契約社員と正社員の違いとは?登用制度や無期転換についても解説
契約社員と正社員の違いについて知りたい方へ、それぞれの待遇やメリット・デメリットについて解説します。また、契約社員が無期転換する条件や正社員登用制度についてもご紹介していますので、自分に合った働き方を知りたい方はぜひお役立てください。
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この記事のまとめ
「フリーターから正社員になるのは難しい?」と不安に感じている方もいるでしょう。フリーターから正社員になることはもちろん可能ですが、年齢を重ねるごとに厳しくなっていくのが実情です。
このコラムでは、フリーターから正社員になる方法や就職活動の基本をまとめました。独自に調査したアンケートの結果やおすすめの職業などもご紹介しているので、正社員の働き方に興味のあるフリーターの方はぜひご覧ください。
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フリーターから正社員になることは、もちろん可能です。ただし、必要な準備や対策をせず闇雲に挑戦しても、良い結果につながるとは限りません。
まずは、フリーターから正社員を目指すための基礎知識を身につけましょう。
お伝えしているとおり、フリーターから正社員になることは可能といえますが、必要な準備や対策をしっかりと行うことが大事です。
ここでいう必要な準備・対策とは、情報収集や応募書類の作成、面接対策といった基本的なもの。すべてをこなすには一定の難しさを感じるかもしれませんが、順を追っていけば大丈夫です。フリーターから正社員になることは不可能ではないので、少しずつ取り組んでみましょう。
フリーターから正社員を目指すなら、フリーター歴が浅く、年齢が若い20代のうちに行動に移すのがおすすめです。年齢が若ければ、スキルや経験よりもその人の人間性や将来性を評価する「ポテンシャル採用」が狙えるので、就活に有利といえます。
また、企業によっては、採用時にフリーター期間の長さを不安視することも。そのため、フリーター期間はできるだけ長引かせないほうが、正社員として就職しやすくなるでしょう。
企業側がフリーター採用時に抱く懸念点を払拭することも重要
就職を成功させるには、企業がフリーターに抱きがちな不安要素を払拭することが大切です。企業がフリーターを正社員として採用する際に懸念しやすいのは、「入社してもすぐに辞めてしまわないか」「責任を持って仕事をしてくれるだろうか」「フリーターと正社員の働き方にギャップを感じていないか」といった点。履歴書や面接で正社員になりたい明確な理由と就業意欲を伝えれば、採用担当者も安心してくれるでしょう。フリーターから正社員になる方法はいくつかありますが、おすすめは以下の方法です。
フリーターから正社員になるおすすめの方法
自身の性格や状況に合った方法を選べばOKなので、まずはそれぞれの特徴を知りましょう。
フリーターとして従事する仕事を気に入っている場合は、アルバイト先に正社員登用制度がないか確認してみましょう。正社員登用制度とは、契約社員やアルバイトなどの非正規雇用社員から正社員へ転換する制度のことです。試験や面接を突破すれば、アルバイトから正社員になれます。
正社員登用制度の仕組みについて詳しく知りたい場合は、「正社員登用制度とは?読み方や必要な実績・試験について解説!」をチェックしてみましょう。
厚生労働省が運営するハローワーク(公共職業安定所)を利用する方法もあります。ハローワークは、フリーターをはじめ、新卒者や転職希望者など誰でも利用できる点や、求人数の多さが特徴です。扱う求人は地域に特化したものが多く、地元で正社員として就職したいフリーターの方に向いています。
ハローワークの利用方法については、「ハローワークの使い方は?利用の流れとポイントを徹底解説」を参考にしてみてください。
求人サイトとは、求人を掲載するWebサイトのことです。多くの求人が掲載されているので、選択肢を広げて仕事を探したいフリーターの方に向いています。求人サイトを利用する際は、検索窓に「正社員」「未経験者歓迎」のように入力して探せば、フリーターから目指しやすい正社員の求人を絞り込むことが可能です。
また、新卒で就職した会社を3年程度で離職しフリーターになった場合は、「第二新卒歓迎」の求人を探すのがコツ。興味のある求人を見つけたら、応募フローに沿って会社と直接やり取りを行いましょう。
