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6-1. リスキリングの認知度
リスキリングの認知度についての結果は、下記のようになりました。
「リスキリング」という言葉を聞いたことがあると回答した割合は40.4%で、5割以上のフリーター・正社員が聞いたことがないと回答。雇用形態別に見ると、正社員のほうがフリーターより10ポイントほど認知度が高い傾向にあります。
経済産業省が2023年度からリスキリングを通じたキャリアアップ支援事業を開始するなど、国を挙げてリスキリング推進に取り組んでいるものの、リスキリングの「言葉も意味も知っている」と回答した割合は2割未満に留まり、18~29歳のリスキリングの浸透率の低さが明らかになりました。
リスキリングの認知度
リスキリングの認知度【雇用形態別】
6-2. リスキリングに取り組んでいるか
「リスキリングに取り組んでいるか」聞いたところ、次のような結果になりました。
「現在取り組んでいる」「現在取り組んでいないが、半年以内に取り組む予定がある」「現在取り組んでいないが、今後取り組みたいと思っている」という取り組みに関心を持つ回答が、フリーターは60.9%なのに対し正社員は64.8%と、正社員のほうがリスキリングに対して前向きに捉えていることが分かります。
リスキリングの認知度は低いものの、6割以上の方は、実際に取り組む、取り組みたいと思っているなど前向きな姿勢を示していることが分かりました。
リスキリングに取り組んでいるか
【フリーター】
リスキリングに取り組んでいるか
【正社員】
6-3. リスキリングに取り組む理由
リスキリングの意味を知っており、かつリスキリングに取り組んでいる、または今後取り組む予定のある人に対してその理由を尋ねたところ、フリーター・正社員共に「自分ができる仕事の幅を広げたいため」「収入を増やしたいため」という回答が上位を占めました。
正社員の4位には「昇進のため」という回答がランクインしています。政府がリスキリングを推奨していることもあり、従業員は昇進を目指して積極的にスキルアップを図っていると考えられます。
リスキリングに取り組む理由
【フリーター】
※3つまで回答
リスキリングに取り組む理由
【正社員】
※3つまで回答
6-4. リスキリングに取り組んでいない理由
リスキリングに「現在取り組んでおらず、今後も取り組む予定はない」と回答した人に、その理由を尋ねると、フリーターでは「何を学べばいいか分からないため」が34.3%、正社員は「取り組む時間がないため」が27.8%と最も多く挙げられました。また、リスキリングの必要性を感じていないことも理由として挙げられています。
フリーター・正社員別で見ると、「取り組む時間がないため」と回答した割合に違いが見られ、正社員のほうが12ポイント程度高いです。
リスキリングに取り組んでいない理由
【フリーター】
リスキリングに取り組んでいない理由
【正社員】
6-5. リスキリングを行って良かったこと
リスキリングを行って良かったと感じたことについて尋ねると、「できることの幅が広がった」が40.5%で最も多く、「仕事のモチベーションが上がった」「収入が増えた」の回答も多く挙がっています。
一方で、「特に無し」という回答が35.6%もありました。リスキリングによってまだ収入増加やキャリアアップといった具体的な成果を実感できていないと感じる方が一定数存在すると分かります。
リスキリングを行って
良かったこと
※3つまで回答