大学中退後の進路とは?正社員就職は難しい?就活成功のヒントを解説します

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この記事のまとめ

  • 大学中退後の進路には、「正社員」「フリーター」「再入学」などがある
  • 大学中退の理由は、「経済的理由」や「精神的理由」など人によってさまざま
  • 大学中退者が就職する場合、若さやポテンシャルをアピールできれば採用されやすい
  • 大学中退後に効率的に正社員を目指すなら、就職・転職エージェントに相談しよう

「大学中退後の未来はどうなるんだろう…」と、不安を抱えている方もいるでしょう。結論から言うと、大学を中退したからといってこの先の人生が決まるわけではありません。ただ、明確な目標がない場合は、できるだけ早く目標を見つけることが大切です。このコラムでは、大学中退後の選択肢や就職事情について網羅的にご紹介します。大学中退からの進路に悩んでいる方は、ぜひご覧ください。

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大学中退者の現状とは?

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ここでは、日本における大学中退者の人数や割合などを解説します。大学中退からの進路を考える際の基礎知識としてぜひお役立てください。

大学中退者の人数とその割合

文部科学省の「学生の修学状況(中退者・休学者)等に関する調査(令和3年度末時点)」によると、直近3年間の大学の中退者数は以下のとおりです。

年度中退者数中退率
2019年度7万4,129人2.50%
2020年度5万7,913人1.95%
2021年度5万7,875人1.95%

引用:文部科学省「学生の修学状況(中退者・休学者)等に関する調査(令和3年度末時点)

2021年度に大学を中退した人数は5万7,875人で中退率は1.95%。また、過去3年間の中退率は、1〜3%の範囲内で推移しているようです。大学生全体の人数から見れば少ない割合であることが分かるでしょう。
大学の中退率に関しては「大学の中退率は高い?低い?理由や就職に与える影響を解説!」にもデータが掲載されているので、ぜひチェックしてみてください。

参照元
文部科学省
学校に関する状況調査、取組事例等

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大学中退の理由とは?

学校を中退する理由は人それぞれです。この項では、学校を中退するに至った理由を解説しているので、ご自身の状況に当てはまるものがないかチェックしてみてください。
文部科学省の「学生の修学状況(中退者・休学者)等に関する調査(令和3年度末時点)」によると、大学を中退する理由には以下のようなものがあります。

大学を中退した理由中退者に対する割合
転学等16.3%
学生生活不適応・修学意欲低下15.7%
就職・起業等14.3%

引用:文部科学省「学生の修学状況(中退者・休学者)等に関する調査(令和3年度末時点)

資料によると、大学を中退する主な理由は「転学」「学生生活不適応・就学意欲低下」「就職」など。ほかにも、「経済的困窮」「学力不振」「心身消耗・疾患」などの理由により、大学を中退する場合もあるようです。

転学や就職といったポジティブな理由もあれば、「学生生活に馴染めなかった」「精神的な理由でつらくなってしまった」といったネガティブな中退理由もあります。「この理由であれば中退後も後悔しない」という基準はないので、自身の今の状況や環境に合わせて判断をすることが大切です。「大学中退の理由ランキング!面接や履歴書での伝え方・書き方も紹介」の内容も参考に、自分にとってどの選択が良いのかを探ってみてください。

経済的理由

文部科学省の「新型コロナウイルスの影響を受けた学生への支援状況等に関する調査(令和3年2月16日)」によると、2020年の4〜12月の期間に大学を中退した学生のうち、経済的理由による中退者は19.3%です。また、同省の「学生の中途退学や休学等の状況について」によると、2014年の経済的理由による中退の割合は20.4%でした。
このことから、経済的な理由での大学中退は新型コロナウイルス感染症の影響により増加したわけではなく、以前から一定数存在していたことが分かります。
中退の背景には、「両親の失業」「家族の病気による治療費」「バイトと学業の両立の困難」「家業の不振」「留年による学費支払いの困難」などが考えられるでしょう。

やりたいことが見つかった

大学中退の理由として、「やりたいことが見つかった」という場合が考えられます。たとえば、「時間を費やしたい仕事が見つかった」「芸能活動や起業に専念したい」「海外での夢や目標が見つかった」「本当に学びたいことのために転校したい」などです。
大学を中退することはマイナス要素になる可能性があるため慎重に考えたほうが良いですが、やりたいことが明確であり、周囲を説得できる内容であれば問題ないといえるでしょう。
ただし、目標を達成できなかった場合や挫折した際に、大学中退を後悔するリスクもあることを念頭に入れておくことが大切です。