派遣の働き方の一つである「紹介予定派遣」を利用して正社員を目指すのも手です。紹介予定派遣とは、派遣社員として派遣先企業で最長6ヶ月働いたうえで、派遣先と派遣社員の合意のもと正社員として直接契約を行う仕組みを指します。
一度、フリーターから派遣社員になる必要はあるものの、正社員として雇用契約を結ぶ前に職場との相性を見極められるのがメリットで、断ることも可能です。詳しくは、「紹介予定派遣の実態とメリットを解説!正社員になるコツとは」で解説しています。
一人で正社員を目指すのが不安なフリーターの方は、就職・転職エージェントのサポートを受けてみましょう。就職・転職エージェントとは、民間の企業が提供する就職(転職)支援サービスのこと。求人紹介から内定までトータルサポートを受けられます。「適性に合う仕事が知りたい」「面接練習のやり方が分からない」といった悩みをプロに相談できるため、不安を解消しながら求職活動を進められるのがメリットです。
年齢の若いフリーターの方は、「20代向け」「若年層向け」のエージェントを選ぶのがポイント。未経験から応募しやすい求人を豊富に扱っているので、効率的に求職活動を進められます。反対に、「ハイクラス転職」や「ミドル世代向け」のエージェントを使うと、ミスマッチとなり就活期間が延びる可能性があるので注意が必要です。
エージェントについて詳しく知りたい方は、「就職エージェントとは?活用するメリットやデメリットを知ろう」をご参照ください。
フリーターから正社員になった人の体験談
転職エージェントを利用してフリーターから正社員としての就職を成功させた人はたくさんいます。警備のアルバイトをしていたIさん(27歳)は、転職エージェントのハタラクティブで1社目に受けたエンジニアの仕事にスピード内定となりました。アドバイザーとの面接対策を万全にすることで、好印象を与えることができたそうです。繰り返しになりますが、フリーターから正社員を目指すのは一定の大変さがあるものの、決して不可能ではありません。しかし、以下の理由から就活がうまくいかずに、正社員就職の難しさを感じることもあるようです。
ここでは、フリーターの就職活動が思うように進まない主な原因を3つ紹介します。
フリーターから正社員になれない・うまくいかない原因
「正社員になると自由がなくなりそう」「今すぐ正社員にならなくてもいい」といった気持ちから正社員就職にためらいを感じてしまい、就活がうまくいかない場合があるようです。正社員になること自体に迷いがあれば、面接官に就職の本気度が伝わらず採用を見送られてしまう可能性があります。
また、正社員に対して「組織に縛られている」「自分の時間が取れない」といったマイナスイメージを抱いていることが、就職をためらう理由になっている場合も。正社員に良いイメージがなければ、就職活動に積極的になれないのは無理もありません。
とはいえ、フリーターから正社員として就職した方のなかには、「スキルを身につけるのが楽しい」「生活に余裕が出てプライベートが充実した」という意見もあります。
このコラムの「フリーターから正社員になるメリット・デメリット」では、フリーターから正社員になるメリットをご紹介しているので、「正社員は嫌だ」と感じているフリーターの方はぜひ最後まで読んでみてください。
就職活動がうまくいかない理由として、一度就活に失敗した経験から「フリーターから正社員になるのは難しい」と考えていることも挙げられるでしょう。経歴に自信がなければ、周りの候補者がみな優秀な人材に見えてしまい、就活に消極的になってしまうこともあるかもしれません。
たしかに、就職活動は簡単ではありませんが、未経験者を積極的に採用し、一から教育する環境を整えている企業はたくさんあります。少しでも正社員の働き方に興味があるのなら、あきらめずに挑戦してみるのがおすすめです。
正社員になる意欲はあるものの、間違った就職活動をしているとフリーターから正社員就職を叶えるのは難しいでしょう。正社員とフリーターでは企業の求める人物像が異なるため、アルバイトの面接と同じように正社員の面接を受けてもうまくいきません。
正社員になるには、仕事をするうえで必要なビジネスマナーや働く姿勢が備わっているかをアピールするなどのコツがあります。「正社員の募集に受からない…」と悩んでいる方は、このコラムの「【就職活動の基本】フリーターから正社員の目指し方」で就活の基礎をチェックしてみましょう。
そもそもフリーターとは誰のこと?
