ニートって何歳まで?20代のうちに就活すべき理由や注意点を解説!

ニートって何歳まで?20代のうちに就活すべき理由や注意点を解説!の画像

この記事のまとめ

  • ニートとは、家事や通勤をしていない15歳から34歳までの人のこと
  • 20代のニートは、会社からスキルや経験が求められないため就職しやすい
  • ニートには、何歳までなら就活できるという年齢の線引きはない
  • 何歳までニートで居られるかよりも、早めに就活することが大切

「ニートって何歳まで?」「ニートから就職ってできるの?」と不安に思う人もいるでしょう。ニートの就職状況は、30代以上になると厳しい傾向にあるため、20代のうちに就活するのがおすすめです。
このコラムではニートの定義について解説。また、ニートのままだとどうなるのか、20代のニートはなぜ就活に有利なのかについてもまとめています。ニートを卒業したい方は、ぜひ参考にしてください。

こんなお悩みありませんか?
例えば
  • 向いてる仕事あるのかな?
  • 自分と同じような人はどうしてる?
  • 資格は取るべき?
経歴にかかわらず、ゼロからサポートします!
ハタラビット

ハタラクティブは
20代に特化した
就職支援サービスです

\もう学歴・経歴に困らない!/

自分に向いている仕事を
簡単に診断してみましょう

性格でわかる
私の適職診断

さっそく診断START

ニートって何歳までを指すの?

一般的にニートは34歳までといわれており、厚生労働省は「ニートの状態にある若年者の実態及び 支援策に関する調査研究 報告書 1.本調査研究の趣旨」によると、「職に就かず、又求職活動もせず、通学もしていない15歳から34歳 の無業者」をニートと定義しています。
定義から外れるニート状態にある35歳以上の人の呼び方は、「無職」です。

参照元
厚生労働省
トップページ

ニートとは、元々英国で生まれた概念。1999年に英国政府機関が作成した調査報告書に掲載されていた「Not in Education,Employment or Training(就学、労働、職業訓練のいずれも行っていない)」が語源とされています。「35歳以上のニートが就職するには?呼び方や定義をご紹介!」のコラムも、あわせて参考にしてください。

ニートになる理由は「就活に失敗した」「働きたくない」など人によってさまざまで、中には「働きたいけど働けない…」という人もいるでしょう。どんな理由でニートになったとしても、世間的には「働けるのに働かない怠け者」といったイメージが定着してしまっているため、「ニートから就職するのは難しそう」と考えて行動を起こさない人も多いです。しかし、対策をしっかり行って諦めなければ内定を得るチャンスはあり、社会復帰も可能といえます。

ニートは何歳まで許される?

一般的にニートに分類されるのは、34歳までとなっています。35歳以上の「中年無業者」はニートに定義されず、「中年ニート」「高齢ニート」といった呼び方になるようです。しかし、30代になると就職の難易度も上がるため、ニートからの社会復帰を目指すなら1日でも早く行動したほうが良いでしょう。詳しくは「ニートは34歳まで?正社員になるために必要なこと」のコラムをご覧ください。
ハタラクティブキャリアアドバイザー後藤祐介からのアドバイス

日本のニートの人口

2023年の日本でニートと呼ばれる15歳~34歳の若年無業者の人口は59万人となっています。
以下は総務省統計局による「労働力調査(基本集計)2023年(令和5年)平均結果の概要」のグラフです。

図Ⅰ-10 若年無業者及び 35~44 歳無業者の数及び人口に占める割合の推移の画像

引用:総務省統計局「労働力調査(基本集計)2023年(令和5年)平均結果の概要(2)若年無業者は2万人の増加

このグラフを見ると、ニート(15歳~34歳までの無業者)の人口は2019年は56万人だったのに対し、2023年では59万となり3万人増加しています。
つまり、無業者の中でも、若年層であるニートの人口が特に増えているといえるでしょう。より詳しいニートの現状について知りたい方は、「ニート人口の割合はどれくらい?現状を脱して就職する方法とは」をご覧ください。

参照元
総務省統計局
労働力調査(基本集計) 2023年(令和5年)平均結果

未経験OK多数!求人を見てみる

ニートのままでいるとどうなる?