精神的理由

大学中退の背景には、精神的な理由も考えられます。たとえば、「友人関係による孤独感」「大学生活に馴染めない不安感」「精神的な持病の再発や悪化」などです。
大学は自由度が高い反面、先生やクラスメイトと馴染めなければ、一人で過ごすこともあるかもしれません。大学選びのミスマッチにより、学校内での人間関係の悩みを相談できる人がいない場合、結果的に学業に支障をきたしたり、大学中退をしたりすることもあるようです。

学業不振

大学生のなかには、学業不振から中退を決意する方もいるでしょう。興味をもてない授業や学習の遅れによって、学業に挫折感を覚えることがあるようです。
また、授業を欠席したり課題の提出を怠ったりすることで、単位不足となり留年や大学中退を決意する場合も考えられます。

大学が合わない

中退する理由の一つに、「大学が合わない」ことも考えられるでしょう。たとえば、「希望する大学に進学できず、諦めざるを得なかった」「自分の価値観と学校の環境や人との相性が合わない」という場合に合わないと感じるようです。

参照元
文部科学省
学校に関する状況調査、取組事例等

大学中退した後の進路は?

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学校を中退したあとの選択肢は多岐にわたるため、あまり不安になり過ぎないようにしましょう。たとえば、学校中退後の進路としては、下記のような選択肢が考えられます。

大学中退後、違う学校に進学して勉強を続ける方は一定数いるようです。また、学業に未練がない場合は、正社員として就職したり公務員試験を受けたりする方もいます。進路が決まっていなければ、フリーターやニートをしながら将来を考える時間を作ってみても良いでしょう。
大学中退者の将来はどうなる?その後の進路をご紹介」では、中退後の進路を紹介しているので、ぜひ参考にしてみてください。

正社員として就職する

大学中退後の進路として、正社員就職を目指す選択肢があります。大学を中退した状態から正社員を目指す場合、最終学歴は高卒となるので、求人情報から応募条件を確認することが重要です。
ベンチャー企業やNPO法人では、学歴よりも人柄や能力を重視する傾向があるので大学中退者も挑戦しやすいでしょう。

大学中退者におすすめの就職先

中退者におすすめなのは、未経験者を歓迎するものや学歴不問でチャレンジしやすい下記のような職種です。

  • ・事務職
  • ・営業職
  • ・ITエンジニア
  • ・介護スタッフ
  • ・販売職
  • ・接客スタッフ
  • ・建設作業員
  • ・施工管理職

上記を参考に業界や条件に囚われず、視野を広げて仕事探しをしましょう。

公務員試験を受けて公務員になる

大学中退後に、試験を受けて公務員になる選択肢があります。公務員試験のなかには、高卒で受験できる枠が存在しますが、合格するためにはそれ相応の準備が必要です。
公務員試験対策を行っている予備校に相談し、試験内容や募集要項などを確認したうえで対策をすることをおすすめします。

資格を取得して専門職に就く

大学中退後、資格を取得して専門職に就くのも良いでしょう。就きたい仕事が明確な方にとっては自然な選択肢ともいえます。なかには、専門学校に再入学して、資格取得や技能訓練を受ける方もいるようです。
ただし、大学に在籍しながら資格取得が可能な場合もあるため、中退を決意する前に両立できないかどうか検討したほうが良いこともあります。また、目指す資格によっては、関連する学部の卒業が必要な場合があるので、十分に考慮しましょう。

ほかの大学や専門学校で学び直す

大学中退後、ほかの大学への再受験も一つの進路です。再受験の際には、志望校の必須科目や制度が以前とは異なる場合があることに注意しましょう。
また、手に職をつけたいという方には、専門学校への入学も良いでしょう。専門学校では、各種職業に直結する実践的な技術や知識を学べます。専門学校は大学とは異なりますが、高等教育機関として同じ位置づけです。

海外へ留学をする

大学を中退する前に海外へ留学するという選択肢もあります。特に、海外の大学で学んだり、外資系企業でキャリアを築きたいと考える方におすすめです。
ただし、留学をするには手続きが多いため、勢いや感情だけで実行するのはハードルが高い可能性があるでしょう。

