履歴書でブランクを前向きに伝える書き方!空白期間が長い場合はどうする?

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この記事のまとめ

  • 職歴のブランク(空白期間)とは、働いていない期間のことを指す
  • 履歴書にブランクが半年以上あると、採用担当者に厳しい目で見られることがある
  • ブランクの理由が病気療養や留学だった場合は、履歴書の職歴に事情を書く
  • ブランクがある人は、履歴書の志望動機や自己PR欄でスキルと意欲を伝える
  • ブランクがある人の転職活動では、働く意欲を前向きにアピールするのがコツ

職歴にブランク期間があり、履歴書の書き方が分からない方もいるのではないでしょうか。ブランク期間にマイナスイメージを抱く採用担当者もいるため、職歴欄への書き方や面接でどう説明するかは重要なポイントです。このコラムでは、空白期間の理由を上手に伝える方法をご紹介。また、履歴書の書き方は例文を交えて解説します。ブランク期間がある方は、ぜひ参考にしてください。

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転職活動におけるブランクとは?

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転職活動におけるブランクは空白期間とも呼ばれ、働いていない期間のことを指します。履歴書・職務経歴書には高校や大学卒業後の職歴をすべて書かなければならないため、ブランクを隠すことはできません。たとえ職歴に長いブランクがあったとしても、すべて正直に記載して面接に臨む必要があります。

履歴書の職歴にブランクがある=即不採用ではない

「ブランクがあると不採用になりやすい」と考える人もいますが、必ずしもそうであるとは限りません。企業の多くは、ブランク期間よりも人柄やスキル、ポテンシャルに注目しています。転職活動でブランク期間について聞かれたときは、「ブランク期間に何をしていたのか」「なぜ前職を辞めたのか」「なぜブランク期間ができたのか」など、企業側が気になることを丁寧に説明しましょう。大切なのは、ブランクができた理由と、その間に何をしていたかです。面接前に自己分析をしっかり行い、ブランクをポジティブに説明できる準備をしましょう。

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履歴書の職歴欄にブランク期間があるとどう見られる?

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履歴書の職歴欄にブランク期間があると、採用担当者は「仕事をしていない間は何をしていたのだろう?」と疑問に感じます。そのため、面接ではブランク期間についての説明を求められる可能性が高いでしょう。企業は志望動機や自己PRからだけでなく、ブランク期間の説明からも、応募者の考え方や人柄が自社に合うかを知ろうとしています。ブランク期間で何を学んだのか、仕事でどのように活かそうとしているのかを知ることで、ポテンシャルを測る意図もあるようです。

半年以上の長いブランクは厳しい目で見られやすい

履歴書に半年以上のブランクがあり、働いていない間に何もしていなかった場合は、厳しい目で見られやすいでしょう。「なぜすぐに転職しなかったのか」「働く意欲が低いのでは?」などのマイナスイメージを抱かれる場合があります。また、ブランクを理由に仕事の感覚が鈍っていることを懸念され、採用で不利になる可能性もあるのが現実です。
空白期間の長さに不安がある方は、「無職期間が長いと転職では不利?与える影響や効果的な過ごし方を解説」のコラムもご参考にしてください。

明確な理由のあるブランクは納得してもらいやすい

資格の勉強をしたり志望業界に関連する経験を積んだりなど、ブランクがある理由によっては「行動力がある」「計画性がある」とプラス評価になる場合もあります。ブランク中に得た経験やスキルが応募先の会社で活かせることをアピールできれば、選考で高い評価を得られるでしょう。

【ブランクの理由別】履歴書の職歴欄の書き方

【ブランクの理由別】履歴書の職歴欄の書き方の画像

経歴にブランク(空白期間)がある場合は、履歴書の職歴欄にもその旨を簡潔に記載する必要があります。以下でブランクの理由別に具体的な書き方をまとめたので、履歴書を書くときの参考にしてみてください。

病気や怪我でブランクができた場合

病気や怪我の療養でブランクができた場合、履歴書の職歴欄に事情を記載したうえで、現在は問題なく働けることを示すのがポイントです。療養中に資格取得や就職に向けた活動をしていた人は、その旨も記載してアピールにつなげましょう。

<例>
平成31年 3月 ○○株式会社入社
令和元年 9月 病気療養のため退職
(現在は回復しており、業務に支障はありません)

家族の介護でブランクができた場合

介護をはじめとする家庭の事情でブランクが生じた場合も、履歴書にその旨を記載しましょう。この場合も、現在は介護の必要がなく仕事に影響はないとしっかり伝えることが重要です。

<例>
平成31年 3月 ○○株式会社入社
令和元年 8月 家族の介護のため退職
(母の介護のために前職を退職しましたが、現在母は施設に入所しており仕事に支障はありません)

出産や育児でブランクができた場合

出産や育児によるブランクも、履歴書に事情をそのまま記載して問題ありません。子どものいる世代や主婦(主夫)をターゲットにした企業を目指す場合は、育児や専業主婦の経験も選考でアピールできるポイントになるでしょう。

