高卒の仕事探しのポイントは?将来性のあるおすすめの仕事もご紹介!

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この記事のまとめ

  • 高卒の仕事探しが難しいとされるのは、学歴を理由に消極的になっているのも要因の一つ
  • 高卒の平均賃金は大卒に比べて低いものの、業界や職種によっては高収入を得るのも可能
  • 高卒で正社員の仕事に就くと、若いうちから長く社会経験を積めるのがメリット
  • 「やりたいこと」「できること」を洗い出し、自分に合った仕事を探すのが大事
  • 企業が若い高卒者に期待するのは伸びしろなので、面接で意欲や熱意をアピールしよう

「高卒の仕事探しは難しいのでは…」と不安に思う方もいるでしょう。高卒は大卒に比べて仕事の選択肢が少ない傾向にあるのは事実です。しかし、学歴不問や実力主義の仕事を選べば将来的にも活躍でき、高収入に繋がる可能性もあります。このコラムでは、高卒におすすめの仕事や就職成功のポイントを解説。仕事探しに効果的な就職支援サービスも紹介しているので、これから就職・転職を目指している高卒者は参考にしてみてください。

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高卒の新卒採用の実態は?

高卒の新卒採用は内定率が高いという特徴があります。「高校生は学業を優先すべき」という考えのもと大卒とは異なるルールが設けられているのが要因です。基本的に学校斡旋で就職活動を行うため、企業側も高卒を採用したいという意思が強く、よほどの問題がない限り採用に至る可能性が高いといえます。

内定率は99%を超えている

厚生労働省の2020年度の調査「高校・中学新卒者のハローワーク求人に係る求人・求職・就職内定状況」によると、2021年3月に卒業した高校生の内定率は99.1%です。
同年度の「大学等卒業予定者の就職内定状況(2月1日現在)」によれば大卒の内定率は89.5%なので、高卒のほうが9.6%も高いことが分かります。

高卒の離職率は大卒に比べて高め

内定率は高いものの、早期離職が多いといわれるのも高卒の特徴です。厚生労働省の調査「新規高卒就職者の事業所規模別離職状況」によると2018年に就職した高卒者の離職率は、1年目が16.8%、2年目は28.7%、3年目では36.9%になっています。
新規大卒就職者の事業所規模別離職状況」のデータを見ると、同年の大卒者の離職率は、1年目が11.6%、2年目が22.8%、3年目は31.2%なので、高卒のほうがやや高い結果です。

選択肢が少ないことが離職の要因の一つ

高卒の新卒採用には「1人1社制」というルールがあり、2社以上の企業へ同時に応募することができません。学校に送られてくる求人票の数が大卒に比べて少ないうえ、応募先企業を1社に絞らなけらばならないことから「高卒は仕事が選べない」といわれることも。大卒の場合、同時に複数の企業へ応募して比較検討することもできますが、高卒ではそれができず、結果として「やりたい仕事ではなかった」「人間関係が良くない」などの理由で早期離職する人が多いといわれています。

参照元
厚生労働省
令和2年度「高校・中学新卒者のハローワーク求人に係る求人・求職・就職内定状況」
新規学卒者の離職状況

高卒で就職成功するためのポイント

高卒で正社員就職に成功するためには、学歴を問わず、実力で勝負できる仕事がおすすめです。

「学歴不問」の仕事を探す

高卒者が仕事探しをする際は、「学歴不問」と記載されている求人を探しましょう。企業がこのような求人を出す背景には、間口を広げて多くの人を採用したいという事情があります。そのため、ライバルに大卒がいても、学歴だけで不利になる可能性は低いでしょう。また、入社後のサポート体制が整っている企業が多いので、応募の段階で経験やスキルが乏しくても採用されやすいといえます。

実力主義といわれる仕事を選ぶ

実力主義の仕事は、スキルや適性があれば高卒でも採用される可能性が高いです。特に、転職者は前の会社での実績を伝えることで実力を証明できるでしょう。営業職や販売職での売上実績、新しい商品を開発した経験などがあれば、即戦力になれると高評価につながります。
また、プログラミングやデザインなど、専門スキルが必要とされる仕事も、技術があれば学歴に関係なく採用されます。「実力主義のメリット・デメリットは?働き方を考えよう」のコラムでも、実力主義といわれる仕事の例を挙げていますので、ご一読ください。