ニートのままでいるとどうなる?の画像

「ニートは何歳までなら就職できる」という明確な線引きはありません。しかし、一般的にニートの就職は、30歳以上になると厳しくなる傾向があります。
就活の開始がどんどん遅れてニートのままでいると、以下のようなデメリットが生じて社会復帰が難しくなる恐れも。ここで事前に確認しておきましょう。

お金を自分で得られない

ニートのままでいると、自分でお金を得られません。裕福な家庭や金銭的に余裕のあるパートナーから支援を受けている人は、「ニートのままでも良い」と思う人もいるでしょう。しかし、両親が高齢になって働けなくなったり、パートナーと別れたりすることがあれば、自分で稼がなくてはなりません。

金銭的サポートが受けられなくなってから働きたいと思っても、30歳以上のニートの場合は就職先が限られるため、社会復帰したくても就活自体に時間がかかることが多いでしょう。将来的に苦労をしないよう、金銭や時間に余裕があるうちに就活を始めることが重要です。

職歴がないまま年齢が上がる

ニートのままでいると、職歴がないまま年齢が上がり、就活がより厳しくなります。「やりたい仕事が見つからない」という理由で社会復帰の一歩を踏み出しにくい場合もあるでしょう。しかしニートで居続けた結果、やりたい仕事が見つかったとしても、職歴がなければ希望の仕事に就くことだけでなく、就職すること自体も困難になってしまいます。

ニートを続けるとどうなるのか、より詳しく知りたいという方は「ニートやひきこもりのままだとどうなる?末路や脱出方法をご紹介」をあわせてご覧ください。

ニート歴が浅いうちに就活すべき理由

20代のニートから就職しやすい理由は、企業から「スキルや経験はこれから身につけられる」とポテンシャル採用してもらえることが多いからです。
年齢が若ければ、今後に期待されて職歴を問われないことが多いため、ニートから社会復帰する場合は20代のうちに就活を始めることをおすすめします。

ニートとして就活するときのコツが知りたいという方は、「20歳ニートが就職するためのコツ!若さを武器に正社員になろう」を参考にしてください。

30代以上のニートが就職しにくくなる理由

20代より30代以上のニートの方が就職しにくくなる理由には、「30代以上は企業から経験・スキルが求められやすい」という傾向があるからです。
30代以降の就職は、キャリアアップを目的とした転職者が多くなります。そのような人たちとニートの職歴を比べると、職歴がある転職者の方が採用されやすくなるでしょう。また、同じニートという立場でも20代より30代以上のほうが、必然的に働ける期間が短くなるという観点から採用されにくくなる傾向が強いです。
年齢が上がるにつれて、企業が求めるスキルや経験は高くなります。少しでも早い行動が就職に繋がるため、早めに動き出しましょう。

30代以上のニートとして社会復帰を目指して就活を始めたい方は、「30代ニートが就職する8つの方法と支援サービスのメリットをご紹介!」も、ぜひ参考にしてください。

インターンシップやアルバイトで仕事を体験してみよう

インターンシップやアルバイトで仕事を体験してみようの画像

「ニートからいきなり正社員になるには不安が多い…」と思う人は、社会人インターンやアルバイトから始めるのも一つの手です。アルバイトや社会人インターンは年齢や経歴を問わない企業が多くあります。さらに、インターン中に真面目に勤務して成果を残せば、そのまま正社員として採用されることもあるでしょう。
また、アルバイトは1ヶ月の短期バイトや1日だけの単発バイトもあります。働くことが不安でも「1日だけなら」「1ヶ月だけなら」と思えば、脱ニートの一歩を踏み出しやすくなるでしょう。
インターンシップやアルバイトは職歴にはなりませんが、志望動機や自己PRにその経験を反映させられます。ニートにおすすめのアルバイトや、面接対策を知りたい方は「ニートにおすすめのアルバイト18選!探すときの方法や面接のコツを解説」をご覧ください。

