自己PRの基本の書き方は?新卒と転職での違いや例文を紹介

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この記事のまとめ

  • 自己PRの役割は、採用担当に「この人と会ってみたい」と思わせること
  • 新卒の自己PRはポテンシャル、転職は実績をアピールする書き方が効果的
  • 自己PRは、企業の求める人材と合致した強みを前面に押し出すことが大事
  • 自己PR欄の書き方は「結論」からはじめると相手に伝わりやすい
     

「自己PRの書き方が分からない…」と悩む方に向けて、自己PRの役割や効果的な書き方、新卒・転職者それぞれのコツなどを例文つきで詳しく解説しています。「説得力のある自己PRが書けない」「なかなか面接に進めない」といった方は、きっとヒントが見つかるでしょう。そのほか、自己PRできるような強みや長所を見つけられないときのためのコツも掲載しています。参考にして、書類選考突破を目指しましょう。

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履歴書の自己PRの書き方

履歴書の自己PRは、限られた枠で十分にアピールするためにもしっかりと強みを伝えることが重要。アピール要素となる強みを最初に言い切り、説得力を持たせるために強みといえる根拠を記しましょう。

自分の強みを書く

履歴書の自己PRでは、最初に自分の強みを簡潔に書くことが大切です。結論から書き始めることでアピール要素となる自分の強みをしっかり伝えることができます。採用担当は多くの応募者の履歴書に目を通しているので、埋もれてしまわないためにも「結論からの書き出し」を徹底しましょう。

経験やスキルを言い換えて考えてみよう

経験やスキルを一言で表現できるよう言い換え、結論とします。たとえば、「サークルの会計担当では無駄を洗い出して、例年と変わらない活動費のなかから◯万円を予備費として捻出できた」なら「本質を見抜く力」「新しい視点を持てること」と言い換えられるでしょう。

強みの根拠となるエピソードを書く

単に強みを伝えるだけでは説得力に欠けるため、強みといえる理由の根拠を示しましょう。「△△の経験から✕✕を身につけたため」など、具体的なエピソードと紐づけて述べると伝わりやすいです。

仕事に貢献できる理由を書く

自己PRの要素となる強みが仕事でどう活用できるか、採用されたらどのように仕事・企業に貢献するのかを伝えます。仕事に活かせることをアピールしましょう。

履歴書の自己PR欄の役割は?

履歴書の自己PR欄の役割は、強みとなる業務上のスキルや経験をアピールし、採用担当に「この人
と会ってみたい」と思わせること。採用担当に応募者のことを「知りたい」と思わせる要素を盛り込みましょう。

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自己PRとは?企業が知りたい3つの要素

自己PRとは、「応募者が持っているスキルや経験」「そのスキルや経験が自社で活かせるか」を確認するための項目です。スキルや職歴から職務上の能力を推し量ることはできますが、具体的な業務とのマッチ度は判断することができません。そのため企業は、自己PRからそういった観点の判断をすることになります。自己PRを書くときは、企業の知りたい以下の要素を意識して作成することもポイントです。

これまでの経験

企業は、強みの根拠となるエピソードから、応募者がこれまでにどんな経験をしてきたかを読み取っています。人柄や考え方を把握するにあたり、人生経験は大きなヒントです。ただし、企業は「賞を取った」「全国で1位になった」など華やかな経験を求めているわけではありません。応募先の企業で活かせる強みがあるかを確認しています。

持っているスキルや強み

身についたスキルや知識、経験から得た強みなども、確認したい要素のひとつでしょう。それに加え、それらが自社で活用できるか、自社が求める内容かという観点も併せてチェックします。
たとえば、「自分の強みはひとつのことに集中できることです」とアピールをしても、応募先がマルチタスクや複数の業務を同時進行する傾向を持っていれば、ミスマッチが起こる可能性が高いです。

自己PRと長所は差別化しよう

「長所」は、業務で活用できる強みやスキルではなく、応募者の人柄を表す項目です。効果的に自分をアピールするためにも、業務への貢献具合を伝える自己PRと長所は分けて考えることが求められます。「自己PRと長所の違いって何?魅力的な伝え方と注意点も解説」のコラムも参考にしながら、伝えるべきことの差別化を意識しましょう。

今後の展望

応募者の持つスキルや経験を、応募先の企業でどう活かすのかという展望も、自己PRで伝えるべき要素のひとつです。冒頭で説明したように、自己PRは単に自分の強みへの言及だけでは不十分。採用メリットがあることを示すためにも、強みやスキルが応募企業でどのように活用できるかをしっかり伝えましょう。