汎用的なスキルをアピールしても良い

「売上に直結する仕事をしていない」「専門スキルがない」という場合は、チームワークを高めるために工夫した点や、お客さまから感謝された出来事などをアピールしても問題ありません。コミュニケーション能力やリーダーシップ力といった汎用的なスキルも、選考で評価の対象になります。

若手を必要としている仕事を選ぶ

「高卒以上」「未経験歓迎」と明記している求人は、若手を必要としている場合が多いようです。たとえば、体力勝負の仕事や後継者不足の仕事では、学歴よりも年齢を重視して採用することがあります。このような募集を出している企業は「若手を育てたい」という思いもあるので、就職後にスキルアップや昇進を目指したい高卒者におすすめです。

資格取得を目指す

まずは資格を取得してから就職を目指すのも方法の一つ。資格があることで、大卒並みの学力があることを証明したり、意欲の高さをアピールできたりする場合があります。また、難関資格を取得しておけば、高収入を得やすい仕事に就ける可能性も高まるでしょう。特に、有資格者が必須の業務を行う会社では、選考で有利になる可能性が高いようです。高卒者におすすめの資格については、後の項で解説します。

高卒転職者の仕事探しが難しいといわれる理由とは

高卒の新卒採用では内定率が高いのに比べて、転職の場合は難しいといわれています。「大卒以上」の求人に応募できないので選択肢が少ないのは事実ですが、高卒者自身にも要因があるようです。

書類選考で大卒が有利になる場合がある

応募条件に「大卒以上」と記載がない求人でも、ライバルに大卒者がいると書類選考に通りにくくなる場合があります。採用担当者のなかには、「大卒のほうが能力が高い」と見なす人もいるからです。特に応募者数が多い大手企業では、有名大学・難関大学の出身者に的を絞って面接を行う、いわゆる学歴フィルターがある場合も。すべての企業がそのような選考をするわけではないので、企業研究で応募先企業の採用の傾向を掴んでおくのがおすすめです。

「高卒だから」と消極的になっている

書類選考に通らなかったり、面接がうまくいかなかったりすると、「高卒だから」と学歴を理由にして就職活動に消極的になってしまう人もいるでしょう。しかし、「学歴不問」の求人や実力主義の仕事では、高卒というだけで選考で不利になる可能性は低いといえます。
就職活動に失敗した際は、書類の書き方や面接の回答内容を振り返り、問題点を分析して次に活かすのが大事です。特にポテンシャル重視や人柄重視で採用している企業では、学歴を気にせず意欲や熱意をアピールする人が評価されます。「高卒だから」と諦めるのではなく、「失敗も良い経験になった」と前向きに考えて積極的に活動を続けましょう。

高卒向けの仕事を選べていない

不採用が続いている人は、高卒向けの仕事を選べていない可能性があります。学歴フィルターがある大手企業を選んでいたり、経歴・経験が豊富な転職者向けの求人に応募していたりすることが考えられるでしょう。自分がやりたいことを仕事選びの基準にするのも良いですが、「できること」から選ぶのも方法の一つです。やりたい仕事の求人に「大卒以上」「経験重視」の条件が多い場合は、仕事選びの基準を見直し、経験を積んでから目指すことを検討してみましょう。

イメージだけで決めつけないのが大事

高卒の仕事選びでは、幅広く求人を探すのが就職成功のポイントです。「難しそうだから高卒には向いていない」とイメージだけで選択肢から外すのはやめましょう。また、条件は合うものの「やりたい仕事とは違う」と決めつけるのも良くありません。具体的な仕事内容を調べたり、会社説明会で先輩社員の話を聞いたりして、前向きに検討するのが大事です。

高卒で高収入を得られる仕事はある?