<例>
平成31年 3月 ○○株式会社入社
令和元年 10月 出産及び育児のため退職

留学してブランクができた場合

留学によるブランクがある場合は、留学の目的と留学先が分かるように履歴書に記載します。また、履歴書の自己PR欄には、留学で得た学びや経験をどう仕事に活かすかを書くとアピールにつながるでしょう。

<例>
平成30年 4月 ○○株式会社入社
令和2年 3月 一身上の都合により退職
令和2年 4月 英語の語学学習のためイギリスに1年間留学

留学の目的を志望動機につなげよう

「やりたい仕事に語学が必要だったため」といったように、留学の目的が転職のためであれば選考で評価される可能性があります。面接で「御社のグローバル事業に貢献したい」「語学力を活かせる」とアピールできれば、志望度が高いと感じてもらえるでしょう。

アルバイトをしていた場合

ブランク期間中にアルバイトをしていた場合は、その旨を職歴欄に記載しましょう。一般的に職歴欄に書くのは正社員としての経歴だけのため、前職の退職後にアルバイトをしていたとしても、一見するとブランクがあるように見えてしまいます。そのため、職歴に空白ができてしまう場合は、アルバイトをしていた期間も履歴書に記載して、空白期間がないようにしましょう。アルバイト先が転職したい企業に関連のある職種や業界であった場合、転職に向けてアルバイトで経験を積んだとアピールするのも良い方法です。

<例>
平成30年 4月 ○○株式会社入社(アルバイト)
令和2年 3月 一身上の都合により退職

専業主婦やニートになっていた場合

ブランクに特別な理由がなく、専業主婦やニートになっていた場合は、履歴書の職歴欄に「一身上の都合により退職」と書けば問題ありません。志望動機や自己PR欄で入社への意欲をアピールしましょう。ブランク期間中に転職に向けて取り組んでいたことも記載できると、好印象を与えられます。

<例>
平成30年 4月 ○○株式会社入社
令和2年 3月 一身上の都合により退職

ブランクの長さに合わせて履歴書の対策を変えよう

ブランクの長さに合わせて履歴書の対策を変えようの画像

ここでは、ブランクの長さ別の履歴書対策について解説します。ブランクの長さによっては採用担当者が応募者に抱く印象が変わることもあるので、転職活動の際は自身の状況に合わせた対策が必要です。ブランクの長さごとにそれぞれまとめたので、参考にしてみてください。

1~2ヶ月程度

1~2ヶ月程度の空白期間であれば特にブランクの対策は不要で、選考で不利になることは基本的にないでしょう。転職活動に1~2ヶ月かかるのは一般的で、むしろ比較的早いペースであるといえます。人によっては引っ越しや家庭の事情などで、転職までに1ヶ月を要したという場合もあるでしょう。履歴書を見た採用担当者に1ヶ月の空白期間について尋ねられた場合は、その期間にしていたことを正直に話せば問題ありません。

3ヶ月~半年程度

3ヶ月~半年程度のブランクは許容範囲内とされるものの、その間に何をしていたかは採用担当者にとって気になるところです。そのため、履歴書の職歴欄に記載するか、面接の際に口頭で説明する必要があります。資格の勉強をしている、単純に時間がかかっているなど、転職活動の長期化には何か理由があるでしょう。転職を納得のいく結果にするために時間がかかっている旨を伝えられれば、マイナスに捉えられる可能性は低くなります。

半年以上

半年以上のブランクがある人は、企業側からの「問題なく働けるのかな?」という懸念が強まるため、前述と同様にブランクについて事情を説明する必要があります。加えて志望動機や自己PRなどで熱意・スキルなどをアピールできれば、マイナスイメージを払拭して採用に一歩近付けるでしょう。

1年以上

空白期間が1年以上ある場合、ブランクの背景についてより具体的な説明が求められます。期間が1年以上ともなると、たとえスキルアップのために勉強していたとしても「ブランクが長過ぎる」「ずっとひきこもりの生活をしていたのか?」という印象が強くなってしまうでしょう。ブランクによるマイナスイメージを少しでも払拭させるためには、ニートであった時期が長引いたことを反省する気持ちと、現在は前向きに就労したい意欲を履歴書や口頭でアピールする姿勢が大切です。

ブランクがある人向けの履歴書用志望動機&自己PR

ここではブランクがある人向けに、履歴書用の志望動機・自己PRを書くコツと例文をご紹介します。ブランクをカバーする志望動機や自己PRの書き方にお悩みの方は、以下を参考にしてみてください。

志望動機を書くコツと例文

履歴書に書くブランク期間は、志望動機につなげて説明できると効果的です。「○○に興味を持っていた、そのためブランク期間に△△をしていた」といった流れで説明できると、志望動機とブランクの理由に関連性を持たせられるでしょう。具体的には、以下のような例が考えられます。

<例>
「前の会社で教材の営業をしたことから、教育業界へ興味を持ちました。ブランク期間中は業界の知識を深めるため、子どもの支援をするNPOでアルバイトをしていました。家庭の事情で十分な教育を受けられない子どもたちと接するうちに、”教育格差をなくす”という目標を持つ貴社で働きたいと思うようになったため、志望いたします。」

