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短所を長所に言い換えよう!面接で評価される伝え方とポイントをご紹介
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この記事のまとめ
- 面接で伝える短所は、長所として言い換えられるものにするのがおすすめ
- 企業が面接で長所と短所を聞くのは、客観的に自己分析できているか確かめるため
- 成功体験や失敗体験を振り返ると長所や短所を見つけやすい
- 長所や短所が思いつかないときは、第三者に尋ねるのも1つの手段
「企業面接が不安」「短所を聞かれたときの答え方がわからない」など、就活中の方は多くの悩みをかかえているでしょう。企業面接を成功させるには、過去の体験を振り返り、長所や短所を考えることが大切です。長所と短所をまとめて考えると、面接や履歴書の作成の際に、上手に言い換えができます。このコラムでは、短所を長所に言い換える方法をご紹介します。あなたの短所を長所に言い換えて、就活を成功させましょう。
短所からポジティブな表現に言い換える例
以下に、短所をポジティブに言い換える例をまとめました。「長所しか思いつかない」「短所だけしか見つけられない」という方は、言い換え表を使って考えてみましょう。
短所 | ポジティブな表現 |
---|---|
楽観的 | 明るい、切り替えが早い |
人に流されやすい | 協調性がある、周囲の意見を尊重できる |
心配性 | 計画性がある、課題に気付ける |
優柔不断 | 周囲への配慮ができる、リスクを想定できる |
緊張しやすい | 慎重に物事に取り組める、責任感が強い |
せっかち | スピード感をもって行動できる、行動派 |
負けず嫌い | 向上心が強い、努力家 |
神経質 | 何事に対しても几帳面、十分な準備ができる |
長所や短所の選び方について詳しく知りたい方は、「長所は短所に言い換えられるものを選ぼう!自己PRとの違いや書き方例も」のコラムもチェックしてみてください。
面接で伝える長所と短所の見つけ方
一般的に過去の成功は長所に、失敗体験は短所になります。失敗体験を経て、苦手なことを克服した場合は、長所への言い換えが可能です。
1.過去の成功・失敗体験を振り返る
面接で伝える長所と短所を見つける手段に、過去の成功・失敗体験を振り返る方法があります。「なぜ成功したのか」「失敗した原因は何か」など、できるだけ細かく振り返りましょう。
成功や失敗の背景や過程を掘り下げていくと、自分の得意・不得意に気づき、長所と短所を見つけられます。
2.第三者に聞いてみる
面接で伝える長所と短所が思いつかないときは、第三者に聞いてみるのも1つの方法です。周りにいる家族や友人に聞くと、自分では気づかなかった長所や短所を見つけられるでしょう。
他己分析を頼める間柄の人がいない場合は、ハローワークや就職エージェントなどを利用して診断してもらうのがおすすめです。就職アドバイザーは、カウンセリングを通して、あなたの長所と短所を診断してくれるでしょう。
他己分析とは
他己分析とは、家族や友人などの第三者に、あなたの性格を分析してもらうことです。自己分析と他己分析を併用すると、より深く自分自身を理解できます。他己分析を行うメリットや方法については、「他己分析とは?やり方や得られるメリットについて解説!」のコラムで詳しくご紹介しています。ぜひチェックしてみてください。
3.発想を逆転させて導き出す
面接で伝える長所と短所を考えるときは、発想を逆転させて導き出すと見つけやすくなります。なぜなら、長所と短所は表裏一体の関係にあるからです。
たとえば「心配性」は「思慮深い」、「自分の意見が言えない」は「協調性がある」のように、冒頭の例を参考にしながら短所を言い換えてみましょう。短所を見つける際も同様に、「何事も慎重に判断する」という長所は「優柔不断」という短所です。発想を逆転させます。
企業が面接で長所や短所を尋ねる3つの理由