高卒は大卒に比べて高収入を得にくいといわれています。ただし、平均賃金が高い業界の仕事を選べば、将来的に高収入を得られるチャンスもあるでしょう。この項では、学歴別・産業別の平均賃金を紹介します。

高卒の平均賃金

厚生労働省の調査「令和3年賃金構造基本統計調査」によると、高卒の平均賃金は27万1,500円です。専門学校卒の平均賃金は28万8,400円、大卒は35万9,500円なので、高卒者が高収入を得にくいのは事実といえます。
また、男女別に比較した平均賃金は以下の通りです。

  高卒 専門学校卒 大卒
男性 29万5,100円 30万9,400円 38万6,900円
女性 22万円 26万4,800円 28万8,900円

引用:厚生労働省の「令和3年賃金構造基本統計調査 学歴別にみた賃金

男性の場合、高卒と専門学校卒の差は1万4,300円と小さいものの、大卒との差は9万1,800円と大きいのが特徴です。女性は、専門学校卒との差は4万4,800円、大卒との差は6万8,900円でいずれも差が開いています。

平均賃金が高い仕事を選ぼう

上記の結果はあらゆる仕事の平均です。平均賃金が高めの業界や職種を選べば、高卒でも大卒並みに高収入を得られる可能性があります
同調査の「産業別にみた賃金」によると、最も平均賃金が高いのは「電気・ガス・熱供給・水道業」で41万9,700円です。インフラ業界には大手企業が多いので、高卒にはハードルが高いと思う人もいるようですが、大手企業の子会社なら学歴を問わないことも。また、インフラエンジニアといったIT系の職種も高卒にチャンスがあるでしょう。
特に、インフラエンジニアは学歴よりも実力重視の傾向にあるため、ITの知識がある高卒者にはおすすめです。「高卒で目指すネットワークエンジニア」のコラムで、ネットワークエンジニアの仕事内容や向いている人のタイプについて解説しているので、参考にしてみてください。

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また、平均賃金が高い仕事として「金融業、保険業」もあります。「金融業、保険業」の平均賃金は男女計では38万3,500円ですが、男性だけで見ると48万5,100円です。特に、保険業の営業職は学歴よりもポテンシャル重視で採用する傾向があるので高卒者におすすめ。実力次第で高収入を得られる可能性が十分にあります。

上記のほか、高収入を得るためには、自分の強みを活かせる仕事を選ぶのも良いでしょう。強みを活かせる仕事では成果が出しやすく、昇給・昇格につながりやすくなります。「高卒で就職するのにおすすめの仕事は?就活を成功させるための方法も紹介!」のコラムで、高卒で就職した人が高収入を得るための方法を解説しているので、こちらも併せてご覧ください。

参照元
厚生労働省
令和3年賃金構造基本統計調査

高卒が将来的ににも活躍できる6つの業界

この項では、高卒が就職しやすく、将来的にも活躍できる業界を紹介します。

1.飲食業界

飲食業界は「学歴不問」「未経験歓迎」の求人が多い仕事です。学歴よりも、コミュニケーション能力や人柄が重視される業界といえます。また、アルバイト経験があると選考で有利になる場合もあるので、高卒フリーターから正社員を目指しやすいのもポイントです。
飲食業界は昇進するうえでも学歴は問われず、経験を積んで店長やマネージャーを目指すこともできます。調理師免許を取得して、料理人としての腕を磨くといったキャリアプランも考えられるでしょう。

正社員

店長候補

  • 300万円 ~ 420万円

2.IT業界

IT業界は人手不足の仕事といわれており、学歴よりもスキルや適性を重視して採用する企業が多いようです。また、技術の進化が早いため、新しいことを学ぶのが得意な人が求められます。未経験でも働きながら知識を身につければ、大卒以上に高収入を得られるでしょう。
IT業界は人材確保のため、研修制度を整えている企業が多いのも特徴です。将来はエキスパートを目指したい高卒者にも向いています。

3.介護業界

少子高齢化の影響で介護業界も人手不足といわれています。また、体力が必要な仕事でもあるため、若い高卒者は歓迎されるでしょう。介護業界の就職で重視されるのは、「人の役に立ちたい」という思いや、相手の立場に立って考えられる性格などです。そのため、適性があれば高卒で正社員になれる可能性は十分にあります。
また、介護業界は高収入を得やすい仕事の一つです。人材確保のため処遇改善を図る企業が多く、資格手当や福利厚生が充実しています。働きながら資格を取得すれば収入アップを目指せるうえ、転職市場でも高評価を得られるのがメリットです。

正社員

介護職

  • 330万円 ~ 390万円

  • 介護休暇,有給休暇,育児休暇,産前産後休暇,慶弔休暇

4.建設業界

建設業界は後継者不足に悩んでいるといわれています。特に現場の仕事において、ベテランから若手へ技術を継承したいと考える企業が多いようです。そのため、選考では学歴よりも年齢や意欲、体力などが重視される傾向にあります。
また、建設業界は実力主義でもあるため、就職後はスキルを身につければ昇進を目指すことも可能です。体力のある若いうちに経験を積み、将来は現場の管理者になるというキャリアプランも考えられます。

