自分に合う仕事を見つけるには?探し方が分からないときの対処法を解説!

自分に合う仕事はどうやって見つけたらいいですか? 

自分に合う仕事を見つけるには、過去の経験や自分自身の興味を洗い出すのが不可欠。自己分析や他己分析を通して、自分を見つめ直してみましょう。

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自分に合う仕事を見つけるには?探し方が分からないときの対処法を解説!

自分に合う仕事を見つけるには、自分にとって昔から変わらない価値観を明確にするのが大切です。そのためには、まずは自己分析をして、自分自身についてよく知っておきましょう。

自分に合う仕事に就くと、高い意欲を持ち続けられるため評価されやすく、結果として昇進・昇給もしやすくなります。今の仕事が「自分に合っていないかも…」と感じているなら、視野を広げて適職を探すのがおすすめです

自分に合う仕事を見つけるのが大事なのはなぜ?

合わない仕事を続けるより、自分に合う仕事に就くほうが良いとは思うものの、それがなぜ大事なのか明確には分からない人もいるでしょう。まずは、自分に合う仕事を見つけるのが大事である理由について解説します。

意欲を持ち続けるため

自分に合う仕事に就くと、高い意欲をキープしながら働き続けられるでしょう。意欲が高いのでスキルアップや自己研鑽にも前向きに取り組むことができ、仕事の成果も出しやすくなります。成果が出せればやりがいを感じられ、さらに意欲が高まるといった好循環が生まれるのが良い点です。

反対に、自分に合わない仕事だとモチベーションが上がらず、成果が出しにくいため「仕事が楽しくない」といったネガティブ思考に陥ってしまう恐れがあります。

納得のいく年収を得るため

「仕事内容より収入が大事」と考える人もいるようですが、給料が高ければどのような仕事でも良いと考えるのは危険といえます。給料が高い仕事は短期的には高収入を得られますが、その仕事が自分に合わない場合、長い目で見ると限界があるでしょう。

前述の通り、自分に合う仕事は成果を出しやすいため昇給もしやすくなります。一方、自分に合わない仕事では、成果を出しにくく、昇給のスピードも遅くなりがちです。また、成果を出せないと昇格も頭打ちとなり、長く働いても高年収につながりにくいでしょう。

仕事を長続きさせるため

仕事を長続きさせるためには、自分に合う仕事を選ぶのが重要です。厚生労働省の「令和2年転職者実態調査の概況」によると、自己都合で退職・転職した人の離職理由のなかで「満足のいく仕事内容でなかったから」を挙げた人は26%で第2位となっています。

離職理由割合
労働条件(賃金以外)が良くなかったから28.2%
満足のいく仕事内容でなかったから26%
賃金が低かったから23.8%
会社の将来に不安を感じたから23.3%
人間関係がうまくいかなかったから23%

引用:厚生労働省「令和2年転職者実態調査の概況(表16、18p)」

上記の結果を見ると、仕事内容が離職を考えるきっかけになる人が多いと分かるでしょう。自分に合う仕事が分からないまま離職を繰り返すと、転職回数が増えて次第に転職がしにくくなる恐れもあります。

高卒者は自分に合う仕事を見つけるのが難しい?

厚生労働省の報道発表資料「新規学卒就職者の離職状況(令和2年3月卒業者)を公表します」によると、大卒よりも高卒のほうが3年以内離職率が高いと分かります。特に、1年以内の離職率が高い傾向にあり、高校生は自分に合う仕事を見つけるのが難しい実態があるといえるでしょう。

新規高卒就職者の離職状況(令和2年3月卒業者)の引用画像

 

引用:厚生労働省「新規高卒就職者の離職状況(令和2年3月卒業者)

この結果には、高卒ならではの新卒採用ルールが影響していると考えられます。高卒の新卒採用では、原則的に一人一社しか受けられない期間が決められており、企業を比較検討できません。また、学業優先のため、企業と直接のやり取りができないことも判断を難しくさせている可能性があるでしょう。

高卒者が自分に向いている仕事を見つけるためには、自己判断やWeb上の診断ツールだけでなく、転職エージェントを活用してプロの意見をもらうのがおすすめです。

参照元
厚生労働省
雇用の構造に関する実態調査(転職者実態調査):結果の概要
報道発表資料 2023年10月

自分に合う仕事の見つけ方は?

