未経験の職種は無理?30歳からの転職事情

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この記事のまとめ

  • 30歳からの転職では即戦力が求められるため、未経験職種に挑戦するなら、これまでの経験やスキルを活かせるところを選ぶ
  • 漠然とした思いで転職しようとしているなら、本当に転職が必要なのか考え直してみる
  • 転職を成功させるには、キャリアの棚卸しと希望条件の明確化が必要
  • 年齢とともに未経験職種へ転職できる可能性は低くなるので、転職するならできるだけ早めが良い

30歳というと、重要なポジションを任されるようになってくる時期ですが、この時期に転職を考える人は意外に多いようです。その理由はさまざまですが、中には未経験の職種に挑戦してみたいという人もいるでしょう。
当コラムでは、30歳からの転職事情や、転職の際に気をつけるべきポイントをご紹介します。

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◆30歳からの転職事情

20代のうちは今後の成長に期待して採る「ポテンシャル採用」がありますが、30歳を超えている場合は、新卒採用から7~8年以上経過しているため、具体的な実績や即戦力を求められることが多くなってきます。
つまり、30歳からは、これまでのキャリアを活かした転職であることが前提になるということです。特にマネジメント能力があると採用ニーズが高くなるため、転職に有利になり、年収アップも期待できるでしょう。

では、30歳から未経験の職種へ転職することはできないのかと言うと、そんなこともありません。
一般的に、年齢が上がると転職のハードルが上がると言われていますが、30歳を過ぎて未経験職種への転職に成功している人もいます。そういった人達は、これまで培ったスキルと経験を活かせる職種を選んでいることが多い傾向にあります。そのため、30歳以降で他職種への転職を考える場合は、自分の持つ武器を転職先でどう活かすかが重要になってくると言えるでしょう。
とはいえ、30を過ぎるとキャリア形成の観点から転職できる可能性はどんどん低くなっていきますので、他職種を希望する場合は早めの行動が転職成功のカギとなりそうです。

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◆本当に転職が必要か考える

30歳の未経験職種への転職は可能とお伝えしましたが、20代より難しくなっていることは事実です。漠然とした思いで転職に踏み切ると後悔することになりかねませんので、まずは今一度、本当に転職が必要なのか考えてみてください。以下、よくある転職したい理由と、社内でできる対処法をご紹介します。

【仕事内容に不満がある】

不満に思っているのはどんなところなのか、転職しなければ不満は解消されないのかをよく考えてみる必要があります。また、最初から「この会社では自分のやりたいことはできない」と決めつけず、別の部署への異動希望を出したり、新しい仕事を任せてもらえないか上司に掛け合ったりしてみましょう。もし異動が叶わず、仕事内容も変わらないようであれば、転職を検討してみてもいいかもしれません。

【人間関係がうまくいかない】

人間関係が理由で転職する人は少なくありませんが、転職先で良い人間関係が築けるという保証はありません。むしろ前職の方が良かったと思えるパターンもあります。まずは家族や友人、信頼できる同僚など身近な人に相談してみましょう。話すことでストレスが軽減され、悩みが解消されることもあります。また、他人をコントロールすることはできませんから、嫌なことを言われてもあまり考えすぎず、受け流すことも大切です。

【待遇や条件に不満がある】

売上に貢献しているのに給与が低い、何年も働いているのに昇給しない、休みが取りづらい等、待遇や条件面での不満から転職を考える人も多いです。自分の評価が不当だと感じる場合は、直接評価者に説明を求めてみましょう。その説明に納得がいかず自分では事態を変えられないなら、転職を検討する必要があります。また、サービス残業を強いられている場合は、労働基準監督署に相談してみましょう。

◆転職を成功させるには

転職を決めたら、まずは以下の準備を行いましょう。この準備をしていたかどうかで、転職にかかる期間も転職後の満足度も違ってくるはずです。

【キャリアの棚卸しをする】

自分を企業に売り込むためには、自分がどんな強みを持っているかを把握しておくことが重要です。特に30歳を超えている場合は、やる気で押し切るのが難しい傾向にあるため、具体的な実績と企業にとってメリットになる根拠を伝えなければなりません。そのためには、これまでのキャリアを振り返り、自分がどんなスキルや経験を持っているか、アピールすべきポイントはどこかなどをまとめておく必要があります。

【希望条件を明確にする】

転職するにあたって、希望条件の優先順位をつけることは非常に重要です。例えば、給料・仕事内容・勤務時間・職場の雰囲気の4項目の中で優先順位を決めるだけでも、企業選びがスムーズになるでしょう。また、転職活動中は、現職での不満にばかり目が行きがちになりますが、転職後別の部分に不満が出始めるということも珍しくありません。100%自分が望む環境というのは難しいので、転職によって得るものと失うものがあることを念頭に置いておきましょう

上記の準備が整ったら、早速求人の情報収集を始めましょう。ちなみに、転職活動は在職中に行うことをおすすめします。その理由は、採用がなかなか決まらないと、金銭面だけでなく精神面でも負担が大きくなってくるため、希望条件を妥協してしまう可能性があるからです。
そうなると、よりよい環境を求めて転職したのに、前職の方が良かったという結果になりかねません。もし貯金に余裕があったとしても、空白期間が長すぎると少なからず選考に影響するため、内定を貰うまでは退職しないようにしましょう。

1人での転職活動に不安を感じるという方は、転職エージェントに相談してみてはいかがでしょうか。
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