アルバイトをしてフリーターになる

大学中退後にアルバイトとして働くことも一つの選択肢です。アルバイトは求人数が多く、未経験者歓迎や短期の仕事が豊富にあるため、急ぎで収入が必要な方に適しています。掛け持ちが可能なため、複数の仕事に挑戦できるでしょう。

起業してフリーランスになる

大学中退後にフリーランスとして働く選択肢もあります。プログラミングやデザイン、ライティング、動画編集などのクリエイティブスキルは、フリーランスでの案件が比較的豊富です。すでに特定のスキルをもっている場合は、それを活かして仕事ができるでしょう。

心身の不調が中退理由の場合は療養する方もいる

病気や怪我、精神的な疲れにより大学を中退した場合は、療養をする場合があります。大学中退後の目標が明確でない場合は、この期間を利用して親や友人と相談しながら進路を考えられるでしょう。
療養する際の注意点としては、適切な期間を設定すること。療養中は再出発する前の充電期間として捉え、メリハリをもって過ごすことが大切です。
また、療養中は空白期間として見られるため、就活時には具体的に何をしていたかを説明できるようにしましょう。

大学中退のメリット

大学中退のメリットには、「いち早く社会経験を積める」「大学でのストレスがなくなる」「やりたいことに集中できる」などが挙げられるでしょう。

大学中退のメリット

  • いち早く社会経験を積める
  • 大学でのストレスがなくなる
  • やりたいことに集中できる
  • 学費を払う必要がなくなる
  • 人間関係や環境をリセットできる

以下で詳しく解説します。

いち早く社会経験を積める

大学中退後すぐに就職する場合、同級生に比べて早く社会経験を積めるのは利点の一つ。仕事での多様な経験を通じてスキルを磨けるでしょう。
特に、経済的な困難に直面している場合には、就職して安定的な収入を得られることは大きなメリットといえます。

大学でのストレスがなくなる

大学中退のメリットの一つに、「在学によるストレスが軽減されること」が挙げられます。学業不振や学校生活への適応に苦しむ方にとっては、メリットといえるでしょう。

やりたいことに集中できる

大学に通うと、学業や学校生活に一定時間は拘束されます。なかには、「中退しなくても自由時間はあるだろう」という方もいるでしょう。しかし、1〜2年生は週に4〜5日程学校に通うことが一般的であり、単位取得や卒業要件に向けての取り組みが必要です。実習や研究が多い大学では、常に勉強に追われることも考えられます。
大学を中退すると、これらの制約から解放され、自分の興味ややりたいことに集中する時間をもてるでしょう。

学費を払う必要がなくなる

大学の授業料は、途中で留年や休学をしても免除されないのが一般的です。そのため、大学に行く意欲が低い場合は、中退する選択肢もあるでしょう。

人間関係や環境をリセットできる

大学中退をすれば、先生やクラスメイトと関わる機会はなくなるでしょう。そ大学は人が多く広いため、特定の人間関係に悩んでいても、接触を避けることは可能です。しかし、耐え難い場合や環境が合わない場合は、大学中退も選択肢の一つとなるでしょう。

大学中退のデメリット

大学中退のデメリットには、「後悔する恐れがある」「大卒以上の求人に応募できない」「面接で中退理由を聞かれる」などが挙げられます。

以下で詳しく紹介します。

卒業しなかったことに対して後悔する恐れがある

大学中退のデメリットの一つに、「卒業しなかったことに対して後悔する恐れ」が考えられるでしょう。大学中退を検討する方のなかには、「これまでの努力や学費が無駄になるかも…」「周囲と比べて自分は遅れているかも…」と焦りや不安を感じる場合があります。

大学卒業の資格がないため大卒以上の求人に応募できない

大学を中退すると、卒業の資格を得られないため、一部の求人に応募できない可能性があります。特に、大企業では大卒者を求める傾向があるため、応募が難しくなることも。
大学中退後も就職は可能ですが、選択肢が制限される可能性があることを考慮しましょう。
ただし、学歴にこだわらない企業や、経験・スキルを重視する職場も存在するので就職できないわけではありません。すでに大学を中退している方は安心してください。

面接で中退理由を聞かれる

大学中退のデメリットとして、面接で中退理由を聞かれることが挙げられます。特に、就職活動中は、履歴書の学歴欄と年齢を照らし合わせて、大学中退の経緯を詳しく聞かれることがあるでしょう。その際、大学中退の理由が明確でなかったり、ネガティブな内容だったりする場合は、説明が難しくなることも。人によっては「大学中退の経緯を追求されること」「理由をどう説明するか悩むこと」をデメリットに感じる場合があるでしょう。