一般的にフリーターとは、15歳から34歳までの若者のうち、正社員ではなくパートやアルバイトで生計を立てている人を指します。無職であっても、正社員求人やパートやアルバイトの仕事を探している15~34歳の方はフリーターに含まれるのが特徴です。フリーターと正社員の違いは、収入や待遇、社会的信用度などです。雇用の安定性やキャリアの積みやすさなども異なるので、下記の表で確認してみましょう。
正社員 | フリーター | |
---|---|---|
収入 | 安定している | 不安定になりやすい |
給与形態 | 月給制が多い | 時給制が多い |
昇給 | 昇給額が大きい | 昇給額が小さい |
待遇(手当や社会保険など) | 充実している | 適用されない場合がある |
社会的信用度 | 高い | 低い |
雇用の安定性 | 安定している | 解雇のリスクがある |
キャリアの積みやすさ | キャリアを積みやすい | キャリアを積むのは難しい |
残業の有無 | 残業に対応する場合がある | 基本的に残業はない |
勤務時間や日数 | 会社の規定に従う | シフトを自由に決めやすい |
異動・転勤の有無 | 異動や転勤を行う場合がある | 配属先から異動や転勤はない |
正社員は基本給が設定されているため安定して収入を得られるほか、会社の業績や個人のスキル次第で収入アップが期待できます。対してフリーターは、時給制が一般的。働いた分だけ稼げるものの、欠勤が続けばそのぶん給与は少なくなります。
フリーターと正社員の違いは、「フリーターから就職する方法は?正社員になるメリットとおすすめの職種!」でも詳しく紹介しているので、興味のある方はあわせてご参照ください。
ここでは、フリーターから正社員になるメリットとデメリットをまとめました。
「正社員になりたいけど、まだまだフリーターでいたい」「できればフリーターを続けたい」と考えている方は、正社員になる必要性があるかどうかを確認してみましょう。
フリーターから正社員になるメリットには、下記のような内容が挙げられます。
正社員になれば収入や雇用が安定するほか、社会的信用度がアップするため、結婚や出産、子育て、介護などのライフイベントが発生したときにも安心して対処できるでしょう。また、スキルアップやキャリアアップの機会に恵まれており将来の目標を立てやすいのも、正社員になるメリットです。
対して、フリーターから正社員になるデメリットは下記のとおりです。
フリーターから正社員になることで、仕事に対する責任が増すことやプライベートの自由がなくなることをデメリットに感じることがあるようです。
しかし、正社員は安定した収入を得られるため、ワークライフバランスを実現しやすく、フリーターのままでいるよりもプライベートが充実する可能性があります。年齢が若いうちは「今やりたいことが優先」と思うかもしれませんが、長い目でみれば正社員になったほうが良いこともあるでしょう。特に、年齢を重ねたときの収入面の不安は、できるだけ若いうちに払拭しておくのがおすすめです。
フリーターと正社員の賃金は年齢によって差が出る傾向にあります。フリーターから正社員を目指すかどうか迷っている方は、両者の給与事情について確認しておくと良いでしょう。
厚生労働省の「令和5年賃金構造基本統計調査の概況」によると、年齢別の正社員とフリーターを含む非正規雇用社員の賃金(男女計)は下記のとおりでした。
年齢階級 | 正社員・正職員 | 正社員・正職員以外 |
---|---|---|
~19歳 | 19万2,800円 | 17万700円 |
20歳~24歳 | 22万8,700円 | 19万4,800円 |
25歳~29歳 | 26万3,600円 | 21万6,400円 |
30歳~34歳 | 29万4,100円 | 22万1,400円 |
35歳~39歳 | 32万7,000円 | 22万500円 |
全年齢 | 33万6,300円 | 22万6,600円 |
参考:厚生労働省「令和5年賃金構造基本統計調査の概況(p.12)」
正社員と非正規雇用社員の賃金差は、10代~20代の場合はそれほど大きくないものの、全年齢まで範囲を広げてみると約11万円に広がります。できるだけ早い段階でフリーターから正社員になれば、将来的にもらえる給与の差も少なく済むでしょう。
フリーターと正社員の収入の違いについてより詳しく知りたい方は、フリーターの時給別に具体的な月収や年収をご紹介するコラム、「フリーターと正社員の収入の違いはどれくらい?就職のためのコツも解説」をご確認ください。
