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やりたい仕事がない理由とは?自分に合った職場を見つける方法
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この記事のまとめ
- やりたい仕事がない理由には、自分の適性を把握できていないことや情報不足などがある
- やりたい仕事がない状況を変えるためには、自己分析に取り組もう
- 企業は時間をかけて若手を育成しようと考えているので、30代の就職は早い方が良い
- 仕事への不安があるフリーターは、就活を始めて正社員を目指すと良い
- 会社で仕事がない人たちは、「社内失業」「社内ニート」と称されることがある
- 会社で仕事がないときは、「上司に相談」「スキルアップに充てる」などの対処法がある
やりたい仕事がない、という状況にはさまざまな理由が考えられます。このコラムでは、やりたい仕事がない原因を分析し、仕事探しの具体的な方法を紹介しています。また、30代の就職についても詳しく解説するほか、フリーターの将来性や社内失業・社内ニートの改善方法など、就職に不安がある方に役立つ情報をまとめました。就職でお悩みの方は、今後の参考に目を通してみてください。
やりたい仕事がない8つの理由
やりたい仕事がないのには、どんな理由があるのでしょうか?考えられる原因をまとめました。
1.適性が分からないまま仕事を探している
仕事には向き・不向きがありますが、適性が分からないまま求人を見てもピンとくるものは見つからないでしょう。本来であれば、誰にでも向いている仕事はあるはずです。しかし、自分の適性を把握しないまま大量の求人を見ても、「自分に合ったものがない」という感覚に陥ることに。その結果、やりたい仕事がないと思い込んでしまいます。
2.仕事に求める条件が多すぎる
仕事に求める条件が多すぎると、なかなか納得のいく求人に出会えません。たとえば、以下のすべてを満たす会社はなかなか見つからないでしょう。
・残業がない
・給与が手取り30万円以上
・ボーナスや退職金が出る
・家から近い
・土日祝休み
・福利厚生が充実している
・キャリアアップできる
・仕事内容が合っている
・職場の風通しが良い
などが職場に求める条件として挙げられますが、これらすべての条件を満たす仕事を見つけることは簡単ではありません。
3.視野が狭くなっている
大手企業や特定の業界など、限定した仕事探しをしていると求人が見つかりにくい場合があります。特に人気の大手企業は選考倍率が高く、就職のハードルは高めです。また、地元だけで仕事を探すと選べる選択肢が少なく、就職が難しくなることもあるでしょう。
4.自分に自信がなく最初から諦めている
やりたい仕事が見つからない人によくある傾向が、自分に自信がなく無意識のうちに就職を諦めているケースです。本当はやりたい仕事があっても、「経験がないから」「学歴が足りないから」と諦めて、チャレンジを踏みとどまる人がいます。特に、新卒の就活で失敗した人や、1度目の就職で仕事が合わずに挫折した人、フリーター期間が長い人は自信を失っている場合があるようです。自分には無理と決めつけてしまい、やりたい仕事を考えるのを放棄することがあるようです。
5.仕事に対してネガティブなイメージがある
ネットやニュースではたびたび「ブラック企業」が話題になります。中にはそのようなネガティブな情報に影響されて、やりたい仕事を考えるのをやめてしまったり、就職活動のやる気をなくしたりする人もいるでしょう。マイナスな情報ばかりに目がいくと、就職に対する前向きな気持ちが失われてしまいます。
6.情報収集が十分でない
そもそも世の中にどんな仕事があるか分かっておらず、「やりたい仕事がない」と思っている人は意外といます。知識がないままやりたい仕事を漠然と考えても、良いアイデアは浮かびません。また、知っている業界や職種だけからやりたい仕事を探しても、適職が見つかるとは限らないでしょう。仕事に関する情報が不足している場合は、世の中にはどんな業界や職種があるのか、ネットや書籍を使って調べてみましょう。
7.求人の探し方が十分でない
求人の探し方が不十分だとやりたい仕事に出会えません。幅広い選択肢の中から求人を探したいなら、複数の手段を使う必要があります。就職サイトは1つではなく2つ以上チェックする、ハローワークや転職エージェントを使うなど、仕事探しの手段を増やしましょう。
8.世間体を気にしている
本当はやりたい仕事があるのに、世間体を気にして実行できない人も少なからずいます。「親に反対されそう」「有名企業に入らなければ格好が悪い」と考え、本来やりたい仕事から遠ざかっているケースです。