中退の経歴があると就職活動の際の印象が悪くなる

病気や怪我、経済的理由といった避けられない事情があって中退したわけではない場合、就活の際に大学中退の経歴が印象を悪くする可能性があります。「努力が足りなかったのではないか」「困難な状況に直面したら逃げるのではないか」といった懸念を抱かれかねません。

大学の就職支援サービスを利用できなくなる

大学中退をすると、学校が提供する支援やサービスを受けられなくなるデメリットがあります。たとえば、学習相談室やキャリアセンターでの支援、図書館の利用などが制限されるでしょう。

奨学金の返済が始まる

大学中退をした場合、適切な手続きをして奨学金の受給を停止する必要があります。一般的に、中退後に奨学金の返済が始まり、滞納すると利子が加算され支払額が増える可能性も。返済が困難な場合は、返済額を減額したり、一時的な支払猶予を得たりすることが可能です。

空白期間ができると就職に影響が出る場合がある

進路が確定する前に大学中退をすると、空白期間が発生します。空白期間が長引くと、就職のチャンスが減少する可能性があるため、注意しましょう。空白期間ができると、何をしていたのかについて厳しい質問をされることも考えられます。

学び直したい場合は再び受験勉強が必要になる

大学中退をすると、再入学するのは難しいのが一般的です。中退後に再び大学へ行きたくなった場合、一から受験勉強をしなければなりません。お金や時間に限りがあったり、途中でやる気を失ったりして、再び大学に進学することを諦めざるを得ない場合もあるでしょう。

大学中退をする前に本当に辞めたほうが良いか見極めることが大事

大学を中退するかどうかの判断は非常に重要です。自分のなかで理由や原因を考え、ほかの人に相談することも大切。最終的な決断は自分自身で下すことになりますが、後悔しないために信頼できる人に相談することをおすすめします。

大学中退者が正社員として就職するのは厳しい?

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中退者も正社員になれる可能性はあるものの、大卒者と比較すると就職のハードルは高めなのが実情です。厚生労働省「若年者雇用対策の現状等について」に記載の、学歴別の就業状況を見てみましょう。

 正社員アルバイト・パート契約・派遣等無職
高校中退者6.5%69.6%6.5%4.3%
大学中退者11.2%57.1%5.1%8.2%
高卒者46.1%33.0%8.2%3.0%
大卒者77.0%9.9%5.4%0.8%

引用:若年者雇用対策の現状等について学校中退直後の就業状況(p16)

大卒者は7割、高卒者では4割以上が正社員として就職しているのに対し、大学等の中退者の就職率は1割程度に留まっています。また、中退者は5割以上がアルバイトやパートといった非正規雇用社員になっていることも分かるでしょう。
大学中退者の場合、「大卒以上」といった条件が設けられている正社員求人には応募できないことが要因の一つとして考えられます。

大学中退者が就職するには年齢が若いうちの行動がおすすめ

大学中退後に就職を目指す場合、できるだけ早めに行動するのが良いでしょう。就職市場には、20代の若い人材を一から育てたいと考え、学歴よりポテンシャルを重視する企業もあるからです。新卒よりも早く正社員として働き始めれば、そのぶん経験を多く積めるメリットもあります。
「大学中退したから就職は無理だ…」と諦めず、年齢が若いうちに就活を始めましょう。「大学中退者の就職を成功させる方法!厳しいといわれる理由とおすすめの仕事」では、大学中退からの就職事情や仕事探しのポイントを解説しています。

参照元
厚生労働省
第1回 今後の若年者雇用に関する研究会資料

大学中退後のキャリア形成を考えるポイント

大学中退後のキャリアを考える際のポイントには、「長期的な視点で続けられそうな仕事を選ぶ」「今後やりたいことを考えてみる」などが挙げられます。
以下でそれぞれについて詳しく解説します。

長期的な視点で続けられそうな仕事を選ぶ

大学中退後に自分に合ったキャリアを築くためには、将来を見据えた長期的な視点が重要です。急いで就職しても、その職場が自分に合わなかったり、転職を余儀なくされたりする場合もあります。焦らずにじっくりと自分の興味や能力に合った仕事を選ぶようにしましょう。

