- フリーター就職支援「ハタラクティブ」TOP
- お役立ち記事TOP
- 転職で給料は上がる?給与アップのパターンや交渉のポイントを解説
転職で給料は上がる?給与アップのパターンや交渉のポイントを解説
更新日
この記事のまとめ
- 転職後に給料が上がる割合は約4割という調査もある
- 転職で給料をアップさせるには、即戦力になれるキャリアとスキルが必要
- キャリアビジョンが曖昧だと、転職しても給料が下がってしまう恐れがある
- 転職活動で給料交渉する際は、自分の価値のアピールが重要
- 転職で給料が上がっても、ほかの条件が合わない場合がある
「転職して給料を上げたい」と考える人は多いでしょう。転職で給料アップを目指せるパターンには、「すでに業務経験や実績がある」「給料の交渉を行う」などがあります。自己分析や企業研究を行い、自分の強みをアピールすることが大切です。
このコラムでは、転職で給料アップを目指せるケースをご紹介。また、転職後に給料が下がる原因や給料交渉のコツについても解説しています。転職を検討している方はぜひご一読ください。
自分に向いている仕事を
簡単に診断してみましょう
性格でわかる
私の適職診断
転職で給料が上がる割合は約4割
厚生労働省の「令和2年転職者実態調査の概況(p.17)」によると、調査対象者のうち、39.0%が転職後に賃金が上がったと回答しています。一方で、賃金が減少したと回答した人は40.1%でした。
このことから、転職すれば必ず給料が上がるわけではありませんが、給料アップを狙うことも十分に可能だといえるでしょう。
参照元
厚生労働省
令和2年転職者実態調査の概況
転職で給料アップを目指せるパターン
転職での給料アップには、転職先企業の規模や職種だけでなく、「すでに業務経験や実績がある」「給料が高めの業界を志望している」なども関係するようです。
以下では、転職で給料アップにつながりやすいパターンをご紹介します。転職を始める前にぜひチェックしてみてください。
転職で給料アップを目指せるパターン
すでに業務経験や実績がある
前職での経験や実績を具体的に伝え、即戦力として活躍できることをアピールできれば、給料アップにつながる可能性があります。また、転職先企業と同じ業種で責任のある仕事を担当した経験がある場合も、転職後に給料アップを目指しやすいといえるでしょう。
給料が高めの業界を志望している
平均的に給料が高めの業界を志望している場合も、転職後の給与が上がりやすいでしょう。給料には、個人のスキルや企業ごとの業績だけでなく、業界自体の需要や将来性も関係してきます。そのため、将来性や需要が高い業種や職種を志望すると、転職後の給料アップを目指しやすいようです。
将来のビジョンを具体的に描けている
将来のビジョンを明確に描けている場合も、収入アップにつなげられる可能性があります。具体的なキャリアビジョンをしっかり描けていると、面接で説得力を持って入社意欲などをアピールすることが可能です。また、プレゼンテーション力や意欲の高さが評価されれば、年収が高い企業への転職が叶う可能性もあります。
資格を取得している
スキルアップのために勉強をしていると、転職活動時に知識力や技術力をアピールでき給料アップにつながりやすいでしょう。また、転職先の業種・職種に合った資格を取得しておくことで、昇格や昇給を目指しやすくなります。
「稼げる資格とは?選び方のポイントや注意点を解説」のコラムでは、高収入につながりやすい資格や、取得を目指す際に気を付けるべきポイントを詳しくまとめています。興味がある方はぜひチェックしてみてください。
実力主義の会社へ転職する
ある程度の資格や経験を持って転職する場合、実力主義の会社へ転職することで給料が上がる可能性もあるでしょう。転職の時点では何のスキルも持っていなくても、努力や成果を出して評価を上げ、徐々に給料を上げられる場合もあります。
転職回数が少ない
転職回数が少ない場合や、初めて転職をするという場合は、現職で市場価値に見合った給料を得ていない可能性も考えられます。そのような場合は、再就職先で評価され、給料がアップするパターンもあるようです。
給料の交渉を行う
