退職理由を伝える時の大切なポイント

退職理由を伝える時の大切なポイントの画像

この記事のまとめ

  • 人間関係の問題や仕事内容、残業の多さや評価への不満が退職理由の代表例
  • 円満退社を目指すなら、退職理由で不平不満を挙げるのは避けよう
  • 退職意思は退職予定日の1ヶ月から3ヶ月前に、繁忙期を避け直属の上司に伝えよう
  • 転職活動で退職理由を聞かれたら、ネガティブな退職理由をポジティブな内容に変換しよう!
  • 一人での転職活動が不安な方、退職を迷っている方は転職エージェントに相談を

退職理由は、会社に対する不満が原因という方も多いのではないでしょうか。しかし、そんな不満をストレートに伝えると、退職まで働きづらくなってしまったり、スムーズに退職できない可能性が出てきます。
そんな事態を避けるため、今回のコラムでは円満退社のために押さえておきたい退職理由のポイントをご紹介します。

こんなお悩みありませんか?
例えば
  • 向いてる仕事なんてあるのかな?
  • 避けたいことはあるけれど、
  • やりたいことが分からない・・・
私たちは「やりたいこと」から一緒に探します!
ハタラビット

ハタラクティブは
20代に特化した
就職支援サービスです

\もう学歴・経歴に困らない!/

自分に向いている仕事を
簡単に診断してみましょう

性格でわかる
私の適職診断

さっそく診断START

代表的な退職理由

退職理由は、どこまで本当のことを言っていいものなのか悩む人は少なくありません。
円満退職に必要な気配りや配慮を考える前に、まずは退職理由として多く聞かれるものをご紹介します。

・人間関係が良くない
・仕事内容が合わない
・社風が合わない
・会社の経営方針に納得できなかった
・会社に将来性を感じなくなった
・仕事にやりがいを感じられない
・職場環境に馴染めない
・休日出勤・残業が多い
・福利厚生に不満がある
・勤務地に不満がある
・仕事に見合った評価をしてもらえない
・他に挑戦したい仕事ができた

未経験OK多数!求人を見てみる

退職理由を工夫して伝える

前項に挙げた退職理由からわかるように、職場を変えたいと思う時は、何かしらネガティブな原因があるのは仕方のないこと。
しかし、会社の上司にそのまま伝えてしまうと、悪い印象だけが残ってしまうためやめましょう。

退職理由を述べたあと、実際に退職するまでにはしばらく時間があります。業務の引き継ぎをスムーズに行い残りの期間のびのびと仕事をするためにも、以下のポイントを押さえて伝えるようにしましょう。

・退職理由は尋ねられたら話すスタンスで、最初から具体的に話さない
・会社に対する不平不満は口にしない。会社で働く人が不愉快になるような理由は述べない
・退職理由を話すときは、不満ではなく「キャリアアップしたいから」といった前向きな展望を伝える
・「絶対辞めます」のように一方的に断言する表現は避ける

前提として、これからもその会社に在籍する相手(上司や働く仲間)の立場になって、失礼がないように伝えます。
また、「給与が悪い」といった待遇への不満を退職理由にした場合、上司から改善策や部署の異動を提案される可能性があるので注意しましょう。

具体的な理由を聞かれた場合は、「今の仕事とは違う分野に挑戦してみたい」「ほかにやりたいことがある」など、転職の必要性が高いと感じられる前向きな理由にすることをおすすめします。

引き止めに遭ったらどうする?

