「お待ちしております」は就活で使える?言い換え表現も紹介

「お待ちしております」は就活で使える?言い換え表現も紹介の画像

この記事のまとめ

  • 「お待ちしております」という言葉は、就活時にも使える敬語表現
  • ビジネスシーンで使う「お待ちしております」には複数の言い換え表現がある
  • 「ご連絡お待ちしております」と声に出して伝えるときには、一呼吸おくと印象が良い
  • 「お待ちしております」などの敬語表現は普段から使い慣れておくことが大切

「お待ちしております」はビジネスシーンでもよく耳にする敬語表現ですが、相手と場面によって、より丁寧な言い換えや使い方があります。このコラムでは、「お待ちしております」の意味をはじめ、適切な使い方や言い換え表現までを紹介していきます。ビジネスシーンの言葉使いで悩んでいる方は、ぜひ参考にしてください。

こんなお悩みありませんか?
例えば
  • 向いてる仕事なんてあるのかな?
  • 避けたいことはあるけれど、
  • やりたいことが分からない・・・
私たちは「やりたいこと」から一緒に探します!
ハタラビット

ハタラクティブは
20代に特化した
就職支援サービスです

\もう学歴・経歴に困らない!/

自分に向いている仕事を
簡単に診断してみましょう

性格でわかる
私の適職診断

さっそく診断START

「お待ちしております」は就活時に使える!

面接や採用通知など、連絡を待っていることを伝えるシーンも多い就活時。目上の人や企業に対して「お待ちしております」という言葉は使用しても問題ありません

ただし、「ご連絡お待ちしております」という敬語表現には注意。「ご」と「お」をつけることで二重丁寧語になっています。この場合は、「ご連絡」という丁寧語が相手に対しての敬意を表す表現になるため、「ご」を取ることで敬意を欠いてしまう可能性が高まります。そのため、「ご」は必ずつけて丁寧に相手に伝えましょう。「ご連絡をお待ちしております」といったように、間に「を」と挟むことで違和感ない表現に変えることができます。

また、メール文では最後の締めの文章として使われることが多いため、「ご連絡のほど、何卒お願いいたします」「ご連絡、お待ちいたしております」といった少し丁寧すぎる印象を与えてしまいそうな表現で伝えても良いでしょう。
「お待ちしております」をはじめとした敬語の使い方に不安がある方は、「就活マナーは万全?登場回数の多い敬語を押さえておこう」もあわせて参考にしてください。

未経験OK多数!求人を見てみる

「お待ちしております」の意味とは

この言葉は純粋に「待っています」という意味を表すもの。そもそも「待つ」とは、順番や人、手紙やメールの返事など「何かが来ること」を望みながら時間を過ごす状態を意味します。

「お待ちしております」は「待っている」の謙譲表現

「お待ちしております」は、「待っている」を謙譲語に変換した表現です。プライベートや家族など親しい相手には、「待つ」を丁寧語に言い換えた「待っています」を使うことが多くても、ビジネスシーンでは「待っています」よりも謙った言い方である「お待ちしております」を使用するのが一般的です。

「お待ちしております」を使う4つの場面

「お待ちしております」という言葉は、どのようなときに使われるフレーズでしょうか。ビジネスシーンや日常生活でこの表現が使われる4つの場面について、以下で詳しく見ていきましょう。

1.上司など目上の人へ不快な印象を与えたくないとき

「お待ちしています」は謙譲語の表現であるため、会社の上司などに不快な印象を与えることなく使えるフレーズです。目上の相手に何かを催促したいときにも失礼にならない表現です。

2.お客さまや取引先の人を招くとき

お客さまや取引先の人を招くときに、相手の訪問を待ち望んでいることを敬語で表す表現です。
なお、会社に取引先を招くときには、「ご来訪をお待ちしております」というフレーズとして使います。

3.デパートなどの店内放送で再来店を促すとき

デパートなどの店内放送で「またのご来店をお待ちしております」というフレーズを耳にすることも多いでしょう。店側がお客に対して再来店を待ち望んでいることを表現する場面でよく使われます。

4.目上の人からの返信を待っているとき

「お待ちしております」は、目上の人からの返信を待っていることを伝えたいときにも使える表現です。電話やメールの最後に「お返事をお待ちしております」という言葉を添えて、返信を促すのも良いでしょう。

「お待ちしております」の4つの使い方

「お待ちしております」は、人や物事を待つ以外にも「期待」や「催促」の意味を伴って使用することが可能です。以下、確認してみましょう。

1.イベントなどに来てほしいとき

イベントなどに来てほしいときに、お客さまや取引先に向けて「来てください」という意味で使います。口頭だけでなく、メールや手紙でも使う表現です。

2.日程確認をするとき

「お待ちしております」の前に日時を付け加えることで、日程確認をするときにも使います。それだけでなく、「心待ちにしている」という歓迎のニュアンスも入った使い方です。

3.相手から連絡が欲しいとき

こちらの問い合わせについて相手から連絡が欲しいときには、「ご連絡をお待ちしております」という使い方をします。「ご連絡ください」と言うよりも相手への強制のニュアンスが薄い表現になります。

4.言い切りたくないとき

「〜をお願いいたします」などと言い切りたくないときにも使います。「お待ちしておりますので」から文章を続けることで、よりやわらかい依頼表現になります。
ビジネスメールにおける敬語の使い方については、「チャット全盛だからこそ見直そう!印象が良いビジネスメールの言い回し16選」でも解説しています。

「お待ちしております」はさらに丁寧な言葉にできる?