自己PRの組み立て方の基本

自己PRを考えるときは、自分のスキルや経験の洗い出しから始めます。志望企業が求めるものと一致する強みを見つければ、好印象を与えることができます。一貫性のある文章にするためにも、以下の手順で「PRすべき自身の強み」を洗い出しながら文章を組み立てることが重要です。

1.過去の経験や身についているスキルを書き出す

過去の経験や自分のスキルを書き出してみましょう。「大学のサークルで会計を担当していた」「アルバイトで来客予測のスキルを身に着けた」など、具体的な内容と合わせて書き出すのがポイント。さらに、「サークルの会計担当では無駄を洗い出して、例年と変わらない活動費のなかから◯万円を予備費として捻出できた」「来客予測では天気や曜日だけでなく、過去のデータを参考にしたため前年度△%の売上に貢献した」のように数字を提示できると、説得力のある材料になります。

具体的な数字を提示できないときは?

数字で表すことができない業務や経歴をお持ちの方もいるでしょう。その場合は、以下の視点から自分の強みを見つけてみてください。

・業務をこなす中で、日常的に意識していたこと
・苦手を克服した経験と、その課題や経緯
・自分が得意としていることや、ポジティブに取り組んでいること

得意としていることは、自分では分からないこともあります。仕事のことで人に褒められた経験や、常日頃意識していたポイントなどを思い出し、なるべく詳細に書き出してみましょう。

2.志望する企業や職種で必要な能力を考える

自分の経験やスキルを書き出したら、応募先の企業で求められる能力を考えます。同じ業界でも企業によって求める人物像やビジョンは違うもの。また、同じ企業でも職種や担当業務によって、必要となるスキルや能力は異なるでしょう。
企業のポリシーや理念、募集要項の「歓迎するスキル」などを参照しながら、求められている能力を読み取ります。企業研究については「企業研究ってどうやるの?基本的なやり方と目的を解説」のコラムを参考にしてください。

3.自身の経験・スキルと企業が求める能力の一致点を見つける

自身の強みと企業の求める人材が出揃ったら、それらを照らし合わせてみましょう。「企業の求める能力に近いスキルや経験」を軸に、エピソードを整理します。

自己PRは企業が求める人物像に合わせる

自己PRでは、応募先の企業が求める人物像にマッチする強みを選びましょう。どういった人物・スキルを必要とするかは、企業ごとに異なります。どんなに輝かしい経歴でも、「うちの会社とは合わない」と判断されてしまったら選考は進みません。事前に企業分析・自己分析をしっかり行い、企業が求めるものに沿った自分の強みを洗い出してください。
また、経験やスキルだけでなく、「人間性」も採用を決める大事な要素となります。「企業の風土に合う人柄か」「既存の社員とうまくやっていけそうか」といった視点も判断基準に含まれることを覚えておきましょう。

4.洗い出したアピールポイントから重要なものをひとつ選ぶ

経験・スキルと企業の求める能力が合致したら、その中から特に伝えたいひとつに絞り込みます。強みをいくつも盛り込むと、内容が薄くなったりブレたりしてしまい、アピールポイントが明確に伝わりません。要素を詰め込み過ぎず、アピールする強みは1つに絞りましょう。

自己PRの記入欄は8割以上埋めよう

自己PRの文字数の目安は、欄の8割以上が埋まっていればOK。一般的には200字程度で埋まるようですが、使用する履歴書の自己PR欄のスペースに合わせ、狭ければ100~150字、広ければ400~600字程度と臨機応変に対応しましょう。もし企業から「◯文字以上/◯文字以内」などの指定があれば、それに従ってください。

新卒と転職では自己PRのアプローチを変えよう

新卒と転職者では求められているものが異なります。当然、アプローチも変える必要があるので要注意。以下の違いをチェックしましょう。

新卒は自己PRでポテンシャルをアピール

新卒の場合は社会人としての実績がないため、今後のポテンシャルが評価の対象です。志望意欲の高さや、人柄といった点が重視されます。
業務経験がないからこそ、今後の成長が見込めることをしっかり伝えましょう。「新卒の自己PRはどう書く?企業が知りたいことや基本の流れを押さえよう!」のコラムでは、新卒向けの自己PR例文を紹介しています。合わせてご確認ください。

