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6-1. リスキリングに取り組んでいるか
リスキリングの取り組みについては、次のような結果になっています。「現在取り組んでいる」「現在取り組んでいないが、半年以内に取り組む予定がある」「現在取り組んでいないが、今後取り組みたいと思っている」という回答が、フリータは63.9%なのに対し正社員は73.0%と、正社員のほうがリスキリングに対して前向きに捉えていることがわかります。
正社員の場合、企業が人材育成のためにリスキリングを推奨し、研修やeラーニングなどの制度を整えているケースがあります。そのため、正社員のほうがリスキリングに取り組むハードルは低いといえるでしょう。
リスキリングに取り組んでいるか【フリーター】
リスキリングに取り組んでいるか【正社員】
6-2. リスキリングに取り組む理由
現在リスキリングに取り組んでいる、もしくは今後取り組む予定がある人にその理由を尋ねると、フリーター・正社員どちらも「収入を増やしたいため」が最多でした。それ以降の結果も、フリーターと正社員とでほとんど違いは見られません。
リスキリングに取り組む理由【フリーター】
リスキリングに取り組む理由【正社員】
6-3. リスキリングの実施方法
リスキリングの実施方法としては、フリーターと正社員ともに「書籍・テキスト」が半数以上を占めています。
リスキリングの実施方法【フリーター】
リスキリングの実施方法【正社員】
6-4. リスキリングで身につけたいスキル
リスキリングで身につけたいスキルとしては、フリーター・正社員ともに、「パソコンスキル」や「語学スキル」といった、どのような仕事でも活用できるスキルが選ばれています。
また、フリーターの「その他(10.3%)」の回答としては、医療事務や登録販売者など医療系の専門資格が多く目立ちました。
リスキリングで身につけたいスキル【フリーター】
リスキリングで身につけたいスキル【正社員】
6-5. リスキリングに取り組んでいない理由
リスキリングに「現在取り組んでおらず、今後も取り組む予定はない」と回答した人に、その理由を尋ねると、フリーターも正社員も、「今すぐ取り組む理由がないため」がもっとも多い結果となっています。ほかにも、「何を学べばいいかわからないため」や「勤務先に研修制度がないため」という回答もそれぞれ2割程度となっており、何をどう学べば自分のキャリアの助けになるかわからない人が一定数いることがわかりました。
リスキリングに取り組んでいない理由【フリーター】
リスキリングに取り組んでいない理由【正社員】
6-6. リスキリングによる志望度の変化
企業がリスキリングを推奨し研修や講習などのサポート制度を設けていた場合、就職活動や転職活動時に志望度が上がるかどうか尋ねると、次のような結果になりました。フリーターは「どちらとも言えない」が32.7%、正社員は「どちらかと言えば志望度が上がる」が35.6%ともっとも多くなっています。
「2-6.仕事選びで重視していること」においても、正社員の場合は「福利厚生」がランクインしていたため、正社員のほうが制度面を重視する傾向にあるといえます。
リスキリングによる志望度の変化【フリーター】
リスキリングによる志望度の変化【正社員】
調査概要
■調査目的:18歳~29歳のフリーター・正社員の働き方・キャリア観の把握
■調査期間:2022/12/06~2022/12/09
■調査方法:インターネット調査
■調査対象:18歳~29歳 男女
2022年11月時点で満18歳~29歳のフリーター、正社員男女
集計対象:2,000人
集計対象内訳
■中卒フリーター:57人
■高卒フリーター:372人
■専門卒フリーター:164人
■高専・短大卒フリーター:73人
■大卒フリーター:297人
■その他・フリーター:37人
■中卒正社員:4人
■高卒正社員:271人
■専門卒正社員:110人
■高専・短大卒正社員:42人
■大卒正社員:588人
■その他・正社員:15人
集計対象男女内訳
■男性 18~20歳 55人
■男性 21~23歳 205人
■男性 24~26歳 234人
■男性 27~29歳 258人
■女性 18~20歳 136人
■女性 21~23歳 299人
■女性 24~26歳 407人
■女性 27~29歳 406人
発行年:2023年2月
レバレジーズ株式会社 ハタラクティブ