やりたい仕事がない状況を変える方法
やりたい仕事がない状況を変えるには、どうすれば良いのでしょうか。ここでは、やりたい仕事を見つける具体的な方法をお伝えします。
自己分析をする
やりたい仕事を探すには、自分を知ること=自己分析が大切です。自己分析は就職・転職に不可欠なので、まだ取り組んでいない人は以下の方法を試してみましょう。
1.過去の経験を書き出す
自己分析では過去の経験を振り返り、そこから自分の強みや弱み、重視する価値観を洗い出していきます。社会人経験がない人は、学生時代のエピソードを振り返ると良いでしょう。漠然と過去を振り返るのが難しく感じたら、「中学時代」「高校時代」「大学時代」といった区切りごとに回想してみましょう。さらに、「うれしかったこと」「悔しかったこと」「頑張ったこと」などの視点から振り返ると、具体的なエピソードが出てきます。振り返った経験は頭の中だけではなく、紙に書き出すことで整理しやすくなるでしょう。
2.エピソードを掘り下げる
エピソードがいくつか書き出せたら、次はそれぞれの経験について深掘りしていきます。具体的には、次のようなポイントを振り返りましょう。
・具体的なエピソードの内容
・その活動に取り組んだ経緯
・困難を解決するために行ったこと
・どんな瞬間に喜びを感じたのか
・活動から何を学んだのか
・なぜその活動が好きだったのか
上記のポイントはエピソードごとに柔軟に変えていくことで、より詳しく自身の体験の振り返りができます。深堀りしやすいエピソードほど印象に残っているということなので、そうした出来事を詳しく振り返ると良いでしょう。
3.エピソードから浮かび上がる共通点を探す
いくつかのエピソードを振り返ったら、そこに共通点がないか探しましょう。共通する強みや弱み、考え方の癖が、あなたの特徴や性格を現しています。
自己分析は選考でも役に立つ
自己分析は応募書類や面接でも役立ちます。自分の強みを把握していればそれを企業に伝えることができ、裏づけとなるエピソードがあれば説得力が増すでしょう。また、志望動機も自己分析の結果を踏まえれば、より説得力のある回答ができます。自分の性格や経験を踏まえて「なぜ惹かれたのか」を説明できると好印象となるでしょう。自己分析のメリットについては「自己分析とは?就活や転職でどう使う?基本的なやり方をご紹介」のコラムでも紹介されているので、併せてご覧になってください。できることを考える
やりたい仕事がない人は、「やりたいこと」という視点をひとまず置いて、「できること」を考えてみると良いでしょう。自己分析で把握した、自分の強みや性格を活かせる仕事がないか考えてみてください。社会人経験がない人の場合、強みは具体的なスキルでなくても構いません。たとえば、人と話すのが好きなら、チームで行う仕事や接客業が向いていると考えましょう。反対に、1人で行動するのが好きな人は、個人プレーの仕事で力を発揮する可能性があります。
苦手なことを考える
強みから適職を考えるだけではなく、苦手なこと・やりたくないことから向いている仕事を探す方法もあります。このやり方は一見後ろ向きに見えますが、自分に合わない仕事に就く可能性を減らせるのがメリット。強みに加えて弱みも明らかにすることで、適職を考えるヒントにできます。
特に、仕事が嫌になって転職を検討している場合、仕事の何が問題だったのかを振り返りましょう。転職活動では、その問題点の解消が1つの軸になるはずです。たとえば、「仕事内容が嫌だったなら職種を変える」「閉鎖的な職場の風土が嫌だったなら風通しの良い職場を探す」というように、苦手だった経験から自分に合った仕事や職場を導き出せます。
仕事に求める条件を明確にする
仕事に求める条件を明確にすると、就職後のミスマッチが起きにくくなります。ただし、前述したように条件があまりにも多いのは問題です。条件が多くて求人が見つからないと感じたら、希望条件を「絶対譲れない条件」と「妥協しても良い条件」に分けて考えましょう。「絶対に譲れない条件」を満たす仕事を探すことで、働き始めてから「思っていた仕事と違った」というギャップを感じにくくなります。条件を明確にしないまま求人を探すと、本当に自分が求める仕事にたどり着けない可能性があるので注意しましょう。
就職・転職エージェントに相談する
「仕事がない」と悩む人は就職・転職エージェントに行くのもおすすめです。転職エージェントではプロのアドバイザーが専任の担当者となり、就職・転職活動を全面的にバックアップしてくれます。エージェントによっては自己分析の段階から手伝ってくれるので、第三者のアドバイスが欲しい人向きです。客観的な視点で自分に合った求人を提案してもらうことで、やりたい仕事のイメージがつかめます。
