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履歴書に社名変更後の会社名を書かないのはNG?職歴の書き方を詳しく解説
更新日
この記事のまとめ
- 履歴書を書く前に以前勤めた会社が社名変更していないか確認が必要
- 履歴書に社名変更後の会社名を書かないのは基本的に避ける
- 履歴書には、旧社名のあとに社名変更した会社名を括弧書きで記載する
- 履歴書には複数回社名変更したり合併で変わったりしたことも事実どおりに書く
- 履歴書の職歴には齟齬がないように注意して書き、必ず見直す
退職後に前勤務先の名前が変わった場合、履歴書に社名変更した会社名を書かないといけないのか、どのように書いたら良いのか知りたい方もいるでしょう。このコラムでは、前職の会社が社名変更していた場合の職歴の書き方を詳しく解説。複数回社名変更していたり、吸収合併されたりした場合の書き方も例を交えて説明します。履歴書に職歴を書くときのポイントや注意点もお伝えするので、一緒に確認しておきましょう。
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履歴書には社名変更した前の会社名も書くのが基本
以前勤めていた会社が社名変更した場合、履歴書の職歴欄には在籍時の旧社名と現社名の両方を記載するのが基本です。社名変更後の会社名を記載していなくても、マイナス評価につながることは基本的にはありません。
しかし、現社名を書いていないと、正確な情報を記載していないことになります。採用担当者から「詰めが甘い」と評価される可能性もあるでしょう。履歴書を作成する際には、在籍していた会社が社名変更されていないか確認してから記載することをおすすめします。
退職後に社名変更された場合の履歴書の書き方
すでに退職した会社が社名変更していた場合の履歴書の書き方を具体的に解説します。
職歴には旧社名のあとに括弧書きで現社名を書く
社名変更されていた場合、履歴書には旧社名のあとに括弧書きで現社名を書くのが一般的です。社名変更の理由や時期について書く必要はありません。
<例>2018年4月 株式会社△△(現▲▲▲株式会社)入社
社名変更が複数回行われた場合は時系列に沿って書く
社名が複数回変更された場合、時系列に沿って1行に1社名ずつ書きましょう。職歴欄が十分にあるなら、変更された社名をすべて記載してください。職歴が多く社名が書ききれない場合には、入社当時の社名と現在の社名を「株式会社△△(現▲▲▲株式会社)」と書く方法もあります。
<例>
2018年4月 株式会社××入社
2020年4月 株式会社△△に社名変更
2022年4月 株式会社▲▲▲に社名変更
2024年3月 一身上の都合により退職
履歴書に自分の職歴を書ききれない方は「履歴書の職歴欄にはどこまで書くの?すべて記入できないときの工夫」もご覧ください。履歴書に職歴を書ききれないときの対処法や注意点をまとめています。
吸収合併・分社化による社名変更は事実どおりに書く
以前勤めていた会社が吸収合併や分社により社名を変更した場合も、実態に合わせて記載しましょう。吸収合併された場合は転籍と記載、分社した場合は分社化したあとに転籍した旨を書くのが一般的です。転籍した場合は新しく雇用契約を結ぶので、経験者数は2社として扱われます。
<吸収合併した場合の例>
2018年4月 株式会社Aに入社
2020年4月 株式会社Bと吸収合併して株式会社Cとなり、株式会社Cに転籍
2024年3月 一身上の都合により退職
<分社した場合の例>
2018年4月 株式会社Aに入社 B事業部に配属
2020年4月 B事業部が分社化して株式会社Cとなり転籍
2024年3月 一身上の都合により退職
履歴書の職歴の基本的な書き方
社名変更した場合の書き方とあわせて、職歴の基本的な記載方法も確認しておきましょう。
学歴から1行空けて職歴を書く
履歴書の職歴欄は、学歴を書いた行から1行空けて「職歴」と記載し、職歴を書き始めます。入社・退社の年月に間違いがないように気をつけましょう。正社員としての勤務経験がない場合でも、応募職種に活かせるアルバイトの経験があれば、職歴欄に書けます。経験した仕事の内容や配属先などを具体的に記載すると、アピールにつながるでしょう。
社名が長い場合も省略せず正式名称を書く
履歴書の職歴欄には、社名を省略せずに書きます。社名が長いからといって、株式会社を(株)にしたり有限会社を(有)にしたりせず、正式名称を書きましょう。
「株式会社」「有限会社」が会社名の前後どちらに付くのかも確認してから記載してください。
退職理由は書かなくても問題ない
職歴欄に退職理由を書くべきかどうかに決まりはありません。転職の回数が多く「一身上の都合により退職」という理由が履歴書に並んでいると、採用担当者にマイナスイメージを与える可能性があります。一方で、スキルアップや資格取得を目的とした退職であれば、理由を書けば自分をアピールできることもあるでしょう。
