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数え年と満年齢の違いとは?履歴書作成の際は「年齢早見表」を活用しよう
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この記事のまとめ
- 数え年とは、生まれた1年目の年を1歳とする考え方
- 数え年は現在、七五三や長寿祝いなどで用いられる
- 「数え年とは」の概念を知ることで、早生まれの意味が見えてくる
- 満年齢とは、現時点での年齢を表したもの
- 数え年は、満年齢に「1歳または2歳を足す」ことで導き出せる
- 履歴書には、数え年ではなく実年齢である「満年齢」を書く
数え年とは、生まれた1年目の年を1歳とする考え方です。履歴書に年齢を記入する際、今の年齢を書くべきか、それとも数え年で書くべきか悩む人もいるでしょう。また、転職活動中は、生年月日や入学・卒業年月日を応募書類に記載する機会も多くあります。その際、年齢早見表を見ながら作成すると間違いを防げるのでおすすめです。このコラムでは、数え年の定義や満年齢との違い、履歴書に年齢を書く際の方法をご紹介します。
数え年とは
数え年とは、生まれた1年目の年を1歳とするもの。「0歳」という概念がなく、何月生まれであっても元旦である1月1日を迎える度に1歳ずつ年齢が増えていくという考え方です。そのため、数え年は実際の年齢とズレがあります。現在、年齢を数える際に数え年を用いることはほぼありませんが、明治以前の日本では一般的な概念でした。明治維新を機に暦がグレゴリオ暦に変わり、年齢の数え方も西洋になぞらえたとされています。
数え年の計算方法
数え年の計算方法はいたってシンプル。現時点での年齢に「1歳または2歳を足す」ことで導き出せます。
・誕生日を迎えていない場合→実年齢+2歳
・誕生日を迎えている場合→実年齢+1歳
数え年は、その年の誕生日を過ぎているかどうかで異なります。
数え年と早生まれの関係
数え年は、1〜3月生まれを指す「早生まれ」の考え方とも関係しています。日本の学校は4月スタートで3月に終わるというものが基本。元旦から4月1日が誕生日の子どもは、数え年の観点でいうと入学のときは1歳年下になります。周りの子どもより1歳下でありながら、入学時期は同様という意味で早生まれという考えが普及したようです。
数え年を使用するシーン
数え年は、長寿のお祝いや七五三、厄払いなどの伝統的な行事や神事を行うときに使います。また、喪中はがきで享年を表す際にも使われるようですが、特別な決まりはなく実年齢の表記でも問題ないようです。日常生活において、数え年を使用する場面はほぼないといえるでしょう。
厄年も数え年を使う
厄年も基本的には数え年を使用します。しかし、神社仏閣によっては満年齢を採用しているところもあるため、注意が必要です。そのため、自分が厄除けを行いたい神社仏閣のWebサイトなどで予め調べておくと良いでしょう。数え年とは何が違う?満年齢の考え方
数え年と混同しやすい満年齢ですが、満年齢とは誕生日を迎えた時点での年齢を指します。生まれた日から次の誕生日までを0歳とする考え方です。つまり、満年齢は現時点での年齢になります。先述したとおり昔は数え年を使用していましたが、1950年に「年齢のとなえ方に関する法律」が施行され、一般的な年齢表記が満年齢になりました。
参照元
e-gov法令検索
昭和二十四年法律第九十六号「年齢のとなえ方に関する法律」
履歴書には数え年ではなく満年齢を記載する
履歴書には正確な年齢を書く必要があるため、数え年ではなく満年齢で表記します。市販の履歴書のなかには、フォーマットとして「満○歳」と記載されているものも。その際は、年齢の数字のみを記載します。字体は、アラビア数字を用いましょう。パソコンで履歴書を作成する場合も同様に、満年齢を記載します。満年齢の計算方法は、以下のとおりです。
・誕生日を迎えていない場→現在の西暦-生年月日の西暦-1
・誕生日を迎えている場合→現在の西暦-生年月日の西暦
あくまでも満年齢とは現時点での年齢なので、「今年で○歳になるからその年齢を書こう」「もうすぐ誕生日なので1歳上乗せしても書いても良いだろう」とならないように注意しましょう。履歴書に書く年齢は、自身の個人情報を表す重要なポイント。間違いがあるとマイナスなイメージを持たれる恐れがあります。
2024年版年齢早見表!数え年も記載
履歴書に書くのは満年齢であり、常に現時点での年齢を書けば間違いありません。下記にて、満年齢と数え年を比較できる年齢早見表をまとめているのでチェックしましょう。
年齢早見表(2024年版)
生まれ年(西暦) | 生まれ年(和暦) | 満年齢(誕生日前) | 満年齢(誕生日後) | 数え年 |
---|---|---|---|---|
2002年 | 平成14年 | 満21歳 | 満22歳 | 23歳 |
2001年 | 平成13年 | 満22歳 | 満23歳 | 24歳 |
