方は、以下の解説をチェックして面接に備えましょう。

嘘をつかない

選考中に退職理由を尋ねられたときは、嘘をつかず正直に伝えましょう。面接官は、応募者が会社に合うかどうかを判断して採用する必要があるため、嘘の情報を伝えると、ミスマッチを引き起こしてしまいかねません。その場で嘘がばれなかったとしても、入社後に発覚し、マイナスな印象を与える恐れもあります。偽らず、等身大の自分を伝えましょう。

悪口をいわない

退職理由が職場環境や人間関係が原因だったとしても、前職の不満や悪口は避けましょう。不満や悪口ばかりを伝えると、「自分が出来る改善策を考えなかったのか」「他責思考なのではないか」と思われてしまう恐れがあります。自分が退職するに至った事情はしっかりと説明しつつ、ネガティブな印象を与えない表現を心掛けることが大切です。

言葉の意味に気をつける

前向きな言葉の意味も、使い方には注意が必要です。ここでは、「キャリアチェンジ」「キャリアアップ」を例に挙げ、どのような印象を与えやすいか紹介します。

キャリアチェンジ

キャリアチェンジとは、これまでに積み上げてきたキャリアから別の職務へ移ることを指します。前向きな言葉のように感じますが、前職で成し遂げたと言える実績がない場合、「途中で投げ出した」と思われる可能性もあります。

実績がないまま転職する際は、「キャリアチェンジがしたい」という表現は避けましょう。「前職で身に付けた知識・経験を新しい職務内容において活かせる」ということを伝えてください。

キャリアアップ

キャリアアップとは、特定分野での専門知識や能力を向上させ、経歴・市場価値を高めることです。自分の能力を成長させようとすることは良いことですが、企業側は「採用したらどのようなメリットがあるか」を明らかにしたいので、成長意欲を伝えるだけでは不十分です。
キャリアアップについて述べる際は、自分の価値を高める意欲と同時に、「自分を採用することで企業側にどのようなメリットがあるのか」を伝えましょう

早期退職理由を伝える際の注意点は「短期退職の言い訳はどうする?よくある理由と伝え方を解説!」でも詳しく解説しています。

早期退職理由を聞かれたときの回答例

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ここでは、早期退職の理由別に回答例をご紹介します。先述したポイントや注意点を踏まえ、企業に好印象を持ってもらえるような回答が出来るよう、ぜひ参考にしてみてください。

労働条件が募集内容と異なっていたために退職した場合

「私は事務職を希望して前職の会社に入社しましたが、配属は営業部でした。営業を学べば事務職でも役立つコミュニケーション力などを鍛えられると考え、部署内の達成目標に加えて前年比120%達成という個人目標を掲げ、精力的に取り組んできました。しかし、上司との面談の際、事務職への配置転換をする予定はないことが明らかになりました。営業職を続けることも検討しましたが、やはり事務職で会社全体をサポートする立場こそ、私の強みである協調性を活かせると考え退職を決意いたしました。御社では持ち前の強みや今までの経験を活かし、積極的にコミュニケーションを図って社員の皆さまをサポートしていきたいと考えております。」

会社の方針と合わなかったために退職した場合

「より風通しの良い環境に身を置きたく、退社いたしました。前の職場は、失敗するくらいなら挑戦しないという社風の環境で、責任のたらい回しや、お客さまを待たせてしまうことも多々ありました。自分一人で解決出来る業務フローに変更して欲しいという改善案も受け入れてもらえなかったことが、退職を決めたきっかけです。
『失敗を恐れず、自分の仕事に責任を持って働きたい』と思ったため、若手社員が数多く活躍している御社を志望いたしました。裁量権を持って職務に取り組み、お客さまや御社に貢献したいと考えています。」

給料に満足できず退職した場合

「前職では、法人営業を担当していました。月間売上トップも経験しましたが、仕事の成果ではなく年功序列制度で評価が行われていたため、こういった環境で仕事のモチベーションを保つことは難しく思い、退職いたしました。
営業職は、自分の努力が成果につながる仕事だと思っております。年齢に関係なく実力・実績が評価される職場で向上心を持って働きたいという気持ちから、若手社員が数多く活躍している御社を志望いたしました。」

残業や休日などに不満があって退職した場合

「前職では残業時間が月90時間を超え、休日出勤も多く、日々の業務をこなすことに追われていました。業務の効率化を図ったり、興味のある分野について自主的に勉強したりする時間も取れない状態が続き、業務効率化に積極的な取り組みを行っている御社で活躍したく、志望いたしました。
今後はただ業務をこなすのではなく、余暇時間などを利用して自己成長に努めながら、最大限の力を発揮出来る環境で仕事をしたいと考えております。」

人間関係が上手くいかなくて退職した場合

「前職の社風は個人主義な雰囲気があり、協力して達成することよりも個人の結果が重視される環境でした。周囲と協力し合って仕事に取り組みたい自分の考えと合わず、退職いたしました。
そこで、協調性を重んじ、チーム一丸となって成果に繋げる御社の働き方に魅力を感じ、志望いたしました。御社では周囲とのコミュニケーションを取りながら、チームで協力して目標に向かいたいと考えております。」

