自己PRが思いつかないときの転職活動の進め方とは?

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この記事のまとめ

  • 新卒の自己PRは人柄ややる気、学生時代に頑張ったことなどを盛り込むと良い
  • 転職時の自己PRは経験や能力、実績について書くと評価されやすい
  • 転職時の自己PRのポイントは、「応募先に合わせる」「具体的な数字を盛り込む」など
  • 自己PRが思いつかない場合は、キャリアの棚卸しをしてみるのもおすすめ
  • 応募書類の自己PRをしっかり考えておくと、面接で質問された際に慌てずに対応できる

「自己PRが思いつかない…」と転職活動中に悩む方は多いでしょう。「新卒の就活時と何が違うのか分からない」「アピールポイントが見つからない」など、自己PRそのものに対して苦手意識を持つ人も少なくないようです。このコラムでは、自己PRでチェックされやすい点を、新卒・転職時とで分けて解説。また、転職時に自己PRを作成するときのポイントや、思いつかない場合の対処法などについてもまとめています。

自己PRは就職時と転職時でどう違う?

新卒時の自己PR

新卒時の応募書類は、エントリーシートや履歴書などが基本です。新卒は社会人経験がないことを前提に採用活動が行われるため、具体的な経験や実績、スキルよりも、学校生活で頑張ったことや人柄、やる気をアピールする内容になるでしょう。たとえば、学校の勉強やサークル活動、アルバイトなどの経験を元に自己PRを考える方が多いようです。

転職時の自己PR

転職時の自己PRでは正社員として培った経験や能力、実績などがアピールとして有効です。転職時の応募書類は、履歴書に加えて職務経歴書を用意するのが一般的で、企業によってはエントリーシートなどを別途用意することも。職務経歴書では、自分が前職でどんなスキルを身につけ、どのように会社に貢献してきたのかということをアピールすることが大切です。

転職時は新卒のときよりも1歩進んだ自己PRを考えよう

新卒時と転職時とでは、採用担当者にチェックされるポイントが異なります。正社員として働いた経験がある場合は、「社会人経験や身につけた能力を新しい職場でどのように活かせるのか」「どのように成長したいと考えているか」など、新卒時から1歩進んだ自己PRにすると良いでしょう。自己PRにおける新卒と転職の違いについては、「自己PRの基本の書き方は?新卒と転職での違いや例文を紹介」でもまとめているので、あわせてご覧ください。

転職時の自己PRのポイント

転職時の自己PRでは、新しい会社で活躍する姿を想像してもらえるような内容にする必要があります。採用担当者から一緒に働きたいと思われる自己PRを作成するには、以下のようなポイントを押さえると良いでしょう。

職種や企業に合わせたアピールをする

企業によって求める人物像は違います。いくらスキルや経験があっても、応募先の企業が求める人物像と合っていなければ、内定が難しくなる可能性も。まずは、企業研究をしっかり行い、どのような人材を求めているのかを把握することが大切です。企業研究のやり方については、「企業研究のやり方をマスターして理想の転職を勝ち取ろう」で解説しているので、チェックしてみてください。

具体的なエピソードを入れる

「事務作業が得意です」や「高い営業実績を上げていました」などは、ごく一般的なアピールですが、裏付けがないため、やや説得力に欠けた印象になってしまいます。この場合は、具体的なエピソードを盛り込むことで、採用担当者へより伝わりやすい自己PRにすることができるでしょう。

たとえば、「事務作業のスキルを高めるため◯◯の資格を取得した」「1年間営業目標の120%以上を達成し続けた」など具体的なエピソードを加えると、実際に努力したことや経験したことは何なのか、どんな能力を身につけたのか、ということが分かりやすくなります。また、実績を数字で表すことができない場合は、「〇〇の業務フローを改善しました」というように、できるだけ根拠のあるアピールをすると、説得力が増して印象に残るアピールになるでしょう。

過剰にアピールしすぎない

「自分を良く見てもらいたい」という気持ちから、過剰にアピールしないように気をつけましょう。採用の判断には、人柄も大切なポイントです。一方的に自分のアピールをしてしまうと、「自分の事ばかり話している」「周りに気を配ることができない」と判断され、逆効果になってしまう恐れも。「自分にはこんな経験や能力がある」「こんな風に活躍したい」という気持ちのほかに、「応募先でスキルをどう活かせるか」「応募先のこんなところに共感した」など、さまざまな面からアピールすると、バランスの取れた自己PRになるでしょう。

自己PRの内容が思いつかないときは?