今後やりたいことを考えてみる

大学中退後、将来の方向性が定まっていない場合は、自分が今後やりたいことを見つけることが重要です。目標を見つけることで、大学中退から先に進めることも。自分が幸せを感じるのはどのようなときかを考えることで、内面にある欲求や興味を見つけられるでしょう。

大学中退後に就活を成功させる6つのヒント

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中退者が就職を成功させるには、「若さやポテンシャルをアピールする」「汎用性の高いスキルや資格を得る」「未経験者歓迎・学歴不問の求人に応募する」などが効果的です。

大学中退後に就活を成功させるヒント

  • 若さやポテンシャルを武器にする
  • 汎用性の高いスキルや資格を得る
  • 未経験者歓迎・学歴不問の求人に応募する
  • 面接対策を徹底する
  • 仕事に役立つスキルを身につける
  • スケジュールに余裕をもつ

以下で具体的に解説しています。

1.若さやポテンシャルを武器にする

大学中退者は、若さやポテンシャルを武器に就活を進めましょう。前述したように、就職市場において、企業は若い人材の柔軟性の高さや将来性を評価する傾向にあるからです。
そのため、大学中退後は就職に向けてできるだけ早く行動を起こすのはもちろん、面接時には就業意欲や熱意をアピールしましょう。アルバイト経験のなかで、応募先企業に活かせるスキルを身につけている場合はそれを伝えるのも効果的です。

2.汎用性の高いスキルや資格を得る

大学中退後にやりたいことが明確に定まっていない場合は、汎用性の高いスキルや資格を得ることを検討してみてください。たとえば、日商簿記検定やファイナンシャルプランナー、MOS、ITパスポートなどは幅広い勤務先で活用できる資格として挙げられます。
詳しくは「就職に役立つ汎用性の高い資格とは?企業が求めるスキルを解説します!」でご紹介しているので、あわせてチェックしてみましょう。

3.未経験者歓迎・学歴不問の求人に応募する

未経験者歓迎や学歴不問の求人に応募すれば、正社員になれる可能性は高まります。未経験者歓迎や学歴不問とする求人は、企業側が応募者に特別な資格やスキルがないことを想定して募集しているのが特徴です。そのため、入社後に一からスキルを身につける教育体制を整えている場合が多く、大学中退から挑戦するのに適しているといえるでしょう。

4.面接対策を徹底する

前述したように、面接で大学中退の経緯について質問されることがあります。その際には、大学中退をポジティブに捉え、自己アピールの機会として活用するのがおすすめです。面接や応募書類での言い回しや自己紹介の工夫によって、採用担当者に好印象を与えられることも。「一人で面接対策をするのは不安…」という場合は、就職エージェントを活用すると良いでしょう。

5.仕事に役立つスキルを身につける

就職に向けてスキルを磨くことは重要です。たとえば、基本的なPC操作やビジネスマナーやコミュニケーション能力が挙げられます。これらを習得することで、就職先の選択肢が広がり、自分に合う職場を見つけやすくなるでしょう。

6.スケジュールに余裕をもつ

就職を成功させるためには、スケジュールに余裕をもつことが重要です。特に、大学中退者は履歴書に空白期間ができることを避けるために焦ることがあるでしょう。スケジュールを詰め込みすぎると、¥心の余裕がなくなり、求人情報を見逃したり自分に合わない職場に就職してしまったりすることも。リラックスする時間を取りながら、焦らずに就職活動を進めましょう。

大学中退者向け!履歴書の書き方

大学中退者向け!履歴書の書き方の画像

大学中退後に正社員として就職するには、履歴書の完成度を高めることが成功のカギとなります。採用選考は、「書類選考→面接」の順に進むのが一般的。面接確約の企業でない限り、書類選考を通過しなければ面接に進むことはできません。そのため、記入漏れや誤字脱字をなくしたり、応募企業に合わせた内容にしたりして、完成度の高い履歴書を作成しましょう。

学校名のあとに「中途退学」と明記する

学校名のあとに「中途退学」と記載します。記載例は以下のとおりです。

履歴書記入例の画像

 

前述したように、大学を中退した場合は「高卒」となります。たとえ入学したとしても、卒業に至らず中退した場合は最終学歴とはみなされないので、注意しましょう。

中退理由は簡単に記載する

履歴書に大学中退の理由を記載する際は、「志望進路の変更のため」「病気療養のため(現在完治しています)」のように、簡単に記載しましょう。詳しい内容は、面接で聞かれたときに答えれば問題ありません。ただし、大学中退の経歴そのものを書かないことは学歴詐称にあたり、内定取り消しや解雇のリスクがあるのでやめましょう。
学歴を偽ることが法律上で罪に問われる理由を知りたい方は、「大学中退を履歴書に書かないとバレる?好印象を与える理由や書き方を解説」のコラムをご一読ください。