給料アップを目指す場合、転職活動の際に給料の交渉を行うこともあるようです。企業側が給料を増やすのに納得できる理由を提示できれば、前職よりも高い給料を確保できる可能性があるでしょう。ただし、給料交渉を行う際にはいくつかのポイントを押さえる必要があります。給料交渉について知りたい方は、このコラム後半でご紹介する、「転職での給料交渉の5つのコツ」をチェックしてみてください。
転職して給料が下がるパターンもある
転職したものの給料が上がらない、もしくは下がったというパターンもあるようです。
転職後に給料が上がらない原因としては、以下のことが考えられるでしょう。
転職して給料が下がるパターン
- 自己分析が不足している
- 未経験の業界へ転職する
- ブランクがある
- 給料よりも優先したいことがある
- 年齢が若い
- 転職回数が多い
自己分析が不足している
転職後に給料が上がらない原因として、自己分析不足があります。自分についてよく理解していないと、持っている強みやスキルがどの業種・職種に活かせるかを考えず、なんとなくで転職先を探すことになってしまうでしょう。また、自己分析が不足していると企業への志望動機に説得力を持たせられず、給料の条件が良く倍率の高い企業の選考に通りにくくなってしまう場合もあります。
未経験の業界へ転職する
異業界へ転職する場合や、前職の経験を活かせない業種に挑戦する場合は、給料アップを目指すのは難しいといえるでしょう。収入を上げるためには、前職の経験が活かせる同職種や、経験を活かしながら業務の幅が広げられる職種へ転職するのがポイント。転職したい場合は、収入面や業務面など、自身の希望を明確にしたうえで職種選びを行うことが大切です。
ブランクがある
前職を退職後、再就職までの間に空白期間があったり、経験のある業界ではあるもののブランクがあったりする場合に、転職後に給料が上がらないことがあります。ブランク期間が長いと、「持っているスキルを本当に活かせるのだろうか」と疑問を持たれてしまい、思うように評価してもらえないこともあるでしょう。
給料よりも優先したいことがある
給料よりも優先したい条件があると、転職で給料が上がらない可能性もあります。ワークライフバランスや社内の人間関係、やりがいなどを重視して仕事選びを行うと、転職前よりも給料が低い企業が第一志望になる可能性もあるでしょう。
給料を上げることだけが転職活動の成功ではありません。自分の理想の働き方の実現に重きを置いているなら、給料が下がっても転職に成功したと感じられることはあるでしょう。
年齢が若い
年齢が若過ぎると、社会人経験が浅く、転職してもそれほど給料アップを見込めない可能性があります。特に20代前半で社会人経験が浅い場合、転職するよりも今の会社でキャリアを積むほうが、給料アップにつながりやすい可能性もあるでしょう。
転職回数が多い
短期間で転職を繰り返している場合、1つの職場で経験した業務スキルが少なく、仕事を変えても思うように給料が上がらないことが考えられます。応募先の企業や担当する業務によっては、「年齢の割に経験や知識が足りていない」と判断されてしまう恐れも。また、退職・転職回数が多いと、採用担当者に「自社でもすぐ辞めてしまうのでは」と思われてしまう可能性もあるため、注意が必要です。
転職回数が多い場合はポジティブな理由を考えよう
転職回数が多い場合は、前職を辞めた理由を明確にし、ポジティブな内容に言い換えることがポイントです。また、今後のキャリアビジョンや入社意欲をアピールするのも効果的。「転職回数が多い人必見!即採用の理由や面接のコツを詳しく解説」のコラムでは、転職回数が多い場合も採用されるコツや、年代別のアピールポイントなどを紹介しているので、参考にしてみてください。
転職での給料交渉の5つのコツ
転職の給料交渉によって、給料アップを目指す場合、適切なタイミングで自分の価値を企業側へ説明し、希望額に納得してもらう必要があります。
以下で、転職の際の給料交渉のコツをご紹介するので、ご一読ください。
転職での給料交渉のコツ
- 自己分析で自分の価値を見定める
- 企業側が求める人材を知る
- 希望額を検討する
- 自分の価値を伝える
- 適切なタイミングで交渉する
1.自己分析で自分の価値を見定める