2000年 | 平成12年 | 満23歳 | 満24歳 | 25歳 |
1999年 | 平成11年 | 満24歳 | 満25歳 | 26歳 |
1998年 | 平成10年 | 満25歳 | 満26歳 | 27歳 |
1997年 | 平成9年 | 満26歳 | 満27歳 | 28歳 |
1996年 | 平成8年 | 満27歳 | 満28歳 | 29歳 |
1995年 | 平成7年 | 満28歳 | 満29歳 | 30歳 |
1994年 | 平成6年 | 満29歳 | 満30歳 | 31歳 |
履歴書に書く学歴に関しては、「履歴書の入学・卒業年度は早見表を活用しよう!」を参考にしてください。
数え年だけではない!履歴書に年月日を書く際の注意点とは
履歴書に年月日や日付を書く際の注意点を以下にまとめました。
年の表記は統一する
履歴書は誕生日や学歴、職歴など年月日を記入する箇所が多いですが、西暦と和暦はどちらかに統一するようにします。表記がバラバラだと読みにくく、ひと目で内容を把握しづらいためです。場合によっては、読み手への配慮が足りないとマイナス評価につながる恐れもあるため注意しましょう。職務経歴書に年齢を書く際も数え年とはせず、満年齢で統一します。
学歴や資格取得欄の年月日は正確に書く
履歴書の日付欄は、記入した日ではなく提出日を書きます。郵送する場合は投函日を、説明会や面接などで手渡しする際はその該当日を書くようにしましょう。
転職活動で年齢や年月日を書く際、「数え年と満年齢の違い」「正確な書き方のポイント」などを理解していると効率的です。基本的なマナーを押さえて、好印象な応募書類を作成しましょう。
履歴書作成に自信がない方は、プロのアドバイスを受けると安心です。ハタラクティブでは、専任の就活アドバイザーが一人ひとりのお悩みをヒアリング。応募書類の添削や面接対策など幅広く行います。サービスはすべて無料なので、ご安心ください。この機会にご利用を検討してみてはいかがでしょうか。
履歴書に書く年齢や年月日のお悩みQ&A
応募書類に年齢や年月日などを書く際、どのように書けば良いのか不安な方もいるでしょう。ここでは、よくあるお悩みをQ&A方式で解決していきます。
Web履歴書を作成する際も満年齢を記載して大丈夫?
Web履歴書を作成する際も、現時点での年である「満年齢」を書くのが基本です。「早生まれ」「数え年では○歳」といった考え方はないため、注意しましょう。Web履歴書を作成する際は、「Web履歴書の写真はスマホで良い?自撮りはNG?貼り付け方も解説」のコラムもぜひご参考ください。
履歴書に年齢を書く際の注意点はありますか?
アラビア数字で書き、西暦か元号かはほかの年月日と統一しましょう。履歴書はすべての項目を間違いなく書く必要があるため、作成後の見直しも大切です。手書きの場合、記入ミスをしたら修正せず始めから書き直すのがマナー。履歴書作成の全体的なポイントは、「履歴書作成の基本!学歴や志望動機の書き方と封筒を使うときのマナー」でも解説しているのでチェックしましょう。
面接で年齢を聞かれることはある?
企業によりますが、採用面接で年齢を問われることもあるでしょう。企業が年齢を尋ねるのは、本人を確認する意図が考えられるため、数え年ではなく面接当日の満年齢を答えてください。生年月日から聞かれたら、焦らず正しく答えましょう。面接対策の方法は、「面接対策をしよう!面接官の印象を良くする対策方法」でまとめています。
数え年とはなんのためにある?
数え年は、太古の昔に中国から日本に伝わった文化だとされています。そのため、昔の日本では今のような満年齢ではなく、数え年を使うことが主流でした。しかし、時代の変化によって満年齢の方が主流になり始め、今のような形になったのです。現代でも七五三や厄払いなどの文化・行事には数え年が使用されています。もし、転職活動のタイミングが厄年と重なり不安を感じている方は、「厄年の転職活動は成功する?八方塞がり?男性・女性の年齢も解説!」のコラムをお読みください。
応募書類を提出後に年齢の記入ミスが分かったらどうすればいい?
郵送の場合、ミスに気づいた時点で企業の採用担当者宛に訂正のメールを送りましょう。面接で手渡している場合は、直接口頭で訂正します。どのような場合であっても、間違えたことに対するお詫びの言葉を述べるのがマナーです。応募書類は間違いなく作成できるよう、第三者のチェックを受けると良いでしょう。「ハタラクティブ」では、プロの就活アドバイザーが履歴書や職務経歴書の添削を行いますので、ぜひこの機会にご利用ください。
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一人ひとりの経験、スキル、能力などの違いを理解した上でサポートすることを心がけています!
京都大学工学部建築学科を2010年の3月に卒業し、株式会社大林組に技術者として新卒で入社。
その後2012年よりレバレジーズ株式会社に入社。ハタラクティブのキャリアアドバイザー・リクルーティングアドバイザーを経て2019年より事業責任者を務める。