転職して1年未満で退職するのは不利になる?不安を払拭して次へ進むコツ

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この記事のまとめ

  • 転職して1年未満の退職は面接時にネガティブな印象を持たれやすい
  • 転職して1年未満に退職すると、出産手当や傷病手当金などがもらえない可能性がある
  • 社歴が1年未満だと、住宅ローンや自動車ローンの申請が通りにくい
  • 1年未満で転職する場合は、転職回数不問の求人を視野に入れると良い
  • ネガティブな退職理由はポジティブに言い換えれば面接で良い印象を与えられる

「転職して1年未満で会社を辞めても良いの」と疑問に思う方もいるのではないでしょうか。1年未満で退職しても問題はありませんが、職歴が短いと次の会社の面接を受ける際にマイナス評価に繋がりやすいため注意が必要です。このコラムでは、転職して1年未満で退職するメリット・デメリットを紹介します。また、転職を成功させるコツについても解説。転職について不安や悩みがある方は、ぜひこのコラムを参考にしてください。

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転職して1年未満で辞めるのが不利な理由

一般的な認識や常識から考えると、短期間で転職するのはあまり良い印象とはいえないでしょう。なぜなら、1年未満に辞めることで「忍耐力がないのでは」「飽きたらすぐに辞めてしまうのでは」など、企業にとっての懸念点が増えるからです。

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転職して1年未満で退職するデメリット

転職して1年未満で退職するデメリット

  • 出産・育児の手当がもらえない可能性がある
  • 傷病手当がもらえない可能性がある
  • 住宅ローンや自動車ローンなどが通りにくくなる
  • 転職するのに十分なスキルが身につかない

転職して1年未満で退職する場合、出産・育児の手当や傷病手当がもらえない可能性があります。また、スキルが身につかず今後のキャリアに影響する恐れも。以下で詳しく説明しているので、1年未満で転職を考えている人は、事前にデメリットを確認しておきましょう。

1.出産・育児の手当がもらえない可能性がある

出産や育児を控えている場合、転職をしても、転職先で手当を受給できない可能性があるでしょう。最近では産休や育休を設けている企業もあり、さらに雇用保険の範囲内で出生児育児休業手当がもらえます。しかし、手当をもらうためには次のような条件が必要です。

  • 1.子の出生日から8週間を経過する日の翌日までの期間内に、4週間(28日)以内の期間を定めて、当該子を養育するための産後パパ育休(出生時育児休業)を取得した被保険者であること(2回まで分割取得可)。
  • 2.育児休業を開始した日前2年間に賃金支払基礎日数が11日以上ある(ない場合は就業した時間数が80時間以上の)月が12ヶ月以上あること。
  • 3.休業開始中の就業日数が、最大10日(10日を超える場合は就業した時間数が80時間)以下であること。(「最大」は、28日間の休業を取得した場合の日数・時間です。休業期間が28日間より短い場合には、その日数に比例して短くなります。)

簡単にいうと、育児休業を開始してから1年以上働いた経験がないと給付の対象にはなりません。転職が2回目や3回目の人であれば、累計すると1年を超えて働いた経験があることも想定されますが、1年未満に退職してしまった場合は条件に満たない可能性が高いのです。

参照元
厚生労働省
Q&A~育児休業給付~

2.傷病手当がもらえない可能性がある

転職して1年未満で退職をしたい場合、病気を理由に「休職期間を設けたい」という人も注意してください。
以下は、傷病手当金の給付条件です。

  • ・被保険者の資格喪失をした日の前日(退職日)までに継続して1年以上の被保険者期間 (健康保険任意継続の被保険者期間を除く)があること。
  • ・資格喪失時に傷病手当金を受けているか、または受ける条件を満たしていること。なお、退職日に出勤したときは、継続給付を受ける条件を満たさないために資格喪失後(退職日の翌日)以降の傷病手当金は支払わない。

次の転職先が見つかるまでの期間に傷病手当金をもらいながら生活をしたくても、傷病手当金の給付対象外になる可能性があります。

参照元
全国健康保険協会
傷病手当金

3.住宅ローンや自動車ローンなどが通りにくくなる

これから家や車を購入しようと思っている人は、ローンの審査が通りにくくなる可能性があります。ローンの審査をする場合、年収などのほかに、勤務している会社と勤続年数も審査パスの条件に含まれるからです。勤続年数が1年未満の場合は、審査対象外となる金融機関も存在します。

4.転職するのに十分なスキルが身につかない

1年未満で転職すると、身につけたスキルが少なく、前職の経験を志望先の会社にアピールしにくくなります。1年未満であれば、先輩の補助として仕事をしていた経験しかないという人もいるでしょう。もし、前職で身につけたスキルがあったとしても、1年未満という浅い経歴では、本当に身についているのかどうか説得力がありません。自分の強みをアピールするために自己分析や企業研究をして、その会社で活かせることを明確にする必要があります。

30代はスキルがないと転職で不利になりやすい

20代の場合はポテンシャルで採用してくれる会社も多いですが、30代以降になるとある程度のスキルを求められるようになります。30代でアピールできるスキルがない場合は、未経験者歓迎の求人に絞って探してみると良いでしょう。また、コミュニケーション能力やスケジュール管理能力など、どのような仕事にも役立つスキルをアピールするのも有効です。