ニートが就職しやすい業界・業種

ニートが就職しやすい業界・業種には、IT業界や営業職などがあります。これらの業界・業種は人手不足な傾向があり、経歴やスキルは不問の求人が多い傾向です。社会復帰をしたいものの、やりたい仕事が見つからないという人は、ぜひ参考にしてみてください。

業界

以下はニートが就職しやすい業界です。

・IT業界
・介護業界
・配送業界

これらの業界に対して「専門的な知識やスキルが必要になるからニートには無理」と思うこともあるでしょう。しかし、この3つの業界は人手不足が続いているため、未経験で知識やスキルがなくても採用されやすい傾向にあります。
配送業は、近年のインターネット通販の拡大で需要が高まり、人手を必要としている業界です。荷物をトラックに載せたり利用客のもとへ届けたりする仕事であるため体力が要るものの、業務は基本的に1人で進めるため人と無理に関わることなく働けます。

職種

以下はニートが就職しやすい職種です。

・営業
・接客業
・清掃業

「今までニートだったのに、営業なんてできない」と不安に思う人もいるでしょう。しかし、営業にも新しいお客さまを勧誘する営業や、すでに取引のあるお客さまと継続してやり取りする営業、飛び込みがない営業など、種類はさまざまです。また、営業職は商品やサービスを売り込むのが仕事ではあるものの、相手の意見や要望を聞き出す傾聴力も重要。相手の立場で物事を考えられる人に向いているでしょう。
ニートの方に向いている仕事は「ニートにおすすめの職業11選!就職するための方法も解説」にて、詳しく解説しているので、ぜひ参考にしてください。

ニートから卒業するためにまずは生活リズムを整えよう

脱ニートして社会復帰をしたいと思ったら、まずは生活リズムを整えましょう。ニートとしての生活が長く続くと、不規則な生活になりがちです。一般的な企業は9時頃に始業し、18時頃に終業します。昼間に寝ているような生活をしていると、就職したときに生活リズムが合わず、体調を崩す恐れもあります。このように乱れた生活リズムを元に戻すためには、1日では足りません。何週間か様子を見つつ、少しずつ起きる時間や寝る時間を早めると良いでしょう。

基礎体力作りも就活準備の一つ

健康的な生活のためには栄養バランスの良い食事を取ることも大切です。就活では説明会に参加したり、面接に行ったりするなど体力が必要になります。規則正しい生活と食事を心掛け、就職するための身体造りをしておきましょう。

社会復帰をするためには、生活リズムを整える以外にもポイントがあります。「仕事したくない…というニートの方に!将来のリスクや社会復帰の方法を解説」ではニートから脱出し社会復帰をする方法を紹介しているので、ぜひチェックしてみてください。

ニートが就職するときの3つのポイント

ニートから就職しようと思ったとき、「広い視野で仕事を探す」「選考書類はマナーを守って作る」などの気をつけるべき点があります。以下に詳しくまとめているので、事前に確認しておきましょう。

ニートが就職するときのポイント

  • 広い視野で仕事を探す
  • 選考書類はマナーを守って作る
  • 面接対策を十分に行う

1.広い視野で仕事を探す

ニートから就職する場合は、人気の企業や業界だけでなく、幅広い視野を持って仕事を探すことが大切です。たとえば、ゲーム業界とIT業界を比べると、IT業界の方が人手不足のため、就職がしやすい傾向にあります。
このように、業界や職種それぞれに目を向けてみたり、自分の希望以外の分野に注目してみたりすることで、思いがけない仕事が見つかることも。深くこだわりすぎないことが、就職成功のポイントです。

2.選考書類はマナーを守って作る

履歴書や職務経歴書などの選考書類には「修正液を使わない」「誤字脱字をしない」などのマナーがあります。これらのマナーが守れていないと、面接を受ける前に履歴書だけで落とされてしまうことも。選考書類は、間違えたら修正せずに書き直すことが基本です。

なかには、「今まで一度も履歴書を作ったことがない」という人もいるでしょう。履歴書や職務経歴書には書き方や注意点があるため、事前に確認してから書くようにしてください。

