ニートから就職するための方法とは?40代で求職活動をする際のポイント

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この記事のまとめ

  • 就職しないまま35歳を過ぎ、40代でニート状態が続いている人が増加している
  • ニートのデメリットは、「生活が苦しくなりがち」「社会的信用が得られにくい」など
  • 年齢を重ねると就職が難しくなるため、早めに行動することが賢明
  • 40代ニートの就職活動は、諦めずに応募し続けることが大切
  • ニートから正社員への就職を40代で目指すなら、アルバイトから始めるのもおすすめ

「ニートから就職したいけど40代では難しい?」と疑問に思う人は少なくないでしょう。40代ニートから就職するためには、諦めずに応募し続けることが大切です。このコラムでは、40代ニートから就職する方法や成功のポイントを詳しく解説。また、40代ニートのまま50代に入ってしまうリスクについてもまとめています。40代ニートで就職したいと考えている方は、ぜひ参考にしてください。

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40代以上の高齢ニートの現実

ニートという言葉が社会で認識されつつあった頃は、無職の若者を指していました。そのため、ニートと聞くと、「仕事をしていない若年層」をイメージする人は多いでしょう。しかし、近年では、いわゆる高齢ニートが増えてきているようです。高齢ニートは、社会問題として取り上げられることもありますが、その実態や課題を認識している人は多くないでしょう。以下では、ニートの定義や直面している現実問題をまとめていきます。

ニートの定義

ニートという言葉は、イギリス英語の「Not in Education, Employment or Training」に由来するものです。日本では就学や就労、職業訓練、家事など、いずれも行っていない人を指しています。該当する年齢層は、15歳以上34歳未満。そのため、従来は35歳以上の無職者をニートと呼ぶ概念はありませんでした。しかし、仕事に就かないまま35歳をオーバーし、いまだにニート状態が続いている人が増加しているため「高齢ニート」という言葉が生まれたようです。

年齢とニート期間の関係

厚生労働省が実施した調査「ニートの状態にある若年者の実態及び支援策に関する調査研究(7p)」によると、35歳以上になるとニート期間が5年以上の割合が格段に上がっていました。

年齢層ニート期間
1年以下2年以下3年以下5年以下5年超
19歳以下88.0%12.0%   
20~24歳71.1%17.8%5.6%3.3%2.2%
25~29歳42.5%15.8%13.3%10.8%17.5%
30~34歳33.8%18.8%13.8%11.3%22.5%
35歳以上44.4%11.1% 5.6%38.9%

引用元:厚生労働省「ニートの状態にある若年者の実態及び支援策に関する調査研究(7p)」

上記のデータから、一度ニートになると抜け出すことが難しく、年齢が高くなるほどニート期間も延びていることが分かります。

参照元
厚生労働省
ニートの状態にある若年者の実態及び支援策に関する調査研究

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ニートになる原因

就職活動をする前に、ニートになった理由を確認してみましょう。個人差はありますが、以下のような理由が考えられます。

・就職活動をしたがうまくいかず、心が折れてしまった
・就職したものの理想と違い、社会に幻滅した
・夢を叶えるために目先のことを追いかけすぎて、就職の機を逃した
・そもそも働くのが好きではなかった
・病気や怪我、介護など

上記の理由が本意、不本意のいずれであっても、ニート生活に慣れてしまうと働く意欲が希薄になる傾向があります。現状を変えようとするのは、勇気もエネルギーも必要でしょう。しかし、原因や課題を自分で認識することにより、強い気持ちで就職活動に臨める可能性もあります。ニートになってしまった原因は何かを考え、就職活動の準備をしていきましょう。また、40代ニートから就職するときの企業選びについて詳しく知りたい方は「ニートは企業からどう見られている?就活を成功させるポイントを紹介」で詳しく解説しています。ぜひ、参考にしてください。