自分に合う仕事を見つけるには、自己分析で強みを把握するのが大切です。さらに、自分の価値観を洗い出すため、何がやりたくて、何をやりたくないのかを明確にすると良いでしょう。そのうえで、キャリアプランとライフプランの両面から、将来どうなりたいのかを考えてみてください。「自分に合う仕事が分からないときの上手な見つけ方を解説!」のコラムで、自分に合う仕事を見つけるためのポイントを詳しく解説していますので、参考にしてみてください。

自分に合う仕事を探すための3つのコツ

自分に合う仕事を探すには、自己分析や企業研究が欠かせません。ただし、やり方が間違っていると、合わない仕事を選んでしまう恐れもあるため、ポイントを掴んでおくのが大切です。

1.過去も現在も変わらない自分を見つける

自己分析でこれまでの経験や強みを洗い出したら、過去と現在に共通する部分を見つけましょう。たとえば、過去に困難を乗り越えた経験や、成果を挙げた出来事などを振り返り、時系列に並べてみます。その際、「仲間のためだから乗り越えられた」「人の役に立とうとがんばったら成果が出た」など、結果に至った要因も洗い出してみてください。

昔も今も変わらない部分は、自分の軸となる価値観といえるでしょう。揺るぎない価値観が分かれば、それに合った仕事を探せば適職に就くことができます。

2.志望する仕事の悪い面にも目を向ける

企業研究を行う際は、応募先企業の良い面・悪い面を把握するのが重要です。企業研究の失敗パターンとして、「早く就職したい」という気持ちから応募先企業の良い面だけを見てしまう例があります。

しかし、実態を把握せずに入社すると、「イメージと違った」と感じてしまい早期離職につながる恐れも。自分に合う仕事に就くためには、悪い面も知ったうえで「本当にやりたい仕事か」「デメリットを妥協できるか」などを検討する必要があります。

3.診断ツールを参考にする

自分に向いてる仕事が分からない場合は、Web上の診断ツールを参考にするのも良いでしょう。診断ツールは、いくつかの質問に回答すると、回答者の特性や適職を導き出してくれるシステムです。自分に合う仕事を無料で登録なしでも診断できるので、一度試してみるのもおすすめ。

ただし、診断結果はあくまでも参考であり、そのまま鵜呑みにするものではありません。自分に向いている仕事にどのような業界・職種があるか、参考例の一つとしてご覧ください。

自分に合う仕事が分からないときのチェックポイント

自分に合う仕事が分からないのは、すべての希望を満たそうとしていたり、判断基準がズレていたりして視野が狭くなっている可能性があります。どうしても自分に向いている仕事が見つからない人は、以下の4点をチェックしてみましょう。

1.完璧を求め過ぎていないか

「仕事選びに失敗したくない」という気持ちから、自分の希望をすべて満たす仕事を探そうとすると行き詰ってしまいます。「年収○○万円以上」「残業は月10時間未満」「通勤時間30分以内」といった細かい条件をすべて満たす求人は多くありません。

仮に条件に当てはまる仕事があったとしても、応募が集中する可能性が高く、よほどの経験・スキルがないと内定獲得は難しいと考えられます。譲れない条件を決めるのは大切ですが、妥協できる条件を決めるのも同様に大切です。

2.「好き」だけを基準にしていないか

「好きなことを選んだはずなのに、自分に合わなかった」という人は、「好き」だけで仕事を選んでいないか考えてみましょう。仕事である以上は納期や利益、取引先の要望など、さまざまな制約がつきものです。

好きなことを仕事に選ぶのが悪いわけではありませんが、厳しい側面もあると理解しておく必要があります。また、好きなことが必ずしも得なこととは限らないので、本当に自分に合う仕事なのか見極めるのも重要です。「適職の見つけ方を解説!好きなことよりも得意なことを探そう」のコラムで、好きな仕事に就くメリット・デメリットを紹介していますので、こちらも併せてご覧ください。