30代で仕事がない状況を変える方法
30代で「やりたい仕事がない」と就職を見送っている人は、1日も早く行動を起こす必要があります。
30代の就職は早い方が良い理由
正社員未経験から就職を目指す場合、行動を起こすスピードが重要になります。なぜなら、世の中に若手人材を求める企業は多く、未経験でも若さが就職の武器になるからです。若手が欲しい企業は「入社後に時間をかけて自社で育成しよう」と考えています。そのため面接では、入社意欲やポテンシャル、人柄といった要素が重視される傾向が多いです。正社員未経験でスキルがなくとも、熱意でカバーできます。
一方で、企業は30代、40代と年齢を重ねた人材には、即戦力となるスキルや実績を求めるようになります。そのため、正社員経験がない人は年を追うごとに就職が難しくなるのが現状です。30代は仕事である程度の実績を積んできた年代とみなされるため、スキルがあって当然と見られるようになります。
しかし、「もう30代だから…」と諦めてしまう必要はありません。実際に、20代はアルバイトをしていて、30代から正社員になった人も存在します。20代よりも就職のハードルは上がるものの、転職エージェントなどの機関を上手く活用すれば、まだまだチャンスはつかめるでしょう。そのためには、就活に向けて1日も早く行動することが大切です。
30代が仕事を見つけるためにできること
正社員未経験の30代が効率良く就職を目指すには、以下のような方法が挙げられます。
就職しやすい業界に目を向ける
効率良く仕事を見つけたいのであれば、就職しやすい業界に目を向けると良いでしょう。就職しやすい業界とは、未経験者歓迎求人が多い人手不足の業界です。たとえば、高齢化で需要が高い介護業界や、急速に成長しているIT業界など。また、飲食店やホテルなども未経験求人が多く、正社員経験がなくても就職しやすい仕事です。
職種でいうと、どの業界でも必要とされる営業職は募集が多く、未経験者が目指しやすい仕事といえます。反対に、女性に人気の事務職や専門的なスキルが必要な技術職は、未経験にはハードルが高めです。倍率が高い大手企業も、30代未経験での挑戦は現実的ではないでしょう。将来就きたい仕事がある人も、まずは未経験者歓迎の企業や教育制度が整った職場に就職し、そこで強みやスキルを身につけるというのも1つの選択肢です。
アルバイト経験を活かせる仕事を探す
長年続けているアルバイトがある人は、その経験を活かせる仕事を探すのも良いでしょう。接客業をしていた人なら、店舗スタッフや店長といった仕事で経験を活かせます。選考でアピールする際は雇用形態を気にしすぎず、その経験から何を学んだのかという点を説明しましょう。また、応募する仕事がアルバイトで経験した業種でなくても、アピールの仕方を工夫すれば大丈夫です。たとえば、チームワークを発揮した出来事や後輩の育成、さまざまなお客さまと円滑にコミュニケーションをとった経験などは、どんな仕事でも活かせるでしょう。
正社員登用制度や紹介予定派遣を活用する
目指す仕事で正社員求人がないときは、正社員登用や紹介予定派遣といった制度を活用するのも良いです。
「正社員登用制度」とは、契約社員やパートタイム、アルバイトといった非正規の雇用形態で働き始め、一定期間を経たあとに正社員になる制度のことです。登用までの期間や基準は企業によって異なりますが、面接や昇格試験などがある場合が多い傾向があります。この制度で注意したいのは、求人に「正社員登用あり」と表記があっても、実際にはほとんど登用していない職場も存在することです。企業の採用サイトなどで実際の登用実績を調べ、正社員になれる可能性があるか確認しましょう。正社員に登用されるかは重要なポイントなので、登用実績は面接で聞いてもOKです。実績が全くない、あるいは極めて少ない企業は正社員になれる可能性は低いと考えられます。
「紹介予定派遣」とは、派遣社員として一定期間派遣先の企業で働いたあと、派遣先の企業に正社員として採用される制度のことです。正社員登用と似た部分もありますが、最初の雇用主が派遣会社であることが特徴といえます。また、紹介予定派遣の期間は最長6ヶ月と決まっており、入職後6ヶ月以内に派遣先で直接雇用される流れです。ただし、企業からの評価が悪ければ直接雇用されない場合があるので注意が必要になります。また、自分から辞退することも可能であることや、雇用形態は正社員とは限らず契約社員の場合もあるなど、紹介予定派遣の仕組みを事前に理解しておくことが大切です。「紹介予定派遣の実態とメリットを解説!正社員になるコツとは」のコラムでは、紹介予定派遣のメリット・デメリットなどが分かりやすくまとめてあります。紹介予定派遣の利用を検討している方は、ぜひ参考にしてください。