40代ニートの不安点

35歳を過ぎてもニート状態でいると、以下のようなデメリットが生じる可能性があります。

生活が苦しくなる

貯金があれば別ですが、ニートは収入がないため、生活が困窮する可能性が高まるといえます。現在は親の年金や貯蓄で生活している場合も、親が亡くなったり援助が途絶えたりすれば、生活に困ることになるでしょう。

社会的信用が得られにくい

社会的信用が得られにくいという点も、ニートを続けるデメリットの1つ。場合によっては、アパートを借りたり、大きな買い物をしたりといったことが難しくなる恐れもあります。

精神的にストレスを感じることがある

40代以降もニートを続けている人の中には、「自分の人生には何の意味もない」と自暴自棄になってしまう人もいるようです。また、高齢ニートになると世間からの目が厳しくなる傾向があり、精神的なストレスがかかりがちな点も高齢ニートを続けるデメリットといえるでしょう。

上記のように、多くの不安点を抱えたまま生きていくのは大変でしょう。もし、「高齢ニートから本気で脱出したい」「就職を目指したい」と考えている方は、「ニートから就職を目指したい方へ!就活のポイントをご紹介します」を参考にしてください。

40代のニートから就職するためにまずは生活習慣を整えよう

ニートのなかには、好きな時間に起きたり寝たり…と自由気ままに生活している人もいるでしょう。そのような場合は、以下を参考に、まずは生活リズムや習慣を整えることから始めることをおすすめします。

・早寝早起きをする
・散歩やウォーキングなどの適度な運動をする
・部屋の清掃や模様替えをする
・自炊する
・身だしなみを整える
・読書をする
・ニュースをチェックする
・家族に挨拶する

就職すれば、これまでのように「好きな時間に寝起きする」「好きなことだけをする」といった生活はできません。就職が決まったあとも乱れた生活習慣が続いていると、慣れるのが大変になってしまいます。就職を決心したら、まずは少しずつ生活リズムを整えることから始めると良いでしょう。

40代のニートから就職活動をする心得

意気揚々と就職活動に臨んだものの、なかなか採用につながらない…ということもあるでしょう。「職歴が少ない」「ブランクが長い」といった状態でニートを続けている場合は、就職が困難になる可能性があります。なかなか内定を得られないと、一時的にモチベーションが下がってしまうかもしれませんが、「そういうものだ」と割り切り、あきらめずに行動することが大切です。具体的には、以下のようなことを考えてみると良いでしょう。

不採用が続いても諦めない

不採用が続くと、「こう言えば良かった」「ああすれば良かったのかも」と気持ちが落ち込みがちになります。反省することは必要ですが、それは次回に活かしましょう。就職活動は、企業と求職者の意識がマッチしないと進展しないもの。不採用は残念ですが、合わない企業に就職すると入社後のミスマッチにつながり、仕事が面白くなくなったり、早期退職したりする可能性もあります。不採用が続いても諦めずに、多くの企業に応募することが大切です。

「働きたい」という気持ちをアピールして積極的に行動する

目標は言葉として発することで、自分の行動を律したり鼓舞したりする効果があるといわれています。目標を言葉にして発し続けることで、周囲の人の協力や助言、「こんな仕事があるんだけど」という声かけなども得やすくなるでしょう。また、目標のために自ら動くことで社会に対する視野が広がる可能性もあります。自身で経験し感じたことや考えたことは、知見として就職活動に役立つでしょう。

アルバイトから始める

ニート期間が長い場合、いきなり正社員として就職するのは簡単ではないでしょう。企業側にとってニートを採用することは、「本当に仕事ができるのか」「続けられるのか」「対人関係を構築できるのか」といった懸念が生じやすいといえます。また、求職者自身も、フルタイムで働くことや、他者と関わることに難しさを感じる可能性があるでしょう。もし、いきなり正社員として働くことに不安を感じる場合は、アルバイトから挑戦してみるのもおすすめです。収入を得ることの喜びや働いているという実績を得ることで自分に自信がつき、正社員採用に積極的になれるケースもあるようです。