5.保険業界

前述のとおり、保険業界は学歴よりも実力重視の仕事です。中途採用では大手企業でも実力重視で採用することが多いので、「将来は大企業の正社員になりたい」という高卒者にはおすすめといえます。
特に、営業職では未経験歓迎の求人が多いうえ、就職後に資格取得を目指しやすいのが特徴です。保険関連の資格は種類が多いので、保有資格を増やしてスキルを身につけると将来の選択肢が広がるでしょう。まずは就職しやすい保険代理店で営業実績を残し、大手企業へ転職すると大卒並みの高収入を目指すことができます。

6.運送業界

インターネット通販の拡大によりドライバーが不足しているため、運送業界では未経験者を積極的に採用しています。
ドライバーに求められるのは、体力や責任感、スケジュール管理能力などであり、学歴は関係ありません。荷物を丁寧に扱い、お客さまへ正確に届けられる人が求められます。
中型自動車免許や大型自動車免許などは就職後に取得させてくれる企業が多く、未経験・無資格の高卒者も挑戦しやすいでしょう。

高卒の仕事探しでは職種選びも大事

高卒から正社員を目指す場合は、業界だけでなく職種選びも大事です。この項では、職種選びのポイントについて解説します。

実力主義の販売職や営業職

販売職や営業職のように、結果が数字に表れる仕事は実力主義である場合が多いです。前述のとおり、実力主義の仕事はスキルや適性があれば高卒でも採用される可能性が高くなります。また、昇進・昇格においても学歴が重視されることは少ないようです。歩合制やインセンティブ制を導入している企業では、成績が良ければ高収入も目指せます。
「ノルマが厳しそう」「結果が出せないと怒られるのでは」と不安に思う人には、ルート営業や既存営業がおすすめ。すでに付き合いがある取引先を相手にするため、営業職が初めてという高卒者でも挑戦しやすいでしょう。

「学歴不問」が多い事務職

事務職は「学歴不問」の求人が多いので高卒者におすすめです。どのような業界にも事務の仕事はあるので、将来的に転職もしやすいでしょう。
事務職はパソコンに向かって黙々と仕事をするイメージが強いようですが、実際には他部署との関わりや来客応対なども多く、コミュニケーション能力が求められます。人付き合いや気配りに自信がある高卒者に向いているでしょう。
また、医療事務や経理事務など、専門知識を必要とする事務職もあるので、資格を取得してエキスパートを目指すこともできます。

後継者不足の技術職

製造業のオペレーターやシステムエンジニアなどの技術職は、「高卒以上」の求人が多く、若手を育てたい企業が増えているといわれています。前述のとおり、技術を継承して企業の将来を担ってくれる人材が欲しいからです。
また、就職後はスキル次第で収入アップや昇進がしやすいのもメリットです。社内研修やOJTが充実している企業が多いので、将来の選択肢も広がりやすいでしょう。

試験に合格すれば就職できる公務員

公務員試験に合格すれば、誰でも公務員の仕事に就くことができます。一部の職種を除いて、学歴は関係ありません。公務員試験にある「大卒程度」「高卒程度」は試験のレベルを示すものなので、高卒者が「大卒程度」の試験に挑戦するのも可能です。
ただし、公務員試験は勉強しなければ合格は難しいうえ、倍率も高いです。公務員を目指す場合は、難易度が低い職種を選び、計画的に準備する必要があるでしょう。公務員試験の難易度や試験対策について「公務員になるのに学歴は必要?試験や給料は異なる?」のコラムで紹介していますので、参考にしてみてください。

高卒で正社員の仕事に就くメリット

高卒で正社員になると大卒よりも早く社会経験を積めることや、その分貯蓄もしやすいのがメリットです。

大卒よりも社会経験を長く積める

高校を卒業後、すぐに就職すると大卒に比べて長く社会経験を積めることになります。特に、スキルや経験がものをいう仕事では、高卒で正社員になったほうが活躍しやすいことも。経験年数が評価基準になる会社では、大卒よりも早く重要な仕事を任される可能性もあります。