パワハラを原因に退職した場合

「前職は、上司の指示に従うことが絶対で、提案や意見を聞き入れてもらえない環境でした。成長するためには、自発的に行動する必要があると思っておりますが、前職の環境では自発的に行動することが難しかったため退職を決断いたしました。
今後は、自分の意見を伝えられ、自発的に仕事が出来る環境に身を置きたいと考え、若手から仕事を任せ結果を出すことにコミット出来る御社の社風に魅力を感じ、志望いたしました。」

体調の悪化により退職した場合

「前職では仕事に打ち込むあまり、体調を管理しきれず退職いたしました。体調不良になりあらためて、業務に取り組むために健康や体調管理の大切さに気づきました。現在は医師から完治したといわれており、問題なく仕事に取り組めます。今後も体調管理には十分注意し、仕事に励みたいと考えています。」

家族の介護をするために退職した場合

「母が脳梗塞で倒れて介護が必要になりました。しばらくは父が介護をしていましたが、父も高齢であるため、私が中心となって介護をする必要があり退職いたしました。
現在母は介護施設に入所しているため、業務に支障はありません。今後は仕事に集中し、これまでの経験を活かして御社に貢献する所存です。」

会社都合で退職した場合

「勤めていたレストランが、業績悪化により閉店することになりました。新メニューを販売してみたり、新規顧客の開拓を試みたりと模索しましたが、売上は伸びず、これまで働いてきたお店がなくなるのは非常に辛い経験でした。昨年新しい店舗を出店した御社にて、これまで培ってきた経験を活かしつつ、今までよりもさらに接客の仕事を極めたいと思い、志望いたしました。」

面接のチェックポイントとは?質問例や注意点などをご紹介」では、面接官が採用面接でチェックしているポイントについてご紹介しています。面接対策に役立てたい方は、ぜひチェックしてみてください。

退職理由を「一身上の都合により」と伝えても良い?

「一身上の都合」とは、自分自身の境遇にかかわる都合のことで、病気やケガ、育児や介護といったさまざまな事情に対して使用できる言葉です。履歴書に退職理由を記載する際は、「一身上の都合により退職」としても問題ありません。
ただし、面接で早期退職の理由を聞かれた場合、明確に答えなければ不信感を抱かれてしまう恐れも。「一身上の都合で」と濁さず、このコラムで解説したポイントや例文を参考に、具体的かつ前向きに理由を答えましょう。「『一身上の都合』とは?使い方や面接で理由を聞かれたときの対策を解説!」のコラムもご参照ください。

早期退職で転職する理由をしっかり伝えて再就職を目指そう

早期退職からの転職を成功させるポイントは、退職理由の答え方です。退職・転職の理由はほとんどの面接で聞かれると考え、必ず回答を準備しておきましょう。また、面接での言動や振る舞いも意識し、社会人としての基本的なビジネスマナーをしっかり身につけて選考に臨むのがおすすめです。

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早期退職理由にまつわる疑問に答えるQ&A

ここでは、早期退職を検討されている方の疑問にお答えしていきます。退職を会社に伝える時期や、転職が不利になる退職回数についても解説しますので、ぜひ転職活動の参考にしてみてください。

入社後半年…仕事がうまくいかず、退職するか迷っています

「思っていた仕事と違う…」と入社前と入社後の業務のギャップで悩んでいる方は、もう少し仕事を継続することで悩みが解決する可能性があります。ある程度経験を積むと仕事の幅が広がったり任せてもらえる業務が変化したりして、仕事に前向きに取り組めるようになることも。しばらく今の仕事を続けて、スキルを積んでから転職することがおすすめです。詳しくは「短期間で転職を繰り返す理由は?自分に合う会社を見つける方法も解説!」でも解説しています。ぜひ参考にしてみてください。

退職する場合はいつ今の会社に伝えるべき?

企業の就業規則にもよりますが、遅くても退職予定日の1ヶ月前には伝えるのが良いとされています。また、会社の繁忙期を避けて退職することも大切です。円満退社のために、退職を決めたら早めに伝えると良いでしょう。「円満退職するための伝え方は?上司に切り出すときの注意点もご紹介」では、退職理由の伝え方も解説しているのでぜひご覧ください。

退職回数が多いと不利になる?

応募する会社の方針にもよりますが、3回までの退職回数であれば転職への影響は少ないようです。ただし、面接では回数が多い理由や、仕事へ向き合う姿勢について質問される場合があるでしょう。「転職回数が多いと不利?就活への影響と対策」にもあるとおり、面接では嘘をつかずポジティブな内容で回答することが重要です。

早期退職の転職は不利になる?

早期退職後の転職活動でも、再就職は十分に叶うでしょう。特に、新卒で入社したのち3年以内に離職した「第二新卒」の採用は、企業にとってもメリットがあります。「新卒入社から半年で転職できる?早期退職の強みや退職理由の伝え方を解説」で退職理由の伝え方のコツをチェックし、転職活動に臨みましょう。
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