もし、上司から引き止めに遭ったらどうすれば良いのでしょうか?
「辞められたら困る」と言われた場合は、引継ぎをしっかり済ませることを約束し、職場にかける迷惑を最小限にとどめる姿勢を伝えましょう。

「会社にとって必要な人材だから」と説得された時は、そう考えてもらえたことに感謝しつつ、自分の意思は変わらないと強調します。
引き止めにあって退職をやめる人がいますが、退職の意思表示をした後に職場に残るのはやりづらいものです。会社からの信頼が以前より下がることを考えると、今後の昇進にマイナスの影響が出る可能性もゼロではないでしょう。

また、退職の意思表示をしたという噂が職場に流れれば、あなたの立場は微妙なものになるかもしれません。
退職を相談する際は、自分の中で確固とした決意を固めた上で上司に話をしましょう。自分の中に迷いがあるうちは、まだその時期ではないと考えた方が賢明です。

ただし、上司が会社の都合ではなく、あなたのことを親身に考え引き止めている場合は、退職について検討し直す余地あります。

「今のタイミングで転職をして本当にキャリアアップにつながるのか」
「仕事への不満は一過性のものではないのか」
「もう少し経験を積んだ方が転職が有利になるのではないか」

上司に指摘された点や自分なりに心あたりがあるポイントを良く考えた上で、後悔のない選択をしましょう。

退職意思を伝えるタイミングが円満退社の鍵を握る

円満退社を考えているなら、退職理由の内容だけではなく退職理由を伝えるタイミングも大切。
ぎりぎりになって退職を言い出すと職場の混乱を招き、引継ぎが充分ができずに上司や同僚の迷惑になってしまいます。

法律的には2週間前に意思表示をすれば良いことになってしまいますが、円満退職をしたいなら退職意思は、退職予定日の1ヶ月から3ヶ月前に伝えるのが一般的。
正確なタイミングについては企業ごとの就業規則に記載があるので、退職を考えている方は必ず確認するようにしましょう。

また、円満退社したいなら繁忙期の退職は避けるのが基本。忙しい時期に退職されると人手不足になって残された社員の負担が増えるので、気持ち良く送り出してもらえない可能性が出てきます。
引継ぎに必要な時間を考慮した上で退職予定日を決め、余裕をもって退職の意思を伝えるようにしましょう。

意思を伝える際の注意ですが、一番初めに直属の上司に伝えるのが基本のマナー。
上司より上の役職についている人に伝えると上司の管理能力が疑われ、上司との信頼関係が崩れる恐れがあります。
退職の相談はほかの人に聞かれない場所でしたいので、事前に上司にアポイントをとって時間を決め、会議室などを予約しておくと良いでしょう。
上司に退職を伝えて受け入れてもらったら、その後で退職願を作成し提出します。

円満退職を考えている人は、引継ぎをしっかりしましょう。
自分の業務について文書でわかりやすくまとめ、理想としては後任者に直接指導する機会を設けましょう。

また、取引先や顧客データも誰が見てもわかるように整理しておきます。取引先には、上司とタイミングを決めた上で退職の挨拶や後任者の紹介に行きましょう。

転職活動での退職理由は、ポジティブ変換が基本!

履歴書を書く際や面接時など、転職活動中に退職理由を求められた場合も、ネガティブな理由をそのまま述べてしまうのではなく、転職後に焦点をあてた前向きな内容にすることがポイントです。
なぜならネガティブな退職理由を伝えると、「うちに就職しても同じ理由で転職してしまうのでは?」と思われる可能性があるからです。

加えて、前職への不平不満を口にする応募者は、一緒に働く仲間として魅力的には映りません。
転職活動で退職理由は必ず聞かれる項目ですが、その際はネガティブな退職理由をポジティブな内容に変換するのが回答のコツ。
以下に例を示すので参考にしてみてください!

・「職場の人間関係に不満があった」→「チームワークを大切にする職場で働きたい」
・「残業が多くて限界だった」→「自分の時間がとれる職場で働き、空いた時間にスキルアップを図りたい」
・「ワンマン社長に命令されるのが嫌になった」→「自分から積極的にアイデアを出し、主体性を持って働きたい」
・「過大なノルマを課せられ疲れてしまった」→「数字を追うだけではなく、顧客とじっくり向き合う仕事をしたい」

このように、ネガティブな退職理由は必ず前向きに言い換えることができます。
今の職場が嫌でたまらず転職活動を始めたという人には、「次はこんな職場で働きたい」「こんなことを実現したい」という希望があるはず。
そんな今後の展望と退職理由をリンクさせることで、応募先の企業が納得できる回答ができるのではないでしょうか。