フリーターの将来性について
「仕事がない」と就職を踏みとどまっている人は、フリーターの将来性について考えてみましょう。
雇用が不安定
アルバイトは正社員と比較して雇用が不安定です。実際に、不況で経営が不安定になった場合、企業は、正社員ではなく、派遣やアルバイトといった非正規雇用の人たちから解雇を検討するでしょう。また、正社員は病気や怪我の際に休職できますが、アルバイトに休職制度が適用されるかは企業によります。気に入った職場であっても、一時的に働くことが難しくなるとそのまま退職に追い込まれることもあるようです。
能力アップの機会が限定される
アルバイトは任される仕事の範囲が限られており、一定以上のスキルを積むのが難しい立場です。責任を伴う大きな仕事は正社員に任されます。また、一般的に企業は長期雇用を前提とする正社員に教育コストをかけているので、アルバイトは継続的に研修を受ける機会が少なく、学びの機会が限定されるでしょう。その結果、長年働いても一定以上のスキルは向上できず、次の仕事の選択肢も広がりにくい現状があります。一方、正社員として幅広いスキルや専門的な知識を身につければ、より待遇の良い職場に転職することもできます。
収入が安定せず将来が不安
フリーターと比べて、正社員は給与水準が高く、企業によってはボーナスや退職金が支給されます。また、昇給の機会も多く、昇給の幅もアルバイトと比べると大きいです。「20代のころは正社員の友人と同じ稼ぎだったのに、年々差が開いていく」という話はよくあります。さらに、時給で働くフリーターは働いた時間の分だけ稼げることになりますが、年をとると若いころと同じ時間働けるとは限りません。特に長時間の労働で収入を確保しているという人は、10年後、20年後も同じ働き方ができるか考えた方が良いでしょう。
年齢が上がると仕事を探すのが難しくなる
アルバイトで一生食べていくことは不可能ではありませんが、年齢を重ねるごとに仕事を探すのが難しくなります。年をとると体力勝負の仕事は難しくなり、高校生や大学生など若いアルバイトが多い職場は働きづらいと感じるでしょう。良さそうな求人があっても、採用選考では若い人が有利になる可能性が高いと考えなくてはなりません。
フリーターの将来性について、現状を知り不安になった人も多いかもしれませんが、今から就活を始め正社員になることで不安を解消できる可能性があります。「自己分析をしたうえで仕事を探す」「1人での就職活動が大変なら就職エージェントに頼る」といった方法を実践し、安心して働ける環境を手に入れましょう。
会社で仕事がない「社内失業」「社内ニート」
仕事が見つからないと悩む人がいる一方で、会社でやることがないという人も存在します。会社にいるのに仕事がないとは不思議に思うかもしれませんが、実際に「仕事がなくて困っている」という会社員は少なくありません。そういった人たちを、「社内失業」「社内ニート」と呼ぶこともあります。社内ニートについての詳細は「できる仕事がない!社内ニートから脱却する方法や適職の見つけ方を解説」のコラムで解説してありますので、併せてご覧になってください。
なぜ社内で仕事がなくなってしまうのでしょうか。主に、以下のような原因が考えられます。
仕事を教えてもらえない
新卒や中途で入社したあと、業務に関する充分な指導が受けられないと社内ニートになることがあります。会社としての研修体制が不十分だったり、仕事を教えるはずの上司が多忙で時間がとれなかったり、仕事のやり方が分からず手持ち無沙汰になってしまうケースです。研修制度が整った大企業ではそのような事態は起きにくいですが、人手の足りない中小企業では仕事のやり方が分からない人が、社内ニートになってしまう可能性があります。
ミスを多発
仕事のミスが多い、仕事のスピードが極端に遅いというのも社内ニートになる原因の1つと考えられます。周囲からの信頼を失い、「あの人には仕事を頼めない」と思われて仕事がなくなってしまう懸念も。特に同じミスを繰り返してしまうと、「あの人は何を頼んでもダメ」という認識が定着してしまい、仕事を得るのが難しくなるようです。
上司との関係が上手くいっていない
上司との関係が上手くいかず、仕事をもらえず暇になったという人もいます。中には上司が嫌がらせとしてあえて仕事をまわさないパワハラもあるようです。厚生労働省では、「職場におけるパワーハラスメント」として、パワハラを以下の6つの類型に分けていますが、仕事を与えない行為は「過小な要求」に該当します。