参照元
厚生労働省
令和5年賃金構造基本統計調査 結果の概況
独立行政法人 労働政策研究・研修機構の「ユースフル労働統計 2023 労働統計加工指標集」によると、大学を卒業後60歳までの生涯賃金は、正社員・非正規雇用社員それぞれ以下のような金額でした。
男性 | 女性 | |
---|---|---|
正社員 | 2億4,740万円 | 1億9,800万円 |
非正規雇用社員 | 1億4,010万円 | 1億1,920万円 |
参考:独立行政法人労働政策研究・研修機構「ユースフル労働統計 2023 労働統計加工指標集(p.300(p.315)」
正社員の生涯賃金は男女ともに2億円近くあるものの、フリーターが非正規雇用社員を続けた場合の生涯賃金は1億5,000万円に届かず、その差は歴然です。フリーターを続けるか正社員を目指すかを考える際は、「今の収入のままで良いのかどうか」「今後のライフプランに影響はないか」も考えてみると良いでしょう。
生涯賃金について興味のある方は、「生涯賃金とは?学歴別や企業規模別に具体的なデータをご紹介」のコラムも参考にしてみてください。
参照元
独立行政法人 労働政策研究・研修機構
ユースフル労働統計2023 ―労働統計加工指標集―
「フリーターと正社員どっちがいいの?」と迷っている方は、同じような悩みを抱えるフリーターの意見を参考にしてみることをおすすめします。
ここでは、若年層向けの就職・転職エージェントであるハタラクティブが実施した「若者しごと白書2024」の結果をご紹介するので、比較してみてください。
ハタラクティブの「若者しごと白書2024」によると、フリーターから正社員になりたい理由は以下のとおりです。
正社員としての就職を希望するフリーターの多くが、「今より多くの収入を得たい」「長期的に安定して働きたい」と考えていることが分かります。アルバイトで収入や雇用が不安定なフリーターにとって、収入アップや安定した雇用は、大きな魅力となっているようです。
前述の「若者しごと白書2024」では、フリーターから正社員になりたくない理由についてもまとめています。
フリーターが正社員になりたくない理由の1位は「プライベートの時間が制限されると思うため(32.1%)」、2位は「組織に縛られたくないから(31.3%)」でした。
どちらも、「正社員=自由がない」というイメージからくる意見ですが、実際は正社員のなかにも自由度の高い働き方は存在します。フレックスタイム制やリモートワークを導入して、自ら働く時間や場所を選択できる場合もあるので、あまりイメージに囚われ過ぎないようにしましょう。
参照元
ハタラクティブ
若者しごと白書2024
フリーターから正社員になるためには、就職活動の基本を押さえておくことが大切です。以下の5つのポイントを参考にしてみてください。
【就職活動の基本】フリーターから正社員の目指し方
それぞれ、以下で詳しく解説していきます。
冒頭でも触れましたが、フリーターが正社員を目指すなら、企業から若さやポテンシャルを評価してもらいやすい「20代」が有利といえます。30代以降は、経験やスキルが重視されるようになるため、フリーターから正社員になる際のハードルがやや上がるのが現実です。
「20代だからまだ大丈夫」と就職を先延ばしにしていると、あっという間に時間は過ぎていくもの。正社員就職を迷っているのなら、挑戦しやすい若いうちに思い切って行動してみることをおすすめします。
自己分析とは、これまでの経験を振り返り、自分の強みを洗い出すことです。フリーター経験のなかから、印象に残っている過去の経験を書き出し、自分の強みや価値観を明確にしてみてください。
強みや価値観が分かれば、正社員採用の場でよく聞かれる志望動機や自己PRで効果的にアピールできるでしょう。
企業研究とは、企業の公式Webサイトや募集要項から事業内容や理念、求める人物像などの情報を集める作業です。あらかじめ会社の特徴を調べて理解を深めておけば、「相性」が分かります。情報収集を徹底することが、ミスマッチの会社に入社するリスクを防ぐことにつながるでしょう。
フリーターの経歴のみで就職活動をするのが不安な場合は、希望する職種に役立つ資格を取得し、自信をつけるのも手です。たとえば事務職なら、マナー・接遇スキルを証明する「秘書検定(2級以上)」、パソコンの基本スキルを証明する「MOS(Microsoft Office Specialist)」、経理事務で役立つ簿記の知識を証明する「日本商工会議所簿記検定(2級以上)」などが役立つ可能性があります。