自己PRを書くコツと例文

履歴書の自己PR欄では、ブランク期間を取り戻すための仕事への意欲や熱意など、前向きな気持ちを伝えましょう。ブランクが半年以上ある場合は、空白期間中に努力していたことについてアピールするとマイナス評価を受けにくくなります。自己PRの例は、以下のとおりです。

<例>
「前職では飲食店の接客スタッフとして仕事に従事していましたが、体力的な限界から体調を崩してしまい、半年前に退職しました。退職後は療養を経て、現在簿記2級の資格取得のために勉強しております。資格取得後も意欲的にスキルアップに努め、貴社の経理事務として貢献できるよう尽力したいと考えております。」

履歴書の自己PR欄の書き方については、「履歴書の自己PR欄の基本の書き方とは?新卒と転職での違いや例文を紹介」のコラムで詳しく解説していますので、参考にしてください。

履歴書の職歴欄にブランクがある場合の転職のコツ

履歴書の職歴欄にブランクがある場合の転職のコツの画像

職歴のブランク期間を上手に説明するには、ポジティブな理由にして志望動機につなげるといったコツがあります。ここでは、転職活動でブランク期間の理由を上手に伝えるコツを5つご紹介しますので、参考にしながら自身に当てはめて考えてみてください。

ブランク期間は気にし過ぎない

履歴書にブランク期間があるとどうしても不安になってしまいますが、ブランクについてあまり気にし過ぎないようにしましょう。採用担当者にとって応募者のブランクは気になるものの、採用の一番の判断基準にはなりません。面接で重要なのは、希望している会社にとって現在の自分が必要な人材であるとアピールすること。ブランク期間の有無にこだわらず、前向きに転職活動できるよう気持ちを切り替えることが大切です。

職歴は事実のみを書こう

履歴書の職歴には事実のみを書くようにしましょう。前職の在籍期間を延ばしてブランク期間をなくす、実際には働いていない嘘の職歴を書くといった行為は経歴詐称になります。嘘が明らかになると不採用になったり、採用後であっても内定取り消しになったりという事態になりかねません。選考でバレなかった場合でも、後から年金記録や源泉徴収票などから経歴詐称が発覚する可能性もあります。ブランクは正直に伝え、ニート期間をカバーする志望動機や自己PRで前向きな姿勢をアピールしましょう。

ブランク期間に得た資格や勉強したことを伝える

ブランク期間中に努力していた活動がある場合は、「ブランクがある人向けの履歴書用志望動機&自己PR」のように履歴書の自己PRで具体的に書きましょう。履歴書に自己PRを書く欄がない、または書き切れない場合は、面接の際に口頭でアピールしてOKです。ブランク期間を利用して就職・転職に向けて前向きに取り組んでいることが伝われば、積極的な印象を持たれる可能性が高くなるでしょう。

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職歴にブランク期間があるときの不安を解消するQ&A

職歴にブランク期間がある場合、転職活動で不利になるのではと不安に思う人もいるでしょう。履歴書にブランク期間があるときの不安を解消するQ&Aをまとめました。

ネガティブな理由はどう説明しますか?

ネガティブな理由もポジティブに説明しましょう。「働きたくなかった」といった理由でブランク期間ができてしまった場合でも、「やりたい仕事を模索していた」と前向きに説明するのがポイントです。「転職先が見つからない!空白期間が長引いた理由はなに?」のコラムでは、印象アップを狙える答え方をご紹介していますので、ご一読ください。

面接でブランクについて聞かれたら?

正直に答えて、就業への意欲をアピールするのがコツです。ブランクがあることは正直に認めて、今は前向きに働きたいと思っていることを伝えましょう。「履歴書の職歴欄にブランクがある場合の転職のコツ」で解説したとおり、ブランクを志望動機に繋げるのもおすすめです。
面接での答え方は「空白期間を面接で聞かれたら?「何もしてない」はOK?答え方や例文を紹介」のコラムを参考にしてください。

ブランク期間をごまかすとどうなりますか?

ブランク期間をごまかすことは経歴詐称にあたるため、内定後に嘘が発覚した場合は内定取り消しに、入社後なら減給・降格処分、最悪の場合は懲戒解雇になる可能性があります。経歴詐称は選考でバレなくても社会保険の加入履歴や源泉徴収票などから発覚するので、ブランク期間は最初から正直に伝えましょう。経歴詐称のリスクは「職歴詐称とは?応募書類作成時の注意したい点とバレた時のリスクを解説」のコラムでご紹介していますので、ご覧ください。

ブランク期間があると面接で落とされるのでは?

ブランク期間があるというだけで面接を落とされる可能性は低いでしょう。重要なのは、空白期間がある理由や、その間に何を得たかということです。そのため、履歴書では仕事への熱意や、応募先の会社で活かせるスキルなどを積極的にアピールする必要があります。ハタラクティブではブランク期間の説明の仕方はもちろん、応募書類の書き方や面接のコツも無料で対策を受けられるので、ぜひご利用ください。

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