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3-1.現在の副業状況について
正社員の副業状況については、副業したことがない人は約8割を占める結果に。副業を認める企業は徐々に増えているとはいえ、実態としてはまだまだ普及していないことがわかります。
3-2.副業の内容
現在、もしくは過去に副業を行っていた人に、その副業内容を尋ねると、「懸賞・アンケートモニター(27.0%)」が最多で、次に「販売・サービス系(25.6%)」が入っています。
副業の内容
- 1位 懸賞・アンケートモニター(27.0%)
- 2位 販売・サービス系(25.6%)
- 3位 軽作業・物流・工場(16.1%)
- 4位 その他(14.2%)
- 5位 投資・シェアビジネス(10.9%)
※5位まで抜粋(複数回答)
副業の内容【男女別】
これを男女別で見てみると、男性の場合は「投資・シェアビジネス」といった資産運用系の副業や、「配達・ドライバー」といった肉体労働系の仕事が上位に入っています。一方、女性の場合は「販売・サービス系」や「オフィスワーク・事務系」など、現職の業務に近しいものが挙がりました。
また、女性の3位に入っている「その他」に関しては、スナックや居酒屋など、夜間中心の仕事が見受けられました。
男性フリーター
- 1位 懸賞・アンケートモニター(36.9%)
- 2位 投資・シェアビジネス(24.6%)
- 3位 配達・ドライバー(18.5%)
- 4位 営業(15.4%)
- 5位 軽作業・物流・工場(17.1%)
女性フリーター
- 1位 販売・サービス系(31.5%)
- 2位 懸賞・アンケートモニター(22.6%)
- 3位 その他(17.8%)
- 4位 軽作業・物流・工場(17.1%)
- 5位 オフィスワーク・事務系(8.9%)
※5位まで抜粋(複数回答)
3-3.副業する理由
副業する理由としては、「副収入を得たいから(61.7%)」「本業の収入だけでは不十分(47.4%)」「本業の収入だけでは将来的な不安がある(28.9%)」と、金銭的な理由が多く挙がっています。
正社員の「2-4. 仕事に満足していない理由」や「2-6. 仕事選びで重視していること」についても、収入に関する項目は上位に挙がっているため、正社員は収入を気にする傾向にあるようです。
副業する理由
- 1位 趣味などに充てる副収入を得たいから(61.1%)
- 2位 本業の収入だけでは生活をするうえで不十分だから(47.4%)
- 3位 本業の収入だけでは将来的な不安があるから(28.9%)
- 4位 自分のスキルを伸ばしたり、経験を得たりしたいから/時間にゆとりがあるから(15.6%)
- 5位 さまざまな分野の人とのつながりを持ちたいから(10.4%)
※5位まで抜粋(複数回答)
3-4.今後の副業への意向
現在副業していない人に対し、今後の副業への意向を尋ねると、半数以上が副業したいと考えています。
3-5.副業を検討する理由
「副業を検討している」と回答した人にその理由を尋ねると、現在副業をしている人の副業理由※とほぼ変わらない内容となりました。
3位の「本業の収入だけでは生活するうえで不十分だから」は49.9%と、現在副業を行っている人の副業理由と比較すると20ポイントも高く、収入への不安は副業意向と強く結びついていることがわかります。
副業を検討する理由
- 1位 趣味などに充てる副収入を得たいから(68.0%)
- 2位 本業の収入だけでは将来的な不安があるから(49.9%)
- 3位 本業の収入だけでは生活するうえで不十分だから(45.5%)
- 4位 自分のスキルを伸ばしたり、経験を得たりしたいから(17.2%)
- 5位 本業以外でやりがいを得たいから(13.0%)
※5位まで抜粋(複数回答)
3-6.副業を検討しない理由
副業を検討していない理由として、「時間的な余裕がないから(39.9%)」「体力的な余裕がないから(35.0%)」が横並びの結果となりました。
「2-5. 仕事で一番大切にしている価値観」で、正社員の男女ともに「プライベートを大切に働けること」が1位に入っていることからも、仕事を通して成長したいという考えよりも、プライベートの時間を重視したいという志向性が強いことがうかがえます。
副業を検討しない理由
- 1位 時間的な余裕がないから(39.9%)
- 2位 体力的な余裕がないから(35.0%)
- 3位 会社で禁止されているから(29.1%)
- 4位 面倒だから(22.5%)
- 5位 本業に支障をきたすから(14.3%)
※5位まで抜粋(複数回答)