大学中退の理由を面接で伝えるときのコツ

面接で大学中退の理由を伝える際は、「嘘をつかない」「反省点と今後の課題を取り入れる」「前向きな表現にする」などのポイントを押さえましょう。基本的な内容ですが、面接本番で緊張しているとつい余計なことを言ってしまうことがあるので、あらかじめ考えておくことをおすすめします。

1.噓をつかない

大学中退の理由を伝えるときは、嘘をつかないようにしましょう。面接中に嘘をつくと、話している内容に矛盾が生じたときに、印象が悪くなる可能性があります。また、採用後に嘘がばれると内定取り消しに繋がる場合もあるので、質問には正直に答えるようにしましょう。

2.反省点と今後の課題を述べる

大学中退の理由を伝える際は、反省点と今後の課題を取り入れるのがおすすめです。「なぜ大学中退に至ったのか」「状況を変える努力はしたか」「反省点がある場合は今後それをどう活かしていくか」というように、段階的に説明していけばネガティブな印象を与えにくくなります。

3.前向きな表現にする

大学中退の理由はできるだけ前向きな表現で伝えましょう。「勉強についていけなくなったから」「人間関係のトラブルがあったから」などの後ろ向きな理由をそのまま伝えると、採用担当者にマイナスの印象を与える恐れがあります。そのため、「早く社会に出て働きたいと感じたから」というように、できるだけ前向きな表現に置き換えて伝えるようにしてみてください。

大学中退の理由を上手く伝えるコツは「大学中退理由は嘘でもいい?面接で「経済的理由」のように伝えるべき理由」のコラムでも紹介しているので、ぜひ参考にしてみてください。

大学中退者におすすめの就職支援サービス

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大学中退からの就職を成功させるには、就職支援サービスを活用してみることをおすすめします。大学中退者におすすめの就職支援サービスとして挙げられるのは、ハローワークやジョブカフェ、就職・転職エージェントなど。自分に合ったサービスを選び、就活の一歩を踏み出しましょう。

ハローワーク

ハローワークとは、厚生労働省管轄の公共職業安定所のこと。公共機関なので仕事を探している方なら誰でも利用することが可能です。ハローワークで利用できるサービスは、求人検索端末を用いた仕事探し、職業相談など。窓口の職員に相談すれば、就活の方法や履歴書作成の相談などもできます。
ハローワークについて詳しく知りたい場合は、「ハローワークの利用方法|初めての方向けに利用条件や登録のやり方をご紹介」のコラムをチェックしましょう。

わかものハローワークの利用もおすすめ

大学中退をした方には、わかものハローワークの利用もおすすめです。わかものハローワークとは、正社員になったことがない、または経験が浅い方のうち35歳未満を対象とする就職支援施設のこと。職業相談だけでなく、就職に役立つセミナーや職業訓練なども受けられます。
詳しくは、「わかものハローワークとはどんなサービス?利用内容や注意点を解説」のコラムをご一読ください。

ジョブカフェ

ジョブカフェとは、正式名称を「若年者のためのワンストップサービスセンター」といい、概ね34歳以下の若者を対象に就職支援を行っています。各都道府県が設置している施設で、地域に密着したサービスを提供しているのが特徴です。具体的には、就職セミナーや職場体験(インターンシップ)などを開催しています。
詳しくは、「ジョブカフェとは?受けられるサービスとハローワークの違い」のコラムをご覧ください。

就職・転職エージェント

就職・転職エージェントは民間企業が運営する就職支援サービスです。求人紹介をメインに、履歴書の添削や面接対策、内定後のフォローといった手厚いサポートを受けられます。専任のキャリアアドバイザーが就くので、細かな希望や条件を伝えれば、それを考慮したうえでピッタリの求人を紹介してくれるでしょう。
エージェントサービスに興味がある方は、「就職エージェントとは?活用するメリットやデメリットを知ろう」のコラムもご一読ください。

中退後に就職を成功させた方の体験談

ここでは、高校・大学を中退後に就職・転職エージェントのハタラクティブを利用しながら、正社員として就職した方の体験談をご紹介します。中退した理由はどのようなことだったのか、就職・転職エージェントの支援サービスを利用してどのような感想をもったのかなど、ぜひ参考にしてみてください。