「好き」をもとに価値観を洗い出すのはOK

「好き」だけで仕事を選ぶのはおすすめしませんが、なぜ好きなのかを掘り下げて価値観を洗い出すのは意味があります。たとえば、「接客が好き」な場合、なぜ好きなのかを考えてみましょう。すると、「人に提案するのが楽しい」→「自分の提案が役立つと嬉しい」→「感謝されるとやりがいを感じる」というように、「好き」の原点となる価値観が明らかになります。

3.イメージだけで仕事を選んでいないか

「営業職はしゃべるのが得意な自分に向いている」「事務職は人付き合いが苦手でもできる」といったイメージだけで、合う・合わないを判断するのはやめましょう。営業職にも法人営業や個人営業、飛び込み営業といったさまざまな種類があり、必要なスキルも異なります。事務職は社内のあらゆる部署と関わりがあり、実際にはコミュニケーション能力が問われる場合が多いようです。

このように、イメージだけで判断すると就職後に「自分には合わない」と感じる可能性が高いため、仕事の特徴や求められるスキルについて詳しく調べる必要があります。また、同じ職種でも業界や企業によって役割が違うため、独断で決めないことが大切です。

4.自分で判断すべきと思い込んでいないか

自分に合う仕事は自分で判断すべき、と思い込んでいると失敗する恐れがあります。責任感が強いタイプの人ほど、「自分のことなのだから自分で決めなければ」と思うようですが、転職活動では客観的な意見も大切です。

たとえば、自分の強みを第三者に聞いてみると、予想外の答えが返ってくる場合も。特に、ハローワークや転職エージェントのアドバイザーは転職事情に詳しく、採用担当者ならどう考えるかを伝えてくれます。どちらが正解ということはないものの、第三者の意見を参考にしたほうが、内定獲得のために何をすべきか明確になるでしょう。

最後に決めるのは自分

第三者に相談するのは大事ですが、人の意見を聞き過ぎると迷ってしまい決められなくなる場合もあります。特に、家族や友人、キャリアアドバイザーなど、たくさんの人に意見を求めるとアドバイスがバラバラなことも。しかし、最後に応募先を決めるのは自分です。人の意見に惑わされるのではなく、アドバイスを参考として自分で決断するのを忘れないようにしましょう。

自分に合う仕事探しでやるべきこと

自分に合う仕事を探すためには、幅広く情報収集したうえで、自分の希望に沿った業界・企業を選ぶのが大切です。また、志望する業界・企業をある程度絞ったら、どれだけ実態を把握できるかが転職成功のポイント。転職エージェントを活用して、プロの力を借りるのもおすすめの方法です。

多種多様な業界について調べよう

自分の強みや価値観が明確になったとしても、業界についての知識が足りないと自分に合う仕事を探すのは難しいでしょう。自分に合う仕事が、まだ知らない業界・職種にあるケースも考えられます。まずは、業界誌や転職フェアなどで世の中にある業界について幅広く情報収集をしてみてください。

さらに、業界ごとのトレンドや傾向を調べていくと、「働き方改革が進んでいる企業が多い」「人手不足が深刻」といった特徴が明らかになってきます。そうすることで、就職後のイメージを掴むことができ、自分に合うか合わないかを判断しやすくなるでしょう。

仕事に求める条件に優先順位をつけよう

仕事に求める条件を明確にしたうえで、優先順位をつけるのも大切です。前述の通り、すべての条件を満たす仕事は極めて少ないと考えられます。そのため、譲れない条件・妥協できる条件を決め、なぜ大事なのか、なぜ妥協できるのかも分析しておくのがおすすめです。
仕事に求める条件を考える際、たとえば以下の点に注目してみるのも良いでしょう。

・ルーティンワークかクリエイティブか(仕事内容)
・チームプレーか個人プレーか(人間関係)
・先進的か伝統的か(企業風土)
・テレワークや副業は可能か(働き方)
・固定席かフリーアドレスか(職場環境)

上記のほか、ボーナスの有無や福利厚生、企業規模などについても自分の希望を明確にしておくと企業選びに役立ちます。

将来性を見極めよう

自分に合う仕事は、キャリアプラン・ライフプランが実現できそうなものである必要があります。そのため、仕事の将来性は重要な判断基準の一つです。
業界や企業の将来性を見極めるためには、業界全体の成長性や離職率、企業の財務状況や中期経営計画などが参考になります。また、新聞やニュースで社会動向を把握し、ニーズの変容などに敏感であることも大切です。