うつむき加減で暗い声で語られる退職理由は、内容がどうあれネガティブな印象になってしまいます。「退職理由は言いにくい」という気持ちはわかりますが、面接では明るくはきはきとした話し方が高評価。
自分の希望を叶えるため、よりよりキャリアを築くために転職しているのだという意識を持ち、堂々と退職理由を述べましょう。

在職中の転職活動のメリット

退職してから転職活動をすると、転職に時間がかかった時にブランクが長引くリスクがあり、収入が途絶える経済的な不安も発生します。
退職後の転職活動には、時間の自由がきく良さがあるのは確かです。ただ、仕事がない焦りから、納得のいく転職先を見つける前に本来の希望とは違う会社に決めてしまう人もいるのです。

一方で在職中の転職活動には時間的な制約がありますが、経済的な不安がないのでじっくりと転職先を探すことができます。

現在出ている求人で条件の良いものがなければ、納得できる求人が出るまで待つという選択もできるでしょう。
貯蓄の状況や年齢的な転職の難易度にもよりますが、転職を考えている方は在職中に転職活動をするのがおすすめです。

在職中の転職活動のコツと注意

転職中の転職活動はかなり多忙になるため、時間の使い方に工夫が必要です。
ゆっくり情報収集する暇がない人は、毎日の通勤時間にスマホやタブレットで求人を確認したり、企業のWebサイトをチェックしたりして、スキマ時間を活用ましょう。

残業が多いという人は、普段の業務を効率化して転職活動にあてられる時間を増やすという方法もあります。
面接の際は有給を取得する、相手先の企業に事情を話して日程を調整してもらうなど、自分なりの工夫を考える必要がありそうです。

在職中の転職活動は、よほど理解のある職場でなければ周囲に言わないのが鉄則。転職や退職に関する話題は職場の士気を下げてしまいますし、転職するとがわかればあなたへの風当たりが悪くなるかもしれません。

言うまでもないことですが、会社のパソコンや携帯を転職活動に使うのは避けましょう。業務中に電話に出るのが難しい場合は、履歴書の希望欄に連絡可能な時間帯を書いておくと企業とのやりとりがスムーズです。

エージェントを活用する

働きながら退職手続きをし、転職活動をするのはスケジュール管理が大変。
一人での転職活動が不安な方には、就職や転職を支援するエージェントの利用がおすすめです。

20代に特化した就職・転職サービスのハタラクティブでは、あなたの希望や条件に合った正社員求人のご紹介をはじめ、退職願いの書き方や退職に関する不安などの相談も受け付けています。
また、履歴書や職務経歴書のアドバイスから面接日の日程調整まで、転職活動中のさまざまな段階であなたをサポート。働きながら効率的に転職活動を進めることができます。

ハタラクティブでは、フリーター・高卒・既卒・第二新卒の方向けの幅広い正社員求人を取り扱っています。就職・転職を考えているなら、ぜひ一度ご相談ください。
もちろん、「退職するかどうか迷っている」と悩んでいる方の相談も歓迎しています!

ハタラクティブ
のサービスについて

こんな人におすすめ
  • 経歴に不安はあるものの、希望条件も妥協したくない方
  • 自分に合った仕事がわからず、どんな会社を選べばいいか迷っている方
  • 自分で応募しても、書類選考や面接がうまくいかない方

ハタラクティブは、主にフリーター、大学中退、既卒、そして第二新卒の方を対象にした就職・転職サービスです。
2012年の設立以来、18万人以上(※)の就職・転職をご支援してまいりました。経歴や学歴が重視されがちな仕事探しのなかで、ハタラクティブは未経験者向けの仕事探しを専門にサポートしています。
経歴不問・未経験歓迎の求人を豊富に取り揃え、企業ごとに面接対策を実施しているため、選考過程も安心です。

※2014年12月~2024年1月時点のカウンセリング実施数

この記事に関連するタグ