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自己PRで真面目さを効果的にアピールするには?例文で学ぶ転職成功の秘訣
更新日
この記事のまとめ
- 自己PRで真面目さを伝えるには具体的にどのように発揮し、仕事に活かすのかを伝える
- 自己PRでは真面目さは「責任感」などに言い換えてアピールするのも効果的
- 過去の経験を振り返り、自分が真面目と感じた具体的なエピソードをリストアップする
- 「やって当たり前」と思われる内容は真面目さが十分に伝わらず逆効果になる恐れもある
- 自己PRでは、企業の意図を理解し好印象を与えられるような「真面目さ」を伝えよう
自己PRで真面目さをアピールする方法を知りたい方も多いでしょう。自己PRで真面目さを効果的に伝えるには、具体的なエピソードが必要です。企業が求める真面目さの具体例を理解し、自分の経験を交えてアピールしましょう。ただし、真面目さのアピールには表現方法に注意し、短所とみなされないよう工夫が必要です。このコラムでは、自己PRで真面目さを伝える際のコツや注意点を例文も踏まえて解説。ぜひ参考にしてください。
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自己PRから企業が知りたい「真面目さ」とは?
就活で真面目さを魅力的に伝えるためには、企業が求める真面目さを正確にアピールすることが重要です。どのような真面目さが評価されるのかを理解し、自己PRに取り入れることで、企業に自分の魅力を効果的に伝えられます。
以下では、企業が注目する真面目さの具体的な内容についてまとめました。
持続的にコツコツ努力を重ねられる
コツコツと努力を重ねる人は、途中で投げ出さずに成果を出すと期待され、将来の活躍が見込まれる人材として評価されます。自発的に努力できるため、信頼されて安心して仕事を任せられる存在です。この継続力はどの業界や職種でも重要なので、自信を持ってアピールしましょう。
継続力がある方は「継続力を自己PRで効果的にアピールする例文6選!注意点もあわせて解説」もあわせて参考にしてみてください。
課題に真剣に向き合い取り組むめる
当事者意識を持って働く人は、物事に対して主体性と高い責任感を持ち、最後まで取り組むことができます。こうした姿勢は、企業で活躍する人材としての成長が期待され、将来的には後輩の指導や育成においても重要な役割を果たすでしょう。
また、問題が発生したときに「自分には関係ない」と考えるのではなく、「自分に何ができるか」と前向きにとらえて行動することで、積極的な姿勢を自己PRでアピールしやすくなります。
困難な状況に諦めず立ち向かえる
困難な状況に直面するなかでも、逃げずに自ら解決策を考えて取り組む姿勢は企業にとって非常に好印象を与えます。また、ストレス耐性があることも重要です。社会人になると、ノルマや責任ある仕事に対するプレッシャーが増えます。このような状況でストレスを上手くコントロールできないと、重圧に耐えきれずに辞めてしまう場合も。
企業は、ストレス耐性を重要なスキルとみなしているため、困難に対して粘り強く取り組めることを自己PRでアピールできると、高く評価されるでしょう。
計画的に物事を進められる
計画を立てて実行に移せる人は、優先順位をしっかりと把握し、スケジュールを効率良く管理する力を持っています。仕事の質や効率を向上させるには、単にがむしゃらに働くのではなく、計画的に進めることがポイント。目標に向かって計画を立て、必要に応じて見直しながら遂行する能力は、あらゆる仕事で非常に価値のある資質です。そのため、自己PRでは積極的に伝えるようにしましょう。
「真面目」は「責任感」などに言い換えてアピールするのもおすすめ
多くの人がアピールする「真面目さ」は、採用企業にとって印象深くなりにくい場合があります。そのため、面接官の記憶に残るようほかの特性で自己を表現するのが効果的です。以下のような言葉で自己PRを行うのも良いでしょう。
【言い換え表現】
- ・与えられた任務を最後まで責任を持って遂行する力
- ・目標達成のために具体的な計画を立て、それを着実に実行する力
- ・工夫を凝らしながらコツコツと努力を続ける持続力
- ・自分の信念に基づき、簡単に他人の意見に流されない決断力