転職で給料交渉を始める前に自己分析を行い、転職市場での自分の価値を見定める必要があります。自分の価値を見誤ったまま選考に進んでしまうと、本来の価値よりも低い給料の企業に転職してしまったり、逆に高過ぎる希望額を提示してしまって選考に通らなくなってしまったりする恐れがあるでしょう。自分のことを過小評価も過大評価もせず、客観的に分析することが大切です。
自己分析の具体的な方法を知りたい方は、「『自己分析のやり方が分からない』方へ、有効な方法や就活への活用を紹介」のコラムをご一読ください。
2.企業側が求める人材を知る
自己分析で自分の強みや価値を見定めたら、企業研究を行いましょう。企業側が求める人材を把握すると、志望先企業の選考で自分のどの強みを特に強調して伝えるべきかが明確になります。
たとえば、人との関わりが少ない職種を目指しているのに、コミュニケーション能力を強みとして回答するのは適切とはいえません。企業側からも、「本当に業務内容を理解しているのだろうか」と疑問を持たれやすくなってしまいます。
自分の持つ強みのなかから、企業の評価を得やすいものを強調して回答しましょう。
再就職の際も大切な企業分研究の方法については、「企業研究は転職でも必ず行おう!情報の集め方と活用のポイント」のコラムで解説しています。
3.希望金額を検討する
自己分析と企業研究を行ったら、結果をもとに希望金額を決定します。この際、能力に対して過剰な金額で決定してしまわないように心掛けてください。自分のスキルや経験の価値に対して多過ぎる給料を要求してしまうと、企業側から「自分の市場価値を理解していない」「自己分析が足りない」と思われてしまいかねません。
過小評価でも過剰評価でもない、適切な希望金額を検討しましょう。希望金額を検討する際には、自分のスキルや資格を持つ人の平均年収を参考にするのもおすすめです。
4.自分の価値を伝える
企業への給料交渉を始める前に、選考を通して自分の価値を伝えましょう。熱意の伝わる書類の作成や、自分の魅力を十分に伝えるための面接準備が重要です。
いくらスキルや強みがあっても、企業に上手くアピールできなければ、給料交渉に応じてもらうのは難しいでしょう。まずは、自分が志望先企業にとって有益な人物であることを知ってもらうのが大切です。
5.適切なタイミングで交渉する
転職の給料交渉は、タイミングを見計らうことも大切です。選考の最初から給料の話をしてしまうと、「給料が高ければどこの企業でも良いのでは」という印象を与えてしまう恐れがあります。自分の強みや業種を選んだ理由、応募先企業を志望する理由などを話してから、給料交渉を行いましょう。
給料の交渉方法については、「給与交渉はしてもいい?お金の話を転職時にする方法」でも解説しています。あわせてチェックしてみてください。
転職で給料アップを目指す際の注意点
転職で給料アップできたとしても、「入社以降給料が上がらない」「給料以外の条件が合わない」などの問題が生じる可能性もあります。目先の利益に振り回されず、その後のキャリアプランを考慮して再就職先を選択することが大切です。
以下では、転職先で給料アップを目指す際の注意点を解説します。再就職先を決定する前に以下を確認してみてください。
入社以降給料が上がらない場合もある
転職で一時的に給料が上がっても、入社以降上がらない場合もあるので注意しましょう。転職先を探す際には、入社時にもらえる金額だけでなく、その後の昇給制度や社員のキャリアアップの流れなどを事前に確認しておくのが望ましいといえます。昇給制度について求人情報に記載がない場合は、面接の逆質問の機会や、口コミサイトを利用して確認が可能です。
昇給にはいくつか種類があるため、志望先企業がどの制度を導入しているのかチェックしてみましょう。昇給の種類と平均額について知りたい方は「昇給とはいつ実施される?ボーナスに影響は出る?疑問をまとめて解決!」のコラムをご覧ください。
給料以外の条件が合わない場合もある
給料の金額だけに注目して転職先を決めてしまうと、給料以外の条件が合わなくなってしまう場合があります。転職先を探す際は、給料の金額が高ければ高いほど自分に合うと考えるのではなく、いくつか大切にしたい転職軸を考えてみましょう。社風やプライベートとのバランス、どのようにキャリアを積みたいかなどの観点を含めるのもおすすめです。
転職先を決める基準については、「転職における会社選びの決め手は?複数内定で迷ったときの転職先の決め方」のコラムで紹介されています。こちらも参考に、転職先に求める条件を決定してみてください。