転職して1年未満で退職したい人のありがちな理由

転職して1年未満で退職したい人のありがちな理由

  • 仕事内容がイメージと異なった
  • 職場の雰囲気や社風との不一致
  • 人間関係

転職をして1年未満のうちに転職を考える理由として代表的なものは、入社前後のイメージにギャップがあることが挙げられます。また、職場の雰囲気や社風と合わないことも、早期離職に多い理由です。

仕事内容がイメージと異なった

1年未満という短い期間で転職する理由の一つに、入社前に想像していた仕事内容と実際の業務が違う場合があります。たとえば、一口に「事務職」といっても、事務作業だけを担当する会社もあれば、総務的な役割を担っている会社もあるでしょう。職種に対するイメージだけで就職・転職先を選ぶと早期離職に繋がりやすくなってしまいます。

職場の雰囲気や社風との不一致

自分の考え方や性格と会社の雰囲気、社風が合わないことも、1年未満の転職につながる理由です。会社の内情は、実際に働かないと分からないことも多いもの。職場の雰囲気や考え方が合わないと、業務に適性があっても働くこと自体が辛くなってしまうでしょう。

人間関係

職場の人とは、一日約8時間を共に過ごします。あまりに関係が悪化すると、仕事にも影響をきたします。人間関係のトラブルは大きなストレスとなるため、1年未満であっても、合わないと感じた時点で転職を決意する方は多いようです。

転職して1年未満での退職が面接時に与える影響

1年未満で転職した場合、次の転職先の面接で「すぐに辞めてしまうのでは」とマイナスな印象を与える可能性があります。また、1年未満で転職すると、今後のキャリアに影響する恐れも。以下で詳しく説明しているので、1年未満で転職を考えている人は、事前にデメリットを確認しておきましょう。

すぐに辞めやすい印象になる

早期に転職することを繰り返した場合、「すぐに辞めてしまう人」というレッテルが貼られやすくなります。履歴書を見ただけでは「1年未満で退職していること」しか伝わらないため、たとえ短期間での退職が会社事由であっても、「ストレス耐性がない」「継続力がない」などという印象を抱かれやすいのです。さらに、面接時には必ずといって良いほど「なぜ1年未満で退職してしまったのか」と質問されることも想定されます。会社は、採用コストを考えて長く働いてくれる人を積極採用します。そのため、転職する際には、すぐに辞めやすい印象を払拭できるような志望動機や転職理由が必要です。

転職理由が曖昧になりやすい

1年未満で転職すると、転職理由が曖昧になりやすいです。「なんとなく職場の環境が嫌だった」という理由では、志望先の会社は納得してくれません。転職理由は、自己分析をして自身が会社で不満に感じていたことや、本当にやりたかったことを明確にしたうえで考える必要があります。「なんとなく嫌だ」と思っていることも、自分の感情や考えを深堀りすれば、その理由が分かるでしょう。

入社して間もない転職のリスクが気になる方は、「入社3年未満で転職しても良い!仕事を変えても良い理由と成功の秘訣」をご覧ください。

1年未満で転職するメリット

1年未満で転職するメリット

  • 新卒の場合は第二新卒として扱われる
  • 早い段階で自分に合った仕事に変えられる
  • 転職先で長く働ける

1年未満の転職は、デメリットだけではありません。1年未満で転職することで、本当に自分に合った会社を見つけて仕事を長く続けられるなどのメリットもあります。1年未満の経歴でも前向きに転職活動できるように、あらかじめメリットを確認しておきましょう。

1.新卒の場合は第二新卒として扱われる

新卒として入社して1年未満で転職する場合は、第二新卒として扱われます。第二新卒は、社会に出て間もないため、多くの会社からは「スキルや経験が身についていなくて当然」と認識されるでしょう。つまり、志望度が高かったり求める人材に合致したりすれば、前職での成果が少なくても採用される可能性が高いといえます。

基本的なビジネスマナーが身についている

入社1年未満の人も、社会人として働いた期間があれば基本的なビジネスマナーが身についているはずです。電話応対やメールの返し方など、新卒には必要なマナー教育も、第二新卒であれば必要ありません。「新卒より教育の手間がかからない」という点で、プラスに評価されることはメリットといえるでしょう。

2.早い段階で自分に合った仕事に変えられる

前職をミスマッチや適性がないという理由で転職するなら、1年未満という早い段階で辞めることで本当に自分に合っている仕事に早い段階で取り組めます。適性がない仕事を長く続けても得るものは少ないため、「合ってない」「適性がない」と分かった時点で早めに転職活動をしてみましょう。

3.転職先で長く働ける

1年未満で転職すると、そのぶん新しい職場で長く働けます。自分が身につけたいスキルや経験が積める転職先なら、成長の機会も多く満足できるはずです。

1年未満に転職するときのメリットやデメリットを知っても、どうするか決断できないという方は「新卒ですぐ転職したい!入社1年目で会社を辞めるリスクとは?」もあわせてご覧ください。

