フリーターからの転職で正社員になるためのポイントとは

「フリーターから転職して正社員を目指したい」と考える方も多いのではないでしょうか。フリーターから正社員を目指す理由は人それぞれですが、「なぜ転職したいのか」といった自己分析が大切。理由を深く掘り下げ、転職の軸を明確にしましょう。このコラムでは、フリーターから転職して正社員を目指す場合の求職活動の進め方やポイント、注意点などを紹介しています。

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フリーターから転職して正社員を目指すことを決めたきっかけは？

フリーターから正社員を目指すきっかけは人それぞれですが、何かしらの動機によって「就職したい」と思うことが多いようです。では、フリーターから転職して正社員を目指すことになったきっかけには、どのような理由があるのでしょうか。以下で考察していきます。

・収入を増やしたくなった
・ボーナスが欲しくなった
・安定した職に就きたいと思った
・両親を安心させたいと思った
・いつまでもフラフラしている自分が嫌になった
・フリーターは遊んでいると思われた
・やりたいことは正社員になってもできると気づいた
・恋人との結婚を意識した
・仕事のやりがいを話す友人が羨ましくなった
・周りの友達がどんどん就職していき焦った
・いろいろな人と出会ってみたいと思った
・自分で社保に入っていないのが恥ずかしくなった　など

収入が少ないことを気にしているフリーターの方は多い傾向にあります。また、親に喝を入れられたケースや、友達に指摘されて急に恥ずかしさを覚えたケースなど、誰かの言葉に背中を押されたという人も多いようです。そのほか、「親が定年する年齢になってはじめて自分の状況に危機感を抱いた」「恋人との将来を思い描き、家庭を持つなら正社員として安定した収入を得ていなければと感じた」などの理由から、転職を決断する場合も。フリーターになった理由や、脱出しようと思ったきっかけは人それぞれですが、フリーター生活から抜け出そうと決心するには、どのような動機でも十分だといえるでしょう。

フリーターの転職活動の主な流れ

フリーターから転職して正社員を目指すことを決めたら、どのように転職活動を行えば良いのでしょうか。以下で転職活動の流れやポイントを紹介します。

自己分析を行い、転職の軸を明確にする

正社員への転職を考えたら、まずは自己分析をしっかりと行うことが重要です。また、正社員を目指そうと思った理由や目的を明確にするなど、転職軸をしっかりと把握することもポイントになります。自己分析については、「自己分析とは？就活や転職でどう使う？基本的なやり方をご紹介」のコラムでも基本的なやり方を紹介しているので、参考にしてみてください。

転職軸やこれまでの経験を踏まえて仕事探しを行う

転職軸が定まったら、これまでのアルバイト経験や持っている資格などを活かせそうな仕事を探してみましょう。あわせて、企業が求めている人物像とマッチしているかどうかもチェックしながら仕事探しを行います。

応募書類を作成する

気になる企業が見つかったら、応募書類を作成しましょう。丁寧さを心がけ、自己PRにつながるような積極性の見られる内容に仕上げることがポイントです。「応募書類で効果的な自己アピールをするポイントと例」のコラムでは、効果的な自己アピールを作成するポイントを紹介しているので、あわせてチェックしてみてください。

面接対策を行う

フリーターから正社員を目指す場合、面接対策も入念に取り組んでおきましょう。自信のない場合は、模擬面接を何度かくり返し行うことをおすすめします。もし、本格的な面接を想定して練習に取り組みたいという場合は、ハローワークや転職エージェントのサービスを利用して模擬面接を体験してみても良いでしょう。

フリーターからの転職で聞かれやすい面接の質問とは

フリーターから正社員として転職を目指す場合に、面接官によく聞かれる質問があります。以下のような問いに答えられるように、事前に準備しておくと良いでしょう。

・なぜこれまで就職をせずにフリーターを続けてきたのか
・なぜ正社員になりたいのか
・どうして今のタイミングで転職を考えたのか
・当社を選んだ理由は？
・仕事をする目的は何か
・なぜ新卒で就職しなかったのか
・フリーターの間にしていた仕事は何か
・アルバイト以外に行っていた活動は？　など

面接する側は、どうしてこれまでフリーターをしていたのか素朴な疑問を抱いているものです。これらの質問に対して、説得力のある答えを事前に用意しておくことが重要なポイントになります。間違っても、「就活が面倒だったから」「就活に失敗してそのままバイト生活を送っていた」といった受け答えをしてしまわないように注意しましょう。安易な答えでは不採用になってしまう恐れがあります。相手の知りたいことをきちんと提示できてこそ、就職への道が近づくといえるでしょう。「フリーターの正社員面接でよくある質問は？ふさわしい服装についても解説」では、フリーターの正社員面接でよく聞かれる質問や回答例を紹介しているので、参考にしてみてください。

フリーターから正社員への転職活動でつらいと感じるとき

転職活動を行っていると、フリーターという肩書きに気が引けてしまうこともあるようです。以下では、正社員への転職活動でつらいと感じることを紹介していきます。

アルバイト経験を職歴（キャリア）として見てもらえないとき

仕事をしていない期間があったり、アルバイト経験しかなかったりする場合、職歴がないと判断され、面接で不利になる場合もあります。このように、就活経験や社会人経験がないことが障壁となったときに、転職活動がつらいと感じることがあるようです。

アルバイトが忙しく、転職活動をする時間がないとき

フリーターとして働きながら転職活動をしようとしても、アルバイトが忙しくて時間がないと感じたときや両立するのが厳しいときに、つらいと感じることもあります。しかし、アルバイトで生活を賄っている場合は、転職活動だけに専念することは難しいでしょう。

転職活動が長引いて経済的につらい

不採用が続き、転職活動が長引くと、経済的負担が大きく、つらいと感じることもあるようです。

何度も不採用となる現実と向き合う瞬間

面接に何度も落ちてしまうことで、メンタル面に負担がかかり、つらいと感じることもあるようです。

上記のほか、「学歴や職歴がネックになったとき」「フリーター期間について質問されたとき」などの場合にも、転職活動がつらいと感じることがあるようです。また、面接に不慣れなことで、自分を出し切ることができないといったケースも。このようなつらさを乗り切ることも、正社員への道を進む上で重要といえるでしょう。

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監修者：後藤祐介キャリアコンサルタント

一人ひとりの経験、スキル、能力などの違いを理解した上でサポートすることを心がけています！

京都大学工学部建築学科を2010年の3月に卒業し、株式会社大林組に技術者として新卒で入社。
その後2012年よりレバレジーズ株式会社に入社。ハタラクティブのキャリアアドバイザー・リクルーティングアドバイザーを経て2019年より事業責任者を務める。

資格

• 国家資格キャリアコンサルタント
• 国家資格中小企業診断士

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