他己分析とは？やり方や得られるメリットについて解説！

「他己分析」について、詳しく知らない方も多いのではないでしょうか。就職・転職活動の際は、「自己分析」が重視される傾向にあります。しかし、他己分析もあわせて行うことで、より効果的に自分の強みや弱みを知ることが可能です。このコラムでは、他己分析とは何か、やり方や実施することで得られるメリットなどについて解説しています。自己分析とあわせて他己分析も行い、自信を持って就職・転職活動に臨みましょう。

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他己分析とは？

他己分析とは、他人に自分の性格や特徴、長所や短所などを客観的に分析してもらうことです。自己分析のみだと、「こうありたい」「欠点をあまり言いたくない」などの理想や防衛の感情が出てくることもあり、ついつい主観的になってしまうもの。また、自分では気づいていなかったことを新たに発見できるという魅力もあります。就職・転職活動では、自己分析ばかりがピックアップされますが、他己分析も一緒に行うのが理想です。

他己分析は自己分析との併用がおすすめ

客観的な意見をもらえる他己分析と、主観的になりがちな自己分析を併用すれば、より効果的に自分自身を知ることが可能です。質問内容で得られた結果と、自己分析で得られた結果を照合し、共通した内容が自分の「強み」「弱み」となります。他己分析と自己分析を併用して、しっかり自分を見つめ直す機会をつくってみましょう。自己分析については「自己分析のやり方が知りたい！ノートを使った簡単でおすすめの方法をご紹介」でも、簡単なやり方やおすすめの方法を紹介しているので、あわせてチェックしてみてください。

他己分析で得られる4つのメリット

他己分析を行うことで、以下のようなメリットを得られます。

1．自分で気付いていない長所や強みなどを知ることができる

他己分析を行うことで、自分では気づいていない長所や強みを知ることができます。自己分析で得られた強みにプラスでき、自信へ繋げられるでしょう。

2．自分で気付いていない短所や弱みなどを知ることができる

自分の短所や弱みを把握できる点も、他己分析のメリットの一つ。自己分析で得られた弱みにプラスでき、改善を目指すことができます。どんどん短所が少なくなり、自信へと繋げられるでしょう。また、自身の短所を把握することで、就職・転職活動の際、面接の場面でも役立ちます。「面接で短所を聞かれたら？回答例を一覧にしてご紹介」では、一般的に短所とされる例や面接での伝え方などを解説しているので、あわせて参考にしてみてください。

3．他人からの評価を知ることで自信がつく

新たな発見により、そこを意識してより良くしたり改善したりすることができます。また、主観的な意見だけだと、「コミュニケーション能力が高いって言ってしまって良いのだろうか。過大評価だったらどうしよう」など、自信が持てずに不安になることも。他己分析で客観的な意見も入っていることで自信がつくため、面接でも堂々とアピールできることでしょう。

4．ズレを軌道修正できる

新たな発見以外に、自分の分析と他人の分析によって、認識のズレが顕著になることも。他己分析を行い、自己分析と併用することで、事前に認識を修正して就活に臨むことができます。

他己分析のやり方

他己分析は、なるべく多くの人に依頼するようにしましょう。年齢や親密度はバラバラでも問題ありません。親しい友人や家族、恋人、バイト先のスタッフ、学校の先生、学生の友人、社会人の友人、付き合いの浅い知り合いなど、いろいろな人から他己分析をしてもらえれば、より多くの情報を得ることが可能です。以下では、他己分析の質問例を紹介しています。

他己分析の質問例

他己分析では、以下のような内容の質問をします。ただし、回答をもらう際は、「長所は明るいところ」といったシンプルな内容ではなく、なるべく具体的なエピソードも交えて答えてもらうようにしてください。自己PRをつくる際に参考にでき、より具体的で説得力のある内容に仕上がります。

・どのような性格か？
・長所、短所だと思うことは？
・第一印象は？
・外見についてどう思うか？
・どのような仕事が向いていると思うか？
・他人に紹介する際、どのように紹介するか？
・尊敬できると思う部分はあるか？
・集団の中にいるとき、どんな役割をしていると思うか？
・第一印象と現在の印象とで変わったことはあるか？
・改善すると良いと思うところはあるか？

他己分析では、長所だけに限らず、短所についてもさまざまな人から意見をもらうことになります。ときには辛辣な意見をもらい、一喜一憂することがあるかもしれません。しかし、他己分析は自身を成長させるチャンスです。長所を伸ばし、短所を改善することができれば、大きな自信に繋がり、前向きな就職・転職活動期間を送ることができるでしょう。

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監修者：後藤祐介キャリアコンサルタント

一人ひとりの経験、スキル、能力などの違いを理解した上でサポートすることを心がけています！

京都大学工学部建築学科を2010年の3月に卒業し、株式会社大林組に技術者として新卒で入社。
その後2012年よりレバレジーズ株式会社に入社。ハタラクティブのキャリアアドバイザー・リクルーティングアドバイザーを経て2019年より事業責任者を務める。

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