どのように書けば採用担当者に好印象を与えられるかを意識して、退職理由を書くかを判断してみてください。
履歴書の退職理由の書き方は「履歴書の退職理由はどう書くのが良い?書かないのはマナー違反?」のコラムで詳しく紹介しています。退職理由の書き方に悩んでいる人は、ぜひ目を通してみてください。
履歴書を書くうえでの注意点
履歴書を書くときは下記のポイントに注意しましょう。
- ・応募先や自分の経歴に合う履歴書を選ぶ
- ・手書きの場合は、下書きをする
- ・職務経歴書の内容と齟齬がないようにする
- ・誤字脱字や情報に誤りがないか、必ず見直す
履歴書の職歴欄の書き方は「履歴書の職歴欄はどう書く?ポイントを紹介!」でも詳しく説明しています。職歴欄の書き方に自信がない方は、あわせて確認しておくとよいでしょう。
また、履歴書作成のサポートや応募書類の添削を希望される方は、就職・転職エージェントを活用するのもおすすめです。就職・転職エージェントのハタラクティブでは、既卒や第二新卒、フリーターなどの若年層を中心とした就職支援サービスを実施。求人紹介から内定後のフォローまで一貫してサポートいたします。
求人紹介だけでなく、応募書類の添削も行っているので、履歴書や職務経歴書の書き方に不安がある方も安心です。マンツーマンで対応しているので、第三者目線でのアドバイスを受けられます。効率良く就職・転職活動を進めたい方は、まずはお気軽にご相談ください。
履歴書の職歴や社名が変更された際の書き方に関するお悩みQ&A
ここでは、履歴書の職歴や社名が変更された際の書き方に関するお悩みに回答します。以下を参考に疑問を解消しましょう。
履歴書に職歴を書く際のポイントが知りたいです。
職歴に志望先の応募職種に関わるものがあれば、業務内容も記載しましょう。
「△△業務で窓口を担当」「△△部で採用活動に従事」など簡潔に書くことでアピールできます。職務経歴書も一緒に提出する場合には、扱った製品やサービス、営業の実績なども記入すると分かりやすいでしょう。「転職するなら職務経歴書の記載方法をマスターしよう!」にも書き方のコツが載っているので参考にしてください。
社名変更後の会社名を書き忘れてしまったら?
変更後の社名を履歴書に書いたとしても、採用に直接影響が出るわけではありません。
しかし、採用担当者によっては詰めの甘さを指摘されることもあるでしょう。書き忘れや書き間違いを防ぐためにも、履歴書を書く前に在籍していた企業のWebサイトを必ず確認しましょう。
前職の勤務先が倒産・廃業していたらどう記入する?
以前勤めていた勤務先が倒産や廃業でなくなった場合、履歴書の職歴欄には書かなくても構いません△△株式会社 一身上の都合により退職」というように通常の書き方で良いでしょう。
しかし、倒産が理由で前職を退職している場合は「株式会社△△ 会社都合により退職」のように記載する必要があります。会社都合で退職した場合の理由の書き方については「会社都合退職の履歴書の書き方とは?状況別の記載方法や注意点も紹介」も参考にしてください。
在職中に社名変更した場合の履歴書の書き方は?
在籍中に社名変更した場合も、退職後の記載方法と同じです。
「株式会社△△(現▲▲▲株式会社)」のように、入社したときの旧社名のあとに括弧書きで変更後の現社名を書きましょう。転職活動で使用する場合は、その下に「現在に至る」「在職中」と記載します。在職したまま転職活動をしている方は「履歴書の職歴欄の書き方とは?在職中に転職活動を行う際のポイントも解説」にも目を通してみてください。
転職回数が多くても職歴に全部書くべきでしょうか?
転職回数が多い場合でも、履歴書には職歴をすべて記載することが基本です。
「職歴欄の行数が多い履歴書を使う」「入社と退社の年月を同じ行に書く」と、スペース内に収まりやすくなります。それでも記入スペースが足りない場合は、直近の3〜4社を記載しましょう。履歴書の書き方をはじめ、転職活動でお悩みの方は、ハタラクティブにご相談ください。プロのアドバイザーがマンツーマンとなり、応募書類の添削や面接対策などを行います。
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一人ひとりの経験、スキル、能力などの違いを理解した上でサポートすることを心がけています!
京都大学工学部建築学科を2010年の3月に卒業し、株式会社大林組に技術者として新卒で入社。
その後2012年よりレバレジーズ株式会社に入社。ハタラクティブのキャリアアドバイザー・リクルーティングアドバイザーを経て2019年より事業責任者を務める。
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