ただし、資格の取得に時間がかかる場合は、無理に資格を取得する必要はありません。資格によっては、年単位でしか試験日が設けられていないものもあり、就活の期間が長期化する恐れがあるためです。面接で、「●●の資格を取得を目指して勉強中です」のようにアピールすることもできるので、よく考えてから取り組みましょう。
仕事探しの条件は、多過ぎてもうまくいきません。理想をすべて満たせる求人を探すのは難しいため、希望条件に優先順位をつけましょう。希望が多い場合は、「この条件がないとすぐに辞めてしまいそう」という観点で条件を3つに絞ってみると、応募する求人を決めやすくなります。
フリーターからいきなり即戦力を求められる求人に応募しても、正社員の経験がない状態から内定を得るのは難しいといえます。ある程度経験を積んでから転職する方法もあるので、まずは自分の状況に合った求人を選んでみてください。「パソコンが得意」「コミュニケーションスキルがある」など、自分の特性を活かせる仕事を見つけましょう。
「未経験OK」「経歴不問」「フリーター歓迎」に注目しよう
フリーターの方が正社員を目指す際は、「未経験OK」「経歴不問」「フリーター歓迎」の求人が狙い目です。このような記載のある求人は、入社後に必要なスキルを教育することを想定しているため、フリーターの方が受かりやすい「ポテンシャル採用」を行っている可能性があります。フリーターから正社員を目指しやすい職業は、以下のような未経験者を歓迎する求人が多い職種です。
以下で詳しく解説します。
ITエンジニアは、フリーターから正社員を目指しやすい職業の一つ。急速に発展し続けているIT業界では、プログラマーやシステムエンジニアといったITエンジニアが不足傾向にあり、経験不問の求人が多いのが特徴です。
未経験から働きながらスキルを身につけられるほか、将来的にフリーランスのエンジニアになる道もあります。さらなる事業・サービスの拡大も見込まれるため、安定した雇用と自由度の高い働き方を目指したいフリーターの方におすすめです。
正社員
エンジニア
年収 660万円 ~ 1,020万円
未経験OK,学歴不問,諸手当あり,残業少なめ,プライベート重視
介護職は、介護施設や事業所を利用する高齢者が安心して生活できるよう、食事介助や入浴介助といった身体介護や身の回りのお世話を行う仕事です。高齢化の進む日本では、ニーズに対して介護人材が不足しているため、未経験者を歓迎する求人が非常に多くあります。男性・女性ともに需要があり、若く体力のある人材は重宝されるでしょう。
また、正社員として就職後に「介護職員初任者研修」や「介護福祉士実務者研修」などの資格を取得すれば、収入アップを図れたり転職を有利に進められたりする可能性があります。
正社員
介護職
年収 297万円 ~ 351万円
大手企業,安定的な仕事,未経験OK,賞与あり,昇給あり,残業少なめ,諸手当あり
会社が提供する商品やサービスを売り込む営業職は、どの業界でも需要の高い職種です。コミュニケーション能力や分析力といったスキルが重視されるため、適性があれば未経験から従事できます。
「営業=ノルマが厳しい」というイメージを持つ方もいますが、すべての営業職にノルマがあるわけではありません。営業職のなかでも、既存客との取引やニーズ調査を行う「ルート営業」はルーティンワークが多いので、正社員未経験のフリーターの方も始めやすいといえます。
なお、業務で「普通自動車第一種免許」が必要な求人もあるので、事前に確認するようにしてください。
正社員
営業・ソリューション提案
年収 552万円 ~ 883万円
未経験OK,賞与あり,昇給あり,諸手当あり
施工管理職とは、主に建設工事現場で監督や指導を担う職種を指します。必須となる資格はないため、未経験から挑戦することが可能です。また、施工管理職は、ビルやマンションの建設現場、公共事業など需要が幅広いため、掲載求人数も多い傾向にあります。「モノづくりに興味がある」「体力に自信がある」といったフリーターの方におすすめの職業といえるでしょう。
正社員
建設プロジェクトマネジャー (施工管理)
年収 367万円 ~ 567万円
大手企業,安定的な仕事,未経験OK,賞与あり,昇給あり,諸手当あり
接客・販売スタッフは、商品やサービスを提供するのが主な仕事です。正社員求人が多い職種としては、アパレルや家電量販店の販売員、飲食店・宿泊施設・ブライダル・テーマパークのスタッフなどが挙げられます。
