高齢になるとニート脱出は難しい?早めに抜け出すには

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この記事のまとめ

  • 一般的に40歳以上の働いていない人を高齢ニートと言う 
  • 「働きたくない」「挫折から立ち直れない」などの理由から高齢ニートになった人が多い 
  • 高齢ニートはいずれ生活に困ることになる可能性が高いが、年を重ねると就職するのも難しくなる 
  • 高齢ニートにならないためには、規則正しい生活を送ったり家族や友人との会話を増やしたりすることが大切 
  • 職業訓練を受けるほか、サポート機関を活用してニートを脱出しよう

20代のうちはニートであっても何とかなると楽観的な人もいますが、年を重ねるにつれて精神的に追い詰められることがあるようです。高齢になればなるほど、ニートからの脱出は難しいとも言われています。高齢ニートにならないためには、どのようなことから始めれば良いのでしょうか。ニート脱出のためにできることやコツについて考えてみます。

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◆高齢ニートとは

ニートとは学生でなく、働いておらず、職業訓練も受けていない15歳から34歳までの人のことです。その一方で、40歳以上のニートのことを高齢ニートと言います。
高齢ニートに明確な定義はないものの、長期にわたって就労していないという意味合いが含まれる場合もあるようです。

また、高齢ニートには働けるにも関わらず働くつもりがなく職業訓練を受けるつもりもないといった人が多く、親に依存して生活しているケースが見受けられます。親の立場からすると、子どもの面倒を見るのは親の役目であるとの思いから、突き放すこともできず援助してしまうのかもしれません。中には挫折した子どもに対して「無理して働かなくてもいい」「家で休んでいればいい」と言ってしまうケースもあるため、親にも原因があるといった意見もあるようです。


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◆高齢ニートになってしまう理由

高齢ニートになってしまう理由には、どのようなことが挙げられるのでしょうか。

【ただ単に働きたくない】

無気力な人や内向的な人に多いのが、ただ単に働きたくないという理由です。働けるのにも関わらず働かないということには、親や親族の援助があり生活に困っていないといったことが背景にあると考えられるでしょう。

【プライドが高い】

理想とする仕事以外はしたくないという、プライドの高さが就職の妨げになることもあります。大企業や有名企業ばかりに応募し内定を得られなかったもののこだわりを捨てることができずにいるうちにチャンスがなくなり、諦めてしまったという高齢ニートもいるかもしれません。

【挫折から立ち直れない】

受験や就職に失敗し挫折を経験したことからニートになり、立ち直ることができないまま年齢を重ねたという人もいます。このようなケースでは、それまで失敗したことがなかったり打たれ弱かったりする人が多いようです。

【社会に出るのが怖い】

学校や以前の職場で人間関係が上手くいかなかった人は、他者との交流を好まず引きこもってしまうこともあります。そのような生活を長く続けていると、ますます人との関わりを持つことに恐怖を感じることもあるでしょう。


◆ニートのまま高齢になったらどうなる?

ニートのまま高齢になったり高齢になってから退職し再就職先を探さず高齢ニートになったりした場合、親に家を追い出される可能性もあります。もし援助してくれている親や親族が亡くなったら、生活できなくなることもあるでしょう。生活に困窮するようになったら精神的に追い詰められることにもなりかねません。

住むところや食べるものに困る状況になれば、結局は働かなくてはいけなくなります。しかし年を重ねたニートは将来性に期待できる若者と違い、職業選択の幅が狭まる上に簡単には就職先が決まらないというのが実情です。長年にわたってニート生活を続けているという場合には、経験をアピールすることも難しいかもしれません。

働きたくないからといってニート生活を続け高齢ニートになってしまうと、生活に困っているけど就職先も見つからないという八方塞がりの状態になってしまうでしょう。そうならないためには、一念発起してニート脱出を目指す必要があると言えます。


◆高齢ニートにならないために

高齢ニートになってしまって先が見通せないという状況に陥らないために、心がけると良いポイントについてご紹介します。

・生活リズムを整える
・家族や友人とコミュニーケーションを取る
・興味を持てるものを探す
・できるだけ外出の機会を設ける
・精神的につらい場合は病院に行く

ニート生活を抜け出す第一歩は、生活リズムを整えることです。昼夜逆転の生活を送っていた人はまず就寝や起床、食事の時間を決めて規則正しく過ごすようにしましょう。
また、部屋に引きこもって孤立することがないよう家族や友人との会話を増やしたり、外出の機会を積極的に持つということを意識して行うと良いと言えます。そうしているうちに、興味を持てるものが見つかるかもしれません。
そのほか、精神的につらいと感じている場合には、病院に行きしっかり治療することが重要です。一人で抱え込まず吐き出すことで、前向きな気持ちになれると考えられます。


◆若いうちにニートから脱出しよう!

高齢ニートにならないためには、若いうちに脱出を図る必要があります。正社員を目指すのであれば、以下のことを参考にすると良いでしょう。

【職業訓練を受ける】

求職者が就業する上で必要とする知識や技術を習得できるよう、国や各都道府県が実施している公共職業訓練。情報処理をはじめ自動車整備、金属加工、社会福祉など、学ぶことができる分野は多岐にわたります。訓練を受けてスキルを身につけることには、自分に自信がつくといったメリットがあるほか、採用試験において有利になる可能性もあるでしょう。

【アルバイトや派遣からスタートする】

ニート生活を続けてきた人にとっては、社会に出るための一歩を踏み出すことには大きな勇気を必要とすると考えられます。いきなりフルタイムの正社員として働くことに、体力的または精神的な不安があるかもしれません。そのような場合には、短時間のアルバイトや期間が定められている派遣の仕事から始めてみるというのも1つの手段です。

【ボランティア活動をする】

給与は発生しませんが、お金以上に得られるものが大きいのがボランティア活動です。社会貢献をしているということが自信にもつながる上、やり遂げることで達成感を得ることもできるでしょう。活動内容がどのようなものであっても一緒に行う人とのコミュニーケーションは必要不可欠であるため、コミュニーケーションスキルが身につくということもメリットです。

【サポート機関を利用する】

就職支援機関としてはハローワークやジョブカフェといった公的機関のほか、民間の就職支援サービスなどがあります。どちらも就職に関する相談に応じたり求人の紹介を行ったりしており、公的機関は求人数が多い、就職支援サービスは扱う求人数は少ないが良質であるといった点が特徴です。それぞれにメリットがあるため、併用しながら自分に合うサポート機関を探してみても良いかもしれません。

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