若いうちから貯蓄できる

高卒ですぐに仕事を始めれば、若いうちから貯蓄できます。親に養ってもらうのとは違い、「生活費を抑える」「ボーナスは全額貯金する」など、お金の使い方を自分で決められるのがメリットです。大卒よりも早く貯蓄を始められるので、ライフプランの見通しも立てやすいでしょう。

学費がかからないのもメリット

大学に進学しなければ学費がかからないので、親の負担も減らせます。また、奨学金を借りて進学すると社会人になってから返済するのが負担になりますが、そのような懸念もありません。出費を減らして貯蓄に回せる点がメリットといえるでしょう。

高卒で正社員の仕事に就くデメリット

高卒で正社員になる場合にはデメリットもあります。

仕事の選択肢が狭くなる

前述のとおり、高卒者は「大卒以上」の求人に応募できず、仕事の選択肢が大卒に比べて狭くなるのがデメリットです。特に、大手企業へ就職するのは難しい可能性があります。
また、採用担当者のなかには「学習意欲が低いから進学しなかったのでは」と高卒に対して偏見を持つ人もいるといわれており、選考で不利になるケースもあるようです。

やりたい仕事が決まっていない人は進学がおすすめ

やりたい仕事が決まっていない状態で、とりあえず就職してしまうとミスマッチになりかねません。そのような人は大学に進学しながら、やりたい仕事や自分に合った仕事を探すのも方法の一つです。

生涯年収は低め

独立行政法人労働政策研究・研修機構の調査「ユースフル労働統計2021」によると、高卒と大卒の生涯賃金には差があります。
学校卒業後フルタイムの正社員を続けた場合の60歳までの生涯賃金(退職金を含めない)は以下の通りです。

  高卒 高専・短大卒 大卒・大学院卒
男性 2億1,000万円 2億2,000万円 2億7,000万円
女性 1億5,000万円 1億8,000万円 2億2,000万円

引用:独立行政法人労働政策研究・研修機構「生涯賃金など生涯に関する指標

高卒と大卒の生涯賃金の差額は、男性は6,000万円、女性は7,000万円です。業界や職種、就職先の企業によって異なりますが、学歴別の平均だけで見るとこれだけの差があると分かります。
学歴による生涯賃金の差については「高卒と大卒の生涯賃金の差はいくら?学歴が就職や年収に影響する理由」のコラムで理由などを解説していますので、ご覧ください。

参照元
独立行政法人労働政策研究・研修機構
ユースフル労働統計 労働統計加工指標集

昇進するのが難しい場合がある

企業によっては、学歴が昇進に影響する場合があります。大卒は最初から幹部候補と見なされ、重要な仕事を任されたり、受けられる研修が多かったりするなど、高卒より優遇されることも。また、特定の大学のOB・OG同士の人脈が強く、出世で有利になる企業もあるようです。
一方、学歴に関係なくスキルや実績で評価する企業もあります。高卒の仕事選びでは、応募先企業の慣習や雰囲気などをよく調べ、学歴による差がない企業を選ぶのが重要です。

高卒者が仕事を探すときのチェックポイント

高卒者が仕事選びをする際は、以下のポイントに着目しましょう。

1.やりたいことを明確にする

高卒は選択肢が少ないと決めつけて「就職できるなら何でもいい」と仕事を選んでしまうと、早期離職につながりやすくなります。仕事選びの際は自分がやりたいことを明確にし、それが実現できそうな企業を選びましょう。やりたいことであればモチベーションを保ちやすく、辛い仕事も乗り越えられます。

2.できることを洗い出す

やりたいこととは別に、できることを洗い出すのも大事です。自己分析によって、自分の強みや得意なことを見つけましょう。これまでに人から褒められたことや、感謝された出来事などを振り返ると、自分の強みが見つけやすくなります。できることを基準に仕事を選ぶと、成果を出しやすく、仕事が楽しいと感じられるでしょう。
強みを見出すのが難しい高卒者は、苦手なことを明確にするのもおすすめです。苦手なことを避けて仕事を選べば、ミスマッチ防止につながります。

3.希望の働き方を考える

働き方を基準に仕事選びをするのも良いでしょう。「ライフワークバランスを大事にしたい」「たくさん働いてスキルアップしたい」など、希望の働き方は人それぞれです。やりたい仕事に就けたとしても、働き方に不満があると長続きしません。自分に合った仕事に就くためには、就職後の生活を具体的にイメージし、あまりにも希望と合わない職場は避けるのが無難といえます。