転職は自己PRで即戦力としての実績をアピール

中途採用で求められるのは即戦力となる実力のため、実績や経験が評価のメインとなります。
中途採用枠に応募するのであれば、やる気や学ぶ姿勢も大切ですが、裏付けのある経験値が有効と覚えておきましょう。
ただし、第二新卒など年齢が若い状態での転職は、実績や実務経験よりも「社会人としての基礎力」「若年層ならではの柔軟さ」なども重視されます。在籍年数が短いにもかかわらず実績をアピールしても逆効果となる可能性もあるため、「第二新卒の強みとは?見つけ方や転職活動での自己PR方法を例文付きで解説」を参考にアピールポイントを確認しておきましょう。

就職・転職に活かせる自己PRの例文

ここでは、履歴書に書く自己PRの例文を紹介しています。これまで説明してきた「結論から書く」「根拠を示す」「仕事に貢献できることを伝える」を押さえた書き方なので、参考にしてください。

例文1

私の強みは「実行力」です。前職では不動産会社の営業職に従事してきました。そこでは「同期内で売上1位を目指す」という目標を立て、社内でもっとも成績の良い先輩の営業に同行させてもらい、提案力と傾聴力を磨いてきました。そうして半年後には、目標としていた同期内での売上1位と、エリア内でのMVP賞を頂くことができました。
そして、エリア営業の経験を通して「より地域のお客様に寄り添ったご提案をしたい」と実感いたしました。◯◯地区の顧客満足度90%以上を誇る貴社でこそ、この目標を実現できると考えております。前職にて電話対応・メール作成といった基礎的なマナーは習得済みです。これまでの営業経験を活かしながら、強みの実行力を発揮し、貴社に貢献いたします。

例文2

私の強みは「提案力」です。前職では保険会社の営業をしておりました。そこでの業務は、新規開拓が中心です。お客様のご自宅へ伺い、商品の訪問販売をすることがメインでした。
新規のお客様には、商品情報を説明するよりも、相手の話を聞くことを心がけました。日常的な会話の端々から、お客様がいま抱えている悩みや不安をキャッチし、求める商品を提案することで、売上を伸ばしてきました。
前職で培った提案力を、大好きな「洋服」という分野で活かしたいと考えています。アパレル業界は未経験ですが、貴社においてもこの強みを発揮し、事業に貢献いたします。

自己PRが思いつかないときの対処法

自分の長所や強みが分からず、悩んでしまう方もいるようです。筆が進まなくなってしまった場合のアピールポイントの探し方をお伝えします。

短所を長所に変換する

たとえば「神経質→細かいところまで見落とさない」「周りの意見に流されやすい→他人の意見によく耳を傾ける」など、短所を長所として捉えてみましょう。長所が思い浮かばないことに悩む方もいますが、それは謙虚な姿勢の裏返しともいえます。ネガティブに捉え過ぎず自分を振り返ることで、説得力のある自己PRにつながるはずです。

適職診断を使ってみる

インターネットで検索すると、無料で診断可能な適職診断や適性診断が見つかります。そういったツールを使ってみるのも良いでしょう。ただし、100%当てはまるとは限りません。あくまで補足や参考といった程度にとどめて有効活用してみてください。

周りの人に聞いてみる

自分では思い浮かばないときは、思い切って家族や友人に聞いてみるのもひとつの手です。別の視点から自分を評価してもらえるので、思いもよらない意見や新しい気づきに期待できます。また、周りの人からの客観的な評価は、自信にもつながります。ひとりで考え込まずに相談して、新しい視点で自分を見直してみましょう。

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履歴書の自己PR欄の書き方に関するQ&A

最後に、履歴書における自己PR欄の書き方に関して、よくある質問に回答していきます。

履歴書に書く自己PRが思いつきません。

思いつかないときは自己分析を行ってみましょう。
自己分析とは、過去の経験や感じたことを洗い出して「自分の価値観」「自分が仕事に対して求めるもの」「将来の希望」などを知る作業のこと。自己分析を行えば、自分の強みやアピールポイントが見つかるはずです。「自己分析とは?実施のメリットと就活・転職活動での必要性を解説」のコラムを確認しながら行ってみましょう。なお、自分で自己分析が難しいという場合はハタラクティブにご相談ください。専任アドバイザーが自己分析のサポートを行います。

履歴書と面接では自己PRを変えた方が良いですか?

変えてしまうと一貫性に欠けてしまうので同じで問題ありません。
ただ、面接のほうが自己PRについて深掘りされる可能性が高いです。履歴書に記載した内容を補足する気持ちで、そのときの気持ちや取り組む姿勢などを伝えましょう。「面接の自己PRの答え方とは?例文や長所の効果的なアピール方法を紹介!」のコラムも参考にしてください。

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