- ・誰もが避けがちな仕事を率先して引き受け、成し遂げる積極性
これらの表現を使って、具体的で説得力のある自己PRを展開しましょう。
自己PRで使える「真面目さ」を見つけるコツ
ここでは、自己PRを効果的に作成するための手順を紹介します。自己PRは具体的なステップに従って構築することがコツであり、自分の強みや個性を明確に示すのが大切です。
以下を参考にして、より魅力的で伝わりやすい自己PRを作成しましょう。
自分が「真面目」と思った出来事をリストアップ
過去の経験を振り返り、自分が「真面目」と感じた具体的なエピソードをリストアップします。学校の授業やゼミ、部活動、サークル、アルバイト、家族や友人との関わりなど、さまざまな場面で責任を持って取り組んだ経験があるでしょう。
経験を通じて得た成果や、周囲へ与えた良い影響についても振り返ることにより、自己PRで自分の真面目さを具体的に示す準備ができます。自己分析について詳しく知りたい方は「自己分析の方法をご紹介!就活や転職に役立てよう」も参考にしてみてください。
リストアップしたエピソードの共通点を見つける
書き出したエピソードを全体で見渡し、共通点を探ります。異なる場面や相手に対しても、「真面目さ」が一貫して発揮されている場合は、再現性が高いものと考えて良いでしょう。真面目さは社会人としての仕事でも確実に展開できる特質であり、自己PRにおいても独自の強みとしてアピールできます。
さらに、人から直接褒められたり感謝されたりしたエピソードからも共通点を見いだせれば、「この真面目さによって、周囲に良い影響を与えられる」と伝えられるでしょう。自分が感じる真面目さだけでなく、他者からの評価も含めて考慮することで、自己PRで客観的かつ説得力のある強みを示せます。
「真面目」とは何か自分なりの定義を作る
真面目さとは、自分にとってどのような性質なのかを深く掘り下げて考えてみましょう。
- ・部活動やアルバイト先で他者が敬遠する仕事でも率先して引き受ける
- ・一つの課題に対しては徹底的に追求し、自分が決めたことは最後まで責任を持って達成する
上記の行動は真面目さのほんの一部です。真面目さの解釈は人それぞれ異なりますので、自分なりの「真面目さ」を具体的に定義し、自己PRで明確に表現していきましょう。
自己PRで「真面目さ」を効果的に伝えるコツ
真面目さを自己PRで効果的に伝えるためには、単に「真面目です」というだけでは不十分です。また、真面目さが企業にとって好印象でも、分かりやすく伝えられなければ評価されない場合も。真面目さをどのように発揮し、仕事に活かすのかを具体的に伝えられるようにしましょう。
ここでは、真面目さを効果的に表現する自己PRのコツを解説します。
真面目さの定義と具体的なエピソード
面接で自己PRを伝える際は、まず「真面目さ」の定義を明確に述べ、その後、時系列で複数の具体的なエピソードを挙げると効果的です。長期間にわたってどのように真面目さを発揮してきたかを語ることで、入社後も同様の貢献が期待できる印象を与えられるでしょう。
他者からの評価や成果を客観的に伝える
自己PRで自分なりに真面目さを発揮した経験を話すなら、過去の状況とその後の変化を具体的に示し、自分や周囲にもたらした好影響を明確に伝えることが重要です。「以前はこうでしたが、自分の真面目さが加わった結果、こうなりました」というビフォー・アフターのストーリーを通じて、成長と貢献の過程を示します。他者からの評価や具体的な成果も交えることで、説得力を高められるでしょう。
応募先企業に適した「真面目さ」を強調する
自己PRで真面目さを伝える場合、企業の文化や業務内容に応じて求められる真面目さは異なるため、その企業に適合しているかどうかが重要なポイントです。たとえば、高度な責任を負う企業や精密さが求められる事務職では、「ミスを最小限に抑える努力」「適切な報告・連絡・相談の徹底」が求められるでしょう。
一方、新規事業を積極的に展開し、挑戦を奨励する企業では、「他者のアドバイスを柔軟に受け入れる姿勢」「何度も挑戦し続ける粘り強さ」が真面目さとして評価されます。
自分にとって最適な企業かどうかを判断するためには、OB・OG訪問や会社説明会で社員に直接質問することも有効です。
真面目さが否定的に評価されてしまうこともある?
