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退職したい…上司に意思表示する前にやるべきこと
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この記事のまとめ
- 退職の意思表示をする前に、伝え方や話す内容について考えておこう
- 退職までスムーズに進まない場合は、社内規定だけではなく法律もチェックしておこう
- 退職の意思が会社側に受理されてから、退職願を提出する
会社を辞めるときは、できるだけ円満に退職したいもの。しかし、上司への伝え方や退職願の提出方法など、詳しく知らない人も多いでしょう。
あらかじめマナーを知っておくことで、円満退職に近づきます。
ここでは、退職の意思表示を行うまでに考えることや、退職時のトラブルの対応方法、退職願の書き方などについてまとめました。
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◆退職の意思表示を行う前のステップ
退職したいと思ったら、すぐに同僚に相談したり、いきなり退職願を提出したりするのはマナー違反です。
退職の意思表示をする前に、以下のポイントを考えてみましょう。
【退職の意思を固める】
まず、自分の意思が固まっているか、改めて考えてみましょう。一時的な感情で安易に決めていないか、今後のキャリアプランをどうするかなど、長期的な視点を持つことが大切です。
また、上司に退職の意思表示をしたときに、強く引き留められることも考えられます。そのときに、気持ちが揺らいでしまい退職を取りやめた場合、また退職したいと思ったときに切り出しにくくなってしまうことも。
本当に退職していいのか、あらためて自分の意思を確認しましょう。
【伝える相手と切り出し方を考える】
退職の意思が固まったら、まず最初に直属の上司に伝えましょう。いきなり社長に話したり、同僚や先輩に相談したりするのはトラブルの元になるので絶対に避けます。
また、仕事中にいきなり「退職したいのですが」と話すのではなく、就業時間外に「相談があるのですが」と切り出すのが良いでしょう。
退職願は、会社側が退職を了承した後に提出するのが一般的。そのため、相談の時点では退職願を用意する必要はありません。
【退職理由を明確にする】
退職理由は、会社や人間関係などに関する不満は避け、個人的な理由を話しましょう。辞める前に不満を話したいと思うこともあるかもしれませんが、円満に退職するためには避けたほうが無難です。
不満を話すことで、「改善するから残ってほしい」「違う部署に異動してみては」など、引き留めの材料にされる可能性もあります。
「キャリアアップするため」「やりたい仕事があるから」など、ポジティブな退職理由を話すことで、スムーズに退職できるでしょう。
【慰留への対策を考える】
退職の意思を伝えた後、上司や会社から引き留められる可能性があります。
しかし、自由に退職できるのは労働者の権利。会社や上司が退職を認めなくても、法的には退職することが可能です。
もし、直属の上司が退職を受け入れてくれなかった場合、その上の上司や人事部に相談してみましょう。最終手段として、労働基準監督署に相談する方法もあります。
◆こんな時どうする?
退職するときは、できるだけ円満に退職したいもの。しかし、トラブルが起こってしまう場合もあります。
【意思表示から退職日までに数ヶ月かかると言われた】
雇用契約は、使用者と労働者どちらか一方の通告により、その2週間後に解除できるという法律が定められています。
会社の規定によって、退職の意思を示してから1ヶ月後や2ヶ月後が退職日になると定められていても、やむを得ない事情があれば無視することができるのです。
退職日を設定するときは、業務の引継ぎや後任者の採用などの時間を考慮した上で、上司に相談しましょう。
【無理な条件付きで退職を認められた】
労働者には、退職の自由が認められています。重大な過失で会社に損害を与えた場合を除き、賠償責任は発生しないのです。
そのため、使用者が「後任者を探してきたら退職を認める」「売上を補填したら退職しても良い」など、「○○するなら退職を認める」といった条件をつけることはできません。
◆退職願と退職届の違い
一般的には、退職の意思表示をして、会社側に受理されてから退職願を提出します。退職願はパソコンでも手書きでも構いません。
自己都合で退職する場合は「退職願」、会社都合の場合は「退職届」、役職のある人や公務員は「辞表」になるので注意が必要です。
会社に退職願のフォーマットが用意されている場合もあるので、事前に確認しておきましょう。
【退職願の書き方】
白地の用紙に縦書きで、退職理由、退職日、退職願を記入した日付、署名、捺印を記入します。鉛筆や消せるボールペン、修正テープの使用は避けましょう。
退職理由は「一身上の都合により」で構いません。
最後に宛名を記載します。組織の最高執行責任者を宛先に、役名とフルネームを自分の名前より上方に書きましょう。
敬称は「殿」か「様」を用います。会社名は省略せずに、正式な名前で記入しましょう。
封筒の表には「退職願」と記載し、裏側に名前と部署を書きます。念のため退職願のコピーを控えとして持っておくのがおすすめです。
退職願の書き方や、提出方法に不安のある方は、転職エージェントに相談してみてはいかがでしょうか。
ハタラクティブでは、求人紹介や面接対策だけではなく、退職願の書き方、提出するタイミングについてもアドバイスしています。
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京都大学工学部建築学科を2010年の3月に卒業し、株式会社大林組に技術者として新卒で入社。
その後2012年よりレバレジーズ株式会社に入社。ハタラクティブのキャリアアドバイザー・リクルーティングアドバイザーを経て2019年より事業責任者を務める。
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