転職して1年未満でも退職をした方が良いケース

会社から過重労働を強いられたり、職場でパワハラがあったりする場合は、入社1年未満でも転職をおすすめします。仕事は体が資本なので、「とりあえず1年頑張ろう」と無理をして働き続けると、体調不良に繋がりかねません。やむを得ない退職理由であれば入社から1年未満でも、面接官からの理解が得られるでしょう。以下で解説するような環境に苦しんでいる場合は、入社から1年未満であっても転職を検討することをおすすめします。

過重労働を強いられている

会社から過重労働を強いられている場合は、転職を検討しましょう。月の残業時間が平均45時間以上だと、過重労働です。労働基準法の第36条では、会社が従業員に時間外労働(残業)をさせる時間は月に45時間が上限と定めており、この時間を超えると違法になるからです。また、36協定が結ばれていない場合は、基本的に1日8時間の週40時間以上の労働はできません。そのため、過重労働かどうかの判断は月平均の残業時間が45時間以上を超えるかが目安になるでしょう。
残業が多く、会社の労働時間の管理が曖昧な場合は、「残業70時間は問題ない?毎月続くと体調に影響がでる可能性も?」も参考にしながら自身の労働時間を確認してみてください。

参照元
e-Gov法令検索
労働基準法

パワハラやいじめに遭っている

社内でパワハラやいじめがあれば、転職を検討した方が良いでしょう。劣悪な職場環境によって体調を崩している場合は、職場を離れない限り回復は困難です。パワハラには、職場で暴力を振るわれたり、暴言をはかれたりすることなどが該当します。また、集団で特定の個人を無視して孤立させるといった状況は、いじめに当たるでしょう。このような状況を、自分だけの力で変えるのは難しいもの。劣悪な環境で働き続けると、体調不良に繋がる恐れもあるため、早めに転職に向けた行動を起こすのがおすすめです。
職場のパワハラに悩んでいる人は「パワハラの相談が無料でできる窓口はどこ?労働基準監督署についても解説」を参考にしてください。

1年未満の職歴で転職を成功させる4つのコツ

1年未満の職歴で転職を成功させる4つのコツ

  • 転職理由と志望動機はポジティブな内容にする
  • 将来図を具体的に伝える
  • 転職回数不問の求人を探す
  • 転職エージェントを活用する

1年未満の職歴でも「発言はポジティブな内容にする」「面接官に将来図を具体的に伝える」といったコツを押さえれば、転職は成功させられます。また、1年未満の転職や2回以上の転職などでもマイナスに評価されにくい「転職回数不問の求人」に応募すると不利になりにくいでしょう。入社1年未満という経歴に不安がある方は、この項で紹介するコツを実践してみてください。

1.転職理由と志望動機はポジティブな内容にする

転職理由や志望動機はポジティブな内容にして、面接官に前向きな転職であることを伝えましょう。転職理由が「やりたい仕事を任せてもらえなかった」「職場の雰囲気に馴染めなかった」といったネガティブな内容では、面接官は「転職しても会社のせいにしてすぐ辞めそう」と懸念する可能性があります。
前職への不満が原因で転職したとしても、それはあまり表に出さない方が無難です。以下の例のように、ネガティブな理由はできるだけポジティブな転職理由や志望動機に変えて、面接官から「魅力的な人材だ」と思われるようにしましょう。

ネガティブ理由をポジティブに転換する「言い換え」のコツ

  • ・人間関係が嫌で退職をした→より強固なチームで協調性を持ちながら働きたい
  • ・ノルマが厳しくて退職をした→丁寧な仕事がしたい
  • ・残業や休日出勤が嫌で退職をした→ワークライフバランスを保ちながら長く働きたい

2.将来図を具体的に伝える

1年未満の転職では、志望先の会社で実現したい具体的な将来図を伝えるようにしてください。具体的な将来図を伝えることでミスマッチの回避に繋がり、面接官に「長く働いてもらえそう」と印象づけられるからです。なお、将来図を具体的にするには自己分析をする必要があります。自己分析ができていないと、新しい転職先でもミスマッチが起こり、早期退職に繋がってしまうでしょう。将来図は、転職を成功させるだけでなく、自身が長く働く職場探しにも役立ちます。転職によってどのように成長したいかイメージし、なるべく具体的な内容にしましょう。

3.転職回数不問の求人を探す

人材募集している会社のなかには、転職回数不問の求人を出しているところがあります。転職回数を不問としている会社なら、1年未満の経歴や2回以上の転職でも、始めからマイナスの偏見を持たれることは少ないでしょう。なかなか転職が上手く行かない方は、転職回数不問の求人に注目することをおすすめします。

4.転職エージェントを活用する

1年未満という経歴が不安な場合は、転職エージェントを活用するのも一つの手。転職エージェントでは、志望動機の添削や面接対策などのサポートを行ってくれるため、1人で転職活動するのが不安な人には特におすすめです。また、面接スケジュールの調整や条件交渉を代行してくれるサービスもあり、在職中でも効率の良い転職ができるでしょう。

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