3.面接対策を十分に行う

就職するために面接対策は欠かせません。「面接なんて受けたことない」「人と話すことが苦手」という場合も、面接の練習や実際の面接を受ける経験を重ねることで、次第に慣れて自然な受け答えができるようになります。
面接が苦手で、自分でどのような対策して良いか分からない場合は、就職エージェントを活用することも視野に入れてみてください。

面接対策や就活支援を希望するなら、ハタラクティブにご相談ください。転職・就職エージェントのハタラクティブでは、履歴書の添削や伝わりやすい話し方など就活の基礎からサポートを行っています。また、就活経験のないニートや学歴に自信がないという人に向けて、未経験でも歓迎という求人を多く紹介できるのがハタラクティブの特徴。働くうえでの適性を1分間で調べられる適職診断も受けることが可能です。
やりたい仕事が見つからない場合でも、プロのキャリアアドバイザーがカウンセリングを行い、一人ひとりの相性に合った求人をご紹介します。サービスはすべて無料なので、ぜひお気軽にお問い合わせください。

ニートから就職できる?就活に関するお悩みQ&A

ニート歴があると、就活がうまくいくかと不安になることもあるでしょう。ここでは、ニートから就職するにあたってのお悩みをQ&A方式で解決していきます。

ニートを雇ってくれる企業はありますか?

仕事を選ばなければニートを雇ってくれる企業は見つかります。
就職をしたいと思ったらまずは準備から始めましょう。詳しくは「ニートの就活は何から始める?『失敗しそうで怖い』ときの就職活動のやり方」を参考にしてください。

ニートからの就職が不安…どうすれば良いですか?

社会復帰をしたいものの、いきなり正社員になるのが不安な場合はアルバイトから始めましょう。継続に不安があるなら、1日だけの単発バイトなどもおすすめです。職歴に不安がある人は「空白期間が半年から1年以上あると転職に不利?履歴書にはこう書く!」をご覧ください。

ニートから就職しやすい会社や職業はありますか?

人手不足の企業では、未経験者歓迎の求人がたくさん見つかります。なかでも、介護業界やIT業界などは人手が足りない傾向が強いです。
詳しくはこちらの「ニートから就職しやすい職種とは?おすすめの仕事をご紹介!」をご覧ください。

ニートから脱出するにはどうしたら良いですか?

ニートの方は夜型になりがちなので、社会復帰を目指すならまずは生活リズムを整えましょう。身だしなみやビジネスマナーを意識し、徐々に、就活に向けて気持ちを切り替えることも大切です。
詳しくは、「ニートが就職するには?6つの理由別の対処法やおすすめの職種をご紹介!」を参考にしてみてください。

ニートが仕事を見つけるには、どのような方法がありますか?

ハローワークや就職エージェント、ジョブカフェなどを活用しましょう。
自分1人で就活を進めるのではなく、第3者の意見も取り入れると仕事に繋がりやすくなります。
詳しくは「就職相談はどこでできる?ハローワークの利用法や受けられる支援内容も解説」でご紹介しています。

ニートから正社員就職を目指したい方は、転職・就職エージェントのハタラクティブにご相談ください。相性の良い仕事や求人を探したい方は、ぜひお気軽にお問い合わせください。

ハタラクティブ
のサービスについて
こんな人におすすめ
  • 経歴に不安はあるものの、希望条件も妥協したくない方
  • 自分に合った仕事がわからず、どんな会社を選べばいいか迷っている方
  • 自分で応募しても、書類選考や面接がうまくいかない方

ハタラクティブは、主にフリーター、大学中退、既卒、そして第二新卒の方を対象にした就職・転職サービスです。
2012年の設立以来、18万人以上(※)の就職・転職をご支援してまいりました。経歴や学歴が重視されがちな仕事探しのなかで、ハタラクティブは未経験者向けの仕事探しを専門にサポートしています。
経歴不問・未経験歓迎の求人を豊富に取り揃え、企業ごとに面接対策を実施しているため、選考過程も安心です。

※2014年12月~2024年1月時点のカウンセリング実施数

この記事に関連するタグ