4.就職先に求める条件を決める

「転勤がない」「福利厚生の充実」など、就職先に求める条件を決めておきましょう。ただし、条件が多過ぎると選択肢が減ってしまうので、「譲れない条件」「妥協しても良い条件」などを明らかにしておくのがおすすめです。すべての希望が叶う企業はないと考え、条件の優先順位を決めておくと良いでしょう。

収入の目安も考えてみよう

前述のとおり、業界・職種によって平均賃金は異なります。「○年後には○○円の年収が目標」といった収入の目安を考えてみることで、仕事選びの選択肢がある程度絞られるでしょう。

5.キャリアプランを作る

高卒者が自分に合った仕事を選ぶうえで、キャリアプランは重要です。キャリアプランを考える際は10年後・5年後・1年後と段階を分けて目標を決め、そのために何をすべきかを明確にします。たとえば、「10年後は○○のエキスパートになりたい」という目標があるなら、資格取得制度がある企業を選ぶなどの選択肢が考えられるでしょう。

高卒の仕事の選択肢を広げるための資格

高卒者が就職・転職をする際に、資格があると選択肢が広がる場合があります。ただし、資格取得に時間がかかって就職活動が遅れるのも良くありません。資格取得を検討する際は、キャリアプランや応募先企業で求められる条件などを考慮して判断するのが大事です。

1.宅地建物取引士

宅地建物取引士の資格があると、不動産の取り引きに関する専門知識があるという証明になります。不動産の売買には複雑な手続きが必要で、一般顧客には詳細が分かりにくいのが難点です。しかし、高額な取り引きなため不明瞭なまま契約するわけにはいきません。そこで、契約に関する重要事項を説明するのが宅地建物取引士です。重要事項の説明は宅地建物取引士にしかできないので、資格を持っていると就職で有利に働きます。特に、不動産会社や住宅メーカーへの就職を考えている高卒者に役立つでしょう。

2.普通自動車免許

普通自動車免許は持っていて損はない資格といえます。外回りがある営業職や、高齢者の送迎をする介護職、ドライバー職など、さまざまな仕事で役立つでしょう。
普通自動車免許を持っているだけで選考で有利になるわけではないですが、少しでも選択肢を広げるためにはおすすめです。

3.MOS(マイクロソフトオフィススペシャリスト)

MOSはマイクロソフトのWord、Excel、PowerPointといったソフトに関するスキルを証明できる資格です。これらのソフトはビジネスでよく使われ、応募条件に明記されている場合もあります。
特に、PCスキルを必要とする事務職を志望する高卒者は取得しておくと良いでしょう。

4.ITパスポート

ITパスポートは国家資格で、新しいIT技術やセキュリティ、ネットワークに関する知識、それらを実務や経営に活かすための知識が問われる資格です。個人情報保護やコンプライアンスなども学べるので、IT技術者だけでなく、事務職や営業職といった仕事にも役立つ資格といえます。

5.日商簿記検定

日商簿記検定は経理を志望する人にはもちろん、商社や金融、小売業を志望する高卒者にもおすすめの資格といえます。日商簿記検定で分かるのは、ビジネスのお金の流れ、財務諸表の読み解き方、原価計算などです。1級〜3級まであるので、まずは初級レベルの3級から挑戦してみると良いでしょう。
簿記の資格を取得するメリットについて「簿記2級を取得するとどんなメリットがある?」のコラムで解説していますので、ご覧ください。

6.登録販売者

登録販売者は医薬品販売の仕事をするうえで必要な資格です。登録販売者になるためには、都道府県が主催する試験に合格し登録する必要があります。
薬剤師とは異なり、処方箋が必要となる薬については扱えませんが、薬局やドラッグストアで販売している薬については専門知識を有している証明になるでしょう。また、資格があることで手当がもらえる可能性もあります。

7.TOEIC

TOEICのスコアによって、英語力を示すことができます。外資系企業や商社、ホテルなどでは選考でTOEICのスコアを求められる場合もあるようです。
高卒でもTOEICで700点以上が取得できれば、仕事で通用する英語力があると示せるので、就職に役立つでしょう。まずは受験してみて、履歴書に書いても良いとされる600点を目指すのがおすすめです。TOEICについて詳しくは「就活でアピールできる!TOEICのスコアについて」のコラムをご覧ください。

8.建築CAD検定試験

建築CAD検定試験は、単にCADが扱えるだけでなく図面が描ける能力や、与えられた図面をトレースできるスキルを示す資格です。「実践型実務試験」として、建築業界への就職に役立つ内容になっています。現場監督や設計士などの仕事に就きたい人や、リフォーム会社、建築事務所への就職を志望する高卒者は挑戦してみると良いでしょう。

高卒におすすめの仕事探しの方法は?