企業が面接で長所や短所を尋ねるのは、応募者が客観的に自分を分析できているか確認するため。また、性格を把握して社風や仕事との適性を確認する目的もあります。就活では、高確率で長所と短所を聞かれます。企業がなぜ長所と短所を聞くかを理解し、事前に答えを準備しましょう。
1.客観的な自己分析の能力を見るため
面接で長所や短所を質問する理由の1つは、応募者が客観的に自己分析できているかを確認するためです。自己分析とは、自分の能力や性格を分析し、適性を診断する作業です。
長所は自分自身のよい部分であり、きちんと把握していれば、職業や業務の適性を判断できます。一方で、短所は自分自身のよくない部分を指します。自分の短所を発見できれば、克服に向けて何が必要かを考えられるでしょう。得意な能力を伸ばしていく力や、課題を見つけて改善する姿勢は、就活で重要視されます。企業の採用担当者は、長所と短所の数ではなく、対処能力を見ています。
2.企業の社風に合っているか確認するため
採用担当者が長所や短所を尋ねるのは、企業の社風や経営方針にマッチしているかを確認する目的もあります。長所と短所からは、応募者の人柄や価値観がわかります。
スキルや経験だけでなく、人となりも就活においては重要なポイントです。企業は応募者の長所や短所を参考にして、採用後の部署や役割を考えます。
3.仕事との適性を見極めるため
長所と短所の質問には、仕事の適性を見極める意図もあります。同じ職場でも、仕事内容や役割が異なる場合があるためです。
たとえば、コツコツしたルーティンワークがメインの仕事は、「飽きっぽい」という短所をもっている人には向いていません。流動的にタスクが変わっていく仕事は、「一つのことをとことん極める」という長所をもっていても生かせない可能性があります。長所と短所は表裏一体の関係にあるため、就活の際は、自分の能力を生かせるかを考えて職場探しをするのがおすすめです。面接時に企業が適性を把握できれば、長所を生かせる業務配置を考えてくれるでしょう。
面接時に仕事との適性を診断できれば、新規採用者の入社後のミスマッチや早期離職を防げるなど、企業にもメリットがあります。
面接で長所を伝えるときの3つのポイント
面接で長所を伝えるときの3つのポイントをご紹介します。自分を客観的に診断して見つけた長所のなかで、あなたが企業に最も伝えたいことは何かを考えて、面接に臨みましょう。
1.伝える長所は1つに絞る
面接では長所を多く伝えた方が好印象になるというわけではありません。
伝える長所が多いと、「あなたの1番優れている部分がわかりにくい」と企業にマイナス評価される場合があります。就活で使う長所に迷ったときは、応募先の社風や業務内容に最もマッチしているものを一つだけ選びましょう。
企業が求める人材に関係のない短所は書かない
就活で仕事に関係のない短所を伝えると、「質問の意図が分かっていない」「自己分析できていない」と思われてしまいます。たとえば、「料理が下手」「足が遅い」などは、企業に勤めるときに関係がありません。質問の意図がわかっていない短所を伝えると、不採用になる可能性もあるため注意しましょう。
2.「結論→根拠」の順で伝える
面接で長所の質問に答えるときは、結論のあとに理由や根拠となるエピソードを展開すると、わかりやすく面接官に伝えられます。
長所の話だけで終わるのではなく、「あなたの能力は企業でどう生かせるか」という将来的な貢献度まで、伝えるのがポイントです。詳しくは「一覧で確認!就活で聞かれる長所が思いつかないときの対処法」でも紹介しています。こちらもぜひ確認してみてください。
3.仕事に関係のない長所は伝えない
企業が長所を質問する理由として、応募者の強みが業務で生かせるかをみるため、というものがあります。そのため、面接で長所を伝えるときは、仕事に関係のない能力の紹介は省くのがポイント。
就活で仕事に関係のない長所を伝えると、「自分を適切に診断できていない」と企業に判断される可能性があります。面接は時間も限られているため、企業が求めている内容を一瞬で判断し、適切に答えることが大切です。
面接で短所を伝えるときの3つのポイント
面接で短所を伝えるとき、好印象になると考えても「短所はない」と回答するのは避けるべき。また、社会人としてマイナスになることも伝えないようにしましょう。