「自分には人にアピールできるポイントがない」「自己PRと言われても、何も思いつかない」と悩む人は少なくないようです。転職活動中の場合は、「人に言えるような仕事をしていない」と思っている人もいるでしょう。しかし、人には長所と短所、両方があります。どうしても短所しか思いつかない場合は、「優柔不断→周囲への配慮ができる」「緊張しやすい→責任感が強い」というように、ポジティブな表現に言い換えてみると良いでしょう。また、「長所が見つからない…見つけ方を知って自分のアピールポイントを理解しよう」で、長所が見つからない要因や見つけ方について解説していますので、こちらもぜひ参考にしてください。

キャリアの棚卸しをしてみるのもおすすめ

自己PRを作成するときは、はじめにキャリアの棚卸しをするのがおすすめ。まずは自分がどんな仕事に携わり、どんな方法で、どういった結果を出してきたのか、時系列ですべて書き出しましょう。どんな些細なことでも書くことがポイントです。さらに、そのときの自分の立場や人との関わり方を思い出してみます。これらを整理してまとめれば、自分の強みはどんな部分にあるのかについて具体的にイメージしやすくなるでしょう。

書類選考時と面接時の自己PR

履歴書や職務経歴書などの応募書類と面接では、自己PRに違いはあるのでしょうか。それぞれの特徴や注意点について以下にまとめました。

応募書類の自己PR

履歴書や職務経歴書の自己PRは、事前に内容を考えられるのが特徴です。書類作成時にしっかりと考えておけば、面接の際に自己PRについて質問されたときに慌てず落ち着いて答えることができるでしょう。応募書類の自己PRを作成したら、以下の点をチェックするのも大切です。

誤字や脱字、数字の間違いはないか

誤字脱字はもちろん、経験年数や実績について記載している場合、数字や単位などに間違いがないかどうかをしっかりと確認しましょう。

文字の大きさや文字数が適切であるか

一般的に、スペースに対して8割程度の文章量が読みやすいとされています。無理に詰め込みすぎず、読みやすさに配慮した書き方が好印象に繋がるでしょう。

面接時の自己PR

自己PRは、面接時に聞かれる可能性の高い内容です。面接の最初に聞かれることも多いので、しっかりと対策しておけば良い流れで面接を進めることができるでしょう。以下に、面接時に注意したいポイントをまとめました。

時間ごとに回答パターンを作る

「5分間で自己PRをお願いします」などと、時間を区切られて質問されることも少なくないようです。1分・3分・5分など、時間を計って数パターンの回答を作っておくと、焦らずに対応することができるでしょう。

会話のキャッチボールを大切にする

求職者の中には、伝えたい内容をすべて伝えようとして、面接中に黙々と1人で話し続けてしまう人もいるようです。しかし、面接は採用担当者と対話をすることも大切です。「採用担当者に自分を知ってもらう」「会話を通じて会社のことを知る」という意識を持って、会話のキャッチボールを行いましょう。

ゆっくりと、聞き取りやすいように話す

面接時は緊張するため、早口になってしまいがち。人間は1分間に300字(原稿用紙1枚分)程度の文章が聞き取りやすいとされているため、意識的にゆっくりと話すくらいがちょうどいい速度といえます。ゆっくりと話すと聞き取りやすいだけではなく、相手に落ち着いた印象を与えることもできるでしょう。

突然のことに慌てない

面接時は、自分が話している途中で採用担当者から質問されることもあります。せっかく覚えてきた内容が変わってしまうことで余計に緊張してしまうこともあるかもしれませんが、「採用担当者に興味を持ってもらえた」と自信を持って気持ちを切り替えることが大切です。落ち着いて質問の意味を理解し、回答するように心掛けましょう。

転職時の自己PRについていろいろと学んでも、自分の考えた自己PRが採用担当者にどう受け止められるのか、不安に思う気持ちはなかなか消えないもの。「一生懸命考えているのになかなか書類選考が通らない」「面接で上手く話すことができない」など、転職の悩みがある方は、ハタラクティブにご相談ください。

ハタラクティブは、若年層向けに就職・転職支援サービスを提供しています。経験豊富な就活アドバイザーが、条件に合わせた求人紹介はもちろん、応募書類の添削や面接対策などにも対応。1人で求職活動をするのが不安な場合も、万全のフォロー体制で安心して転職を進めることができます。「自己PRの書き方が分からない」「より良いアピール方法が知りたい」という方は、ぜひお気軽にご相談ください。

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