接客・販売スタッフの仕事の特徴は、どのスタッフも同じレベルの接客ができるように、マニュアルや入職後の教育体制が整っていること。そのため「正社員として働けるか不安…」というフリーターの方も安心して従事できます。
正社員
アパレル販売職
年収 300万円 ~ 420万円
大手企業,安定的な仕事,未経験OK,賞与あり,学歴不問,昇給あり,諸手当あり,残業少なめ
コールセンターでのオペレータースタッフの仕事は、お客さまに対する受電と架電の2パターンです。受電の場合はインバウンド業務といい、お客さまからの問い合わせや商品の受注、クレーム対応などを行います。架電の場合はアウトバウンド業務といい、アンケート調査や商品・サービスの提案などを行うのが一般的です。
どちらもマニュアルが整備されている傾向があるので、未経験のフリーターの方も始めやすいといえます。根気強く架電を続けたりクレーム対応をこなしたりするなかで、臨機応変に対応する力が身につくでしょう。
正社員
コールセンターオペレーター
年収 378万円 ~ 432万円
未経験OK,賞与あり,学歴不問,昇給あり,諸手当あり,残業少なめ,プライベート重視
工場作業員は、工場における製品や部品などの制作業務や、それにともなう原材料の搬入、燃料の補給といった雑務を行います。職場となる工場によって、携わる製品や部品は異なるので、自分が興味のある分野を探してみるのがおすすめです。
単純作業が多く、作業中はコツコツと集中できるのが魅力。「黙々と作業をこなすのが好き」というフリーターの方は、向いているかもしれません。
正社員
製造スタッフ職
年収 313万円 ~ 399万円
未経験OK,賞与あり,昇給あり,諸手当あり
フリーターから正社員としての就職を目指すなら、履歴書の準備や面接対策をしっかり行いましょう。正社員の面接では、アルバイトの面接に比べて応募者の人となりを注意深く見られます。社会人としてのビジネスマナーを理解していなければ、「常識がない」「意欲が低い」と判断されてしまう場合があるので気をつけてください。
企業にとって履歴書は、採用を判断する大事な書類です。履歴書を準備するときは、作成マナーを押さえて丁寧に書くことはもちろん、熱意やこれまでのフリーター経験など、少しでも多くのことをアピールしましょう。
マナー違反に該当するのは、履歴書を使い回す行為や誤字脱字、経歴詐称など。そのほか、履歴書の書き方や注意点は、「履歴書作成の基本!学歴や志望動機の書き方と封筒を使うときのマナー」をあわせてご覧ください。
アルバイト歴のみの場合も職務経歴書は用意すべき?
本来、職務経歴書は正社員の経歴を記載する書類です。しかし、フリーター歴が長く多様なアルバイト経験がある場合は、職務経歴書を用意してアピールにつなげられる可能性があります。特に、応募先の仕事でアルバイトで身につけたスキルや経験を活かせる場合は、履歴書とともに職務経歴書を用意したほうが良いでしょう。面接の服装は、スーツかオフィスカジュアルを意識しましょう。正社員の面接では、第一印象も重要な評価ポイントの一つ。選考の案内に服装に関する記載がなくても、TPOに応じた身だしなみや髪型を整えて面接に臨むようにしてください。
また、履歴書や職務経歴書などの応募書類はもちろん、カバンやスマートフォン、メモ帳、筆記用具といった持ち物も確認しておくことが大事です。当日になって慌てないよう、前日までに準備しておきましょう。
服装は「面接の服装はどうする?転職時のポイントを男女別に解説」、持ち物は「知っておきたい!面接時に必須の持ち物について」のコラムを参考に準備を進めてみてください。
正社員面接では、「志望動機を教えてください」「自己PRをお願いします」など、定番の質問があります。落ち着いて答えるためにも、面接でよく聞かれる質問には必ず回答を用意しておきましょう。
面接で定番の質問は、「面接でよくある質問と回答例を紹介!中途採用と新卒では内容が違う?」をご覧ください。面接で緊張するのが心配な方は、繰り返し練習して慣れておくのが効果的です。
フリーターから正社員になる理由は対策必須