1.短所なしはNG
面接で短所を聞かれたとき、「ありません」と回答するのはNGです。どんな人でも短所はあるもの。「短所がない」と答えると、自己分析できていないと判断される可能性があります。
企業面接で長所や短所を聞かれたときの答え方がわからない方は、「長所・短所はどう答える?わからないときの対処法や言い換えの例文を紹介!」のコラムも参考にしてみましょう。
短所を長所に言い換える力が大切
就活では、長所に言い換えられる短所を選ぶのがおすすめです。長所と短所は表裏一体の関係にあります。つながりのない長所と短所を用意していると、面接中に話が矛盾してしまうリスクがあります。短所を長所に言い換えることは、話に一貫性をもたせる効果もあります。
2.社会人としての資質を疑われる短所はNG
面接で自己PRするとき、「時間を守れない」「ルールや規則は気にしない」など社会人としての資質を疑われる短所を選ぶのはNGです。どれだけ経歴が良かったり企業と相性が良かったりしても、採用リスクのある人材と分かっていて内定を出す企業はないでしょう。
3.短所と克服方法はセットで伝える
面接で短所を聞かれたときは、克服方法をセットで伝えるのがおすすめです。実際に短所を克服した体験があれば、「自分で物事を対処する力がある」と企業に好印象を与えられます。「面接で聞かれる短所。なぜ聞かれる?どう答える?」でも短所の答え方について紹介しています。気になる方はぜひこちらもチェックしてみてください。
面接で使える長所と短所の例文
面接で使える長所と短所の例文をご紹介します。回答例を参考にして長所と短所を上手に伝えましょう。
長所の回答例
長所を伝えるときは成功体験のエピソードを含めると、内容に個性がでて、わかりやすくなります。
「私の長所は常に冷静でいられることです。中学、高校と体操部に所属していましたが、プレッシャーに負けたことはありません。大事な場面でもほとんど緊張することなく、何度も県大会で優勝することができました。
大学の政治経済に関わるゼミでも、周りに流されない冷静な判断力を買われてリーダーを任されました。業務においても、冷静な判断力と臨機応変な対応力を発揮していきたいです。」
「私の長所は、計画的かつ慎重に物事を進められるところです。達成目標から逆算してスケジュールを立てることを得意としています。
前職は事務機器の営業で、入社当初から3年間の売上目標を設定し、新規の顧客開拓に力を入れていました。常に自分の立てた目標を達成してきた経験があり、入社2年目には、11名いた営業の中で1番の成績を出すことができました。
御社で取り扱う商品は前職とは異なりますが、計画的に物事を進め、業績を上げることに貢献できると考えております。」
短所の回答例
短所を回答するときは、欠点を長所に言い換え、対処法や克服法もあわせて伝えると好印象になります。
「私の短所は心配性なところです。学生時代は計画通りに物事が進まないと、気になって夜眠れないことがありました。しかし、このままでは精神的にも肉体的にも影響が出て、生活に支障をきたしてしまうと考え、心配性の改善方法を試してみました。
現在は、十分に計画を立てることや、やり残しがないかチェックリストで確認するなどの方法で心配事を減らしています。また、心配性によるストレスも発散できるように、休日は趣味のテニスを積極的に楽しんでいます。」
長所と短所の回答が思いつかないときは?
長所と短所を聞かれたときの回答が思いつかない場合は、プロの就職エージェントに相談するのがおすすめです。就活・転職支援を提供するハタラクティブは、「長所や短所が思いつかない」という悩みを解決します。
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一人ひとりの経験、スキル、能力などの違いを理解した上でサポートすることを心がけています!
京都大学工学部建築学科を2010年の3月に卒業し、株式会社大林組に技術者として新卒で入社。
その後2012年よりレバレジーズ株式会社に入社。ハタラクティブのキャリアアドバイザー・リクルーティングアドバイザーを経て2019年より事業責任者を務める。