企業研究はしっかりと行う

企業の将来性を見極めるためには、企業研究をしっかりと行いましょう。企業のWebサイトや広報誌をチェックするのも大切ですが、それだけで実態を把握するのは難しいといえます。企業説明会で人事担当者の話を直接聞いたり、OB・OG訪問やインターンシップを活用したりするなど、積極的な行動が転職成功の鍵です。

転職エージェントを活用しよう

自分に合う仕事を探すのが難しい人は、転職エージェントを活用しましょう。転職エージェントでは、アドバイザーがキャリアの棚卸しや自己分析をサポートしてくれるうえ、応募者に合いそうな仕事を提案してくれます。

また、紹介する企業については、職場の雰囲気や実情を丁寧に説明してくれるため、「企業研究に自信がない…」という人にも安心です。「転職エージェントとは?複数に登録すべき?使うメリットや比較方法も紹介」のコラムでも、転職エージェントを活用するメリットを詳しく紹介していますのでご覧ください。

「自分に合う仕事が分からない」「自分の強みを見いだせない」とお悩みの方は、ハタラクティブに相談してみませんか?ハタラクティブは既卒や第二新卒、フリーターを対象とした就職・転職エージェントです。社会人経験が浅く適職選びが難しい方も、就活アドバイザーがマンツーマンでサポートするのでご安心ください。

ハタラクティブが紹介する求人の多くは、経験やスキルよりポテンシャル重視の傾向にあります。そのため、未経験の仕事にも挑戦しやすいのが特徴の一つ。「自分に向いていそうだけど経験がないから…」と諦める前に、ハタラクティブへぜひご相談ください。

自分に合う仕事の探し方に関するFAQ

ここでは、自分に合う仕事を探す際の悩みや疑問について、Q&A方式で回答します。

30代で自分に合う仕事が分からないとどうなる?

成果が挙げられず、転職が難しくなる恐れがあるでしょう。 30代の転職では、仕事の実績やマネジメント経験が求められるようになります。しかし、自分に合う仕事が分からないまま業務をこなしているだけでは、成果が出にくくマネジメント経験が積めないことも。30代前半なら未経験職種に挑戦するチャンスもあるので、できるだけ早く適職を探すのがおすすめです。「30代は就職できない?フリーター・未経験から就活を成功させる方法を解説」のコラムで、30代の就職成功のコツを紹介していますのでご一読ください。

自分に合う仕事は年代によって変わる?

20代と40代で自分に合う仕事に対する考え方が違っても不思議ではありません。 たとえば、育児が始まり、仕事に求める条件が変わる場合もあります。また、「管理職になりたい」という目標を持っていた人が、現場の仕事が楽しくてキャリアプランが変わることもあるでしょう。年代が上がるとキャリアチェンジは難しくなりますが、同業界・同職種であれば転職自体は可能です。キャリアの途中で「今の仕事が合わない」と感じたら、立ち止まって見直すのも大切といえます。

転職すべきか迷っています

今の職場環境が良かったり年収が高かったりすると、転職すべきか迷うでしょう。 しかし、待遇が良いのに転職を考えてしまうのは、仕事内容に満足していない可能性があります。今一度、自己分析を行い、仕事に求める条件や転職の目的を明確にしてみましょう。「転職するべきかどうか分からない…職場を変えるメリットとデメリットとは」のコラムで、転職したほうがいい人の特徴を解説していますので、参考にしてみてください。

面接で適職だとアピールする方法は?

応募職種に役立つ強みがあることを、具体的なエピソードで伝えるのが大切です。短時間で仕事への適性があると評価してもらうためには、「仕事で表彰された」「売上が○%伸びた」といった客観性のある話が必要といえます。「長所を転職時の面接でアピールするには?好印象を残すコツを紹介」のコラムでアピールのコツを紹介していますのでご覧ください。また、ハタラクティブでは、あなたに合った面接でのアピール方法をアドバイスします。効果的な面接対策を行いたい方は、ぜひご相談ください

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