高卒者が仕事探しをする際におすすめの方法を紹介します。就職支援サービスはそれぞれに特徴があるので、自分に合った方法を選びましょう。

求人サイトで探す

自分のペースで仕事探しをしたい高卒者は、求人サイトを利用するのがおすすめです。求人サイトでは、勤務地や職種などの条件を設定し、検索すると該当する求人が閲覧できます。大手の求人サイトでは登録されている求人数が多いので、豊富な選択肢から選べるのがメリットです。
ただし、数多くの求人から応募先を絞らなければならないのが難しい場合も。また、スケジュール管理や応募先企業とのやり取りもすべて自分で行わなければならないので、仕事をしながら転職活動をしたい高卒者には不向きでしょう。

ハローワークに求職申し込みをする

公的な就職支援サービスであるハローワークに、求職申し込みをする方法もあります。ハローワークは求人を紹介するだけでなく、相談員に仕事探しや書類の作成方法などを相談できるうえ、応募先企業について不明点があれば問い合わせてもらうこともできます。また、スキルを身につけてから就職したい高卒者には、職業訓練の受講も可能です。
ただし、ハローワークには無料で求人が出せるため、「良い人がいれば採用したい」といった採用意欲が低めの企業もなかにはあるようです。また、地域密着型の中小企業の求人が多いという特徴があるので、志望する業界・職種によっては応募したい求人が少ない場合もあります。

就職・転職エージェントを利用する

就職・転職エージェントは民間の就職支援サービスです。専任の担当者がカウンセリングを行い、その人に合った仕事を探すサポートをしてくれます。自己分析や企業研究、面接対策なども担当者と一緒に行えるので、就職活動に慣れていない人も安心です。
ハローワークと異なるのは、企業側がコストをかけて求人を出している点でしょう。採用意欲が高い企業が多いので、就職成功の確率が高いといえます。
スケジュール調整や採用担当者とのやり取りは担当者が代行してくれるため、効率的に就職活動を進めたい高卒者向きです。

上記のほか、知人の紹介やアルバイトから正社員を目指すなどの方法もあるでしょう。「アルバイトから正社員として登用される可能性は?採用される人の特徴とは」のコラムでは、正社員登用制度について解説していますので、参考にしてみてください。

高卒が正社員の仕事に就くためにすべきこと

高卒者が正社員就職に成功するためには、履歴書の書き方を工夫して、まずは書類選考に通る必要があります。また、面接で良い結果を出せるように、面接対策を怠らないのも重要です。

履歴書の書き方はルールを守る

履歴書の書き方にはルールがあります。ルールが守れていないと、ビジネスマナーが分かっていないと見なされ選考に通りにくくなるので注意が必要です。
履歴書は丁寧に書き、誤字脱字がないように気をつけるのはもちろん、敬語の使い方や見やすさにも気を配りましょう。また、志望動機や自己PRは他社の内容を使いまわすのではなく、応募先企業によって書き分けるのも大事です。そのほか、「アルバイトは正式な職歴として記載しない」「学校名や資格名は正式名称で書く」などのルールもあります。

アピールする内容は1つに絞る

自己PR欄にはできるだけ多くの強みを書くのが良いと考える高卒者もいるようですが、アピールする内容は1つに絞ったほうが良いでしょう。内容が多いと「結局、何が強みなのか分からない」「プレゼン能力が低い」と思われてしまいます。大事なポイントを確実に伝えるために、重要度の高いものだけを記載して印象づけるのがコツです。

面接対策をしておく

面接は、採用担当者に自分を直接アピールできる貴重な機会です。書類選考に通ったということは、企業側も応募者に興味を持っている証拠なので、この機会を活かすために面接対策を行いましょう。
面接対策では、想定される質問への回答を用意し、模擬面接を行って話し方や表情を練習します。