フリーターから正社員を目指す際は、面接で「なぜ正社員になりたいのか」といった質問をされる可能性があります。回答する際は、「なんとなく将来を考えると正社員になったほうが良いと思った」のようなあいまいな理由を答えるのはNG。マイナスの印象を与える恐れがあります。志望動機では、「応募先企業でなければならない理由」を具体的に述べましょう。志望動機が「正社員になりたいから」「給料が良かったから」のようなどの企業にもいえる内容では、採用担当者に「うちの会社じゃなくても良いのでは?」と思われてしまいます。また、「社風に共感した」といったあいまいな動機は、入社後に活躍するイメージができないため評価されません。
志望動機には、競合他社にはない魅力や、採用担当者が納得できる理由が必要です。待遇面や漠然とした話は避け、応募先で働きたい理由を具体的に伝えましょう。
「大学在学時の就職活動で内定を得た企業へ就職したものの、採用当初の条件や待遇と大きく異なる点があり退職をし、アルバイトをしていました。しかし、アルバイトをしながら『好きな仕事を続けたい』『スキルアップして結婚後も働きたい』と将来のことを考えるようになり、正社員に挑戦することを決意しました。
また、私はアパレルショップでも就業経験があります。お客さまとコミュニケーションを図りながら販売をすることに楽しさとやりがいを感じていたため、相手の意図を汲み取ることや、予想を超える提案をするのは得意だと自負しております。その特性を活かして、売上に貢献できる人材を目指していきたいです。」
「志望動機が思いつかない…」という方は、例文を参考にしてみてください。
こちらの例文は、「フリーターから正社員へ!転職を成功させる志望動機の書き方や例文をご紹介」でご紹介しています。伝え方のポイントも解説しているので、ぜひ参考にしましょう。
フリーターの方が正社員の求人を探す際、ついつい第一印象や給与の良さなどで応募先を選んでしまうこともあるでしょう。しかし、労働環境が劣悪なブラック企業が紛れている場合があるので、注意して求人を選ぶことが大切です。
ここでは、労働環境が悪いとされる「ブラック企業」を見極めるポイントをご紹介します。
同じ条件の企業と比べて異様に高い給与額を掲載している場合、1人あたりの業務量が多かったり、長時間の残業が発生したりする職場かもしれません。もちろん、給与が高いのは、企業努力によって従業員の待遇面を改善する動きの一環である可能性もあるので一概にはいえません。すぐに応募せず吟味するのがおすすめです。
同じ条件の企業に比べて離職率が高い職場は、職場環境があまり良くない可能性があります。一時的に離職者が集中してしまったというケースもあるかもしれませんが、長期にわたって離職率が高い場合は、会社の経営自体に問題がある可能性も考えられるでしょう。
会社の口コミの評価が著しく低いときは、本当にそのとおりの状況なのかを調べてみる必要があるでしょう。ただし、口コミは誰でも書き込めるため、間違った情報が載ってしまうこともあります。信じ過ぎず参考程度にチェックするようにしましょう。
ブラック企業について詳しく知りたい方は、「ブラック企業の特徴とは?入社前に見極める方法と対処法を解説」のコラムもチェックしてみてください。
「労働環境の悪い職場を見分けられない…」「ブラック企業に応募してしまいそうで不安」というフリーターの方は、就職・転職エージェントの利用がおすすめです。
就職・転職エージェントでは、専任のアドバイザーが労働環境はもちろん、給与の詳細や待遇面、人間関係といった詳細な情報を教えてくれます。プロ目線でおすすめの求人を紹介してくれるので、安心して応募ができるでしょう。
ハタラクティブ在籍アドバイザーから正社員を目指す人に向けてのアドバイス
「フリーターから正社員に就職できるのか不安…」「経歴や学歴に自信がないと正社員になれないのではないか」と心配なフリーターの方もいるでしょう。しかし、フリーターから正社員就職を成功させることは可能です。参照元
独立行政法人労働政策研究・研修機構
労働政策研究報告書 No.213大都市の若者の就業行動と意識の変容―「第5回 若者のワークスタイル調査から―」
また、ハタラクティブでは正社員経験がないフリーターの方への就職支援を行っています。キャリアアドバイザーがあなたの強みや適性を引き出し、一人ひとりに合ったサポートを実施。「自分の経歴に自信がない」という方もぜひ一度ご相談ください。
ハタラクティブキャリアアドバイザー後藤祐介からのアドバイス
丁寧な面談や1分程度でできる適職診断を活用しながら、一人ひとりに合った仕事をじっくりお探しいたします。サービスはすべて無料。「まだ正社員に踏み出すか迷っている」というフリーターの方も、ぜひお気軽にご利用ください!