転職を成功させるためのポイント
転職を成功させるためには、業界研究や企業研究をしっかり行うことが大切です。企業の価値観や求める人物像、条件などを調べておくことで、面接官に入社意欲や自分の強みを効率的にアピールできるでしょう。事前に応募先の企業について理解しておくことで、転職後のミスマッチを防げる可能性もあります。
初めて転職する方や、「自分一人での求職活動に不安がある」という方は、エージェントでプロのアドバイスを受けてみるのもおすすめです。
ハタラクティブは、若年層に特化し就職・転職支援サービスを提供しているエージェントです。ハタラクティブでは、大手企業や未経験歓迎の求人も多数取り扱っています。
応募書類の添削や面接対策など、キャリアアドバイザーがマンツーマンで求職者一人ひとりの転職活動をサポート。「転職後に給料を上げるにはどうすれば良い?」という疑問にはもちろん、「自分の強みが分からない」などの悩みに対しても丁寧にアドバイスいたします。
すべてのサービスは無料で利用できるので、ぜひお気軽にご相談ください。
転職の給料に関するよくある質問
ここでは、転職の給料についてのよくある質問に、Q&A形式でお答えします。転職を検討している方はぜひチェックしてみてください。
年収がアップしたのに転職を後悔する理由は何ですか?
「入社以降給料が上がらない」「給料以外の条件にミスマッチがある」などが挙げられるでしょう。給料ばかりに注目し、労働条件や社風、社内の人間関係などの情報を集めずに転職先を決めてしまうと、給料以外の条件でミスマッチが生じる恐れもあります。給料の高さ以外にも、自分にとって大切な条件をいくつか書き出してみるのがおすすめです。
転職を後悔するそのほかの理由については、「転職のありがち失敗例を紹介!後悔しない選択と成功のコツとは」のコラムをご覧ください。
スキルがないと収入アップを目指すのは難しいですか?
スキルがなくても転職後に収入が上がる場合があります。たとえば、将来性があるといわれている業界や企業へ転職すると、転職前よりも給料が上がる可能性があるでしょう。
まずは自分の今後のキャリアプランを作成し、興味のある業種や職種の平均給与や業務の実態を調査してみてください。また、転職に活かせるスキルや資格を学び始めるのもおすすめです。スキルがなくても、学ぶ姿勢や熱意を評価してもらいやすくなるでしょう。
スキルなしでの転職のコツについては、「スキルなしでの転職は可能!年代別のやるべきことや成功のポイントを解説」で詳しく解説しています。こちらもあわせてご参照ください。
転職で提示された年収が上がり過ぎていて怖いです…
転職で給料が上がり過ぎる原因には、「前職の給料が低かった」「残業時間も含まれている」などが挙げられます。提示された給料が希望金額以上だったとしても即決することなく、労働時間や職場の環境など、給料以外の条件もチェックしましょう。
「自分に合う転職先を探せる自信がない…」という方は、ハタラクティブへご相談ください。プロのキャリアアドバイザーが、条件にピッタリの企業をご紹介します。
- 経歴に不安はあるものの、希望条件も妥協したくない方
- 自分に合った仕事がわからず、どんな会社を選べばいいか迷っている方
- 自分で応募しても、書類選考や面接がうまくいかない方
ハタラクティブは、主にフリーター、大学中退、既卒、そして第二新卒の方を対象にした就職・転職サービスです。
2012年の設立以来、18万人以上(※)の就職・転職をご支援してまいりました。経歴や学歴が重視されがちな仕事探しのなかで、ハタラクティブは未経験者向けの仕事探しを専門にサポートしています。
経歴不問・未経験歓迎の求人を豊富に取り揃え、企業ごとに面接対策を実施しているため、選考過程も安心です。
※2023年12月~2024年1月時点のカウンセリング実施数
一人ひとりの経験、スキル、能力などの違いを理解した上でサポートすることを心がけています!
京都大学工学部建築学科を2010年の3月に卒業し、株式会社大林組に技術者として新卒で入社。
その後2012年よりレバレジーズ株式会社に入社。ハタラクティブのキャリアアドバイザー・リクルーティングアドバイザーを経て2019年より事業責任者を務める。