1.身体的な攻撃
2.精神的な攻撃
3.人間関係からの切り離し
4.過大な要求
5.過小な要求
6.個の侵害
「過小な要求」に該当するパワハラを受けている人は、ほかの類型の被害にもあっていないか確認しましょう。パワハラは許されることではないので、人事や社内の相談窓口への相談を検討してください。
社内ニートになってしまう理由はさまざまですが、会社の教育体制と周囲との人間関係が大きな原因の可能性があります。「仕事をせずにお金がもらえるなんて羨ましい!」と思うかもれませんが、1日中手持ち無沙汰で過ごすのは決して楽なことではありません。
参照元
厚生労働省
職場におけるハラスメントの防止のために(セクシュアルハラスメント/妊娠・出産・育児休業等に関するハラスメント/パワーハラスメント)
仕事がないため暇になってしまった人がしていること
仕事がなくても定時がくる前に帰るわけにはいきません。社内失業・社内ニートの人はネットサーフィンや身の回りの整頓などで時間を過ごしているようです。しかし、掃除だけでは1日の時間は潰れません。また、周りの目を気にしながらのネットサーフィンも楽しいものではないでしょう。一部には暇でうれしいと感じる人がいるかもしれませんが、「周囲が忙しく働いている中で自分だけ暇なのは辛い…」と思う人が大半です。中にはひと目を気にしてトイレの個室に長時間こもる人もいるようで、社内で仕事がないのはなかなか深刻な状況といえます。
仕事がないと1日を過ごすのが辛いだけではなく、何のスキルも身につかず、成長することができません。スキルや実績がないと転職するときのアピール材料もできないため、キャリア形成の上でも大変不利になる場合があります。また、仕事がまわってこないことで自分に自信を失ってしまうのも、社内失業・社内ニートの問題点です。「ひょっとして自分は社内ニートかも?」と思った人は、今すぐ対処し働き方を変えましょう。
仕事がないときの対処法
会社に行っても暇で仕方がない人は、以下のような対処法を試してみましょう。
上司に仕事がないか聞く
上司との関係が良好な場合は、まずは直属の上司にできる仕事がないか尋ねましょう。仕事で困ったことや判断に迷うことがあったら、上司に聞くのが基本です。そもそも部下の仕事がないのは上司の配分にミスがあった可能性も考えられます。上司はあなたに仕事がないことを把握していないかもしれないので、遠慮せずに相談してください。
手伝えることはないか聞く
上司に頼んでも仕事を振ってもらえなかった場合、同期や先輩に何か手伝えることがないか聞いてみましょう。また、職場全体の整理整頓など、誰がやるのか決まっていない仕事を探すのも1つの方法です。雑用をこなすと「気遣いがある人」と評価されるメリットもあります。
今ある仕事を極める
与えられた仕事が少しでもあれば、その仕事の質を高めることを意識しましょう。ミスがないように見直しを念入りにし、ブラッシュアップできる点がないか見直してください。与えられた仕事をするだけではなく、期待以上の仕事をすることで、周囲の評価が上がって新しい仕事を任される可能性があります。
スキルアップの時間に使う
どうしても取り組む仕事がない人は、勤務時間を資格勉強といったスキルアップに使うのも手です。業務に関連する資格であれば、上司に「仕事に活かせるから」と断ったうえで勉強ができることもあります。上司が仕事を振ってくれないのであれば、「手持ちの仕事がすぐに終わるので、あいた時間で勉強したい」と言っても良いでしょう。上司に伝えておくと堂々と勉強できますし、スキルが身につけば「この仕事をやって欲しい」と声がかかることも期待できます。また、そうして身につけたスキルは転職の際にも役立つでしょう。
転職する
社内失業という居心地の悪い状況を脱したいなら、転職を検討しても良いでしょう。上司に相談するという行動を起こしても状況が改善されないのなら、新しい環境に行くのも1つの手。転職先を選べば、あなたが活躍できる職場が見つかるはずです。
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一人ひとりの経験、スキル、能力などの違いを理解した上でサポートすることを心がけています!
京都大学工学部建築学科を2010年の3月に卒業し、株式会社大林組に技術者として新卒で入社。
その後2012年よりレバレジーズ株式会社に入社。ハタラクティブのキャリアアドバイザー・リクルーティングアドバイザーを経て2019年より事業責任者を務める。