マナーを守ろう

面接では話す内容だけでなく、服装や立ち居振る舞いなどもチェックされます。社会経験がない高卒者であっても、仕事の場にふさわしい対応ができることを証明する必要があるでしょう。受付や入室前の対応も選考に関わることを念頭に置き、マナーを守るように心がけてください。
面接での主なマナーは以下の通りです。

・服装はビジネススーツが原則
・女性はアクセサリーの着用を控える
・前髪が顔にかからないようにする
・受付は10分前に済ませる
・入室の際、ドアを後ろ手で閉めない
・挨拶をして、促されたら着席する
・荷物は床に置く

上記は面接マナーの一例です。そのほかのマナーについては「面接のマナーとは?受付から退室までの流れもあわせて紹介!」のコラムを読んで確認しましょう。

結論から答えよう

面接で質問されたら、結論から答えましょう。面接官が最も聞きたい「質問に対する答え」を最初に述べることで、「要点が分かっている」「話し上手」といった良い印象を残せます。説明から話し始めてしまうと、緊張してうまく話せなかった場合に「何が結論だったのか分からない」と思われてしまうことも。また、面接の時間は限られているため、大事なことを話す前に時間切れとなる恐れもあります。最初に結論を述べることで、そのようなリスクを回避することにもつながるでしょう。

高卒者が面接を成功させるポイント

高卒者が面接を成功させるには、以下の回答を用意しておく必要があります。

1.大学に進学しなかった理由を明らかにする

高卒者は、面接で大学に進学しなかった理由を聞かれる可能性があるでしょう。このような質問をする面接官は、「勉強を怠けたのではないか」「忍耐力が足りないのでは」といった懸念を抱いている可能性があります。本音の理由は「受験が嫌だった」だとしても、「目標を叶えるために早く仕事を始めたかった」といった前向きな理由を述べるのが重要です。

2.ブランク期間にしていたことを説明する

高卒ですぐに働かず、ブランク期間がある人もいるでしょう。ブランク期間があると選考でネガティブな印象を抱かれる場合があるため、その間に何をしていたのか説明できるようにしておく必要があります。アルバイトをしていたなら、「やりたい仕事を見つけるために複数のアルバイトを経験した」といった説明が考えられるでしょう。さらに、その経験から得たものを伝えると好印象を残せます。たとえば、「アルバイトで人から感謝されることにやりがいを感じたため、接客の仕事に就きたいと思った」など、志望動機につながる理由を述べるのがおすすめです。

ブランク期間は短いほうが良い

高卒フリーターは1日でも早く就職しましょう。フリーター経験は正式な職歴ではないため、フリーターを続けてしまうと働いていない時間が長いことになります。また、年齢が高くなるほど就職は難しくなり、選択肢も減ってしまうでしょう。ブランク期間を少しでも短くすることが、就職成功のポイントです。

3.熱意や意欲をアピールする

多くの高卒者は仕事の経験が少ないため、経験豊富な転職者に比べてスキル不足と思われがちです。そのため、ほかの応募者よりも熱意や意欲があることをアピールする必要があります。若い高卒者に企業側が期待するのは伸びしろです。「コミュニケーション能力を活かして、先輩から積極的に学びたい」といった意欲を伝えると、入社後の成長を期待されて採用につながる可能性があります。

4.企業が求める人物像に合う点を伝える

面接では、応募先企業が自分に合った企業であることを伝える必要があるでしょう。企業が求める人物像と合う点を具体的に説明することで、「長く働いてくれそう」「自社にマッチしている」と評価されやすくなります。そのためには、企業研究で応募先企業の社風や理念を調べておくのが大事です。また、実際に働いている先輩社員に話を聞き、社内の雰囲気や人間関係などを知るのも良いでしょう。

5.入社後にやりたいことを述べる

自分のキャリアプランと応募先企業のビジョンが合っていると、面接官が将来の活躍をイメージしやすくなります。たとえば、「5年後には海外の事業を担当したい」というキャリアプランを描いているなら、海外への市場拡大を目標に掲げている企業とマッチ度が高いでしょう。
面接では入社後にどのような仕事がしたいかを述べ、応募先企業ならそれが実現できると考える根拠を示すのが大事です。

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