独りよがりなエピソードや、過度にこだわりの強いエピソードは、真面目さが逆に短所として受け取られる場合があります。自己PRでエピソードを紹介する際には、以下の点に留意してください。
- ・独りよがりなエピソード:自分の意見や方法にこだわり過ぎて、周囲の意見を無視した経験は、協調性や柔軟性を欠くと受け取られかねません。チームワークや他者との協力を意識したエピソードを選びましょう
- ・こだわりの強過ぎるエピソード:細かなことにこだわり過ぎたり、一貫性を重視し過ぎたりすることで、全体像を見失う場合があります。自分のこだわりを適切にコントロールし、結果に寄与したエピソードを重視しましょう
- ・客観性を欠く説明:自分の行動や考え方を客観的に説明できない場合、真面目さがただの主観的なこだわりに過ぎないととらえられかねません。具体的な成果や周囲への影響を示すエピソードを通じて、客観的な評価を伝えるのが重要です
これらのポイントを意識して、自己PRで真面目さを伝えるエピソードを選びましょう。
転職で「真面目さ」をアピールする自己PRの例文
自分なりの「真面目さ」を見つけたら、自己PRを作成してみましょう。以下では実際に使える例文を紹介するので、「自分らしい真面目さ」を伝える際の参考にしてください。
他人が嫌がることを率先して引き受ける姿勢
「私の強みは、『人の嫌がることも率先して引き受ける真面目な姿勢』です。学生時代、私は野球部に所属しており、試合後のグラウンド清掃や部室の掃除など、ほかのメンバーがあまりやりたがらない仕事を積極的に引き受けていました。これは、私がチームの一員としての責任を重んじ、ほかのメンバーに負担をかけないようにしようという意識からでした。
大雨でグラウンドが泥だらけになった際には、自ら率先して清掃を始め、ほかのメンバーも巻き込んでチーム全体で作業を進めました。この行動が部内での信頼を築き、メンバーからは『責任感が強くて頼りになる』という言葉をもらうことが多くありました。
この経験は飲食店のアルバイトでも活かすことができ、トイレの清潔管理に関するクレームが多かった際には、自主的に見回りの頻度を増やし、清潔を保つ努力をしました。店長からも評価をいただき、大きな達成感を味わうことができました。
これからも、仕事においてはみんなが避けることにも取り組む真面目な姿勢を発揮し、チームの一員として貢献していきたいと考えています」
努力を重ね一つのことを深く追求する姿勢
「私の強みは、『努力を重ね一つのことを深く追求する真面目さ』です。大学時代、音楽サークルでギターを始めました。最初は楽譜も読めず、コードの押さえ方すら理解できませんでしたが、日々の練習を欠かさず行い、先輩からのアドバイスを積極的に取り入れました。特に難しい曲に挑戦する際は、繰り返しの練習と理論の勉強を重ね、一音一音の意味を深く理解しようと努力しました。隙間時間を無駄にすることなく、暇さえあればギターを触るように意識し、自主練習を欠かさず努力した結果、サークルのライブイベントでギターソロを担当する機会を得ました。
演奏会では、自身の努力の成果が表れ、感動を与える演奏を披露することができました。後日、先輩からは『練習熱心さと努力が実を結び、素晴らしい演奏だった。』との評価を受けました。
この経験を通じて、私は努力を重ねて一つのことを極める真面目さが自己成長につながることを学びました。これからも仕事においても同様に、課題に対して真摯に取り組み、知識を深めていく姿勢を貫いていきたいと考えています」
問題を自分事として責任感を持って取り組む姿勢
「私は、問題を自分事としてとらえ真摯に取り組む力があります。本屋でアルバイトをしていた際、ある新刊が在庫として多く残っていることに気が付きました。そこで私は、新刊の魅力を多くのお客さまに伝えたいと考え、2つのことを実践しました。
まず、その本の魅力を引き出すために、自ら本を読み込み、内容や魅力を理解しました。それから、お客さまに本の良さが伝わるようにオリジナルの推薦文をつけたポップを作成し、手に取りやすい場所に特設コーナーを設けました。
その結果、在庫が減少し、お客さまからの反応も良く、多くの本が売れるようになりました。この経験から、御社での仕事においても、課題に真摯に取り組み、成果を上げて貢献したいと考えています」
アルバイト経験の強みをアピールしたい方は「就職にバイト経験は活かせる?志望動機や面接でのアピール方法を解説!」も参考にしてください。
困難な状況でも諦めず向き合う姿勢
「私は、困難な状況でも諦めずに向き合うことができます。私はさまざまな文化に触れたいと考え、外国人観光客が多く訪れるカフェでアルバイトを始めました。英語は得意な方だと思っていましたが、いざとなると上手く話すことができず、お客さまと円滑にコミュニケーションをとれない状況に直面しました。しかし、その困難を諦めることなく、克服するために積極的に行動しました。
まずは、日常会話で良く使うフレーズや必要な単語を覚えるために、自宅での勉強を始めました。そして、アルバイト中にはお客さまに声をかけ、自ら会話を試みました。コミュニケーションに不安がありましたが、そのたびに辞書やスマートフォンで単語を調べ、少しずつ自信をつけていきました。
時間が経つにつれて、お客さまとの会話がスムーズになり、意思の疎通が図れるようになりました。これにより、観光客からも感謝され、店舗の評判も上がりました。