ここでは、フリーターから正社員を目指そうか迷っている方に向けて、よくある疑問をQ&A形式で解説します。
高卒フリーターから正社員になれますか?
正社員を目指すことはもちろん可能です。高卒フリーターは、年齢が若いうちに就職活動を始めるのがおすすめ。年齢が若ければ、未経験から正社員として採用されるチャンスが多いだけでなく、就職後に着実にキャリアを積むこともできます。「若い人材を育てていきたい」という会社は多いので、早いうちに正社員を目指しましょう。
30代フリーターから正社員になるのは遅いですか?
30代の方も、フリーターから正社員を目指せます。ただ、年齢を重ねるにつれて求められるスキルや経験が増えていくため、できるだけ早く行動を始めたほうが良いでしょう。就職のハードルは上がりますが、未経験から始められる仕事も数多くあるので安心してください。心配な方は、「30代フリーターは正社員に就職できる?成功に近づく方法や体験談をご紹介」のコラムもチェックしてみましょう。
正社員に活かせるフリーターのスキルはありますか?
フリーター時代に培ったスキルのなかには、正社員として就職後も活かせる場合があります。たとえば飲食店での接客のアルバイトで身につけたコミュニケーションスキルは、販売や営業の仕事にも役立てることが可能です。また、同じ職種内でフリーターから正社員を目指す場合は、業務に必要な基本的な知識が身についている場合があるので、評価される可能性があるでしょう。
フリーターから正社員として就職するのは難しいですか?
フリーターから正社員として就職するのは、準備や対策が必要なので一定の難しさを感じるかもしれません。しかしそれは、新卒や第二新卒、中途採用者も同じこと。しっかりと対策をすれば成功させられるはずなので、前向きに挑戦してみましょう。不安な方は、就職支援サービスのハタラクティブがサポートしますので、ぜひご相談ください。
ハタラクティブは、主にフリーター、大学中退、既卒、そして第二新卒の方を対象にした就職・転職サービスです。
2012年の設立以来、18万人以上(※)の就職・転職をご支援してまいりました。経歴や学歴が重視されがちな仕事探しのなかで、ハタラクティブは未経験者向けの仕事探しを専門にサポートしています。
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一人ひとりの経験、スキル、能力などの違いを理解した上でサポートすることを心がけています!
京都大学工学部建築学科を2010年の3月に卒業し、株式会社大林組に技術者として新卒で入社。
その後2012年よりレバレジーズ株式会社に入社。ハタラクティブのキャリアアドバイザー・リクルーティングアドバイザーを経て2019年より事業責任者を務める。
契約社員と正社員の違いとは?登用制度や無期転換についても解説
契約社員と正社員の違いについて知りたい方へ、それぞれの待遇やメリット・デメリットについて解説します。また、契約社員が無期転換する条件や正社員登用制度についてもご紹介していますので、自分に合った働き方を知りたい方はぜひお役立てください。
正社員の働き方とは?メリット・デメリットやほかの雇用形態との違いを紹介
正社員としての働き方には、どのような特徴があるのでしょうか。当コラムでは、正社員の働き方の特徴や、メリット・デメリット、ほかの雇用形態との違いをご紹介します。「正社員に求められることは何?」と疑問に思っている場合は、ぜひ参考にしてください。
アルバイトってどんな働き方?
フリーターとしてアルバイト生活をしている人も多いのではないでしょうか。実際アルバイトという働き方がどういうものなのか、103万の壁や保険など、正社員とは何が違うのか確認していきましょう。
フリーターと派遣社員の違いとは?正社員をおすすめする理由も解説
フリーターと派遣社員の違いが知りたい方へ、双方の働き方や特徴などを解説します。フリーターから就職を考える際は、派遣社員と正社員それぞれのメリット・デメリットを把握しておくと良いでしょう。どちらか悩んでいる方は、ぜひ参考にしてください。
紹介予定派遣とは?デメリットはある?フリーターや派遣との違いを解説
「紹介予定派遣とは?」と疑問を抱いている方に、このコラムでは働き方の特徴やメリットを解説します。また、紹介予定派遣として働くうえでの注意点も掲載。紹介予定派遣についての理解を深め、自分に合った働き方を検討する際の参考にしてみてください。
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