アルバイトから始めて正社員としての就職を目指すなら、社員登用制度を導入している会社で働くのも良いでしょう。社員登用制度が導入されている場合、頑張りが評価されれば正社員採用の可能性が生まれます。詳しくは「正社員登用制度とは?読み方や必要な実績・試験について解説!」をご覧ください。

アルバイトはゴールではない

正社員就職の準備として、アルバイトで働き方や社会人の基礎を学ぶのは良いことです。しかし、正社員への就職を目指す場合、アルバイトはゴールではありません。アルバイトとして働くことに満足せず、少しずつ勤務時間を増やし、ゆくゆくは正社員採用に挑戦しましょう。

40代ニートの就職活動におけるポイント

一般的に、年齢を重ねるほど仕事に就くのは難しくなる傾向にあります。まずは、1日でも早く就職活動を始めることが大切です。しかし、焦りから判断を誤るのは回避したいところ。そのためにも、40代の就職活動のポイントを確認しておきましょう。

インターネットの情報は鵜呑みにしない

求人情報や希望企業についてインターネットで調べると、良い面も悪い面も目につくでしょう。なかには、企業に対するネガティブな意見もあり、応募するのをためらう人も少なくないようです。しかし、インターネットの情報を鵜呑みにするのはおすすめできません。インターネットは誰でも、どんなことでも書き込めるのが特徴。その情報を書いている人が本当に企業で働いていたのか、事実なのかを確認することは不可能です。Webで集める情報は、求人内容と企業のHPを参照するくらいに留め、会社説明会や面接で実際に自分が受けた印象で入社するかどうかを判断しましょう。

仕事を選びすぎない

就職するにあたって、有名な企業や高い給与、充実した福利厚生といった要素を求める人は多いでしょう。しかし、40代の就職活動においては、条件があまりに多すぎると成功が難しくなる可能性があります。就職に対する条件は1~2つほど定めて、応募する企業や職種を選ぶことがポイントです。

公的な支援機関の利用

日本には現在、多くの公的な就職支援機関が設置されています。一般的に就職が難しいとされる40代ニートの場合は、支援を受けるほうがスムーズな就職が叶う可能性が高いでしょう。支援機関の例としては、以下のようなものが挙げられます。

・地域若者サポートステーション(サポステ)
・ジョブカフェ
・ハローワーク

サポステは15~49歳まで利用することが可能です。ジョブカフェは、15~34歳の求職者を対象にしている機関ですが、近年では40代以上の方も対象とするところが増えてきました。まずは、自分が住んでいるエリアの就職支援機関が何歳までを対象としているのかを調べてみましょう。該当しない場合は、ハローワークや民間の就職エージェントを利用するのも1つの方法です。40代ニートが受けられる就職支援や、就職の相談に乗ってくれる機関が知りたい方は「高齢ニートから脱出しよう!就職のために活用できる支援とは?」のコラムで詳しく解説しているので、ぜひ参考にしてください。

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40代ニートからの就職に関するFAQ

以下では、40代ニートから就職しようとする方によくある質問や疑問にお答えしていきます。抱えている疑問や悩みを解決して、社会復帰の第一歩を踏み出しましょう。

40代もニートを続けて50代から就職するのは難しいですか?

結論、ニート期間が長くなったり、年齢が高くなったりすればするほど就職するのは難しくなってしまいます。そのため、40代よりも50代の方が就職するのは難しくなってしまうでしょう。ニートから脱出するなら、とにかくスピードが大切です。40代の間に正社員になれるよう、できることから取り組みましょう。

40代ニートからでも就職しやすい業界や仕事はありますか?

需要の高い、IT系や運送業などが40代ニートからの就職にはおすすめです。人と関わるのが苦手という方は、工場勤務や在宅でできる仕事を探してみるのも良いでしょう。ニートから就職するのにおすすめの仕事については「ニートにおすすめの職業11選!就職するための方法も紹介」で詳しく解説しているので、ぜひ参考にしてください。

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