D・Iさん(17・男性)飲食店アルバイト時給900円→正社員月給24万円

自分の店を持つための正社員就職。高校を中退してからずっと飲食のアルバイト生活。最初は単純に遊ぶお金のためだったんだけど、徐々に自分のお店を持つことが夢になってきて。そこから正社員就職を目指すことになったんです。でも、仕事の選び方が全くわからなかった。飲食業界の正社員として経験積みながらお金ためてと思ってたらなかなか見つからない。その後ハタラクティブに登録してからは良かったです。「数年後にどうなっているといいか」から話を始めてくれて自分の進むべき道がすんなり見えてきた感じ。今はしっかり稼ぎながら数年後の開店を夢見る毎日です。

中卒から正社員就職を成功させた方の体験談は、「中卒から正社員へ」でご紹介しています。

T.Kさん(22・男性):居酒屋アルバイト時給1,000円 →正社員月給25万円

頑張って勉強して大学に入学したものの、入学してからは毎日遊んだり飲んだりの日々でした。気づくと単位が全然足りずに、4年で卒業できなくなってしまいました。親に怒られ、留年するための学費も払えなかったため、大学を中退することにしました。そこから就活を始めたんですが内定がもらえず、アルバイト生活を1年間ずっと続けていました。けど、このままだとダメだと思い、ハタラクティブに登録して就職を目指すことにしました。その後、書類や面接対策をしてもらったらびっくりするくらい早く決まりました。対策をするかしないかだけでこんなにも違いが出るものなんだと体感。もっと早く登録しとけばよかったと後悔しつつ、無事に就職できてホントに感謝しています。

大学中退から正社員就職の目標を叶えた方の体験談は、「大学中退から正社員へ」をご覧ください。

大学中退からの正社員就職を考えている方は、就職・転職エージェントのハタラクティブがお手伝いいたします。ハタラクティブでは、大学中退者はもちろん、既卒や第二新卒、フリーターといった若年層の就職支援を実施。専任のキャリアアドバイザー、カウンセリングから内定まで一貫してサポートいたします。一人ひとりに合った求人紹介や応募企業に合わせた面接対策、選考のスケジュール調整、企業との条件交渉などもお任せいただくことが可能です。就活が初めての方もしっかりフォローいたします。1分でできる適職診断も含め、サービスはすべて無料で受けられるので、まずはお気軽にご相談ください。

大学中退者によくあるお悩みQ&A

ここでは、大学中退者によくあるお悩みにQ&A形式でお答えします。「大学中退後はどうなるの?」と不安な方は、ぜひ参考にしてみてください。

大学中退から公務員になれますか?

試験や面接を突破すれば、大学中退から公務員になることは可能です。 ただし、公務員試験の種類によっては、年齢などの要件を細かく設けているので、受験前によく確認する必要があるでしょう。
詳しくは、「大学中退者は公務員になれる?面接の通過方法や給料事情をご紹介!」のコラムをご一読ください。

大学中退者の末路は?

大学中退後に何もしないまま過ごすと、就職が難しくなることが考えられます。多くの求人が大卒以上を求めるため、大学中退者は不利な傾向にあるようです。
大学中退後の末路について知りたい方は、「大学中退者の将来はどうなる?その後の進路をご紹介」のコラムも、ぜひ参考にしてみてください。

「大学中退者はクズ」と思われるのではと不安です…

大学中退した過去を悲観し過ぎる必要はありません。年齢が若い20代のうちであれば、学歴よりもポテンシャルや柔軟性を見込まれて就職できる可能性は十分あります。ただし、大学中退者は大卒者と比較すると就職で不利になりやすいのも事実です。就活に臨む際は、「学歴不問の求人を探す」「応募書類のクオリティを高める」「面接対策を徹底する」などの工夫をしてみましょう。
就活が不安な方は、「大学中退者向けの就職支援とは?おすすめのサービスと就活成功のコツを解説」のコラムもご一読ください。

「大学中退して良かった」と思えません…

大学を中退したことに後悔の気持ちがあったり、学生生活にやり残したことがあるのなら、再入学を検討してみましょう。そうでない場合なら、気持ちを切り替えて正社員として就職する道に進むことをおすすめします。就活に関して一人で悩んでいる方は、就職・転職支援サービスのハタラクティブの利用をぜひ検討してみてください。

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