この経験を通じて、困難な状況にも粘り強く立ち向かい、自らの成長につなげることができました。御社でも同様に、困難を乗り越えて成果を上げる姿勢を貫き、貢献していきたいです」
計画的にコツコツ物事に取り組む姿勢
「私の強みは、計画的にコツコツ物事を遂行できる能力です。大学時代の経済学の授業では、複雑な数理モデルや経済理論を学ぶ上で高い理解と応用能力が求められ、毎年半分以上の生徒が単位を落としていました。
しかし、学ぶからにはしっかりと理解し、自分のものにしたいと考え受講をしました。単位を取るためにもまず、試験の日程を把握し、その日までのスケジュールを逆算して学習計画を立てることにしました。
授業のノートを整理し、要点をまとめることから始め、さらに図書館で関連する本を借りて知識を深めました。試験直前には、想定される問題を解き、間違えた部分を見つけて克服するために努力し、理解が不十分な部分は先輩や教授に質問し、深めていきました。
その結果、無事に単位を取得し、教授からも真面目に学ぶ姿勢を褒めていただきました。御社でも同様に、計画を立てて着実に仕事を遂行し、組織に貢献していきたいと考えています」
自己PRを作成する際に注意したいポイント
自己PRを作成する際には、注意すべきポイントも把握しておくことで、失敗を未然に防ぐことができます。以下のポイントを参考にして、自身の自己PR文もチェックしてみましょう。
一般的に当たり前とされていることはアピールしない
自己PRでは、「やって当たり前」と思われる内容をアピールすると、真面目さが十分に伝わらず、社会人として求められる基準に達していないと評価される可能性があります。その結果、面接官から「認識が甘い」と思われたり、「入社後に活躍できるイメージがわかない」と判断されたりすることがあるでしょう。
【やって当たり前と思われるアピール例】
- ・指示された仕事をきちんとこなす
- ・同僚と良好な関係を保つ
- ・会社の規則を遵守する
- ・礼儀正しく挨拶をする
- ・決められた業務時間を守る
- ・約束やルールを守る
基本的な行動をベースに、そのうえでさらに工夫や努力を加えた内容にしましょう。たとえば、「提出期限を考慮し、逆算して計画を立てながら課題を進めた」や「自分の将来を見据えて授業を慎重に選び、すべてに欠かさず出席した」といった具体的な取り組みを示すことで、真面目さをより効果的にアピールできます。
主体性がないと思われるエピソードは避ける
自己PRで真面目さをアピールする際は、主体性が欠けている印象を避けることが重要です。「ルールどおりに真面目に取り組む」だけでは、主体性がないと思われてしまいます。自発的に行動し、自分なりに考えて行動したエピソードを交えることで、真面目さと主体性の両方をアピールできるでしょう。
真面目さが短所になるようなアピールはしない
先述したように、自己PRで真面目さをアピールする際には、その表現方法によっては短所とみなされることがあります。「長所と短所は紙一重」であり、真面目さにも否定的な側面が存在するものです。面接官にマイナスの印象を与えないためにも、自己分析で自分の短所を把握し、逆効果に捉えられないようなエピソードを準備しておきましょう。
長所と一貫性のない短所は述べない
自己PRの際には、伝える内容が一貫性を持つように確認しましょう。面接では、短所についての質問も一般的ですが、長所と短所が一貫していないと、説得力が失われてしまう可能性があります。
具体的には、真面目さと矛盾しうる短所、たとえば継続力が不足している、飽きっぽい、あるいは大雑把なところがある場合には特に注意が必要です。
独自性がなく具体性のないエピソードは避ける
「真面目」という言葉だけではなく、その真面目さをどのように発揮したかを詳しく示しましょう。エピソードを述べる際に独自性がなく、具体性に欠けると、相手の印象に残りません。
たとえば、「計画的に取り組む」「自分事としてとらえる」といった具体的な行動やエピソードを交えて説明すると、説得力が増します。真面目さをアピールする際には、独自の経験や工夫を詳しく伝えることが重要です。
自分の真面目さを活かした自己PRで内定を目指そう!
ここまで解説してきたように、自己PRで「真面目さ」を伝える際には、失敗しがちなパターンに気をつけることが重要です。「真面目」という言葉は抽象的であり、多様な解釈が可能なため、具体性が欠けるとネガティブな印象を与えるリスクがあります。
しかし、真面目さは働くうえで非常に重要なスキルのため、伝え方次第で面接官に好印象を与えられます。企業が求める真面目さを理解し、自分の経験を踏まえて具体的に伝え、効果的にアピールしましょう。
「真面目さを上手くアピールできない」「面接対策が不安」と悩んでいるなら、プロに相談するのも一つの手です。
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一人ひとりの経験、スキル、能力などの違いを理解した上でサポートすることを心がけています!
京都大学工学部建築学科を2010年の3月に卒業し、株式会社大林組に技術者として新卒で入社。
その後2012年よりレバレジーズ株式会社に入社。ハタラクティブのキャリアアドバイザー・リクルーティングアドバイザーを経て2019年より事業責任者を務める。