「お待ちしております」をより丁寧な言葉にするには、「心から」という意味の「心より」を文頭につけた「心よりお待ちしております」という表現がよいでしょう。たとえば、「またのご来店を心よりお待ちしております」は接客の場面でよく使われる表現です。
さらに丁寧な表現として「お待ち申し上げております」というフレーズもあります。

「お待ちしております」は英語で表現できる?

「お待ちしております」を英語で表現するときは、「〜を楽しみに待つ」という意味の「look forward to〜」を用います。
「お返事をお待ちしております」と表現したい場合、「I look forward to hearing from you.」もしくは「I am looking forward to hearing from you.」となります。
また、「Hope to hear from you.」や「I'll be waiting for your reply.」も同様に使える表現です。
就活に英語のスキルは必要?英語が必要な仕事とは?」では、就活で英語が必要になるケースについて解説しています。

「お待ちしております」の4つの言い換え

「お待ちしております」は、目上の人や取引先に対して使うことが多いフレーズですが、ここでは「お待ちしております」の代わりに使える4つの言い換え表現を紹介していきます。

1.少しやわらかく表現したいとき

「〜いただけると幸いです」と言い換えれば、少しやわらかい表現になります。
「お待ちしております」と言い切らず、「うれしいです」という意味の「幸いです」を使うことで、やわらかいお願いのフレーズになります。

2.自分の方が目上の立場のとき

「ご来訪をお待ちしております」というフレーズを「お越しください」に言い換えれば、自分の方が目上の立場のときに使える表現になります。
「お越し」という尊敬語を使い、自分をへりくだらずに相手に敬意を払う敬語表現です。

3.相手へ何かを依頼するとき

相手へ何かを依頼したいときは、「よろしくお願いいたします」に言い換えられます。「ご連絡をお待ちしております」は「ご連絡よろしくお願いいたします」と言い換えるとよいでしょう。
「お願い」という言葉を使うと、押し付けがましくない丁寧な表現になります。

4.少しフランクに表現するとき

少しフランクに表現したいときは、「お待ちしています」という表現に言い換えるとよいでしょう。
「おります」という謙譲語を使わずに「しています」という丁寧語のみを使った、堅苦しさを感じさせないフレーズです。

「お待ちしております」を声に出して使うときの注意点は?

メールなどの文面上では丁寧すぎる言葉を使ったとしても、それほど違和感を感じないものです。
しかし、いざ声に出して敬語を使うときに、どんな風に話したら良いのか戸惑ってしまう人もいるでしょう。そんなときは、間に一呼吸おいて伝えてみる方法がおすすめです。
たとえば、「ご連絡お待ちしております」と相手に伝えたいときに、「ご連絡」で一呼吸おいて「お待ちしております」と続けます。一呼吸おくことにより、丁寧さを印象づけることができ、さらにしっかりと伝えることが可能です。さらに、最後に心を込めてお辞儀をプラスすることで印象アップにつながるでしょう。

「お待ちいたしております」は間違い

「お待ちいたしております」には「いたす」と「おります」が使われているため、二重敬語になっています。使用されることも多いため、うっかり使用しないよう注意しましょう。

慣れない敬語を無理に使おうとすると、相手に失礼な言葉や態度を見せてしまう可能性もあります。丁寧な言葉使いは、普段から使い慣れておくことが大切です。就職活動を本格的に行う前に、日常生活の中でも違和感なく使えるようにマスターしておくと良いでしょう。

就活で「お待ちしております」を使うときは丁寧に使おう

就活で頻繁に使用する機会がある「お待ちしております」という言葉ですが、さまざまな場面に合わせた使い方をマスターし、シーンに合わせて丁寧に使いましょう。

「就活時の敬語の使い方に自信がない」「経験がないので就活に不安がある」といった悩みがある方は、就職エージェントの利用がおすすめ。就職・転職に精通したアドバイザーから、的確なアドバイスを受けられます。
ハタラクティブでは、プロの就活・転職アドバイザーによるマンツーマンのカウンセリングを実施。
将来の悩み相談から、履歴書の書き方、面接対策などさまざまなサポートに対応しているため、社会経験が少ない方も安心です。ハタラクティブを活用して、新たな一歩を踏み出しましょう。

ハタラクティブ
のサービスについて

こんな人におすすめ
  • 経歴に不安はあるものの、希望条件も妥協したくない方
  • 自分に合った仕事がわからず、どんな会社を選べばいいか迷っている方
  • 自分で応募しても、書類選考や面接がうまくいかない方

ハタラクティブは、主にフリーター、大学中退、既卒、そして第二新卒の方を対象にした就職・転職サービスです。
2012年の設立以来、18万人以上(※)の就職・転職をご支援してまいりました。経歴や学歴が重視されがちな仕事探しのなかで、ハタラクティブは未経験者向けの仕事探しを専門にサポートしています。
経歴不問・未経験歓迎の求人を豊富に取り揃え、企業ごとに面接対策を実施しているため、選考過程も安心です。

※2014年12月~2024年1月時点のカウンセリング実施数

この記事に関連するタグ